光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

KATOの485系の新旧モデルを比較する

2024-08-13 05:07:29 | 車輌・電車

 先日、リニューアル品を入線させたKATOの485系300番台。
 前にも書いた通り、今回の入線は旧製品(しかも10年以上前の中古)の振り替え編成という性格のモデルなのですが、実際に発売時期も10年くらいの間が空いたモデルです。

 新型動力とか現行の室内灯に対応とか、ヘッドライト周りに銀が色刺しされたとかの改良点はあるのですが、では実際に旧モデルと比べてバージョンアップ感があるのかは気になるところです。
 という訳で入線記念に二つを並べてみたのですが、
 実のところボディ造形に関する限りは2車に大きな差は感じられません。

 実は旧モデルの方はライト周りの色刺しや銀河モデルのライトケースのパーツを追加しているので猶更現行品との差が感じにくいのです。
 (昔の485系や583系のNゲージモデルはライトの縁取りが無かったのが実車と比べて最も違和感を感じるところなので、どうしても色刺しをしたくなるのです)
 という事は、元々の485系の造形の素性が良いという事でもあるのではないかと思えます。

 ただし現行品はレタリングがまめになされていてこれが旧製品に対するアドバンテージのひとつにはなっています。

 ただし上回りについては差は少ないのですが足回りに関しては、旧製品の銀車輪に対し現製品は黒染めの車輪を使い、且つイコライザ辺りの改善もあるのか若干腰が低くなっている様で見た目の安定感を上げているのが感じられました。
 なので厳密には旧製品と現行品の混結はそれなりに差異があるはずなのですが(旧製品も中古モデルで前ユーザーがKATOカプラーに換装していたので中間車を現行品に紛れ込ませる事は可能でした)実際に中間車を混ぜ込ませても意外と違和感はありません。

 おかげで今回の485系は早々に12連フル編成が実現できることになりました。

KATO485系の中間車追加に思うこと

2024-08-01 05:25:17 | 車輌・電車

 先日入線したKATOの485系300番台ですが、旧製品のトレーラーのM+Mのユニットを加えても現時点ではトータル8連と思ったほどには長くなりません。
「やまびこ」か「はつかり」辺りを想定するならせめてもう2ユニットのM+Mが必要になります。

 とはいえ、現住地では中間車だけの増結セットはなかなか手に入りませんし通販を使うのも何か業腹な気もしましたので、先日の秋葉行きで中間車のユニットを漁る事にしました。
 流石にそこは「鉄道模型の店を梯子できる」あの場所の事、すぐに物を見つけることが出来ました。

 ですがそこで驚いた事は「M+Mのトレーラーとはいえ、れっきとした新品のNゲージのモケイが2両で3千円ちょっとだった」事です。
 何しろ最近の鉄道模型は価格の高騰が著しく、あの鉄コレですら次回製品は1両2500円。これにN化パーツや車輪を入れると1両で今回のセットより高くなる計算になるのですから。
 確か最近出たマイクロの10系客車も1両で5千円くらいはしたと思います。

 実のところ、今回は上京が急に決まったので、事前に価格を調べておらず漠然と「2両で5千円くらいだろう」程度に考えていましたから(量販値引きを考えても)意外な展開だったのです。
 そんな事もあって当初2連だけ揃える予定だったのが4連買える事になり、実車同様の12連が組める状態にもって行けたのは幸いでした。

 ところでKATOの485系増結セットには実は2種類ありまして「きのこクーラーの初期型」と「ボックスクーラーの後期型」がチョイスできます。
 前にIMONの展示品で「電気釜にきのこクーラーの中間車」の組み合わせに違和感を感じていたのですが、今回増結を2セット買えるとなると逆に「同じセットを二つ」というのが面白くなくなってきたのも確かで片方は初期型を選択しました。
 (編成表によると当時は「白鳥」「ひばり」「あいづ」などで初期型の中間車を組み込んだ編成があったそうですが「やまびこ」にそれがあったのかは不明です)

