光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

秋葉原の看板におどろいたはなし(笑)

2015-05-31 08:02:09 | 旅行・探訪・イベントなど
 今月二度目の上京の話から

 よもや同じ月に二度も秋葉を覗けるとは思わなかったので今回の秋葉詣では不思議と新鮮でした。
 連休明けの平日ですから人通りが多い訳はないのですが意外だったのは明らかに修学旅行中といった風情の制服の集団があちらこちらに見られた事です。

 これまで修学旅行シーズンにここに来ることが殆ど無かったのですが意外とここも修学旅行のコースに組み込まれるようになったのでしょうか。
 だとすると凄い話ではあります(笑)

 一体何を見に来て何を学習するのか興味は尽きないのですが。

 尤も

 こんな店や

 こんな風情の通りであっても

 今の私にとっては秋葉原は中古新品を問わず「鉄道模型の街」と化していますからあまり関係が無かったりするのですが。
 それでもこの界隈がある意味で銀座や池袋より活気を感じる街なのも確かです。

 いつ来ても驚かされるのが看板。
 いわゆる「萌え系」の絵柄が多いのはだいぶ慣れてきているのですが何回か間をおいてほぼ同じ場所の写真を撮ってみると「行くたびに看板の画(題材)が違っている」のに驚かされます。
 それも大概の目立つ場所の奴が。

 これほど看板の変転が激しい地区はないのではないかと思えるほど(他に強いて言えば「映画館通り」位でしょうか)です。
 ある意味この街の活気の象徴みたいなものかもしれません。

 レイアウトに電気街みたいなのを組み込んでいる身としてはこれは怖い事です。
 何故って「何か月かおきに看板を総とっかえしないと変化に付いていけない」訳ですから(汗)

 その点鉄道模型系のショップはいつ行っても見た目が変わらないのが何ともですがこれはこれで妙に安心します。
 そして今回の戦利品についてはのちほどに。

今月の入線車・しなのマイクロの阪急3000系

2015-05-30 08:58:50 | 車両・私鉄/民鉄
 今月の入線車から

 「マイクロエース」ではない「しなのマイクロ」の阪急3000系。
 しなのマイクロの30年以上前のモデルなので当然の様に金属製です。

 このモデル、どういう訳か裸のジャンク袋に入って売られていました。
 見た目に疵も見られずコンディションも悪くなさそうなので入線を決めたものです。

 私個人は阪急そのものには直接見たり乗ったりした事はないのですが、かといって阪急そのものには無縁という訳でもないので良い出物が見つかれば手が出ます(こういうのを衝動買いという)
 現在当鉄道にはKATOとエンドウの6300系とGMのキットメイクの6000系が在籍していますが、2000系や3000系に代表されるプレーンなフロントフェイスの通勤車がこれまでなかったので渡りに舟でもありました。

 モデルはしなのマイクロのブラス電車の中でもごく後の時期に出たもので良く言えば手慣れた出来とも言えます。
 これの出た80年当時、関西私鉄のNゲージと言えばエンドウ・TOMIXのビスタカーかKATOの6300系位しかなかったと思うのでこういう「普通の通勤車」のモデル化はファンには歓迎されたのではないでしょうか。

 窓周りのHゴムは車体側に印刷で表現されていますがプラ成形のそれの様にHゴムが出しゃばる様な感じがないので、プレーンな印象があります。
 一方で細密な雰囲気は皆無ですので、そういうのが好きな人には向かないモデルとも思えます。

 走行性はフライホイール搭載の動力で今のパワーパックと組み合わせればそこそこスムーズでした。

 この3000系、見た目にあっさりしたモデルですが車番や標識などを加えればそれなりに見られる感じにはなりそうなのでどこからかステッカーでも都合したいと思います。

リニューアルした高尾山口駅にて

2015-05-29 08:56:23 | 旅行・探訪・イベントなど
 先日、急遽入った研修会の関係で前回から間を開けずに上京と相成りました。

 毎度の事ですが起点は高尾山口。
 ここを覗くのも昨年暮れ以来なのですがそのわずかの間に駅舎自体がリニューアルしていたのには驚きました。聞く所ではGWの頃からリニューアルオープンしていたそうで。

 改札口の前に巨大な庇が追加され見た目にまるで別の駅に見えます。
 何でもふんだんに木材を使い登山口にふさわしい質感を求めたそうです。

 コンコースに入った瞬間に木の香りに包まれるのは良い気分です。
 が、「新装開店した和風レストランの匂い」を連想してしまうのはきっと私の心が汚れているからでしょう(汗)

 駅前広場も一新して下手な田舎の県庁所在地より垢抜けました。
 平日ですら登山客が途切れない(それどころか乗降客数は平均1万人以上でしかも増加傾向との事)駅だけのことはあります。

