光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

週刊SL鉄道模型24号から

2012-07-31 06:14:35 | ミニSLレイアウト
 今回は久しぶりの題材です。
 週刊SL鉄道模型24号

 大分間があきましたが、これはここ数週ほどベースボード関連のアイテムばかりだったからです。
 ようやく全てのベースが揃いました。

 同時にこれで初めてレイアウトの正確な全体像が出来上がった訳です。
 600×400サイズのボード上に展開したレイアウト図は最初に第一号を見た時と同様、小さいながらも考え抜かれたトラックプランである事を感じさせられました。

 基準カーブは140Rですが一部に177Rも組み込まれている事、未だ見ない「ターンテーブル」の寸法が判明した事も収穫でした。後者の場合、KATOのC11やTOMIXのDE10がぎりぎりで載るサイズのようです。
 実際には本線のカーブクリアの問題があるのでレイアウト全体としてはマイクロのC12辺り迄がどうにかなりそうな気がします。

 さて以前触れましたがこのレイアウトは改修の上でモジュールに載せる積りでいます。
 それに合わせてベースを横に30㎝延長し、線路も延長する積りでいます。

 その計画ですが下の方の旅客ホームの側線を280Sで延長して140Rカーブで回りこませます。
 更に上方の部分にポイントを一か所追加して片渡り線とし、これも延長します。
 さて、この先ですがこの延長したふたつの線を140Rでつないでエンドレスにするか、或いは直角クロスレールでつないでしまうかが今悩んでいる所です。

 エンドレスにすれば運転距離が延長できる上にレイアウトとしての完結性が高まる反面コーナー部のデッドスペースが大きくなる弱みがあります。
 クロスレールではその問題は解決できる上に将来(?)の延長にも対応できます。 
 但しやり様によっては却って中途半端になる危険がある事と、補助フィーダーが複数必要になる可能性があります。

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2012年夏の運転会から・二日目

2012-07-30 06:40:01 | 旅行・探訪・イベントなど


 夏の運転会から。
 スケジュールの都合がついたおかげで二日目も参加できました。
 今回は車両編です。



夜の部ともなると一般のギャラリーが少なくなる時間帯ですのでメンバーの趣味に走った編成が楽しめる一種の穴場タイムです。


 私も先日作ったばかりの「平泉ツアー号」をデビューさせましたが、ダブルスタックのコンテナ編成やら時ならぬ「E2まつり」とも言うべき新幹線のワンメイク走行などが見ものでした。



 昼の部は昼の部で比較的知られた編成や子供さんが喜びそうな編成が中心になります。長編成同士の豪快な追い抜きが楽しめるのはこのサイズのレイアウト(8メートル×4メートル)の醍醐味です。


 メインラインと体験運転用のレイアウトが近接しているため一部では7線並行という豪快な区間が出現します。
 このポイントに居ると見飽きません。外側からはよく見えず、操作部にいるメンバーのみの楽しみとも言えます(笑)


 紅葉の瀑涼に隣接して住宅地。走るはSLミニ列車。
 異なる風景が連続するモジュールだから起こりうるミスマッチもまた魅力と思います。

 大鳴門橋を背景に走行するコンビーノなんて言うのもそうですね(笑)

 先日写真を載せ忘れた動物園セクションから。

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夏の運転会2012

2012-07-29 08:22:35 | 旅行・探訪・イベントなど

 先日紹介しました鉄道模型クラブの運転会が地元のショッピングセンターで行われています。
 私は夜になってやっと都合がついたので夜の部のみ参加してきました。


 新装オープンのターミナル部。線路配置がより効率的になったことたホーム部とヤード部が分離したことで運転会での使い勝手が格段に良くなったようです。
 ホームはKATOの近郊型ですが、改めて見るとかなりデカイホームと実感します。個人所有の固定式レイアウトでこれを組み入れるのはかなり難しいと思えました。
 こういう大スペースをフルに使うシチュエーションでなら威力を発揮しそうなアイテムと感じます。ここは余談です。

 先日紹介した新作モジュール。周囲の処理がやけに厳重だと思っていたら「実際に滝に水を落とす仕掛け」が付いていました。循環式でいつまでも流れるようにしている辺り涼感たっぷりです。