帰宅後、さっそく組んでみた電気釜12連編成は流石に迫力もの。前に入線していたマイクロの483系「やまびこ」との釣り合いもちょうど好い感じでした。

KATOの485系 300番台リニューアル

2024-07-25 05:15:03 | 車輌・電車
 今回の入線車はグランシップ直後に見つけた中古アイテムですが、もし入手が早かったらグランシップに持ち込んでいたであろう編成のひとつです。

 当鉄道には何編成かある国鉄色の485系ですが「かの学研のアレ」とか「TOMIXのボンネット仕様」とかどうかすると「LIMAの3両編成」とか如何にもな曲者ぞろい。内容的に一番まともなのがKATOの電気釜なのですが、これとて20年近く前の中古モデルで特に走行系のくたびれが目立つようになりました。

 そろそろ現行のクオリティの物かそれに近い出物でもないかとかねて物色していました。
 先日店頭で盛アオ仕様の「はつかり」セットを見つけてはいますがお値段の問題だけでなく、中間車の旧型モハの存在に違和感があり手が出せませんでした(盛岡出身のくせして汗)
 で、先日ようやくKATO現行モデルの6連基本セットの出物を見つけられたわけです。

 カタログ上では手持ちの旧モデルとの併結は出来ないとの事でしたが、旧モデルの方もユーザーがKATOカプラーに交換してあったので中間車を継ぎ足す事が可能だったのは長編成化を考えると有り難い(とはいえ2Mの協調性の悪さを考えると精々2,3両トレーラーを継ぎ足すのが精一杯ですが)

 今回のセットで個人的に目玉だったのはサシ481。
 わたしの手持ちのサシは学研製で他社モデルと繋ぐには少なからず躊躇させられる代物でしたから現行KATOクオリティのサシが入線できたのは嬉しい所です。「はつかり」にしろ「やまびこ」にしろわたしの記憶にある電気釜の編成にはサシが欠かせませんでしたから。

 手持ちと組み合わせて9連化させた電気釜の「やまびこ」
 たった3両普通車が増えただけなのに編成美はずいぶん違います。

 ところでわたしの悪い癖でこうやって見ると旧製品と現行製品の電気釜を比べてみたくなってきたのですがそれについては次の機会にでも。

マイクロの新幹線「1000形A編成」

2024-07-06 05:53:45 | 車輌・電車
 今回は久しぶりにわたしが琴線で衝動買いしてしまった中古モデルのシンカンセンからw

 物はマイクロの「1000形A編成」の2両セットです。

 新幹線の性能試験用に製造された1000形のA編成は「先頭車背中合わせ」という独特の編成で試験走行に活躍した後、救援車の941に改造され1975年まで残っていた車両だそうです。

 実は後身の941は既に同じマイクロの中古を持っていたのですが、ドクターイエローのご先祖みたいなカラーリングは良いとしても、0系と変わらなくなったライト周りだけはざんねんな思いをかねて持っていたのです。

 子供の頃、絵本や図鑑でおなじみだった「米粒ライト(と私が勝手に呼んでいた)」は後の0系よりも速さを演出する部分でした。
(まるでプロペラ機を思わせる前面3枚窓もお気に入りのデザインでしたし)

 今回のモデルは初期のカラーリングでこれも清新なイメージを感じさせます。

 で、このモデルの一癖あるところとして「スカートの前面の一部を取り外してアーノルドカプラーが装着可能」なところとか「先頭部サイドの表示窓に『夢の超特急』と表記されているところ(あるいは前ユーザーのお仕事かもしれないですが)」が面白いです。

 実車の941は殆ど活躍しないまま廃車になったそうですが、その間カプラーを使う機会があったのか、あるなら何を繋いでいたのか興味のあるところではあります。

「TEZMO SYNDOROME」とクモルのはなし

2024-05-01 05:13:51 | 車輌・電車
 WEBコミックの「TEZMO SYNDOROME」の今月分が更新されたので今回はその関連の思い出ばなしなどを。

