光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

モジュール更新計画・44・路盤下のホーム3

2009-10-31 23:19:11 | モジュール.1

 ホーム周りの続きです。
 今回のモジュールではホームの配置されている線路が一番奥まった所にあるために上から地盤をかぶせた場合、そのままでは運転会の際などに何があるのか分からない状態になる可能性が高くなります。

 したがって照明は必須と考えました。
 こうした場合、最近は陰極管などを使ってリアルな照明を物にされているケースが専門誌などでも良く見かけるようになっていますが時間と腕の都合(涙)から今回は出来合いのLEDを使いました。
 トミーテックの照明ユニットを使用しています。但しこの製品は現在の所電球色しかないため今回は我慢しました。
 もっとも、この製品は電池ボックスのコネクターに照明を差し込む形式なので年末に発売される白色光タイプが出たときにはLED部の交換が容易と言うメリットがあります。

 地下駅では線路際に良く支柱が並んでいる事が多いです。
 今回のモジュールは厳密な意味での地下駅ではありませんが、ホームの真上にターミナルビルが乗っかっている上に照明のセットをすると電池ボックスなどの重さが馬鹿にならない気がしました。
 そのためベースのたわみを防ぐ意味での支えとして線路の間のスペースに支柱を配置しました。
 素材はグーパネでベースには接着剤と釘で固定しています。

 ベースと線路との位置関係はこうなります。

趣味の原点を振り返る18・GD Lineの衝撃

2009-10-30 22:04:13 | 趣味の原点をふり返る
 今回は久しぶりに思い出話です。


 JOHN ALLENのGD Lineはその発表当初から世界中のレイアウトビルダーの目標となっている有名なレイアウトとされています。
 以前から断片的に写真は観ていたのですが、レイアウトの全体像を把握できたのは私自身がレイアウトを作り始めた2005年の事です。

 CARMBACK版の写真集を秋葉原のポポンデッタで見つけたのがそのきっかけでしたが、以後古本屋はおろかネットでも同じ本を見つけられなかったので今から思えば実に幸運でした。

 さてGD Lineの全体像をこの写真集で初めて知った訳ですが、その規模もさることながら驚くべきポイントの多さにも圧倒されました。
 一例をあげれば自宅の敷地面積に匹敵する広さの地下室にアメリカの一つの「地方」を表現した大レイアウトなのですが、その大レイアウトが畳一枚よりやや大きい程度の小スペースからスタートし、紆余曲折を経ながら順次拡大して行ったという処にまず驚かされます。
 これは最初のレイアウトを作る段階でシーナリィの設定が一つの大きなグランドデザインを前提になされている事を示すものです。
 実際、写真集の冒頭には氏自身のイラストになるレイアウトの舞台となる地域の大掛かりな俯瞰図が描かれており複数の都市や町をその産業に絡めて鉄道がどう結び付けているかが一目瞭然でわかるようになっていました。
 今、日本のレイアウトでこれだけ大掛かりな裏設定を(しかもレイアウト作りに有機的にフィードバックさせつつ)行っている例は21世紀の今ですら絶無に等しいのではないでしょうか。
  
 HOスケールでレールは一本一本犬釘を打ち込んで作られ、さまざまなポージングの人形一体一体に至るまでスクラッチしている熱意にも頭が下がります。
 そうして創生されている風景もただ細かいだけでなく見る者の視覚効果を十分に計算し実際以上の広がりのある文字通りの「ジオラマ(DIORAMAの語源は「風景のパノラマ」から来ているそうです)」となっています。
 (視覚効果のテクニックは一言で書き切れませんが今の日本のレイアウトが使っていない「裏ワザ」のオンパレードとだけ言っておきましょう。窮屈な細密至上主義には手の届かない境地がそこにあります)

 そしてGD Lineにおいては設定さえきちんとしていれば何でもアリといった自由さも同時に溢れています。
 何しろ貨物駅の積み込み作業には「リアカーを引くステゴザウルス」が存在しそれが実に自然に溶け込んでいるくらいです。単なるおふざけに感じさせない所は、工作力だけではなく場面作りのセンスの良さといかに基本の設定がしっかりしているかの証左でしょう。
 