 太陽電池でLEDを駆動させるシステムも初お目見えです。ただ、聞く所では蛍光灯程度の灯りだとこの大きさでもLED数個を点灯させるのが精一杯との事らしいです。


結婚式場や盆踊りなどのミニシーンも充実。昨年話題をさらった(笑)動物園モジュールも登場です。

 観覧客の運転用レイアウトもかなり力の入った密度のあるつくりです。
 カメラカーによる走行風景の中継や大鳴門橋の展示も健在でした。

 肝心の鉄道模型が出てきませんがそれについては次回に。

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今日から運転会です。

2012-07-28 06:27:21 | 旅行・探訪・イベントなど
 夕べは毎年恒例の夏の運転会の準備をやっておりました。

 今年は例年になく新作モジュールが多い様子で更にレイアウト自体にかなり手が加わりかなり見ごたえのあるものになっています。

 まず上の写真から。
 これまでファイントラック中心で組まれていた(メインラインはユニトラック)ヤード&駅のモジュールでしたが、今回ユニトラック中心にモデルチェンジしました。
 側線の周囲のスペースにもかなり余裕が出てきており、これまで何かと煩雑だった列車の入れ替えがスムーズになる実用上の効果も期待できます。

 紅葉の滝のモジュール
 新作ですがこれまでにないギミックが仕組まれています。
 お披露目はこれからになりそうなので今の時点では伏せておきます(笑)

 この他にもメンバーの趣向を凝らした新作がいくつか出ています。

 今回はスケジュールの都合で私自身はモジュールを持ち込めなかったのですが次回に向けてのモチベーションは今日の時点で結構補充された気がします。

 運転会は今日・明日の両日ですが上記の事情により私が参加できるかは不透明です。ですが参加できた折には続報を上げる積りです。

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「江戸細工」と鉄道模型で思うこと

2012-07-27 06:52:43 | 書籍

 今回はのっけからこんな写真です。

 杉浦日尚子氏の「一日江戸人」
 実はこの間、飲み会で出かけた料理屋の「ご自由にお持ち帰り下さい」というコーナーで入手した物です。
 ご主人が時代小説ファンなのかとにかく髷物が充実していたのですが、その中で目を引いたのがこれでしたので(笑)

 書名の通り江戸時代の江戸人の風俗を分かりやすく解説した一冊なのですがその中に少し興味を引いた部分がありました。
 「江戸人のホビー」の項の最後に「ミニチュア細工」の一節があった事です。

 当時の江戸では指先に載る様な大きさの家具のミニチュア細工がオトナの趣味として愛玩され、家具の中には本物の10倍の値段で取引された物もあったとの由。
 本書では最後の江戸細工師として小林礫斎のミニチュアがイラストで紹介されています。

 これを見た限りでは高さ9センチで18ある引き出しが全て可動する箪笥やら直径4ミリの駒など非常に精巧に作られているようです。比較対象がないとミニチュアとは分からない程だったとか。
 これで小林礫斎の作品に興味が出てきたのでネットで検索するといくつかの作品の写真がヒットできました。
 (直接の掲載は避けますがこの名前で検索するといくつか見つけられると思います)

 なるほど、なかなかに細密です。

 そこでふと思ったのですが、16番を中心にした鉄道模型、或いはミニカーや超合金にまで波及している細密趣味のルーツと言うのは案外こんな所にあるのではないかと感じました。
 ミニチュア家具等は何かエコーモデルのレイアウト用品を連想しますし。

 ただ、もう一つ気になったのは同じミニチュアでもドイツ辺りのそれが「ひとつのシーンの全体を表現する」事に重点を置いているのに対し日本のこれらの作品がシステム性をあまり気にしない「一点主義」の印象を受ける事です。

 この辺りは国民性の違いと捉えられるのかもしれませんが、そう考えると日本の鉄道模型の車両偏重や細密趣味に走る理由の一端が見える気もします。

 それにしても何を読んでも鉄道模型やレイアウトと結び付けて考察を始める様になるとある意味末期症状のような気もします(汗)

 HPです。機関車の項更新しました。
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「テツドウモケイの買い物」で思うこと

2012-07-25 06:47:48 | 思いつくままに・考察
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トップページ レイアウト・モジュール 車両紹介リンク
思い出の書籍 ふと思うこと 趣味の思い出 更新履歴




