光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

トレインフェスタ2019 うちのクラブのモジュールから(汗)

2019-05-30 05:40:26 | 旅行・探訪・イベントなど
 トレインフェスタの折は、ブログでコメントを頂いていたり覗きに来て頂いている何人かの方も会場に来られていたのですが、その中の一部から「私の所属しているクラブの展示が見つからなかった」というご指摘をいただきました。

 実際当クラブの展示位置は、メイン会場でもなく、しかも結構わかりにくいところにあったものですから事前に場所だけでも告知しているべきでしたが。
 これまで4回参加していながらそうしたご指摘を頂いていなかった事もあったにせよ、我ながら迂闊です。



 そんなわけで今回は私の所属しているクラブのモジュール展示を紹介したいと思います。
 普段の活動が「一般向けのイベントで、モジュールレイアウトを並べて運転会をやっている」というものですから、トレインフェスタでもそのノリが極端に変わるということはありません。

 ただ、特徴的と思えるのは一般相手なだけに子供や親子連れ(都会ですとこれに白人系の外人さんも加わります)の関心が高いので鉄道模型そのものへの啓蒙の機会があることと、子供向けのサービス要素があることでしょうか。

 会場の隅にはシーナリィ付きの体験運転用レイアウトが置かれ、その脇にはメンバー謹製の電車の塗り絵のコーナーがあり、クラブのメンバーに女性が複数いる事もあって家庭的な雰囲気があるのが特徴です。
 モジュール自体も細密感の点では他のクラブに及ばないものの、アイデア勝負的なところで素朴な意味での鉄道模型の魅力をアピールしています。



 それらが端的に出ているのが運転会の度に客の集まる上の写真のモジュールだったり、イベント性の高いトーマスやお寿司列車や猫バスが走り回る構成といえます。
 (とはいえ、基本鉄道模型好きの集まりですからリアル系の考証重視の編成などももちろん走ります)

 ちなみに今回の新作は私の出した改修版モジュールでしたが、これが一番華に欠けるといいますか独りよがりといいますか、とにかく一番ギャラリーの目を引かなかったのも確かです(汗)
 大体「鉄道病院」と「物資部」が売りのレイアウトなんて余程のマニアでも注目しませんし、少なくとも専門誌上では作例を見たことがない、空前絶後のマイナーネタですから。

 とはいえ、それなりにお客様に見ていただけたのも確かですし普段の運転会ではお目にかかりにくい「鉄道模型ファンのギャラリー」も多かったので色々と感想やお話を伺えたのが何よりの収穫でした。

 鉄コレの伊豆箱根鉄道3000系・ラブライブ!サンシャイン!!『HappyPartyTrain』ラッピング電車3両セット

2019-05-29 05:36:57 | 車両・私鉄/民鉄
今回のグランシップトレインフェスタ、スワップミートこそ出物を拾えませんでしたが、会場で色々有難いアイテムを入手できたと思います。

面白い事にそのどれもが入手やアイテムそのものに一種ドラマがあったという点、イベントでのお土産らしかったと思います(笑)
今回から暫くはそうしたアイテムを紹介してみたいと思います。

まず最初は場所とタイミングが合致したという意味で一番お土産らしい(笑)アイテムです。
物は鉄道コレクション
「伊豆箱根鉄道3000系・ラブライブ!サンシャイン!!『HappyPartyTrain』ラッピング電車3両セット」(なんつー長い製品名だw)

これなどは現住地や故郷でだったらまず手を出さなかったであろうモデルであり、トレインフェスタというイベントで、しかも静岡で買うから意味があったと言える編成でした(あくまで「私にとっては」という意味です)

実はこのモデル、クラブのメンバーがすでに入手したというばかりか、室内灯を装備する加工を施した上でイベントの本番でクラブのモジュールで快走していたという編成でした。

その走行を見ていて「ああ、結構いいな」とか思いつつ昼食の駅弁を買いに物販コーナーに出かけた折、伊豆箱根鉄道のブースで鉄コレが売られていたのを見たからたまりません。
「ここは静岡のグランシップ、ここに来た目的は鉄道模型を楽しむため、しかも同じ鉄道会社のブースで売られているアイテム」そこまで考えたらつい手が出てしまいました。前にも書きましたが「鉄道のイベントでご当地ネタの鉄道模型を買う」というのは鉄道模型の買い方としては一番自然ではないかと(と、言い訳をしてみるw)

肝心の製品ですが、見ての通り車体はもとより窓にまでラッピングが施されているので台車がなかったら「ラブライブのチョコバー」みたいな趣です。
ただ、ベースとなっている3000系の前面の造形は割合いい雰囲気です。