 とにかくレイアウト全体に溢れるJohn Allen氏の才気には感動すら覚えました。

 しかもこれだけのレイアウトが1941年(昭和16年!)着工、Allen氏自身の死によっての工事中断(!)したのが1973年(昭和48年)と32年にわたって作られ続けてきた事、それ自体が一つのロマンと言えると思います。
 この写真集は今でも時々読み返しますがその度に強くインスパイヤさせられます。GDの魅力や学ぶべき点は到底この狭いブログでは語りきれません。

 そしてこうしたレイアウトに憧れ、少しでも近付きたいという気持ちになれる事が趣味人として一つの幸福でもある事を実感します。 

モジュール更新計画・43・路盤下のホーム2

2009-10-29 22:09:10 | モジュール.1

 モジュールの改修は相変わらずスローペースですが、ここで一月半ほど時間を戻します。
 先月の上旬に指を切る怪我をした事は以前触れましたが、その際に掛かっていた工程がターミナルビルの真下のホームのセッティングでした。怪我のおかげで若干工程が伸びましたが・・・

 あれから大分空いてしまったので少々おさらいを。

 モジュール全体で言えばビル街の真下なので見ようによっては「地下駅」といえなくもないのですが、モジュールの性質上本線の敷かれている高さがモジュール全体の基準面であり、ビル街以外のシーナリィ(町屋や近郊風景)も同じ高さにセッティングされる事からそこを基準にした場合「橋上駅のむやみにでかい奴」と言ってもはずれではないと思います。


 今回のホームは実際の運転会で駅として機能させる物ではなく(ですから当然列車の停車は想定していません)「ビル街の下に駅がある」イメージを表現する程度の象徴的な意味合いです。長さもモジュールのイメージを壊さない範囲なので20M級2両分しかありません。
 折角ターミナルビルを作った以上はホームもあった方が良いという安直な発想でしたが、シーナリィの設置上手前側にホームが配置できず一番奥に配置せざるを得ませんでした。

 ホームそのものはTOMIXの対向式です。ですから厳密には地下鉄向けの構造にはなっていません。
 屋根部分にスペーサーをかませて天井をビル街のベースに貼り付ける形にしています。これはシーナリィの差し替えやメンテナンスの際にベースごと簡単に着脱ができるようにするためです。

 ここまでが先月初めの段階です。

モジュール更新計画・42・看板と「時代性」

2009-10-27 22:44:04 | モジュール・2


 先日来工事が進行中の「ビルの壁」ですが現在看板の追加工事中です。

 この看板ですが、何れも今では見ないロゴマークの物を選んでいます。
 と、言うのも川を挟んだ反対側が街コレやジオタウン、「三丁目の夕日」の建物などを集中させたいわば「昭和レトロ区画」である事からこちらのビル街にも一応それに合わせた感じにしたものです。

 素材は何れも街で見つけたエナメル看板(地方だからでしょうか、町名表示や街路図などの隅っこにこういう広告が付いている事があります)を写真に撮ったもので看板らしくするために文字を切り抜いて貼り付けることで僅かながら立体感を与えています。


 こうなってくるとモジュールの右半分は「昭和40年代」という想定になってきます。
(ちなみに左半分はどちらかというと昭和50~60年代風、並木道のビル街は平成の風景のイメージになります)
 当然これが似合うのは同年代の国鉄車両辺りだろうと思い、先日入線させた157系を入れてみました。
 想像通り違和感は無いようです。

 こうしてみると看板も素材の選択によっては建物と同等に時代を語るものであることを再認識しました。

モジュール更新計画・41・初めての合体

2009-10-25 21:49:33 | モジュール.1

 前回も触れましたが、今回のモジュール改修は手持ちのふたつのモジュールにまたがる形でビル街を加えています。

 実を言いますとこれまでの改修では町並みのコンポーネントごとに組み合わせる形での仮合わせはやってきたのですが、実際にモジュール本体同士の接合は時間とスペースの都合上中々出来ないで来ていました。

 先日やっと場所が確保できたので2モジュール・トータルで1800×600のパノラマをセットしてみました。

 これまでちまちまとやってきた作業が全体にどれ位反映しているかが注目点でしたが、風景に関してはモジュール全体で3つの風景に分断する形となったため大きさの割にちまちま感が抜けていないですね。
 先日触れた「ビルの絶壁」などはその際たる物でモジュールというより「芝居の舞台の書割」の様でもあります。