 今回は買い物をしていてふと思ったことから。

 「鉄道模型を買う」といえば私がこの趣味に入った昭和50年前後の頃は99パーセントが「町内の模型屋さん」での購入を指していました。
 あの当時は科学教材社が「工作ガイドブック」という「有料の通販カタログ」みたいなのを出していたので「通販」という概念はあったのですが、在庫検索に手間がかかること(全てが郵便でのやり取りですから無理はないのですが)商品代のほかに送料がかかることなどの問題があり(当時は安売り店というものはありませんでした)あまり一般的な購入法とは言えなかったと思います。

 今は通販も花盛りで昔の製品などもオクを使う事であの頃に比べると飛躍的に鉄道模型の入手はしやすくなっていると思います。
 ですが私の場合、不思議なことにこれらの入手法は「どうしてもという場合の最終手段」という位置づけになってしまっています。

 私の現住地は模型店は一軒だけ。専門店はクルマで片道30分はかかる(しかも田舎の信号もそんなにないルートで)という環境にあります。
 中古ショップは比率から言えば他の地域より多い方なので救われていますが、それでも秋葉並みというわけにはいきません。

 これほど不便な環境ならば通販をもっと活用しそうなものですが、なかなかそうしないのが不思議なところです。

 更に不思議なのはたとえば、これが子供の玩具とか家族の聴きたがっているCDとかなら実にためらわずに通販を使っていることです。
 自分にそれほど興味のないものならあっさりとネット通販にしてしまう訳ですからやり方が分からないとか利便性を理解していないという訳でもないようです。

 これは思うにいつのまにか「趣味の品は足で買う」という習慣がいつの間にか染み付いてしまっている事と関係ありそうです。

 鉄道模型とはかつては家から出ないインドア趣味の極北とされてきました。それがNゲージの普及による一般化をきっかけに安売り店の出現、中古おショップの全国展開化などがすすみ、買い物ひとつとっても「外へ飛び出したほうが実りが多い」状態になってきたように思います。
 もちろん同じ事はネット通販でも可能ですがそこに感じるのは「情報で買う」という感覚であり、外で買う場合の「出会いを買う」「手にとって買う」というアナログな要素が著しく不足しているように感じます。
 新製品の場合もこれは同じ事で写真やスペックという情報だけに頼って高額なモデルを盲買いするのには幾分不安を感じることもあります。
 
 そこで思い出したのが寺田寅彦が「丸善と三越」という随筆で三越での買い物について書いていた以下の一節です。

「~食堂のほかには食品を販売する部が階下にある。人によると近所の店屋で得られると同じかんづめなどを、わざわざここまで買いに来るということである。買い物という行為を単に物質的にのみ解釈して、こういう人を一概に愚弄する人があるが、自分はそれは少し無理だと思っている」

 なんとなくこの心理は私にも少し当てはまりそうです。
 趣味の買い物という行為には「探索」「探検」という側面もあると思います。これは自分の足を駆使して得られる快感ではないかと思います。
 最近新設されている郊外型のショッピングモールの大半が「客を歩かせる・回遊させる」ことでその楽しみを味わわせる演出をしている事でもこの仮説は裏書きされます。

 古くから存在する銀座のような繁華街では「銀ブラ」という趣味が成立する程にそうした「探索性」が維持されている事で一層栄えてきたのではないかと思えます。

 ましてや秋葉原のようにジャンルの専門性が高いところに「歩き回ることで掘り出し物を見つける楽しみ」がある一角ではこれはなお更でしょう。



 これは家から一歩も出ずにネット上での情報のやり取りだけで行うネットサーフィンでは不可能な事だと思います。
 あくまで肉体を使った探索であることが重要ですから

 この心理は中古ショップなどに見え始めている「鉄道模型の骨董化」も関係あると思います。骨董品ほどネット通販やネットオクに向いていないジャンルはありません。
(写真は本題とは関係ありません)

2


 今住んでいる所や故郷が田舎という事もあるのですが、うちの近所で鉄道模型を買える店というのは未だに個人経営の小売店が中心です。
 それぞれの店にご店主の個性や知識が反映した良い意味での「市井の店」という感じが残っていて懐かしい感じすらします。
 実際、他の業種ではこういう感じは急速に希薄になりました。特に郊外型のショッピングセンターやコンビニが普及してからはそうです。

 模型やホビー系の店では売る側に要求される知識も半端ではありませんし、それらの教育にかかる人件コストも照らし合わせると量販店がなかなか普及しないのも少しわかる気もします。