 周囲が山なので相対的に低く見えますが、実際には200メートル近い高さらしいです。余談ですが東北のうちの実家はかなり見晴らしのいい山腹にあるのですがこことほぼ同じ高さになります。
 同じ高さなのにこっちは店はいっぱい、人もいっぱいと環境がえらく違います(笑)

 そんな垢抜けた駅のすぐ近くにこれだけ豊富な木陰があるのには前と変わっていない一角だけに(笑)
ほっとさせられます。

 何しろ上の駅前からくるりと視線を回すだけでこれですから。
 単純に涼みに来るだけでも結構いい場所ですし紅葉シーズンのきれいさったらありません。

マイクロD51の「スーパーなめくじ」から

2015-05-28 08:54:15 | 車両・蒸気機関車
 秋葉で買った中古モデルから

 先日の事ですが某オークションサイトを観ていたら「中村精密製のD51スーパーなめくじ」が(私にとって)驚天動地の値付けで落札されていました。
 (中級の4ドア冷蔵庫一台分と書けば大体見当がつくでしょうか)

 まあ、このモデルの場合は元のモデルが非常に希少な存在(確か30台くらいしかないとか聞いた事があります)なのである意味当然かもしれないですが。
 
 そこまでのお大尽でない上にモデルは基本的に走らせて楽しむ事を旨としている私にとってはあまり縁のないモデルかもしれません。
 尤も、私自身はこれが出品された時点でスーパーなめくじを入線させていたので殆ど他人ごとに近い感じで観ていましたが。

 それが今回紹介するマイクロエース版のD51 23号機です。
 このモデル、比較的最近に改良品が出ているのですが他社のそれに比べるとプロポーションに難がある反面、最も入手しやすいモデルとなっています。
 実際今回見つけたモデルは当時の半額程度でした。
 今年の元日にKATOのなめくじが入線していましたからどうせならスーパーもという気分で購入しました(尤も最近のKATOならスーパーなめくじを出すのも時間の問題の気もしますが)

 プロポーションは前述の様に腰高なのと妙に縦に間延びしている特徴があり、人によってはおかしく感じる向きもあると思います。また、前面煙室扉周辺も実車とは異なる(しかも改良前の製品の方が正しかったらしい)スクエアな造形との事です。

 一方で走行性は良好でほぼ問題なし。
 運転派にとっては使えるモデルです。前述したMOREのキ620の尻押しにもぴったりかもしれません。
 どちらも重厚感を売りにしたデザインですし。

 それにしても「スーパーなめくじ」という呼称、鉄道ファン以外が聞いたら何の事かと思う事必須のネーミングではあります(笑)

トミカのセンチュリーを手に取ってふと思ったこと

2015-05-27 08:40:43 | アクセサリー
 昨日までグランシップのイベントがあり本来なら私も参加できるはずだったのに当日に法事が重なり出られなかった事もあって少々腐り気味です。
 来年こそは出てみたいですね。

 それはさておき、今回はやや畑違いのジャンルから

 サブブログでも上げていますが先日TLV(トミカリミテッドヴィンテージの略)でトヨタセンチュリーがリリースされ、その出来に驚かされています。
 まあ、価格的に通常のトミカの数台分ですから無理もない訳ですが。

 これらのミニカーは文字通り飾る事がメインの用途なので外観の印象把握や細密感が肝になります。

 さて、このセンチュリーを手に取ってまず思ったことは上述の出来の良さなのですが二番目に考えた事が
「Nスケールでセンチュリーが出ないかな」だったりします。

 レイアウトのアクセサリという観点からすれば村役場の真ん前とかパレードのミニシーンなんかに使えるクルマですし、渋滞中の道路においてもそこそこリアリティの表現には役立ちそうです。
 
 これ以外にもTLVではいくつも出来のいい、それでいて高級車やスポーツカーに偏らない「あの頃の街角で見かけたクルマ」がモデル化されている事が多いです。


 NHKのサービスカーとか消防団仕様の消防車とか、すぐにでもレイアウトに使いたい(それでいて意外と自作が難しい)「働くクルマ」がラインナップされているのを見るとつい羨ましくなります。

 通常車でもたとえばスズキのジムニーとか、スバルのレオーネバンみたいに当時結構見かけたのにミニカーにすらなっていない車種とかもあるのですが(涙)
 カーコレの充実で「あったらいいな」的な車種については贅沢をいわなければNスケールのミニカーもそこそこ充実していますが、そろそろ次の段階としてこの種の「あってもいいな」がモデル化されてくれるとうれしい気がします。

大井川鐵道の鉄コレ「埋蔵金編成」から

2015-05-26 09:43:21 | 車両・私鉄/民鉄
 久しぶりの鉄コレの埋蔵金編成から

 今回は最近トーマス蒸機で意気上がる(笑)大井川鐵道を取り上げます。

 鉄コレでの大井川鉄道の車両はブラインドでは割合早い時期からの登場でしたが第4弾のモハ312(元西武の351系)、第7弾の1000形(元伊豆箱根鉄道)は個人的にデザインとカラーリングが好みだった事から早々と動力化して入線させていました。