帰宅後、早速モジュールの上に配置してみましたが異様な程に周囲が華やかになったのには驚きました。富士急のトーマスとかJR四国の鉄道ホビートレインとは明らかにノリが違います(そりゃそうか)
これが走っているのは静岡ですが、私が感じるのは「秋葉原か池袋、あるいは中野っぽさ」だったりします。

・・・なのでうちの電気街に置いてみたら違和感がまるでありません(笑)

半ば衝動買いみたいなものですから現時点で動力化もN化も未定ですが、側線の飾り物としても相当の存在感を発揮してくれそうですw

トレインフェスタ2019から・当クラブの参加車両たち

2019-05-28 05:27:11 | 旅行・探訪・イベントなど
 今回のトレインフェスタでは当クラブも例年通り参加しましたが、丸二日間モジュール上をとっかえひっかえ各メンバー持ち寄りの車両たちが疾走しました。今回はそれらの参加車両パレードをば

















 国鉄車両編。そう言えば今回は何故か誰も蒸気機関車を持ってきませんでした。













JR編。随分と見境のないラインアップです。





 私鉄編。今回は私が個人的に富士急行中心に持ち込みました。静岡の地元私鉄はほっといても誰かが持ってくるだろうと見ての事ですがそれなりに異彩は放ったかと。







 ラッピング車・OTHERS
 

 当クラブの一番人気だったのはEF64が牽引する「おすし列車」



 又、私の所の先日入線のTOMIX四季島が初日のトリを飾りました。今回の会場は窓に面していて窓からの光が入ってくるのですが、特に夕景とこの四季島のマッチングは抜群です。

 今回はこの他にまだ10本近く走ったのですが、流石に全てを追いきれませんでした。

トレインフェスタとさよなら運転

2019-05-26 05:00:47 | 旅行・探訪・イベントなど
グランシップトレインフェスタ2019から。
今回は個人的なネタになります。

 昨年のフェスタ参加の折、前夜祭でのメンバー間のスワップミート大会の熱気を目にして、非常に強い印象を受けました。
 掘り出し物が出品される時の受け手の熱気もありますが、出品側がこれまた熱いトークを繰り広げるという、両者の「互いの顔が見える取引形態」には田舎のイベントではまず触れられない魅力を感じたものです。

 そんな訳で今年出るなら自分が出品する側になろうと心ひそかに決めていました。

 ですが、自分が出品するという事は「手持ちの車両から何かしら割愛しなければならない」という事でもあります。
 仮令ハード●フのジャンク品と言えども買う以上はそれなりに思い入れがあって買うものですから、それを手放すという事には心理的抵抗があります。
 私なんぞは安物買いの帝王なのにその辺りどうにもドライになりきれません。

 そこで前日のモジュール設営終了のタイミングでコースの試運転を兼ねて「出品車両のさよなら運転」と言う奴をやってみました。
 まあ、これもイベントの中のお祭りの様な物と割り切れますし、何より手放す車両たちの(私の中では)最後の花道にもなりますから。


 しばらく動かしていない車両も多いですから、性能テストも兼ねていますが中には某マ●クロの車両の様にモーターかギアがくたびれて3回に一回は走らないなんてコンディションの物もありましたからチェックも勢い慎重になります。


 そして迎えたスワップミートの本番。
 やってみて思いましたが、前の人のやっているのを見ていると、こういうイベントでの売り込み役は「私にはとてもシラフではできない」という事を実感させられました。
 テレビのオークション番組みたいには到底行きません(大汗)

 なので既にアルコールが回っているのにさらに飲んで理性を吹っ飛ばして臨む事になります。

 ただ、ネットオクや中古品屋と違って「出品物を実際手に取って確認してもらえる事」と「こちらから予め欠点を明示できる事(つまり相手もそれを承知で引き当ててくださる)」のはこうしたスワップミートのメリットとも感じました。


 幸いにも出品した物は前述の難あり品も含めて全て落札して頂けたのは幸いでした。
 これらの車両が新しいオーナーの元でも(例えパーツ取りのドナーであっても)活躍してくれることを祈らずにはいられません。

 ・・・そこまで思っていてふと気づいた事。
「しまった!今回私は入札していない!!」
 私の出品後、一気に気が抜けてしまい後からの出品をほとんどチェックしていませんでした(大汗)

 他のクラブのメンバーは結構掘り出していたらしいので少し残念です。

グランシップは今年も萌えていた(笑)