 ですが私がこの趣味に入った前後数年間の期間ですが鉄道模型はそうした店とは別に買う事ができる所がありました。

 それは地元の老舗デパートです。

 あの頃は鉄道模型も切手やコインと同様の「高級ホビー」のひとつと看做されていましたし、実際古切手やコインなどのコーナーが存在していましたからそれらの延長で鉄道模型、それも扱いがしやすいNゲージがデパートに並ぶという事が今ほど不自然ではなかったと言えます。
 今思い出しましたが(汗)最初の頃のナインスケール=BACHMANNのストラクチャーやアクセサリは殆どデパートで買った記憶があります。
 (それらの大半が今になってうちのレイアウトで街並みの一部になっているのですから何事も続けてみる物ですねw)

 そういえば折に触れて取り上げている「エンドウのNゲージのEF58」も購入したのは名古屋の三越でした。
 あるいはファーラーのカタログが高崎の高島屋で買えたり、GMの80年版カタログが山形の酒田の駅前デパートで買えたというのもこの頃の特徴だったと思います。

 その後、東京近辺では例えば西武池袋店の「しぐなるはうす」なんかの様に昭和60年代になっても鉄道模型のコーナーが存続していた(ここ10年位池袋にご無沙汰していますが今でもありますか?)所もありますし今でも私鉄系のデパートでは自社のモデルを中心に鉄道模型を扱う所もあると思います。
 ですが地方の百貨店ではそれ以前に殆どの店が鉄道模型の扱いをやめてしまいました。
 ほぼ同じタイミングで切手やコインのコーナーもなくなった筈なので一人鉄道模型に留まらず「高級ホビーをデパートで買う」という習慣自体がこの頃に消滅した気がします。
 それは同時に、地方に於いてデパートとスーパーの境目が曖昧になり、結果として「見た目だけが華やかでその実全ての商品が画一化した郊外型のショッピングモール」に客の大半が流れ込み古くからの商店街が壊滅するという現象と表裏一体をなしている気がします。

 因みに今の私の生活圏では未だにホビー系の量販店と言う物がありません。
 ヤマダ電機はあってもそこらの模型屋より品揃えが薄かったりしますしトイザラスも先頃撤退してしまいましたので現住地は鉄道模型を別とすればホビーの不毛地帯となりつつあります。
 まあ、こんな田舎で量販店がペイできるとは(この地域の県民性と併せて考えると)思えないのも確かですが。



3

 鉄道模型の買い物に絡んで思うことから。
 秋葉原や新宿西口はモデルの新品や中古を問わず買い出しの定番となっている地域であります(実はここの他にもいくつかそれに近い性格の街が出てきているのですが)

 大都会のメリットと言いますか、マニアや変態(笑)の数が田舎に比べて多いのに加えて都会の特徴である「異質な趣味に対する許容度の高さ」が高いのでここへ出かければ何かしら見つけものや発見があるというモチベーションを与えてくれる事で遠いにもかかわらず年に何回かそこを覗きに行く事になります。

(この点、ジャンルは違うのですが過去に折角企画されていたコスプレイベントをたった一通のクレームで急遽中止してしまった何処かの県とは大きな体質の違いと「差」を感じてしまいます)

 実際、鉄道模型に限定しても安価な買い物のできる量販店と掘り出し物の確率の高い中古ショップ、外国製品の専門店や、専門書の漁れる古書店がひとつの街に複数あるポイントと言うのはそう多くはないですし、それゆえに多少遠くても確実に客を集めている側面もあると思えます。
 してみるとこうした街はそれ自体が聖地というか聖域みたいなもので相互の店の競争と個性の発露の積み重ねで聖性を身に着けているとも言えます。

 尤も同じ聖地でも天●堂のある銀座、ホビセンのあった落合南長崎は多少様相が異なりますが。

 私の故郷にある某中古ショップなどはこの種のショップとしては異例な事に周囲の商店街との一体感と共に成り立っていると感じられる点で「銀座の一部」として機能している天賞堂のそれに近い物を感じます。

 その点で落合南長崎の場合は聖地としての性質は高いものの周囲は住宅地で商店街とのつながりが薄く、どうかすると隣のアパートに住んでいる人間でもここが何の店かわからない可能性もありそうです(笑)尤も今の歌舞伎町の仮店舗ではさすがにそんなこともないでしょうが。