 この他、第16弾の元北陸鉄道のしらさぎ号のモハ6011も動力化していますからここの車両は私の鉄コレの中でも動力化率の高い私鉄と言えます。

 唯一動力化していなかったのは第14弾のモハ3829&クハ2829の2連。
 元名鉄の車両らしいですが他のラインナップに比べると幾分地味だった事が見送りの理由だったと思います。同じ14弾のクハ861はイベント車のイメージが強すぎてなかなか使いどころがありません(笑)

 大井川と言うと観光鉄道を標榜しているためか「走る博物館」的なラインナップが目立つのが特徴で元京阪テレビカーはオープンパッケージで製品化されていますし、小田急SSEやC11,C12等の他社製品との組み合わせも楽しめる、良くも悪くもおもちゃ箱的な所が特徴であり魅力と思います。

 実際上記の編成を並べてみても統一感をあまり感じませんし(笑)

 その意味では鉄コレの商品形態にはよく似合う私鉄ではないでしょうか。

ポケット百科の「電車」から

2015-05-24 09:42:02 | 書籍
 今回はカラーブックスネタでも少し異色なものを。

 カラーブックスと同じ大きさの文庫サイズでちょっとだけ厚い「ポケット百科」というのが昭和50年代の初め頃に保育社から出ていた事があります。
 カラーブックスとは異なり一応「図鑑」という体裁ですから内容もカラーブックスより幾分アカデミックな内容で最初のラインナップも昆虫とか草花などいかにも図鑑らしいものでした。

 が、そこはやはりカラーブックスの保育社と言いますか「やっぱり」リリースされたのが「電車」と「自動車」です。
 この2冊だけは真っ先に買った記憶があります(笑)


 今回はその中の「電車」から

 読んで字の如く「電車」に特化した内容でSLもDCも出てきません。この点当時の他の図鑑の類が鉄道そのものを総花的に取り上げていたのとは一線を画すポイントです。
 何より当時はSLブームの後、ブルトレブームの前という実に微妙な時期でしたから電車で一冊纏まった図鑑というのはかなり異色だった気がします。

 しかも掲載順がなかなか面白い。
 形式順に並べるとか年代順に並べる、あるいは私鉄も交えて鉄道会社ごとに並べるというのがこの手の本の最も多いパターンです。
 が、本書の場合は「北から南へ、地域順・その中の線区順に並べる」という点がまず新鮮でした。


 国鉄の場合も幹線から支線へという順番で並んでいますから当時電化されて電車が走る所ならほぼ全てが網羅されている事になります。
 しかも新幹線から路面電車、どうかするとナローやトロリーバスまで一緒くたに並べているので絵本としても意外に楽しい一冊と言えました。


 ある意味、後のカラーブックス版「日本の私鉄シリーズ」や「電車シリーズ」の先駆けというかガイドブック的なところもあって「電車ファンの入門書」としては当時ベストに近い出来だったと思います。

「モスラ」に鉄道模型とレイアウトの魅力を観る(笑)

2015-05-23 09:37:18 | その他
 レイアウトの観点から特撮映画を考えるコーナー(笑)かなりやぶにらみの所もありますがご勘弁を。
 今回は「モスラ」です。

 ゴジラ以来日本の特撮映画のアイデンテティは「ミニチュアの中で怪獣が暴れたり災害が現出される」に支えられていると思いますがある意味その頂点に立つのがこの作品ではないかと思います。

 ストーリーの中盤、横田に出現したモスラの幼虫が渋谷を経由して東京タワーに向かう一連のシークエンスはミニチュア特撮の清華と言っても良いレベルと思います。

 甲州街道を進撃するモスラと絡むように戦闘機がミサイルを撃ち込むカット、道玄坂の手前に配置される戦車隊の背後をパトカーや消防車が通過するカット、渋谷の市街地を進撃するモスラに対し砲撃を繰り返しながら戦車部隊が徐々に後退する一連の流れから東急百貨店をモスラがのしかかる様に破壊して行くカットに至るまでの流れが殆ど実景を交えずミニチュアだけで構成されているのですが実際の場所を舞台にしているのにも拘らず敢えて殆どのカットをミニチュアで再現している所に当時の円谷特撮の自信を感じます。

 それらのミニチュアですが奥にゆくほどミニチュアを小さく作る、いわば人工的なパースを付けているのですがそれらの比率が実に自然でとっさには視覚のトリックを使っている事に気づきません。

(尤も実際は実景を組み合わせた時の画面の違和感を消し去る狙いもあったと推定されるのですが)