2019-05-25 05:54:12 | 旅行・探訪・イベントなど

グランシップトレインフェスタ2019
私がこれに参加して4年目ですが、その間に変化として感じているのは「萌え系ネタ」「アニメネタ」の増加です。
今年もその点ではご多分に漏れず、この二大ジャンルの勢力拡大を実感させられました。






例年このジャンルで勢力を拡大してきたのは「ガールズ&パンツァー」シリーズでうちのクラブを含めて複数のクラブが何らかの形で出品していますが
今年は静岡のご当地ネタに加え伊豆箱根鉄道がラッピング車を投入している「ラブライブ!」が新たに参戦






何やら輪をかけて凄い事になっています。



 元々アニメ系のラッピング車は懐マン系を中心に色々ありましたがこうした車両が活躍しやすいと言えばこの種のイベントが手っ取り早いとも言えます。キティちゃんだって新幹線になりましたし。

 一方で一般のご家庭のお子様たち相手と言うと「ポケモン」と「ネコバス」が双璧と言えましょう。お母さんもこれなら安心ですね。
 こちらは主にOゲージ以上のラージモデル系に多かった印象があります。


 尤も、リアル児童の人気だけでなくJR各社の受けもよさそうと言えばやっぱり「シンカリオン」ですか(笑)

 一方で本気を出して造形されたこういうのもありました。
 これだけ並べて見るとこの種のイベントはかつてよくあったガチガチの鉄道マニアだけを相手にした物に比べると、実になんでもありのワンダーランドと化していて本当に楽しめました。


 そうそう、忘れちゃいけない定番の「G」さんたち

トレインフェスタ2019 レイアウト編その3

2019-05-24 05:48:55 | 旅行・探訪・イベントなど
トレインフェスタ2019、レイアウト編第3弾です


 倶楽部N・HO清水さんのレイアウトから

 実はこのクラブのある辺りは会場でも奥まった一角にあり、私自身これまで見逃していたポイントでした。
 会場配置がやや分かりにくい構成なのがこのイベントの急所のひとつでもあり、できれば年毎にクラブの配置を変えて変化をつける工夫があってもいいかなと私個人は思います。


 トロリーバスも走る欧州風のHOレイアウトがいい味です。

 割合ダイナミックな構図を感じるこの部分が裏に回らないと見えないのが残念でしたが。


 今回会場で私が見た中では唯一だったメルクリンミニクラブのZゲージレイアウト。
 かなり年季の入った作りですが、基本的には昔からあるミニクラブのレイアウトマットがベースとの事です。
 
 それで今でも通用する作り込みができるのですから作者のセンスも去ることながら、メルクリンのシステム性(と継続性)の高さに改めて驚かされました。


 名古屋メルぽっぽクラブさんのレイアウト

 単にレールを並べて建物を配置しただけの様に見えますが、それでこれだけエンターテイメントとしてのテツドウモケイを体現できているクラブは他にありません。
 事実毎年観客の投票で上位を占め、特に女性票が高いのが特徴です。

 一方でトラバーサーとツインターンテーブルに燃えていたのが私ですが(笑)


 まるで旅客機のコクピットを思わせるコントローラーとタブレット操作であらゆるシステムを制御できるメルクリン、実は参加クラブの中で「モケイの操作が一番垢抜けてカッコよく見えた」のがこのクラブでした。
 この一種のファッション性は何故か他の模型屋さんには身に付かない部分と見受けられます。



 鉄ちゃんクラブさんのモジュールから

 相変わらず地形創成の雄大さがここのモジュールの魅力です。
 特にしゃがみこんで仰角で観る風景のリアリティは他の追随を許しません


 今回は特に照明効果に意を凝らしているらしく同じ風景で雰囲気を変える試みがされています。
 紅葉をモチーフにした風景ではこの威力は大きい様で、しゃがんだままずっとこれを眺めていたもういい歳のおっさんの私(恥)


 そのモジュールの隣にいきなり出現したボーイングの旅客機。
 ストロボ灯の点滅がいい味を出していました。

 ここまでレイアウト編で私の見たものは一通り俯瞰した事はしたのですが、実はこれでもまだ会場全部を見切れていません。
 なにしろ今回人気投票でトップだったクラブの展示を見ていなかったらしいですから。
 30分どころか1時間2時間あっても見切れないこのイベントの怖さを知った思いです(大汗)