 例によって今回のはなしは本編をお読みになってから、こちらを読んだ方が良いと思いますので以下のリンクをご参照ください。
配給電車に「沼る」!TEZMO SYNDROME(テツモ・シンドローム)38話
 (それにしても、ついこの間始まったように思っていたこのマンガも38回目だったとは。ぜひ単行本を出して頂きたいと思います)

 今回題材となっているGMのキット改造品のクモル〈24)ですが、この種の配給電車はGMの改造パーツが普通の電車のキットに「その気があるならやってみてください」と言ったノリで付属していましたし、1980年代のTMSなんかでも自作やキットバッシュの作例が掲載されていたものです。

 わたしの手持ちにも配給電車に挑戦したと思しき中古モデルがあったりするのですが、あの当時のこの種の電車の一番の難関は「自走できるようにする事」だったと思います。
 運転台から後ろがフラットな荷台になっている独特の構造は、当時の動力ユニットの転用ではどうしても「荷台にモータやギアが(それも盛大に)はみ出さざるを得ず」それをどう処理するかが難題でした。上記のTMSなんかの作例ではKATOの旧式動力(103系やキハ20系に使われていた凸型形状のダイカストのユニット)を用い、上からカバーをかぶせて大荷物の運搬中に見せかける」なんていう奇策を使ったものが印象に残っています。

 そんな具合ですから読者のわたしも「Nゲージで自走できる配給電車が市販されるなど永久に来ないだろうな」とすら思っていました(汗)

 それからずっと経ってこの趣味を再開したくらいのタイミングでワールド工芸から「自走できるクモルが製品化されていた」のを知った時は驚いたのなんのって(大袈裟)

 さらに何年かして偶然から中古モデルを入手できましたが、狭いキャブの中に片側2軸のユニットをキチキチに詰め込んだ構造はプラよりも肉の薄いボディが可能なブラスモデルならではのモデル化と思ったものです(ただ、その余裕のない構造のおかげで急カーブには弱かったですが)

 さらに時代が下ってあの鉄コレからもクモルが製品化されたのにはやっぱり驚かされたものです。
 ワールドのそれよりもキャブが長いせいか動力ユニットも余裕のある構造でこちらはきちんとミニカーブが曲がれるのが有難かったですし、当時は動力ユニットが手軽に買えたので「これなら他に何かできそうだ」というイマジネーションを刺激してくれたアイテムでもありました。


 ですがそれくらいで驚くのはまだ早かった。
 その数年後に入手したワールド工芸のプラ製クモヤ22001に至っては「コンテナ3個積みが可能なフルフラット構造の電車が自走できる」レベルまで行っています。

 小型のコアレスモータを縦置きした2軸動力はNゲージとしては最小レベル(実際には同じワールドから「台車の中にモータを組み込んだN版パワートラックみたいなのまで出ており、実質それが最小と言えますが)ここまで小さいなら(牽引力を気にしなければ)クモヤやクモルの無蓋電車の製品化や製作のハードルはだいぶ低くなった事になります。

 思えば電車としては相当に曲者と言える無蓋の配給電車ですが、その動力化の軌跡はそのまんまNゲージの動力の進化の歴史と言えます。
 というか「まさかここまで進化するとは思わなかった」というのが正直なところですね(汗)

 さて、クモルについてはそんなところですが、今回のコミックでは風奈と高嶋先輩が「スマホで通話(つまりおしゃべり)しながらモデルを組み立てている」リモートの描写に時代を感じました。インドア趣味の極北ともいえる鉄道模型の車両工作を「おしゃべりしながらやっている」というのは一面でかつてのモデラーの夢のひとつの実現かもしれません。

 尤も、わたし個人はこういうのは面白いと思いつつも「気が散りそうだから実行できない」とは思うのですが。

電気釜とボンネットの競演(笑)

2024-04-14 05:27:26 | 車輌・電車
 先日、日々のストレス解消で久しぶりにKATOの電気釜〈485系)を走らせた話をしましたが、今回はその続きです。