 さて、そういうのとは別個に地方には地方なりの「聖地」に相当する店があるケースもあります。

 私の行きつけのショップなんかもそういうのに該当しそうですが、都会の店に負けない品揃えと新製品の予約のしやすさを持ち(大概その地域唯一の)レンタルレイアウトが併設されている。また、地元のクラブなどとの連携も図っていたり一般人も集まるイベントなどでも積極的に鉄道模型をアピールする姿勢を持っているという特徴があると思います。

 更に不思議なことにこういう店は街の中心街にドンど構えているケースは少なく、むしろ田んぼの真ん中とか線路も通っていない山の中(笑)などにあるケースも多いように見受けられます。見様によっては地理的なハンデを積極的な努力とアピールをすることで聖地としての地位を掴み取っている印象すら受けます。

 こういう聖地の存在は田舎暮らしには非常に頼もしいものがあります。

 性質こそ違うもののこうした二通りの聖地が存在しうるというのは趣味の上では非常にありがたい事には相違ありません。どちらを覗いても何かしらの発見があり見つけ物があり、充実感を与えてくれる存在(たとえ何も買えなくとも)であるという点でかけがえのないものでもあるといえます。

 最近は地方でもネットの普及でこうした店や地域に行かなくともそれに近い買い物や情報収集、交流は可能になってきました。
 ですがネットだけの間接的なアプローチでは「空気」を「肌で感じる」事が出来ません。
 私にしてからが、秋葉原や地元の聖地に行ってみて初めてそれを感じたくらいですから。その意味では田舎暮らしのファンでもできれば一度はこの手の聖地巡りをしてみるというのは結構有意義なことではないかと思います(尤も、ジャンルのネガティブな部分を見させられてしまうリスクも大きかったりしますが)

 もちろん、逆に都会のファンが上述の「田舎の聖地」を覗いてみるのも新鮮な発見が得られるものと思います。


 HPです。レイアウトの項で「モジュール」をオープンしました。
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今月の入線車・「坊ちゃん」にでも出てきそうな・・・

2012-07-24 08:52:02 | 車両・蒸気機関車
「停車場はすぐ知れた。切符もわけなく買えた。乗り込んでみるとマッチ箱の様な汽車だ。ゴロゴロと5分ばかり走ったらもう降りなければならない。道理で切符が安いと思った。たった3銭である」
 夏目漱石の「坊っちゃん」の一節ですがそんな風景に似合いそうなミニロコを入線させました。

 西ドイツミニトリックスのT3。モデルとしてもかなりの年代物と思われます。

 これがまたTOMIXのKSKタイプCタンクよりもでかい(オーバースケール)カマでした。
 何しろキャブ内にキャラメルモータが縦に収まってしまう位ですからその図体は(汗)

 元々はプロイセン王国の古典機らしいのですがプロトタイプにまるで似ていないプロポーション、スポークなしの円板状の動輪、先ほどの図体の件と併せると一見してまるで良い所なしに見えます。
(同型機はアーノルドからも出ていますが調べたところでは見た目は武骨ながらこちらの方がプロトタイプに近いです)

 ところがこのT3実車を手に取るとまるで憎めない。
 プロポーションが実車に似ていないと言うだけでデザイン自体には破綻はなく、不思議と可愛げがあります。
 チビロコの様なフリー機に近いと捉えれば結構好いロコと言えます。走行性は可もなく不可もなし。TOMIXのCタンクよりもよく、フライッシュマンのBR98ほどではないレベル(と言いますか98の走行性能が突出しているのですが)

 これを見ていると無闇に外見だけ実車に似せる事ばかりに汲々とするモデルの方向性にふと疑問を感じてしまう気もします。

 オーバースケールを逆手にとってマイクロの二軸客車(1号機関車用)を牽かせても良い雰囲気を出しそうです。

 HPの車両紹介のページです。
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大レイアウトを考える・レイアウトと見晴らし台

2012-07-23 06:58:17 | 思いつくままに・考察
 昨日今日は暑さは一段落していますが、体調はややメロメロ状態です。
 そんな頭に浮かんだことから(汗)

 大レイアウトの考察。今回は少し視点を変えます。

 ギャラリーの立場で大レイアウトを見る時どういう視点だと楽しいか。
 レイアウトの俯瞰の魅力については以前触れましたが、一般に大レイアウトの場合、ベースの外側から見下ろすと言う視点が一般的かと思います。
 だからこそ風景に俯瞰の魅力が必要と思えるのですが。