 と、自分の未熟さを愚痴ってばかりですが今更これ以上の軌道変更もできませんのでこの方向でタイムリミットまで進行させる積りです。

モジュール更新計画40・ビル街の弱点を…

2009-10-24 22:05:17 | モジュール・2
 先日の平日休を使った集中工事のメインがこれでした。

 これまで制作してきたビル街と並木道のモジュールはすでに製作してきた二つのモジュールにまたがる形で配置されています。それゆえ各々のモジュールのシーナリィの半分づつがそのまま残る形となるわけです。
 左側のモジュールはそこそこ近代的な風景なので良いのですが、右側のモジュールは街コレやジオタウンの町屋を中心にまとめている上に川を挟んだ向こうが山になっているシーナリィでした。
 山の部分が今回改修したビル街に差し替えられるわけですが、このモジュールの最大の弱点と思えるのはこのスペースが限られているのとビルの一軒一軒が大きめに作られていたため「手前に町屋の街並みのある川の向こうビルの絶壁が出現する」構図になってしまうのです。

 すでに製作されたビル街を取り壊すのも忍びないので少しでも違和感を減らすように建物を追加しました(結局それもビルなのですが)
 まず、川に面したビルの背面にやや縮尺を小さめにした壁面を張り付けました。最近よくやる「ビルのリバーシブル化」です。
 更に川に接する部分にはロウレリーフ上の建物を何件か配置しました。こちらの素材はGM商業ビルの側壁パーツ、中型駅の一階部分、TOMIX詰所の上屋パーツをカットして使いました。

 折角のロウレリーフも真横から見る形になるので効果はありませんが斜め化らのアングルならどうにか見られるといった感じでしょうか。
 それでも「川の向こうは摩天楼」みたいになってしまっていますが。

 一枚目の写真(改修前)と同じアングルから捉えた現在の様子です。手前の風景は同じですがいきなり大都会風になりました(汗)
 こちらはこの後看板の追加とウェザリングに入る予定です。


サプライズ入線

2009-10-22 21:51:43 | 車輌・電車

 昨日の平日休で一番の散財となったのがこれです。
 KATOの157系。いわゆる日光型ですが、モデルとなっているのは後の「あまぎ」の仕様です。
 子供の頃から151系とも153系ともつかない独特のデザインには惹かれる物があったのですが、モデルの方は趣味の中断期間に出ていたらしく入手は難しいと諦めかけていたものでした。

 モデルは子供の頃に抱いていた157系とイメージとやや違う感じがしたのですが、それも道理で「日光」に使われていた頃はキハ58と同じ色だったのを後の改修で普通の特急色に変更していたそうです。ヘッドマークの無い状態だと二枚窓の153系みたいな上に塗り分けの関係もあるのかどことなく猛禽類を思わせる精悍さのある顔つきです。

 走行性能は最近のモデルよりやや劣る印象でした。店頭で店晒しされていた期間が長かったのも関係あるかもしれませんが実用上の問題はありません。

 元がリゾート特急的な性格の電車なだけに今のレイアウトのビル街シーナリィよりも竹取坂の様な観光地風レイアウトに向いている感じもします。
 そろそろレイアウトもシーナリィの差し替えを考える時期かもしれません。

 それにしても先月のC57ショック(お財布的に)からやや立ち直りかけたタイミングでこの出費。道楽とはいえ困ったものです。

「集中工事」の合間に

2009-10-21 22:00:02 | その他

 今日は久々に一日中晴天の平日休。

 進捗はかばかしくないモジュールの改修も集中工事よろしく進行させました(と言うよりぼろ隠しに忙殺されたと言うのが正しい?)
 朝起きて最初にやったのは街路樹へのパウダリング。濃緑系のスポンジを貼り付けた街路樹に木工ボンド水をスプレーし、明緑色のパウダーを上から振りまきました。入門書などでは箱の中のパウダーに樹木を入れてまぶすのですが、今回は陽の当る部分を表現するため真上から茶漉しを使ってパウダーを撒いています。

 その他の進捗については次回以降に。

 昼食時に外出した先のブックオフで見つけた一冊の洋書。
「模型工作技法辞典」とでも言うのでしょうか。鉄道模型やジオラマに限らず航空機やフィギュア、自動車モデルの作例も扱っている本ですが、これが見ていて実に楽しい。
 図版や写真もオールカラーでキットバッシュやスクラッチの技法やギャラリーが満載で見ているうちに何か作りたくなってくる一冊です。
 英文も碌に読めないくせについ購入してしまいました。尤も定価4800円が500円でしたから古本とはいえバーゲンプライスだったのは確かですが。