 当然ミニチュアの再現性やディテーリングも凄まじいレベルでここの場面をチェックするだけでもレイアウト作りのインスピレーションは十分得られると思います。

 特に東横百貨店をモスラが蹂躙するシーン。画面上では本当にちらりとですが72系らしい電車が視認できます。
 実際には地下鉄の車庫部分やら駅舎の更に後方の部分まで作り込まれているそうですがそれらは殆ど画面には出ていません。
 当時のミニチュアセットは監督がどのアングルで撮影する場合にも対応できるように画面に出ない部分まで作り込むセット作りが心がけられていたそうです。これなどはどの角度からも眺められるという点でレイアウトのシーナリィづくりに共通した部分ではないでしょうか。


 更に前半のクライマックスの東京タワーへの進撃シーンではモスラの接近を警戒するカットでS55ヘリコプターがミニチュアの都市を見下ろす様に飛行するカットがあるのですが、以前考察した事のある「魅力的な俯瞰」の一端を感じさせられます。
 これらのシークエンスはできる限り大画面で観た方がより迫力と作り込みが視認しやすいと思います。

 クライマックスはニューヨークを模したと思われる某国の首都を成虫モスラが攻撃するシーンですがここは急きょ追加されたシーンの為にミニチュアのディテーリングは渋谷に比べるとかなり落ちるものの摩天楼の街並みと川を組み合わせたパノラミックな構図が魅力的です。

 本作はほぼ全編がミニチュアの見せ方や構図の撮り方の教科書みたいな作品でレイアウト作りにはかなり参考になる物と思います。

幻のメーカー・MOREのキ620のはなし

2015-05-22 09:34:45 | 車両・客車・貨車
 先日、埼玉への親類の訪問の折に彼の地の中古ショップなどを覗いて着た折の戦利品から。

 MOREというメーカーがかつて出していたキ620形除雪車。

 昔の鉄道模型本なんかでたまに見かけるモデルで、最近では「鉄道模型考古学」等でも取り上げられていたものです。
 奥などでもたまに出物があるのですが大概が当時の定価の1.5倍から2倍近い値になる事が多く興味は感じても手が出ませんでした。

 これも某有名中古チェーン店にあったものですが奥に比べればリーズナブルでした。

 さてこのモデル、当時唯一のロータリー除雪車のモデル化なのですがもうひとつ意外な特徴を兼ね備えています。
 それは「単体で自走可能」なこと。

 実車のキ620は確か自走しなかったはずなのですがこのモデルは通電するとロータリーのブレードが回転するのみならず自分で走ってしまうのです。
 当時の値付けでも機関車1両分くらいの値段だったのですが、これさえなければもっと安価に済んだのではないかと思います(笑)

 それにしてもなぜそうなったのかが謎ですが、炭水車が繋がっていたので「自走できるものと勘違いして設計されてしまった」という説(笑)が出ており、私もそれを取りたい気がします。

 モデルは今の目で見ればやや大味ですがキ620の迫力はよく伝わります。
 全身真っ黒なボディに真っ赤なロータリーブレードが良いアクセントになっていますし、排雪用のフィンが可動するのもポイントは高いです。

 さて、肝心の走りっぷりですがモデルが旧い事を(その割にはコンディションは良好でしたが)考慮に入れてもややガサツな部類です。
 本体の5軸の台車のうち前3軸で集電、後ろの2軸が駆動輪という構造で単体ならばそこそこ走るのですがトレーラーを牽かせると途端に走らなくなる問題が(汗)

 実はこのキ620を買った動機のひとつが以前紹介した動力抜きのD51と組み合わせて使うものだったのですがのっけから出ばなを挫かれました。
 D51を牽かせると車輪が空転するばかりでまるで役に立ちません。
 後退ではそこそこ走るのですがそれでは何のためのロータリー車なのか(大汗)

 見た所ではウェイトの不足で粘着が足りない気もするので近いうちに補重して再挑戦する積りです。
 が、その前にきちんと分解出来るかが問題なのですが(今のところ分解方法の見当が付きません)


日本型Nゲージの50年と思い出から・キハ35―900編

2015-05-21 09:31:03 | 車両・気動車
 模型と工作・鉄道模型ガイドブックから

 今回はキハ35の900番台ステンレス車です。
 
 16番の作例ですがこの当時はコルゲートを纏ったボディの車両は最新鋭のイメージが強かった半面、コルゲートの表現に試行錯誤の跡を感じます。
 同じコルゲート車でも近日紹介予定のEF30は「薄手の紙に鉄筆(これが何か分からない若者は多いでしょう。ガリ版刷りの印刷では必需品のアイテムで当時はどこの学校の先生の机の中にもこれがありました。もちろん普通に文房具屋で買えました)で筋を入れて切り離す」という物でした。
 それに対して今回のキハ35では「アルミホイルに鉄筆で筋を入れて切り離す」と言う一見簡略なやり方で表現しています。
 一見簡単そうですが、アルミホイルと言う奴は普通に引っ張りだしても結構しわが付きやすい事「ホイルを切ったり鉄筆で筋を入れる際のノイズが結構痛々しい」という問題があって私個人は余り好みません。