 最近よく話題にする原信太郎氏のシャングリラ鉄道は面白い拝観形式を取っています。

 この本にも概要が掲載されていますが、恐らく個人所有のレイアウトとしては最大級の広さと思います。
 レイアウトの上を横断するようにブリッジ状の部屋を組み、そこの窓から見下ろすと言う物です。
 こうすればターミナル駅の列車の行き来を交差する路線の列車の窓から眺めるという視点になります。
 実際部屋のインテリアも、食堂車を模した雰囲気満点な物でした。

 これはラージスケールの車両を運行する大レイアウトだから実現可能な形式とは言えます。
 Nや16番でこれをやったらヘリコプターか旅客機の視点(それも固定した)となってしまうのが落ちでしょう。

 ですが列車ではなく「タワーの展望台」なら?

 私の故郷の裏山なんかですと展望台があって有料の望遠鏡で風景のアップを眺められる様になっています。
 「鉄道」に拘る限りはこれは邪道ですが、これと同じものなら少しの手間で実現可能な気もします。

 今思ったのですがある程度以上に大きいレンタルレイアウトもこういう形式だとギャラリーも結構楽しめそうな気もします。
 但し、余り見下ろし過ぎる視点では却って興ざめです。その意味ではレイアウトの真上というのはあまり面白くない気もします。
 
 ショッピングセンターでの運転会で時々吹き抜けの広場で行うことがあるのですが、あれも俯角が付き過ぎてあまり面白いものではありませんでしたし。

 精々これくらいの俯角がリアルに見えるぎりぎりの線かもしれません。
 今回も実現の可能性そっちのけの妄想でした。

 HP更新しました。
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偉大なる凡庸の系譜・5・DE10

2012-07-22 07:17:41 | 車両・ディーゼル機関車
 「偉大なる凡庸」シリーズ、調子に乗って続きます(汗)

 今回はDE10。

 この機種は私が鉄道模型の趣味を復活させた直後から入線をもくろんでいた機種でした。
 私の故郷では「ED75とDE10しかないんじゃないか」と言う位にごろごろしていたロコで、いまだに故郷の鉄道風景の思い出を語る時に欠かせない存在なのです。

 ですので当初から探していたのですが、あの頃はちょうどDE10の「冬の時代(KATOもTOMIXもDE10は出していたものの生産かあらかなりたっていて在庫がなかった時期)」でどこを探しても

モデルがなかった為苦労させられました。
 ある時思い余って、唯一在庫のあったTOMIXの「DE15」を入線させてしまいました。

 これはDE10に除雪機をくっつけた機種でそれさえなければDE10で通用します。ただ、当然の事にお値段はDE10より高価でしたが。

 ところがその直後からDE10の中古が出るわ出るわ。
 KATOの改良製品がリリースされる前後の時期だったからでしょうか、KATO・TOMIXが各1両ずつ増備できてしまったのです。
 中には年代もの過ぎてゴムタイヤがドロドロに劣化していたものまでありました。

 これにKATOの改良型が1機加わり、更にマイクロが入線している体制となっています。

 実際、ローカル線では貨客牽引、ターミナル駅では入れ替え業務、臨港線や専用線もそこそこ似合う(実際には貨物専用鉄道ではいまだにDD13の派生機が主力のようですが)という万能機

ですし、機関区に何両か並んでいても却って「機関区のスケール感を感じさせる(DE10がこんなに居るくらいだから他の幹線級ロコもいっぱいあるだろうと思わせる)」効果も狙える機種で

あります(笑)

 このロコも他機に劣らずメーカーや製造時期の差異が目立つ機種(端的に言えばつかみ棒がプラの地色か白かというだけでも違って見えます)なのでその意味での楽しみも大きいモデルと

言えます。

 今回紹介するのは当レイアウトでは最新入線(笑)のマイクロのDE10。
 何のことは無い、2年前中古入線のレールクリーニングカーのセットについてきたロコです。

 一見して側面の手すりの細さが特徴的です。逆に前面手すりの太さが目立つような気もしますが。

HPです。機関車の項に「偉大なる凡庸」シリーズを開設しました(汗)
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ツアー号のカニ24を作る・2

2012-07-20 06:50:35 | 車両・客車・貨車
 少し間が開きましたが「ツアー号」用のカニ24-23の記事です。
 工程は進行していたのですが、実は少々凹む事がありまして(涙)