 最初は電気釜を走らせているだけで満足していたのですが、暫くするとボンネットの特急も一緒に走らせたくなる欲求がムラムラとわいてきました。
 こういう場合、普通なら同じKATOの181系とかやまびこ仕様の483系とかを引っ張り出すところなのでしょうが、今回は「模型自体のノスタルジー」に惹かれる形で同じボンネットでも「TOMIXの485系初代モデル」をレールオンしました。

 実はこいつを走らせたのも実に10年ぶりくらいになりますか。
 元々は近所の中古ショップで「1両当たり3桁価格で袋詰めジャンク扱いで並んでいたモデル」だったのですが、外見も走行性も特に瑕疵がなかったので手を出したものでした。

 車体のアイボリーが「成型色そのまんまに見える」所とか、窓周りに赤が回り切っていないために肉厚が目だっている所とか、多少安っぽさを感じる所もあるのですが、全体の印象は「あの頃(つまり前世紀の)Nゲージっぽさ」を感じさせるモデルと思います。
 走行性も繊細さとは無縁な豪快なサウンド(というか単にノイジーw)を立てつつ爆走するのですが、これがまた1980年代のNゲージを覚えている物からすると不思議と懐かしい気もしますw


 ところで、電気釜とボンネットの並びというとわたし個人の思い出で言うなら「あの頃の仙台以南の東北本線」です。

 ここでいう「あの頃」とは昭和50年前後の事ですが、それまでボンネットだったやまびこが電気釜仕様に変わったくらいの時期に上京した折、仙台駅だったかでまだ生き残っていたボンネット仕様の「ひばり」を目撃した思い出がありまして、前は模型でもこの二つが行き交う運転をやっていた物でした。が、それも(多分、東日本大震災の前後くらいから)ここ暫くご無沙汰していました。

 そんな訳で久しぶりの競演、しかもレイアウト移設後初の運転でしたがこの時だけはストレスが更に吹っ飛ぶ感じがしました(汗)

電気釜に癒される夜(汗)

2024-04-10 05:20:53 | 車輌・電車
 ここ数日くらい、色々と不本意な事やら嫌な事などが重なっておりまして、徐々に心の中に一種の歪力が掛かる様な感覚に押しつぶされそうになる心境が続いています。

 で、ふと思うのですがこういう感覚に襲われている時というのは大概「暫くモデルを走らせていない」ような時期である事が多いので、寝る前のひと時にでも何か列車を走らせてストレスを吹き飛ばしたくなってきます。

 そう思い立って、さて何を走らせようかと思ったのですが、以前はよく見かけたのに今では絶滅寸前になっている「普通の国鉄色の485系」を長い事走らせていないのに気づきました。
 そんな訳で趣味の再開直後の20年近く前に入線させたKATOの485系「はつかり」を引っ張り出します。

 久しぶりの走行だけに最初は走りもややぎくしゃくしていましたが、暫く試走してゆくうちに徐々に当たりが付いてきたのか、そこそこスムーズな走りを取り戻してきました。
 下段のレイアウトの緩曲線を身をくねらせながら走る「電気釜」

 子供の当時はボンネットタイプに比べてなんとなく愛想のないデザインと感じていたのに、いま改めて走らせると懐かしさと共に一種のワクワクした気持ちも取り戻している様な心持になってきます。

 やっぱりテツドウモケイは飾るよりも走らせるほうが楽しい。改めてそう思います。

 おかげで幾分ですがすっきりした気持ちを取り戻すことが出来ました。
 尤も、だからと言って悩みの種が解消されたわけではないのですが(汗)

3月13日なので313系のはなし

2024-04-02 05:33:00 | 車輌・電車
 以下の記事は去る3月13日にメインブログに上げたものです。
 時期外れも良いところですがご勘弁を。

 ネタに詰まった時の安直な「日付語呂合わせ」のはなし
 今日が3月13日なので313系のはなしとでも洒落込もうかと(笑)