 ですがコルゲートと言う大きな特徴のあるほかは単純な切妻のボディでドア回りも板を車体の上から張り付けるだけで済むので車両工作の中では簡単な割には効果の大きい車種ではあります。ディテーリングにそれほどこだわる必要も感じませんし。

 それにしても今ではNの工作ですら「コルゲート板の別売りパーツ」と言う物が商品化されているのですから随分と便利にはなったものです。

 さて、このキハ35-900ですがNゲージで出たのは意外と早く通常車体の物と併せて昭和55年頃にはエンドウでモデル化されています。上述の様に車両自体が単純な切妻の割には個性的なので製品化はNでもやりやすかったでしょう。
 エンドウ版は車体全体がメッキ仕上げでまるで宇宙刑事ギャバンを思わせます(笑)実車のキハ35でもここまでピカピカな奴はなかった気もしますがこれはこれで好ましいです。
 こちらは故郷の中古ショップで出物を見つけたものですが動力台車の固定用ポッチが欠損し「車体を持ち上げると動力台車がポロポロ落ちる」と言う驚愕の代物でしたが、そんなコンディションでも線路に載せたら何事もなく走ってしまうという驚くべきタフさを見せてくれています(笑)

 そのキハ35ですがエンドウ版が生産を追えて大分経った平成10年近くなって何とTOMIXから再リリースされました。
 しかも「TOMIXブラスシリーズ」と言う空前絶後のネーミングまで引っ提げてです(笑)

 このネーミングからもわかる様に基本的にはエンドウ版そのまんま(実際には窓周りの処理に相違点がありますが言われなければわからないレベルです)な上にTOMIXのモデルなのに動力には「GMの刻印」までされているという何から何まで異色な存在でした。
 さすがにこちらの900番台はステンレスらしい艶に変更されていて落ち着いた雰囲気ですが。

 この後21世紀に入りMODEMOやKATOからもキハ35系はリリースされエンドウ版は急速に影を薄くして行きますがTOMIX版はまさにそのタイミングで安価な出物が出たのを秋葉のショップで見つけたものです。
 まあ、上述の特徴からフルディテールでなくとも十分以上の雰囲気の出せる機種なので結構な拾い物でした。

連休明けの秋葉行きのはなし

2015-05-20 09:28:59 | 旅行・探訪・イベントなど
 かねて書いている様に今年の5月連休は祝日が全て出勤に当たっていたので私にとっては実質「ただの5月第一週」で終わりました。

 ですが家族のストレスが大きかったのと「私のストレスも大きかったw」事もあったので連休明けの最初の土曜夜と日曜日を使って久しぶりに首都圏へ繰り出しました。
 と言っても親戚回りをも兼ねていたので覗けたのは実質大宮と秋葉原だけでしたが。

 先日開通したばかりの上野ー東京ラインのジェットコースターみたいな線形とかニューシャトルの胸壁越しに見る北陸新幹線の電車とか今年の上京はそれなりに見どころが多かった感じです。
 (そう言えばニューシャトルもいつの間にか新型になっていました)

 連休明けゆえか秋葉原も大宮も人影は心なしかまばらな感じがします。
 GWという宴のあとの様な寂寥感すら感じます。むしろ賑わいという点では大宮の方がいつもより多い感じがしました。

 さて、秋葉まで来た訳ですから当然(?)ショップめぐりが私の興味の中心となります。
 とはいえ、連休の一大イベントの直後なせいか中古屋の品ぞろえは今ひとつ。むしろ期待しなかった大宮近辺の方で面白い出物が多かった気がします。
 (などと書いていますが昨年の今頃は「ジャンクの玉手箱」という大物があったのですからそれを超える様な買い物ができるわけがない。もしまたそんなのを買っていたら家族に殺されます汗)

 そんな訳で戦利品については次回以降にちょこちょこと書いていこうと思います。

 それにしても今回は天気に恵まれました。

D51の廃車回送を見た日のこと

2015-05-19 09:22:58 | 車両・蒸気機関車
 DD51の時に紹介したトレーラーのD51の使い道その2です。


 昨年の今頃にも同じ記事を書いた気がしますが(汗)
 昭和51年の事ですがたまたま出かけた盛岡駅で明らかに廃車回送中の「ED75とD51」の組み合わせを眼にした事があります。時期的には前年にC57 135による国鉄最後のSL営業運転が終わった翌年。
 まさに「宴の後始末」みたいだった時期に相当します。