 それにしても日本でこの種の本に面白い物が少ない(そもそも全ての模型を俯瞰で捉えた入門書自体が無い)のは何故なんでしょう。

 これまた格安で中古をゲットしたトミカのブルーバード510。
 個人的に「ブルーバード」というとこれか910を連想します。私の幼少時に鉄道模型の趣味に引きずり込んだ親戚の機関士が愛車にしていたのがこの型のブルでした。色も当時と同じで懐かしさが募ります。

 と、安物買いの話ばかりですが、今日はもっと大きな散財もしています(汗)それについては後の機会に。

モジュール更新計画・39・並木道に夏が来た

2009-10-19 19:08:07 | モジュール.1


 前回までの日記では街路樹が葉の付かない冬景色だったモジュールですが、日曜日で久しぶりで時間ができたのを幸い一気に葉を貼り付けました。

 これでモジュールの季節も冬から一足飛びに初夏へ移行です。

 葉の部分はクラスターフォーリッジを使っていますが細かくちぎる必要があります。 ところが今回は街路樹が20本近く、しかも大型の樹木と言う事もあってどれ位のフォーリッジが必要かわかりません。これまでの製作経験だと多くても数本しかやった事が無いので見当が付けづらい物がありました。

 結局30分以上ひたすらスポンジちぎりにいそしむ羽目になりました。
 色はグリーンとダークグリーンを1:0.4位の比率でブレンドし5月から梅雨入りまでの季節の表現を考えました。
 どうにか小箱一杯分にたまったところで一本一本貼り付けていきます。

 箱が空になるギリギリのところでどうにか貼り付けは完了。

 モジュールの季節も一気に冬から夏へ変わりました。
 しかし予想通りというか、樹木が大きすぎたせいで折角のビル街の下層階が殆ど見えません。これではいくらショーウィンドーに凝っても効果は半減です。
 又、作ってみて思ったのですが、街路樹の広がりは実際の並木道のようにはなかなかいきませんでした。
 実際の木は上から見ると円形に枝が広がり、殊に青葉通りの様なシチュエーションだと木の上部にだけ葉が茂っているのですが、市販の木だとそういう枝ぶりにするのが難しいと感じました。平面に枝を整形している市販モデルの限界でしょうか。
 とはいえ、自作の方にも自信がもてないのが辛い所です。

 工程はまだこれでは終われません。モジュールが可般式という関係上今のままでは輸送中にスポンジがぽろぽろ落ちまくる可能性が大です。
 この後コーティングをしなければなりませんが乾燥の時間がいつ取れるのやら(汗)



EF15の憂鬱

2009-10-18 11:50:40 | 車両・電気機関車


 聞くところでは来年辺りにKATOのEF15がリニューアル発売されるのだそうです。
 昨年来デッキ付き電機に惹かれるものを感じる身としては見逃せない所なのですが・・・

 実は昨年秋にTOMIXのEF15を入線させたばかりなのです。こちらの場合は以前からあるバージョンの再発売なので中身については旧製品と殆ど変わっていないのですが、個人的には不満を感じていません。

 基本的に自分はコレクターではないと思っているので新型が出たからと言ってすぐ飛びつく事はありませんし新型になって過剰なほどのディテーリングがされていてもそれだけの理由で新車を入れることは余りありません。
 ですが、最近のC57やDE10などを見ているとリニューアルで確実に走行性能(特にスローの効き具合)が前の物より向上している事が多いのが大いに気になります。レイアウトでの運転ではこれが大きなアドバンテージになる事が多いのです。

 実はTOMIXのEF15は明らかな不満は無いものの、中々スローが効かない動力ユニットが少々ネックと感じていた車両だったので今回のKATOのリニューアルは非常に気になる所です。
 とはいえ、すぐに予約の決断ができないところが貧乏性ですね。