 国鉄がJRになってから近郊型の代表格であった113系や115系、415系、そろそろ211系なんかも徐々に各地域のJRの仕様に置き換えられ、最近ではすっかり地域ごとに表情を変えている感があります(何をいまさら)
 その中でも313系は(わたし的に、ですが)最も113系の雰囲気を引き継いだ電車と思っていまして静岡や身延辺りで見かけてもなんとなくほっこりした気持ちにさせてくれる電車となっています。
 少なくとも同じ113系、或いは211系の後継でも東の不愛想さや西の垢抜け過ぎた雰囲気よりはわたしにはしっくりきます。

 ですから、趣味の再開時にJR時代の車両として真っ先に入線させたのも313系でしたし、その後も折に触れて中古モデルを入線させてきたので(それでいて仕様は微妙に異なる)いつの間にか313系は当鉄道でも大所帯の口になりつつあります。

 何しろKATOを筆頭にTOMIXやMODEMOの仕様まで入ってきましたから発売時期やブランド違いによる差異が意外に大きく実車の様に「どれも同じ顔に見える」のが少ないのが模型ならではの人徳とでも言いましょうか。
 (裏を返せば「あまり似ていないように見えるモデルもある」という事でもあるのですが、その辺はメーカー毎の造形のセンスの違いもあるでしょうからそこは「個性」と割り切れるかと思えます。わたしなんかは逆にその個性の違いを眺めるのが楽しい時もありますし)
 もちろん走行性も3者3様。最も古いMODEMOの仕様が一番くたびれた走りですが、さりとて不満もありません。

 また、短編成からある程度の長さにまで対応できる運用上のフレキシビリティの高さは113系にもなかったスペックと言え、小レイアウトで2連を走らせても違和感がないのも有難い点。入門セットに313系が選ばれるのもむべなるかなです。

 まあ、そこまでは良いとして313系のバリエーション(と言っても良いのかな?)には「外見がほぼ同じ気動車の仕様まである」のが面白い(勿論「JR東海のキハ25」の事ですがw)
 ここまでやると電化も非電化も関係なく東海では「同じ見た目の編成が管内津々浦々にまで走り回っている錯覚」すらしそうな勢いで怖いw

 ともあれ、その親しみやすさとフレキシビリティもあって313系一族は当鉄道でもいつの間にか「偉大なる凡庸」の仲間入りを果たしつつあります。

今年最初の新車から・KATOのE257系5500番台

2024-03-02 05:23:51 | 車輌・電車

 今年最初の新車になった元日入線のNゲージ車から
 この日のために丸半年以上溜め込んだ某ショップのポイントを初売りに注ぎ込んだモデルだったりします。

 2、3年前の事ですが夏の朝練を中央線沿線の某所で行った折、たまたま脇を通過していた列車の中にこの編成があり、独特のカラーリングが非常に印象に残っていました。

 元々E257系5500番台は「草津・四方・あかぎ」に用いる編成で本来ならこんな場所で見かける電車ではないらしいのですが、実際には波動運用、主に修学旅行列車として使われる事も多いのだそうで見かける事自体は珍しくはないのだそうです。

(なお「修学旅行」の行先表示シールは同じKATOのE257系でも9両編成の5000番台に付属しているのだそうで)

 実際、行先幕の中に「富士周遊」というのがあるのですが、こちらは元々3両編成が精々と言う富士急行の線内に5連の電車が乗り入れるので場所によっては「ホームから車両の一部がはみ出す」というまるで鉄道模型の小レイアウトみたいな光景が(笑)

 とはいえ「修学旅行列車」の響きにはわたしの琴線を刺激するものがあったのも確かでリリースの情報を聞いて以来、どうしようかと迷わせたアイテムでした。
 ベースとなったE257系はわたし個人は「あずさ・かいじ」の印象が強いのですが、専用カラーの緑の帯を纏っただけではなく前面の造形にも手を加えられ独特の表情を見せます。

 個人的には「かいじ」の頃よりも落ち着いた雰囲気があって悪くありません。

 帰宅後早速レイアウトの新年発走行に供したのですが、さすが今年最初の新車だけあって走行性はスムーズそのもの。
 これを眺めて「今年も春から縁起がいい」とか勝手に思ったりします。