 今でこそ廃車回送と言うとクモヤか何かに旧式電車の編成とかを組み合わせるのをよく目にします。
 が、この時はまず「普通の貨物列車で機関車の次位にD51が繋がっている」というノリで編成されていたのに驚きました。
 ただ、そのD51はナンバープレートをはじめ金目のものはすっかり外され(ナンバープレートの跡には白ペンキで機番が描かれていたのを覚えています)車体の荒れ具合も物凄い物でした。
 
 何かの都合なのか、それともあの当時はそういうのが当たり前だったのかははっきりしませんが何れにしろ珍しい経験だったのは間違いありません。

 なので当時の記憶をさぐりつつその編成を再現して見ました。

 こういう時にも動力抜きのD51は役には立ちます。
 当時の事とて記憶違いがあるかもしれません。そもそも当時の国鉄で普通の貨物列車に廃車回送の機関車が繋がっていた実例が他にあったかどうかは今回調べた限りでは分かりませんでしたし。

鉄道模型と「三つ子の魂百まで」のはなし2

2015-05-17 10:21:20 | 思いつくままに・考察
 今回は先日来このブログで触れている「模型と工作・鉄道模型ハンドブック」に関連したはなしから。

 出版時期から言って仕方ないですがこれらの製作記事は何れも白黒印刷で写真からカラーリングが類推しにくい特徴があります。
 実は今回この事の思い当たったきっかけと言うのも暮れに入線させた東武の6000系を見て「あの本の写真より色がくすんでいるなぁ」と感じた事がきっかけとなっています。
 そういえば京阪1900とか飯田線カラーの52系でも白黒印刷から受けたカラーリングの印象の違いを少なからず感じた物です。

 さて、私の場合生まれた時~小学生の頃にかけての時期「テツドウモケイ」と言えばイコール16番のモデルの事を指していました。親類の機関士が作っていたのも16番でしたし、模型店のショールームに麗々しく飾られているのも16番、当時のテレビドラマでも「家の中に16番の線路を敷きまわして楽しむ」描写がよく観られました。
 ですから鉄道模型の憧れとはほとんど「16番かHOの車両を走らせてレイアウトを作りたい」というものだった訳です。
 何しろこの時期Oゲージは全滅状態に近く、Nゲージはまだ海の物とも山の物ともしれませんでしたから無理もありません。

 してみると私などは「16番が鉄道模型の主流だった時期を覚えているぎりぎり最後の世代」と言えるかもしれません。
 私の場合は、たまたまNゲージの勃興期と鉄道模型を趣味として始めた時期が一致した事で結果的にはNから入った形になりましたが、もしそうでなかったら自分の嗜好から考えて案外メルクリン辺りの外国形HOでレイアウトをやっていたのではないかと思っています。

 上述の親類は車両を作るだけでなく「鴨居の上の行ったり来たり」にせよ作ったり買ったりした車両を走らせる事にそれなりのプライオリティを置いていましたから「鉄道模型は走らせてこそ華」という発想がごく自然にしみついた気もします。

 (あの当時の16番メーカーのポリシーではTOMIXの様なシステマティックな走行システムは望み様がなかったと思えるからですが)
 ですが、そう思うと数年前から少しづつ16番やHOのモデルが増え始めているのもそうした三つ子の魂の影響かもしれません。ある意味恐いですね(汗)

 さて、鉄道模型の様にサイズやスケールの規格化されたフォーマット単位で趣味を楽しむという方向性の強いモデルはどうしても既存の規格に縛られがちです。
 そして大概の場合語り手にとって「自分の子供の頃に主流だった規格」を持って優劣が語られる事が多いようです。

 いま、この趣味のメインストリームを担う世代の半数以上は生まれた時に既にNゲージがあってそれを当たり前として育った世代と思います。
 ですから「テツドウモケイ」のサイズとしてのNゲージのサイズや必然性には大した疑問は持っていない気もします。

 ですが、それと同じ事は(私も含めた)それより上の世代にとっての16番についても言えるでしょうし、アメリカンドリーム華やかりし頃の1940年代後半~50年代に少年時代を送った世代のアメリカ人にとってはライオネルやアメリカンフライヤーなんかのOゲージモデルのサイズこそが当たり前の存在かもしれません。
(実際向こうの番組などを観ると意外にOゲージの思い出が語られる事が多いですし)

 これと同じ事はフォーマットに限らず鉄道模型の愉しみ方についても言えましょう。
 子供の頃に線路の上で列車を走らせていた人なら長じても運転派になりやすいでしょうし、飾り棚に飾られた模型ばかり眺めて過ごしていた子ならコレクターを志向しそうな気もします。
 大人になってからこの趣味を始めた人でも最初の原体験が重要でしょうが子供の方がより大きく影響されそうな気がします。

 そう考えると改めて「三つ子の魂百まで」という諺の重さを感じてしまいます(笑)