 先日のパテ盛りした部分にリュ-ターと紙やすりで切削を行ないます。
 以前よりましにはなっているのですがなかなか実車どおりのスムージングには行かないです。

 後はGMカラーの青5号で塗装。帯から下をマスキングしたので微妙に色調が違うのですが気にしなければ気にならないレベルです。
 「・・・よかった・・・」

 さて問題は「でっかいJRマーク」
 あれからあちこち当たってみたのですがやはりステッカーの在庫はありません。だいぶ前に生産終了との由。

 やむなく裏技です。
 先日ツアー中に撮影した回送列車のビデオ映像からカニが真横になっているところを静止画で切り出し、ステッカーに印刷しました。

 DV規格以前のAVI画像だと画質が悪すぎて使い物にならないのですがHD規格だと一昔前のメガピクセル級のデジカメ並みの静止画が切り出せます。
 最初はロゴの形にナイフで切り出したのですが切り口が白すぎて見苦しい感じです。

 思い切って周囲のボディ部まで含めて四角く切り出して貼り付け。
 色調の違いが無いのに二度びっくりです。

 模型用のカラーは実車よりもやや淡めになる事が多い(自然光でなく室内光で見るように調整しているらしいと聞いた事があります)のでそこだけ色が違って見えると勝手に思っていましたからこれほど目立たなく出来ると成功の部類かもしれません。
「・・・よかった・・・・」
 
 屋根上のスムーシングは実車とは違い上から薄手のプラ板をかぶせてごまかしました。
 車端の反射板はKATOのコキ106の付属品を流用しました。

 ここまでで「実車を見た時の違和感」は何となく表現できたと思います。

 が、問題はここから。

 上の写真をとった直後、事故により車端の反射板の片方を飛ばしてしまいいまだに行方不明です。
 これは凹みます(涙)
「・・・・・・・ちくしょー・・・・・」

 なお、このモデルはHPでも公開しています。
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テツドウモケイとコレクターで思うこと

2012-07-19 06:55:50 | 思いつくままに・考察

 先日のYANチョさんのブログで興味深い記事を拝見したのでまたまた触発されてしまいました。
 この間も書いたコレクター嗜好とテツドウモケイ趣味の話の続きみたいなものです。

 記事はこちらです。
http://yantetumokeikurabu.doorblog.jp/archives/11834646.html
 ここでの文意については上記をご参照いただくのが早いので参照願いたいのですが基本的には私もYANチョさんと同じ考えを持っています。
 完成品の購入とはいえ、やはり買う以上は自分の惚れ込んだ物を買いたいと思いますし、世間でどんなに人気のある機種であっても自分の琴線に触れない物には手を出さない衿持は持っていたいと思います。

 それにしても都会の方では新古品と言うのも結構出回っているというのは凄い話と思います。私の現住地や故郷では間違ってもそういう光景にはお目にかかれないので正直羨ましいです。
 それは置いておいて、

 実は以前あるSNSでも以前「改造が出来ないからリニューアル品が出たら廃車にしてばらばらにする」と言った意味の書き込みを見た事があります。感覚的にはそれに近いのりで買換え、売却するパターンが多いと言う事なのでしょうか。

 それに対する他のメンバーからの意見として「最近は初心者でもこれは儲かるのかと言う基準で模型を買う傾向が見られるがマネーゲームの価値観を模型の世界に持ち込みたくない」と言った意味のものがあり少しほっとした記憶があります。

 ですがやはりこれは「モデラー」というよりも「コレクター」的な発想が強くなっていると言う事でもあるのでしょう。

 本題に戻ると
 上に挙げた様に私のところでは新古品が並ぶ等とは間違ってもない環境ですが、それでも最近は「リニューアル情報や競合メーカーの新製品情報が出た途端に旧モデルや競合モデルの出物が中古屋に並ぶのを僅かながらも見かけるようになりました。

 最近だとK社のC●2が出る直前にM社の同形機の出物が並び安価に入線させてもらった事があります。その際に二つを並べて比較した事があるのですが致命的な欠点は特に見つけられませんでした。同じ事はG社とM社のモハ●2とかK社・E社・T社のキハ●0でも経験しています。
 私だったら同形機が異なるメーカー、リニューアルで存在しても単純に「バージョン違いがそろった」とか考えて喜んで入線させる事が多い(大体それらが並んでも違和感を感じることは少ないです)のですがそうは考えない向きも多いのでしょう。この辺りはコレクターと言うより走行派に近い考えかもしれません。