 この編成も室内灯を組み込み、次回の年越し運転で走らせたいものです。

鉄コレの32系身延線2両セット

2024-02-24 05:55:37 | 車輌・電車

 今回は2023年最後の入線車のひとつから
 かねて予約していた鉄コレの32系身延線2両セットです。

 鉄コレは何年かに一度というまさに忘れた頃のタイミングで身延線の車両をリリースする事があり、今回のも久しぶりのリリースです。
(古くはモハ62系、クモハ123、51・32系など)

 まあ、身延線の車両にはそれなりにお世話になる事も多いのでリリースされれば手を出す事も多いですが。

 今回のモデルはクモハ14803とクハ47053の組み合わせ。
 17M級と20M級の2連という変則的な組み合わせです。
 変則的といえば今回のクモハは以前リリースの第4弾の17M車の色替え仕様との事で、クハと並べた場合造形の細密度に差が目立ってしまう欠点があるそうです。

 まあ、レイアウトで走らせる分にはあまり気にしないですが、むしろわたしが気になるのはスカ色のトーンが他社モデルに比べるとやや淡い色調になっている点です。
 最もこれはスカ色の鉄コレ全般にも言えることではありますが。
 前面では運転席のHゴムが目立つポイントです。まあこれで何とか第4弾とは違うという事はわかります(笑)


 それにしても、わたしのスカ色好きにも我ながら困ったものです(汗)

昨年最後の入線車・TOMIXの115系300番台

2024-02-17 05:52:08 | 車輌・電車

 一昨年の11月頃に115系の話をこのブログで書いた時に手持ちの横須賀色115系が足回りが草臥れてきた話をしたのですが、それから1年ちょっとで 中央東線仕様の300番台がリリース(というかリニューアル)されました。

 ショップの店頭で実物を見かけ、ほとんど衝動買いに近い形で入線させました(まあ、遅かれ早かれリニューアルは必須でしたが)

 造形面は今時のTOMIXらしく細密感にあふれていますがタイフォンやら何やら後付けパーツが細かいので取り付けに神経を使います。
 (で、いまだに車番が付いていません)
 行先幕は前後で「新宿」と「小淵沢」を選択(笑)
 「同じ編成で前と後ろを同時に見る事がない」が故の割り切りです。

 室内灯も装備しリニューアル中のレイアウトで試走させましたが、さすが最新モデルだけあって走りのスムーズさは前のモデルとは天と地ほどの差があります。
 とはいえ旧型の115系もGM辺りとの動力コンバートは検討中です。

 こういうのは同じ塗装が2編成あっても(いや、複線での使用を考えたらむしろ二つあった方が良い)問題ありませんし、何よりもったいないですから。
 で、昨年の大晦日の年越し運転でも早速活躍してもらいました。

鉄コレの101系南武線仕様

2024-02-10 05:07:54 | 車輌・電車
 以前NewDaysのJRE鉄コレの話をした時に、南武支線仕様の101系のことを書いた事があります。

 あの時のラインナップの中でわたしの心に引っかかったモデルの一つがこの仕様だったのですが、かといってあの時点では通常品の鉄コレでこの仕様に当たる事がなく半ば忘れていた存在でした。

 NewDays仕様のモデルについては以下のリンクを
NewDays鉄コレの「101系南武支線仕様」

 が、先日行きつけの中古ショップで通常品の2連モデルが見つかり、やっと念願を叶えた次第です。
 今回のモデルは101系とはいえ2連化の仕様なので「両方がクモハの2連」という見た目の点では101・103系顔の電車の中でもかなりの変わり種と思います(カラーリングもかなり個性的な上にインバータクーラーが屋根上にドカンと腰を据えた重装感も半端ないですが)

 かねて気になっていたモデルだけに帰途で動力と走行化パーツも都合し、翌日の早朝「車の中で一気に組み立てる」加工を済ませました(この辺の経緯については改めて書くこともあるかと思いますが)