 これは一種の世代論であり、鉄道模型のスケールがどうこうとかゲージとスケールの違いとかとは異質な話ではあるのですが、それでいて趣味としての鉄道模型の本質を考える上では重要な要素ではないかと思います。

日本型Nゲージの50年と思い出から・ED75編

2015-05-16 10:18:20 | 車両・電気機関車
 鉄道模型工作ハンドブックから

 今回はED75です。
 「ED75と言ってもピンとこない方も多いと思いますがこれはこの9月に完成した試作電機の形式です。ED71~74の系統を継ぐものですが交流電機の決定版とされていて近いうちに実に200両が量産され常磐線平以北、東北本線仙台以北で活躍するそうです。今回はモデルに作りやすそうな半流線型車体を持つこの最新鋭機ED75の製作を楽しみましょう」
 記事の冒頭で書かれたこの解説に時代を感じる向きも多いと思います。
 そもそも「半流線型」なんて言葉、いまどきのファンは使わないのではないでしょうか。何しろED75が半流なら今活躍中のほぼ全ての機関車が半流になってしまいますから。

 ED74と違って75の方は順風満帆な人生と言いますかEF65と並んで国鉄を代表する電機機関車の顔となっている事は皆さんもご存じの通りと思います。

 16番の工作記事の作例を見ると「まだ出ていない機関車をモデル化した」と言う風情の完成写真で、前面窓や明かり窓のHゴムや前面帯が付いていないので「真っ赤(本誌は白黒印刷なので真っ黒)な塊」にも見えます。
 今となっては面白いのは記事中では「飾り帯をつけて~」と書いているのにHゴムへの言及が全くない点です。
 このタイプ以降の電機は大半が「Hゴムの付いた窓」が外見上のアクセントになっているケースが多いので少し意外でした。
「車体は深紅色とはいう物の少しピンクがかっているので赤75%白23%青2%の割合でラッカーを混ぜると良いようです」・・・これを読むと市販の調色塗両で安直に塗ってしまう私などはなんだか申し訳ない様な気になります(汗)

 さて、本書は以前から書いている様に元々は当時機関士(と言うか後半生は運転士)だった親類のおじさんが持っていたものです。
 当時(昭和43年以降)は岩手でもED75がようやくお目見えする時期に当たっていましたが自身が運転していたからでしょうか、本書を大分参考にしながらペーパー車体の16番ED75を自作していました。しかも2両も。
 鉄道模型が都会ほど普及していない環境ですから車体の色が実車より淡かったりとかしたのですが前述のHゴムは塗りでもガラスの描き込みでもなく真鍮線で表現していました。
 やはりここは電機にとってはアクセントとして無視できなかったのでしょう。

 残念な事におじさんの死去の前後にモデル自体が処分されたとの事で今となっては現物に触れられませんしお見せする事も出来ません。
 だからという訳ではないのですが16番のED75はTOMIXの奴を1両持っています。
 DSCN8626.jpg 
 一方、Nゲージの世界でもED75はかの「SONYマイクロトレーン」でのモデル化を皮切りに量産品が1974年のトミーナインスケールから始まって多くのメーカーからリリースされている人気機種です。
 (人気と言うか、実質これしかいない様な線区が多いせいもあるのでしょうが笑)
 うちの鉄道でもED75は「偉大なる凡庸」の異名をとる主力機のひとつでブルトレやコンテナ列車から旧客、クリーニングカーの後押しまで多様に活躍しています。

 今回の写真のはTOMIXのHGモデル。
 ナンバーもまだ嵌めていませんが1000番台の後期形です。香港製から始まるトミー&TOMIXのED75も中身だけでも3回以上変わっているだけに最新式の走りっぷりは見事の一語。
 ある程度の速さから急に電源を切っても短距離ながらそれっぽい惰行をして見せるところなどはなかなか素晴らしいです。

 「偉大なる凡庸」だけあって思い出も多いせいかED75で語る時は何故か長文になります。

「空の大怪獣ラドン」に鉄道模型とレイアウトの魅力を観る(笑)

2015-05-15 10:13:51 | 映像


 昨年暮れの事です。
 たまたま手に取ったRM MODELSの特集で西鉄福岡駅周辺の精密極まるNゲージのモジュールを見て思わず手が震えました(笑)
 あの「ラドンのセット」とほぼ同じものがNスケールでモデル化されていたのですから当然と言えば当然のリアクションではあります。

 また、このモジュールの設定年代はラドンのそれの5年後くらいなのですがたった5年ほどでこれほど雰囲気が変わっていたというのが第二の驚きでした。

 そんな訳で今回は怪獣映画初のカラー作品となった「空の大怪獣ラドン」(昭和31年・東宝)です。

 大まかなストーリーは阿蘇山近くの大空洞から復活した前世紀の巨鳥・ラドンがマニラ、北京、沖縄を襲撃した挙句に九州に舞い戻った挙句、西海橋をなぎ倒し西鉄大牟田線の天神駅周辺を蹂躙した挙句に阿蘇の巣に戻ったところをミサイル攻撃で巣ごと焼き殺されるというものです。
 これだけ書くと単純極まる様なストーリーですが実際にはサスペンス物としてもかなりよく出来た作品です。