 ところで今回の発表で興味を持ったのはもうひとつ、同時発売の貨車セットです。
 今では「貨物列車」というとコンテナやタンク車の単一の編成が殆どですが、私の子供の頃は混載編成の貨物列車が半ば当たり前でした。実際当時の絵本や図鑑でも「機関車が引っ張る色々な貨車」と言う画が必ず見られた物です。
 そうした編成が「セットで販売される」と言う事自体に時代を感じます。以前は自分の気に入った編成を作るために少しづつ種類の異なる貨車を買い揃えていた物ですが・・・
 こんな事をいうこと自体自分の年を感じてしまうのがなんとも。


 今回のセットにあった貨車は殆ど既に購入していた機種だったので広告の記憶を元にそれらしい編成を再現してみました。
 こうしてみるとやはり懐かしさが募ります。

モジュール更新計画38・のっぽ競争

2009-10-16 22:24:42 | モジュール.1
 
 モジュールのビル街に「のっぽ競争」勃発の気配です。

 前回駅前百貨店の新館の展望台部分をかさ上げしたばかりだったのですが、裏側の11階建ての書店ビルの屋上に上屋を追加しました。
 上屋部分はTOMIXの詰所の3階部分をベースに張り付け、その上部に看板部分を1階分相当の高さに継ぎ足しました。

 その結果、もともと11階の高さだったビルが13階相当の高さになり百貨店の展望台より高くなってしまいました。
 最初、モジュール改修を開始した時点ではここまで高くなる筈ではなかったはずですが(笑)

 しかも通りを挟んだ反対側にはGMの5階建て商業ビルを継ぎ足して9階相当にした物がありますが、これにも屋上に広告塔が追加されて更に高くなる気配です。

 モジュール改修の際にモデルとしたのが仙台の青葉通りだったせいか市販ビルの5階相当の高さのあるシーニックスの中型を使った街路樹の大きさに圧倒されないビル街を作っていったら一軒一軒がどんどん高くなっていった形となりました。

 以前レイアウト用に作った電気街は市販ビルをそのまま使う形だったために建物は多くても見晴らしのいいビル街になったのとは対照的な結果になりつつあります。

 運転会の展示を前提にしている事と、線路の密度が低くシーナリィに割けるスペースが比較的大きい事もその傾向に拍車をかける結果となっています。ですがこの調子では本番時の搬送がかなり手間取りそうな気がして少し怖い気もします。

 

モジュール更新計画37・ビルのディテール

2009-10-14 23:42:36 | モジュール.1
 今回のモジュールは目抜き通りののビルを想定した物なので看板類の製作は避けて通れません。
 尤もこの過程自体は車両のディテールアップと似た感じもあって個人的に好きなプロセスだったりします。

 看板はプラバンやら工作用紙やらを使いました。テナント類は以前紹介したポリシーに従い架空の物と実在の物を織り交ぜ「ありそうで存在しない架空都市」にリアリティと独自性を与えたいと考えました。
 百貨店やターミナルの私鉄名称などは架空の物ですが、ホテルや書店などは実在の物の「光山支店」という想定で使い分けました。

  看板の文字類は原則として文字を切り抜いたうえで台紙に貼る方法を使っています。これをやると看板の存在感がまるで違います。
(昔の特撮映画にミニチュアを見るとわかりますが、看板の文字をきちんと切り出しているのと手を抜いて文字を書き込んでいるだけの物とではリアルさに大きな差があります)

 それにしてもこういう時欲しくなるのがクラフトロボ(家庭用カッティングマシン)です。文字から図案から入力したそのままをカットしてくれる優れ物らしいです。
 予算があればぜひ使いたいアイテムですが、まさか看板を作るだけのために買うのももったいない気がして手を出せずにいます(ペーパー車体や建物自体の工作にも威力を発揮するそうですがそのためには別に製図ソフトが必要という難点があります)

連休の収穫(?)