 N化した101系の2連は短編成ながらなかなかの存在感。小レイアウトにもよく似合う4扉20M級電車とは言えると思います。

1月17日なので117系のはなし

2024-02-06 05:58:11 | 車輌・電車
 今回も日付ネタです。以下の内容はメインブログで1月17日に上げたネタです。時期がずれましたがご勘弁を。

 今日が1月17日という事で117系のはなしをば。
 わたしがテツドウモケイの趣味に入ったのは1975年頃の事で中断したのが1983年頃でしたが、その時期に登場した(勿論実車の)新型車の中で最もわたしの琴線に触れた車両がこの117系でした。

 トカイを走る電車の中で、通勤型や近郊型の車両は故郷の田舎で見る事がなかったのでその存在自体が「トカイの象徴」みたいな物だったのですがそのイメージを引きずっていたわたしにとって「2扉なのに都会を感じさせる電車」「貫通扉を持たないまるで特急電車にでも出そうな前面」を併せ持った117系はなかなか新鮮に映ったのです。
 (この辺は田舎者の餓鬼の妄想イメージも多分にあるのですが汗)

 国鉄と私鉄が入り乱れ、速さ・サービス・利便性のいずれもで競合状態が続く関西地区に投入された117系は、国鉄型でありながら私鉄風のテイストを感じさせる編成だったと思います。
 アイボリーにマルーンの帯を纏った塗装も独特の落ち着いた雰囲気を持ち一種大人の雰囲気すら感じたものです。

 わたしの手持ちの117系はいずれも趣味を再開した2003年以降に入線させた中古かジャンク上がりの代物ばかりで、正直自慢になる様な物がないのですが、この機会にレイアウト上で快走させてみました(汗)

 KATOの117系は造形面ではほぼ文句ありませんし走りも30年近く前のモデルとしては良い方です。但し片側のスカートが欠落していた為、入線時に形状が比較的似ていた165系のスカートで代用したという曰くがあります(大汗)

 同じKATOのサンライナー仕様。こちらは「外箱なし」で安価だったものですが、わたしのイメージする117系とはかなり異なる雰囲気のカラーリングです。しかも白がメインの塗色だったのでカメラで撮ると白飛びを起こしやすい欠点が(笑)
 それでいて走行性は手持ちの中で一番良かったりします。

 あとひとつは数年前、たまたまジャンク品に当たったしなのマイクロの仕様。手持ちでは唯一の金属ボディの編成ですが窓の抜けが良く、このメーカーとしては珍しい事に117系専用の足回り(エンドウやしなのでは台車や足回りで他の機種の物を使いまわす事が多かった)を奢っていたにも拘らず前面の造形がラフな上に側板との接合部の段差が物凄かったために世間の評判がすこぶる悪いモデルでした。

 おまけにわたしが入手した個体は前オーナーか誰かが車体を踏みつけるかしたらしく微妙に歪みを生じてしまっています。
 走行音は重戦車系ですが意外に元気のいい走りをしてくれるのが救いではあります。

 と、こんな具合に3者3様のコンディションの117系なのですが、こうして一堂に走らせると不思議なワクワク感があります。まあ、本来ならば併進する私鉄電車とのコラボがそれらしいと思うのですが、それはまたの機会にでも試してみたいと思います。

1月13日なので113系のはなし

2024-02-01 05:54:57 | 車輌・電車
 以下の内容はメインブログで1月13日に上げたネタです。時期がずれましたがご勘弁を。
 今年最初の日付ネタです(汗)

 今日が1月13日なので113系のはなしをば。
 昭和40年代以降、近郊型電車の代表格となっていた113系は割合早い段階で各社からモデル化され、メーカー毎ばかりか年代毎にも造形や走行性の違いが大きい事が特徴のひとつとなっています。
 ある意味「走るNゲージの歴史」みたいな立ち位置にある車両ともいえるのではないでしょうか。