トレインフェスタ2019・レイアウト編その2

2019-05-23 05:43:40 | 旅行・探訪・イベントなど
 昨日に引き続きトレインフェスタのレイアウトから


 激団さんぽーるさんのモジュールから

 こちらもいつ行っても新鮮な刺激を受け、同時に妬ましい気持ちにさせてくれるクラブですが今年も力作が揃っていますね。

 カナダかアラスカ辺りの木橋がモチーフでしょうか。
 川の質感も去ることながら熊の群れが一頭一頭役割をきちんと演じている感が素晴らしい。
 仰角でそれらしい列車でも通過したらまさに一幅の画です。


 リアル系ジオラマとインテリアの融合。

 まだ昼間だってのにこれを見ていたら一杯やりたくなった前夜の懇親会の二日酔頭は私です(汗)



 駿河鉄道模型クラブさんのレイアウト

 こちらは昨年のイベントの折にもお話を伺いましたが、今年も前夜祭の酔った頭で設営中をお邪魔しその節は失礼しました。
 ですがこのイベントで尤も実のあるお話が伺えたのも間違いありません。レイアウトそのものが作者の自分史の反映であり一つ一つの建物やミニシーンがその表現媒体であるという部分には非常に感銘を受けました。

 作者の人生と作品としてのレイアウトが混然一体となった境地は私自身憧れる所でもあります。


 作者の拘りのひとつが季節感に合わせて配置される背景画。
 昨年お話を伺った時に触発されて今回うちのクラブにも背景画を何枚か持ち込みましたが、それについてはいずれまた。



 サークル16・5さんのレイアウトから(16番)

 16番系で一番作り込みを感じたのがこのクラブです。

 正確には組み立て式レイアウト用の沿線風景に近い物ですが、どれもこれも独特の空気感があるのが素晴らしい。
 もしこれが一枚板に線路込みのレイアウトだったらここまでスケール感が出せたかどうかと思います。

 ですから、この風景の前を長編成が豪快に通過する時のゾクゾク感は他では得られない快感でした。

 その隣のチョロっとこういうのが並んでいる頓智もまた楽しかったりします。

グランシップトレインフェスタ2019・レイアウト編その1

2019-05-22 05:38:35 | 旅行・探訪・イベントなど
グランシップトレインフェスタ2019。
 
 出展側として自分のクラブの運転管理やアピールをするのも勿論ですが、それ以上に他のクラブの傑作群に直に触れたり、レイアウトの空気を感じられるメリットもまた大きい物があります。
 私自身参加してから感じたことでもあるのですが、レイアウトは「一種のライブ」であり、見るだけでなくその空気に触れる、感じるという点では写真や映像で見るだけなのとは全く異なる体験が得られると思います。
 その空気感を文章にしたり写真に上げただけで伝えるのはかなり難しいもので、出来るならぜひ一度はこうしたイベントに出掛けて実物の持つ空気に触れて頂きたいと思います。

 堅苦しい前置きはそれ位にして

 今回僅かな時間でしたが会場を回って目に留まったいくつかのレイアウトやモジュールを紹介したいと思います。

 ヘッドマークファイブナインズさんのモジュールから。
 このリアリティのある建物群には圧倒されます。まるで黄金期の円谷特撮ででも見る様な建物の作り込みのセンスはいつ観ても驚かされます。

 これでホリゾントでもあればまんま特撮のセットですね(もちろん褒め言葉です)



 このマンションはグランシップの近くに実在する建物のモデル化だそうです。これを見たその足で実物を探しに行けるというのが面白い(笑)
 写真の建物は似ているけれど違ったようです汗

 その作り込みとセンスが見事に合体しているのがこの熱気球大会のモジュール。気球群はプーリーを用いでゆっくりと上下するのですが、ただ動いているのではなく、その動き方に風情を感じさせる辺り単なるアイデア勝負でない部分を感じました。


 結伝社さんのモジュール

 Nゲージ系では夜景のきらびやかさが特に際立つクラブですが、海外製のストラクチャーと組み合わせた風景ではそのメリットは最大に破棄されています。個人的には上の跨線橋の持つ風情が特に気に入りました。

 この雪景色の風情がまたいい。
 東北出身の私自身が思わず「懐かしい」と感じる事ができる雰囲気には脱帽します。


 会津ヨシ!さんの作品群

 見る度にいつも新鮮な驚きと刺激を与えてくれるクラブなのですが、今回の出品には驚きました。

 これは完全にアートの領域です。
 ただアイデアだけではできない、確かな技術とセンスが3拍子そろって初めて実現できるものではないでしょうか。
 できればこれにマッチした車両なども都合できたらさらに凄い物になった気もしますが、線路だけでも画になっているのを見るとなかなかそうも言いきれない物があります。

 わざわざ「模型です」とのキャンプションの付いた一枚。
 実際、言われなければわかりません(汗)