 冒頭に阿蘇の炭鉱内部にラドンの餌となる巨大なヤゴの怪物が出現して人知れず炭鉱夫を襲うサスペンスから始まり、そこから阿蘇火口付近で記念撮影中の新婚カップルが空を舞う謎の巨大な影に襲われて絶命するエピソード、直後に福岡上空を飛ぶ自衛隊機が正体不明の超音速飛行物体を追跡して返り討ちに遭い、次に発見された巨大なラドンの卵殻の破片から親鳥のサイズが類推されるという一連のシークエンスの積み重ねで姿の見えない怪鳥の存在が徐々に明らかになってゆきます。

 この部分で特筆されるのはロケーションの大半が大空やかなり開けた空間を舞台としているのに見る者に「どこにも逃げ場がない」怖さを与える事です。空を飛ぶ怪獣ゆえの恐怖感がこれほどストレートに映像化された作品はそう多くはありません。

 ラドン自体の登場は映画開始から40分以上経ってからですがそこまでの展開にまだるっこしさをまるで感じません。
 この流れは映画の上でもまだ「怪獣の存在それ自体が驚異」だった時代ならではのリアリティがあります。


 そして後半のクライマックスは実景を基に構成された博多市街のミニチュアシーン、特に大きなセットが組まれた昭和30年当時の西鉄天神駅周辺での破壊・戦闘シーンが見所となります。
 (ラドンの着ぐるみに人が入っている事から類推しても、かなりの広さと大きさのミニチュアセットが組まれている事がわかります)

 ここに登場するミニチュアは店舗の一軒一軒に至るまで緻密に再現されたのみならずそれらがラドンの風圧で吹き飛ばされたりタンクローリーが突っ込んで炎上したりするなど実景を基にした非日常性満載の描写が連続します。
 なお、西鉄商店街周辺のミニチュアは火との絡みがあったせいか10分の1程度のラージスケールだそうです。

 そのシーンの中で天神駅から退避しようとする西鉄電車がひっくり返るカットがあるのですが、このミニチュアは入江義男氏の手になるラージスケールのモデルながらも私たちの使う「鉄道模型」の文法で作られている為不思議な違和感のなさを感じてしまいます(尤も、特撮嫌いの一般の方の眼から見れば「客が乗っていない」とか「ミニチュア丸出し」とかいう感想になるのですが)

 このモデルは実際にモータを台車にマウントして自走できるモデルらしいことが見て取れます。
 普通特撮のミニチュアではピアノ線などで手動で動かす方法が用いられますが自走できた方がリアルな感じになるのは間違いありません。
 ラドンの羽根の風圧で「走行しながらふわりと横倒しになる」部分はミニチュアの表現としてはなかなか理想的に感じました。
 この転覆シーンでは床下の真っ赤な模型用配線までが視認できてしまうのですが、初のカラー特撮ゆえのミスと言えましょう(笑)
 事実、この点については入江氏自身がDVDのコメンタリーで述懐されています。

 ところで件の車両のプロトタイプですが、手持ちの資料でははっきりした事は分かりませんでした。形態の類似から西鉄のモ303系辺りではないかと推測される程度です。

 更に岩田屋周辺、西鉄街などの風景のミニチュアも精密なだけではなく人間が実際に見かける風景のアングルを工夫していることでリアリティを高めていることが見て取れます。
 (この辺り後の怪獣映画が等身大の視線を無視したような不自然な俯瞰やバストショットを多用するのと比べると配慮の深さを感じます)


 もうすでに60年近く前の作品なのですが、今観ても全く色褪せないミニチュアワークと演出の妙が堪能できます。
 これが楽しめるのも本作がミニチュアだから故でしょう。プログラム化された予定調和のCGではどんなに凄い事をやってもどこかで「ああ、やっぱりな」と思われてしまう所がありますし。
 逆にミニチュアと分かっているのに妙に引き込まれる作品にはそうした予定調和(作り手の想像の範囲と言っても良いかもしれません)を超えた何かがある様な気がします。

 (それを言い出すと同じ論法で「ミニチュアより本物」という所に行き着いてしまいますがこれも又一面では真理であります)

 最後に 
 もし手元にRM MODELSの232号(2014年12月号)をお持ちなら31~37ページの記事と対照しながら本作のDVDでも見て頂くと映画のセットとモジュール双方の凄さが同時に再確認できると思います。
 特にNスケールの岩田屋やスポーツセンターの作り込みは写真を見る限りは映画用のラージスケールのそれにほとんど引けを取っていません。