2009-10-13 23:51:25 | 車両・電気機関車
 今回の連休は休日出勤が多かった事もあって実質連休になっていなかったのですが、それでもクラブの運転会やら団のイベントやらと連休らしい行事には恵まれていた気がします。

 財布の方は先日のC57入線の余波がいまだに大きく新車の増備など思いもよらない状態ですが、中古の出物でかねて欲しかったロコが割合安価で入手できたのが収穫でした。



 とはいっても実機はあちこちで見かけたごく普通の形式ですが。

 物はTOMIXのEF81とEF65。どちらもかねて欲しかったタイプです。

 81の一般色は前ユーザーがナンバーを付けた際に瞬着を使ったらしく全面に薄っすら白濁が見られますがそれさえ我慢すれば(昔の車両はこの程度の汚れはあってもおかしくありませんし)走りっぷりも悪くないと感じました。


 もう一方の65は最近のパンタがプラのタイプで見た目はともかく触った感じが頼りない印象です。とはいえ、こちらは前ユーザーが全てのパーツを取り付けた後だったのでその意味では有難いものでした。
 65自体はKATOのが何両かあるのですが、TOMIXの奴も一度見てみたいと思っていた折でしたので有難かったです。
 (KATOのリニューアル版にはいまだに手が出せません)


 連休中に買った唯一の「新品」。TOMIXの「レイアウトルーム2」です。
 これは表紙に負けました。
 一度こういうスケールの大きな駅を作ってみたいと常々思っているのですが、予算・技量・スペースの三重苦がそれを許してくれません(涙)せめてマニュアルだけでもその気分に浸りたいと思って飛びつきました。

 が、内容は結構侮れません。アイデアや工夫、標識の配置などのヒントや記事は下手な一般向けの入門書よりも「読ませる」内容になっています。
 強いて欠点を上げるとTOMIXのワンブランドでだけ語られている所ともいえますが、ある意味自社製品の売り込み用に作られたテキストだけに逆にそれだけ本気で作られているともいえます。

 あまり休めませんでしたが、普通の休日よりも面白い連休ではありました。




モジュール更新計画・36・ビル街の屋上

2009-10-12 18:02:05 | モジュール.1
 運転会まで残り一ヶ月を切り、そろそろスパートに掛からなければいけませんが、相変わらずペースは遅々たるものです。


 今回の工程は駅前百貨店の屋上部分です。
 これまでは単に本体に屋根板が乗っただけだった状態の本館は屋上の張り出し及び看板の下部分(GM中型駅のパーツの余りを使用)を取り付けとりあえず屋上に見える状態にしました(汗)
 本来ならば屋上遊園地か温室を追加したい所だったのですが、今回は間に合うかどうか。
 一方、東京タワーのパーツを使った展望台があった新館の方は「屋上に直接展望台が乗っている」様に見えるのがどうも気に入らず下の階段部分を追加してあります。こちらはTOMIXの高架下の店舗のパーツの下半分をカットして使いました。ついでに津川(だったかな)のフェンスのパーツを切り出して装着、製品より屋上っぽくなりました。

 ただ、全体の造作が伸びてしまった事もあって新館だけで見るとやけにのっぽ感が強調されている感じもします。
 何しろ先日から製作に掛かっている11階建てのビルよりも高くなってしまったのですから。

カーコレの「やっぱり」

2009-10-10 19:06:03 | アクセサリー

 2009年のホビーショーの情報があちこちのブログやHPに載り始め、中々わくわくさせてもらっています。

 得にトミーテックの○○コレクション関係はバスの自走システムやら101系の運転台型パワーパック、建機シリーズなど今からリリースが楽しみなアイテムが目白押しで財布がどうなる事やら(苦笑)

 今回注目したのはカーコレクションの第9弾です。

 今回のラインナップはダイハツミゼット(写真の物はイメージが比較的近いトミカの三菱レオのものです)サンバーバン、トヨエース(写真はトミカのものです)などの60年代前半のトラック類ですが、この情報を得た時に「ああ、やっぱりな」と言う感想を持ちました。

 と、いうのも8月下旬頃に「週刊鉄道模型・少年時代」の全面広告が新聞に出ているのを見たのですがそこに出ていたジオラマの完成写真の中を良く見ると見慣れない3輪トラックやトヨエースの姿があったのです。
 ひょっとしたら次のカーコレの試作品だろうかと思っていたのですがどうやら当っていたようです。

 個人的に自分の幼年期に街角で見ることが多かった車種だけにリリースは嬉しいものがあります。
 とは言うもののカーコレ自体についてはラインナップの年代が広すぎる事もあって出して欲しい車種がまだまだいっぱいあるのも事実です。


 個人的に尤もリリースを期待したいのが230のセドリック(写真は兄弟車のグロリアですが)。
 70年代を代表するセダンでパトカーやタクシーへの使用頻度も高くレイアウトでの使い勝手もよさそうなだけにいつか出てもらえないかと思っています。