 予想はしていましたがたった一回で目ぼしいクラブを網羅できる訳がない事を改めて感じました。
 当分は他のクラブの作品紹介でこのブログが埋まってしまいそうです。
 (と書いて自分の愚作の紹介を先延ばしにしてみんなが忘れた頃にこっそり出してしまう魂胆w)

トレインフェスタ2019から 設営と開会式

2019-05-21 05:32:50 | 旅行・探訪・イベントなど

私にとっては4年ぶりのフル参戦となったグランシップトレインフェスタ。
 イベント自体が20回目の節目にして令和としては最初という事もあってそれなりに盛り上がった大会だったと思います。

 鉄道模型関係の記事はメインブログでも上げようと思いますが、こちらではそれらから少し外れた視点で書いてみようかと思います。



 会場までは最近開通した高速道路を使って片道100キロ弱。
 メンバーのモジュールや必要機材をしこたま詰め込んだミニバン3台に分乗して会場まで突っ走ります。
 高速効果で昨年よりも30分以上早くグランシップに到着。

 会場では午後一杯を使ってモジュールの設営に入ります。つい先月近県の駅ビルで運転会をやっていた(私は参加しませんでしたが)事もあり、設営自体はいつも以上にスムーズに進行しました。
 こういう場合、あまり間が空いてしまうとメンバーが設営のノウハウを忘れていたり、トラブルのあるパーツ(主にジョイナーやボルト類、もちろんシーナリィ関係のパーツの欠落なんかもあったりします)のメンテナンスが行き届かなかったりする物ですが、今回に限ればそれもなし。意外と短時間で設営は完了しました。

 一階のメイン会場では他のクラブによる設営作業がたけなわです。
 これだけのスペースに多くのクラブが組み立て式レイアウトを組み上げてゆく様を眺められるのもこうしたイベントの愉しみのひとつでもあります。趣味の活動でこれほどの活気は田舎に居ると殆ど目にできないですから。
 それにこうした設営は各クラブごとにノウハウが異なるのでそれらを見学できるのも意外に大きなメリットだったりします。

 まあ、中には昼間だけで足りず夜の前夜祭の時間まで設営に汗を流すクラブもちらほらありましたが。


 翌日朝、開場直前のタイミングで開通式と称する開会式。
 これも毎回恒例ですが、私の場合、昨年、一昨年と顔を出せませんでしたから4年ぶりに見る光景となります。

 実物通りに一番列車にテープカットして運転開始。

 かくして2019年のグランシップトレインフェスタは幕を開けました。

トレインフェスタの運転車両選び

2019-05-19 05:49:23 | 旅行・探訪・イベントなど
 いよいよ週末に迫ったトレインフェスタ

 モジュールの改修もタイムリミットぎりぎりでどうにか間に合わせそうですが、この時期、一番泥縄感が漂う工程が「当日持ち込む車両と編成選び」です。
 他の一部クラブの様に「毎年テーマを決めてそれに似合う編成を持ち込む」と言うのもありですがうちのクラブは比較的その辺がアバウトなので地元の看板列車(ここで言う「地元」と言うのはメンバーそれぞれの地元と言う程度の意味です。メンバーが複数の県にまたがっているので必ずしも同じ地域とは限りません)とか自分の思いでの列車、あるいは私の様に故郷と現住地が異なる場合は「故郷の懐かし列車」などバラエティに富んでいます。

 地域性ばかりか国籍とか模型としての年式も問いませんので最低限の基準を守れば基本、何を持って行ってもいいという事になるのですが、それならそれで何を持って行こうかと直前になって悩む事になる訳です。
 


 今年の入ってからの思い入れと言う基準でならTOMIXの四季島と最近当鉄道で改造車が次々増備されている701系盛岡色のふたつは走らせてみたい編成です。

 一昨年ひたすら数をこなしたGMの営団丸ノ内線の2編成12両(+3)も持ち込みたいひとつなのですが昨年の帰省の運転でやたら不調だったのでイベントに持ち込めるかどうかは微妙です。

 意表をついてエンドウのブラス「あおぞら号」なんてのも面白そうですが、あそこの車両はやたらトレーラーの台車の転がりが渋いのでこれも思案物です。

・・・などと直前になって慌てている自分。
モジュールばっかりやっていたせいで肝心の列車選びがお留守になるなど本末転倒も甚だしいですね(大汗)

物資部を作ってみる・久しぶりの2(汗)

2019-05-18 05:47:22 | ストラクチャー
 今回のモジュール改修の肝(と私が勝手に思っている)「国鉄物資部」
 前回これを紹介したのが3月の終わりなので大分間が空いてしまいましたが、その間に建物の改修とディテールアップも植生をはじめとするモジュールの改修と同時並行で行なっています。