 この趣味に入ってわたしが最初に編成を揃えたNゲージモデルはTOMIXの113系でした。

 思えばあの頃からわたしのスカ色好き、スカ色嗜好というのは強かった様で、このシリーズも横須賀色一択でした。

 当時お座敷運転と言っても単線エンドレスに待避線が付いた程度のレベルでしたが、それでも初めての編成物の電車を走らせた感動は今でも忘れられません。
 スプリングウォームという斬新な動力伝達方式が生む独特の走行音(ノイズとも言うw)はKATOのモデルとは一味違う走り味を感じさせ、決してスムーズとは言えないながらも「鉄道模型をものした」思いを強く実感させてくれたものです。

 先頭車には金属製のスカートと共にアーノルドのカプラーがマウントされ、8連以上の増結のイマジネーションも掻き立ててくれたものです。
 (現実には実行できませんでしたが)

 で、趣味の再開後は同じTOMIXの新快速色と共にKATOの113系も入線。こちらもやっぱりスカ色だったりします。

 まあ、そこまでは普通の展開ですが。
 2017年にリリースされた鉄道コレクション第24弾はJR化をきっかけに113系のローカル線への転線が始まったのに伴い改装された変わり種をラインナップしていました。
 
 山陰本線の3800番台もこれくらいならまだ理解できるカッコなのですが、

 反対側に来ると御覧の通り。

 紀勢本線仕様の2000番台までくると種車を類推するのも困難なレベルまで改修されて、まるで別な電車に見えるのですから困ったものです。
 まあ、こんなレベルに変わる位に113系が津々浦々にまで普及している一つの証左と思って納得するしかありません(汗)

 ともあれ、113系、それもスカ色の仕様は私自身のホビーライフの歴史の反映にもなっている存在です。これに115系や415系まで加えたら更に凄いはなしになりそうなのですが、それについては次の機会にでも。

エキナカオリジナル鉄コレのクハ103-124仙石線仕様

2023-12-16 05:44:48 | 車輌・電車
 先日の静岡行きの戦利品から

 この間、鉄コレのエキナカオリジナル第2弾の715系先頭車のはなしを書きましたが、同じシリーズは今回行った「駿〇屋」でも箱単位の出物がありました。
 尤も、今回のラインナップは箱買いしてまでして欲しいものではなかったので眺めるにとどまりましたが、開封品のばら売りの中にわたし的に注目したものがありました。

 JR東日本の仙石線仕様クハ103-124がそれです。
 仙石線に入線した103系は当初は首都圏と同様の単色カラーリングでしたが、後に仙石線オリジナルのカラーリングの物が何種類か登場。
 その中のひとつふたつは過去にNewdaysの鉄コレでもリリースされた事があります。

 今回のクハ103は白地の車体にドアに青をあしらったカラーリングで海辺を走る電車を主張していますが、前面窓が元々の3分割から2分割に変更され普通のクハ103とは異なる趣の面構えになっています。
 実はこのカラーリングの103系は以前ラウンドハウスから編成物のセットが出ていた事があるのですが、カラーリングは同じでも前面窓はノーマルのクハ103のままだったため「タイプ」を名乗って販売されていました。

 つまり、今回の鉄コレを先頭車に持ってくれば、正調に近い仙石線の103系が再現できるわけです。
 店頭でこれを見つけた時には「ほお、こんな出物もあったか」くらいの感覚でしたが、同系モデルが2両あってお値段も心持定価より安い程度となるとついムラムラと来てしまいます(笑)

 ただ、そのままではアーノルドカプラーなのでKATOカプの密連には合いませんが、パーツさえあれば交換は容易でしょう。
 ほかにKATOの仕様と比べると屋根の色がやや濃い目ですが気にしなければ気にならないレベルと思います。

 メーカーの違いによる色調の違いが目立つかと危惧していたのですが、並べてみた範囲では気にはなりませんし車体の高さもほぼ合っている様です。
 流石にKATOの様にライトが点灯しないのが難ですが、そこは妥協します(汗)

 帰宅後KATOカプラーと走行系ユニットを購入して早速N化しました。