 店舗の出入り口付近は実は改修当初からの悩みどころでした。
 元々が駅本屋の建物で開口部が大きいだけにGMの店舗パーツなどでは幅が足りず、さりとて他に適当なパーツも見つかるかどうかわからなかったのでジャンク箱から引っ張り出したパーツを現物合わせで組み合わせるという原始的な方法を使った結果、GMの商家の店頭パーツとファーラーの商業ビルのドア部の組み合わせと言うワイルド極まりないマッチングでどうにか店頭っぽくでっち上げました。

 こういう「冷蔵庫の残り物で今夜のおかずを一品でっちあげる」ノリの工作はどうも私の性に合っている気がします(笑)
 この工程が失敗したら「全面にシャッターを張って閉店状態(または取り壊し直前状態)にしようか」とか本気で考えていましたから形になったのは勿怪の幸いと言う物です。

 更に店頭らしく見せるためこれまたジャンクパーツをひっかき回しジオタウンの元宝くじ売り場や自動販売機(これもステッカーはGMのホーム用を使っています)更にはTOMIXの木造駅舎に付いていた売店パーツも配置して少し賑々しくして見ました。
 特に売店パーツなんかは今から40年前に買った駅舎からのドナーで今回ようやく落ち着き先を見つけた事になりますから「40年捨てずに取っておいた甲斐があった」と言う物です。

 まったくどれだけ物持ちが良いんだうちのジャンク箱は(爆)

 さて、この物資部はモジュールでは店を線路に対して真横に配置しているので当然裏側も見せ場にしなければなりません。
 ジオコレのプレハブ事務所を背後に接着してスペースの拡大と駅舎だけだとどうしても出て来る見た目の単調さの解消をはかりましたが、ここでもジャンク箱から発掘した「TOMIXのわらぶき農家の物置部分」を取り付けてさらに雑然とさせてみました。

 私の記憶に残る物資部のイメージと言うのは民間のスーパーマーケットよりも店舗らしさの希薄な、一種独特の雑然とした雰囲気と言うのがあるのですが徐々にそのイメージに近づきつつあります。この部分は商品の搬入口でもあるので店頭部分と併せてアクセサリをどれだけ配置できるかがこれからの肝になります。

モジュール改修2019・更に木を植える

2019-05-17 05:44:04 | モジュール4
 モジュール改修の続きです。
 いよいよグランシップまで1週間を切り、作っているこっちもそろそろ尻に火が付きかけてきています(汗)
 今回は手持ちのライケンやフォーリッジ、果てはフラワーフォーリッジやヤシの木まで動員し、特にアパート周辺を中心に植生を増やしています。



 植生がある時とない時とを比較してみると、写真ではともかく実際に見た時に顕著なのが「植生がない方がモジュール(やレイアウト)が狭く感じられる」事です。樹木や雑草と言うのは形が基本不定形なのでリアルな枝ぶりになるほど、実際よりも遠く見える効果がある様です。



 跨線橋に沿ったアパート沿いにも何本か木を植えましたが、大きさはともかくとして実はこれらの木は枝振りをわざと広げずにフォーリッジを貼りつけた「実質うちわ状」にしています。
 スペースが狭いという事もありますが、木立をつい立て代わりに使う事でアパートの奥行きを錯覚させる効果を狙っています(って製作中にネタばらししてどうする)



 以前のグランシップでレサレサさんから頂いたヤシの木も植生にこっそり紛れ込ませました。最初は違和感があるかもしれないと思っていたのですが、いざやってみると案外自然な上に大木の根元を隠し地面に繁茂しているように見せる効果が大きいと感じます。

「トランヴェール」とラウンドハウスの「東北エモーション」号

2019-05-16 05:41:25 | 車両・気動車






 






トップページ レイアウト・モジュール 車両紹介リンク
思い出の書籍 ふと思うこと 趣味の思い出 更新履歴



 前回の帰省ネタとそれにまつわる入線車のはなしから

 私が新幹線で帰省する時の愉しみのひとつに「その月のトランヴェールを読む」というのがあります。
 トランヴェールと言うのはJR東日本が新幹線の座席背もたれにいつも挟んでいるリーフレット風の月刊観光誌で毎号青森から石川辺りまでの東日本管内の観光地をとっかえひっかえした特集を中心に構成しているもので、エッセイやグルメ情報もあって「最終の新幹線の外が真っ暗な車内で読むには好適な雑誌」と言えます。

 さて昨年の帰省の折、例によってそのトランヴェールを読んでいて目に留まったのが

 (東日本旅客鉄道株式会社発行「トランヴェール」2018年12月号42Pより画像引用)
「乗って楽しい列車で行く特別な旅」に掲載されていた「東北エモーション」です。

(東日本旅客鉄道株式会社発行「トランヴェール」2018年12月号42Pより画像引用)
 見ての通り車内がコンパートメントだったりキッチンスペースだったりダイニングになっていたりとミニ「四季島」状態の車内になった「レストラン列車」なのですが、特に私が注目したのはこれのベース車が「キハ110」という点です。
 これが485系のお座敷列車なんかならまだわかるのですが、私個人のイメージとして「ローカル線の通勤車両」のイメージの強いキハ110がこんな豪華レストラン列車に化けるという発想はありませんでした(笑)
 恐らく大概の鉄道マニアはまず思いつかなかったのではないかと思います。

(東日本旅客鉄道株式会社発行「トランヴェール」2018年12月号42-43Pより画像引用)
 しかもそこで出される料理と言うのが料亭のコース料理並みの豪華さなのですからますますベース車とのイメージの落差に驚かされるわけで。
 似た様な事は富士急行の富士ビュー特急でやっている「スイーツ列車」に近いと思いますが、あれは一応もとは小田急の看板特急列車ですからまだ落差は少ないw。
 そんな訳でその発想の面白さからその時は「こんな変な編成、どこも製品化していないだろうから今度キハ110の中古でも買ったらこの仕様に改造してやろうかな」とか思っていた訳です。
 だってあの「SL銀河」でさえまだ製品化されていませんし(笑)

 まさかこんな変な列車をKATOが、しかも5年も前に製品化していたなんて事を知らなかったのです(爆)

 そして話は下ってつい先月上京した時のこと。秋葉の某中古ショップを覗いて件の「東北エモーション」の中古が出ていたのには心底驚きました。
 上述の理由から「これが製品化されているか」なんてチェックを全くやっていませんでしたから。
 乏しい財布を開いて購入したのは勿論です。

 中古でありながらお値段が定価と殆ど同じだったのを最初はいぶかしく思ったのですが、試走線路に載せてみたら「室内灯が後付け装備されていた」事が分かり納得しました(笑)
 ラウンドハウスの仕様なので外見の一部が異なる「タイプ」にはなりますが、実車では埋められている側面の行先表示幕をカバーするためのステッカーが付属していてそこそこ実車に近づける事はできます。
 走行性はいつものKATOと言いますか、普通の動力ユニットなので中古である事を差し引いても不満はありません。

 むしろ室内灯が装備されているなら車内のコンパートメントやキッチンスペースを加工した方が見栄えがしそうですがそれをどうやって実行するかは今後の課題です。
 ちなみのこの列車、八戸線の八戸~久慈間を1日一往復しているそうでお金と暇があったら一度乗ってみたい気もします。
 「あのキハ110の車内がどう化けたのか確かめるためにw」

帰省とシンカンセンとE2系

2019-05-15 05:39:42 | 車輌・電車
 世間様の10連休もいよいよ終わりに近づき、行楽地からの帰途、あるいは帰省先から帰る車や乗客で高速や駅がごった返しそうな時期に掛かり始めました。

 前述したように私の場合は、10連休が日曜日以外のほぼ全てが出勤になったので、ただの5月第一週。
 因みに私の所属しているクラブでは今週初めに埼玉の駅ビルのオファーで運転会イベントの開催、行きつけの鉄道カフェのマスターはほぼ同じタイミングで浅草に自前のガレージキットと共に鉄道模型市に参加とどちらも大連休を堪能できているのは何よりですね(笑)

 まあ、それは置いておいて、
 10年位前までは盆暮れと並んで5月の連休時期も帰省に使う事が多かったのですが、上述の勤務体制になってからそういう事もなくなりました。
 スケジュールがひっ迫しがちなので帰省の足には新幹線を使う事が多かったのですが、古くは200系、後にE2系、そして現行のE5系と代替わりしつつ(たまにE1系も乗りましたがこれにはあまり良い思い出がありませんw)私の帰省の思い出と密接なつながりを持って存在している電車たちです。

 その割に模型でこれらの編成を持つ事はついぞなかったのですが今年の初めに200系の中古を手に入れたのに続いてこれまた異様な安さでE2系のジャンクも入手できました。
 但しジャンクだけあって状態は最悪で使えそうな車両を飾りものにするという程度の用途しかありません。

 おまけに機種を選んで買える性質のモデルでないだけによく見たら「あさま」の仕様の様なのですが、ここは雰囲気重視という事で我慢します(実はそう我慢もしていませんが)

 東海の300系とか西の500系なんかと比べるとバリバリの新型だったにも拘らずE2系と言うと「とにかく地味」と言う印象が付いて回ります。
 実際、帰省で何度も乗っているにも拘らずE5系辺りと比べても特に感動とか印象とかがなく「帰省でなんとなく乗っている」という意味では私にとっては115系や205系と同列に感じられる電車でした。
(ただ、あのカラーリングは吹雪の中ではかなり目立つ物で、暮れの帰省の時なんかは意外にカッコよく見えたものです)
 ビュッフェもなければ個室もなく、マッサージ室付きの二階建てとかグランクラスなどとんでもないといった殆どモノクラス編成に見えてしまう豪華さ欠如のところもこの車両の地味さを一層加速しています。

 が、いざ居なくなってみるとその普通さとか地味さと言うのが妙に心のどこかに引っかかる車両になって来たのは200系の時と一緒。
 やはりノスタルジーで模型を買う様になると自分の歳を意識させられますね。

 地味な事は地味ですが先頭車の流線形の表現はなかなか手堅い物があり、飽きの来ないデザインだった事に今回初めて気がつきました。
 割と田舎の風景にも溶け込んでしまいやすいのは500系にはない人徳かもしれません。

 ところで新幹線の帰省絡みのネタでは最近もう一つ新展開があったのですがそれについては次回辺りにでも

ドライブレコーダーと列車撮影

2019-05-14 22:31:21 | その他
 サブブログでも書いていますが先々月の末にうちのクルマにもドライブレコーダーと言う奴が搭載されました。
 本来はトラブルの際の証拠映像を残す為のものですが、最近のドラレコはHV相当の画質なので画面の情報量が多く、一昔前のデジカメと同等かそれ以上の画質が得られます。


 そんな訳で通勤やお出かけの度に常時映像が録画されている様になったのですが、これに意外な余禄があるとはうかつにも気がつきませんでした。

 うちのクルマの通勤中は途中まで線路と並走するポイントがいくつもあるのですが、帰宅中たまたま列車とすれ違う場面に当たりました。

 帰宅してからドラレコの映像をチェックするとその列車の構図がなかなか画になっているのです。道路と並走している区間の列車の撮影の場合「車道のまん中に立って撮影する」なんて事は普通ならなかなかできる事ではありません。
 ましてや列車の通過を捉えるなど予めスケジュールを把握していない限りは常に偶然に頼るしかない訳ですが、常時録画されているドラレコならそれが簡単にできるのです。特に車高の高い容積型ミニバンやクロカン四駆(SUVに非ず)では撮影位置も高いので普通だったら撮れない画も取れるわけです(構図的には「車道のまん中に脚立を立てて撮影する」のに近いと言えましょう)

 しかもトラブル時に相手の車のナンバーを捉える事を目的にしたカメラですから、シャッタースピードも速いらしく静止画を切り出しても殆どぶれがないのも発見でした。

 それに気づいてから、クルマに映像記録用の予備のSDカードを用意しこれはと言う物が撮れたらカードを差し替えて自宅のPCに保存する事にしました(ドラレコのSDは1,2時間で容量が埋まり再度重ね書きされてしまうので、予備は必須です)



 尤もこの手法は「作品としての写真を撮る」というよりも「レイアウト作りのインスピレーションを得るための記録」と言う側面が大きいと思います。「列車がただカーブを通過する」というだけの映像でもレイアウトやジオラマに比べると構図はなかなか雄大に見えますし、どうすれば列車が生き生きと走る様に見えるのか考える上でも大きなメリットがあります。

 もちろん列車と並進する場面だったらもっと面白いのは当然でしょう。
 今後どんな画面が撮れるか今から楽しみだったりします(笑)

goo blogは20周年を迎えました!
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!
皆さんにおすすめしたい人気ブログをご紹介
今週のお題「#ガーデニング」をチェック

アクセス状況

アクセスアクセス
閲覧 1,174 PV UP!
訪問者 548 IP UP!
トータルトータル
閲覧 4,498,014 PV 
訪問者 1,169,131 IP 
ランキングランキング
日別 1,289 DOWN!
週別 1,375 DOWN!

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
 鉄道模型レイアウト、光山市とは作者の故郷や現住地、憧れの場所等のイメージごった煮に作り上げた架空の都市名であります。
 レイアウトも基本的には「光山市内のどこか」のモデル化としています。

カレンダー

2019年5月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新コメント

バックナンバー