 近日の事ですが私の好きなある機種が新製品としてリリースされます。実はその機種は既に他メーカーからの先行製品が出ており外見上の欠点が非常に目立つ機種(笑)なのですが、だからと言って直ちにそれを売る気にはならないと思います(収納スペースなどの問題でも出てくれば泣く泣く売るかもしれないですが…と小賢しい予防線を張っておきますw)
 重連は無理でしょうが、貨物専用機にするとか入替え用に徹する、あるいは臨港線で余生を過ごすなどの選択肢はあると思います。


 ここからはまたまた私見になります。まだ生煮えの論ですが今はご勘弁を

 集める・飾るという事だけに徹することが出来るならコレクションも悪くはない方向性だと思います。ただ、鉄道模型は歴史的経緯から行ってそこだけに突っ走るのが難しい側面があります。
 というのは、大概の場合、鉄道模型にはモータとギアを内蔵した「半分生もの」という特徴があるからです。これらはいずれは劣化してゆきますし、走行性が新型より良いという事も余りありません。
 世界的な趨勢としても鉄道模型が元々「走らせて楽しむ知育玩具」として進化した経緯があるために走行派・工作派の比率も高く利殖目的のコレクターのほうが一部を除いて異端視される傾向がある様です。

 コレクターが悪いと言うわけではないのですが、コレクターにはモデラーとは別個の陥穽があります。

 ひとつには鉄道模型の骨董化に伴う「利殖目的の買い漁り現象」
これは他のジャンルでは20年前のバブル期でよく見られた現象です。
 もうひとつにはいわゆる「フルコンプ症候群」全てを揃える事を優先するあまり自分の気に入っていないものでも買ってしまうと言う心理状態です。
 更には「瞬殺症候群」とか「行列症候群(これは私も過去に経験したことがありますw)」なんてのもそうした陥穽に入るかもしれません。

 そしてもうひとつ、コレクター特有の精神構造の問題です。

 鉄道ではないのですがその辺りを竹熊健太郎氏が「コレクター考・冥府魔道の収集術」と題した一連のブログで書かれた事があります。
 初読の時になかなかインパクトを受けた内容でしたが、興味をお持ちの方は検索されると良いと思います。

 ここで印象的だったのは「コレクターが精神的なバランスを保つためにはどこかでアウトプットを出さなければならない。それがないといつか精神的に悪いことになる」と言うくだりです。
 これがモデラーなら上手下手は置いておいても「作品」を晒す事でアウトプットはかなり満足されると思います。

 が、コレクターの場合はコレクションを基にした研究・考察をしたりコレクションをどこかで一堂に展示でもするのでない限りはどこかで「自慢」をしないとバランスが保てない事になります。
 自慢話というのは一歩間違うと他者の反感を買いやすい(自戒)ものですがコレクターの場合モデラーに比べて手を使わない(自慢できる技術がないとアウトプットできないと言う思い込みが強い)こともあって、よりそうした危険が高いと思えます。

 コレクターにとっては今後「如何に上手に自慢するか、できるか」が大きな課題となるのではないでしょうか。

 (最も一部のモデラーのほうも自己満足に陥りやすい閉鎖性、社交性の低さ、嗜好の硬直化という問題を内包している気がするのですが)

 では私はどうなんだと言われると「どれにも徹しきれない半端もの」と言う事になりますが(大汗)
 今回は長い上に妙に偉そうな内容になってしまいました。しかも纏まりがない
 暑さボケの頭で書いたたわごとと思ってご勘弁ください。

(写真は本題と関係ありません)


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レイアウト改修2012・8・試運転

2012-07-18 06:43:06 | レイアウト・開運橋
 レイアウト改修その8です。

 改修前の状況については以下のリンクを参照ください
 http://hikariyama.web.fc2.com/zaimokutyou.html


「光山鉄道管理局」HPです。車両の紹介を更新しました。
http://hikariyama.web.fc2.com/

 


 上記の改修が一段落した所で試運転です。
 とはいえスペースが半減した関係でエンドレスは作れず半周分のポイントTOポイントしかできない(トラム線も同様)のですが前の時がそうであったように「駅に進入する直前の数分」だけを楽しむ事が出来るだけでも結構和めます。

 今回の主役は鉄コレの仙石線アコモの72系2編成。
 いわゆる「なんちゃって103系」ですが周囲の雰囲気にはよく溶け込んでくれています。

 実際、この風景には4連位の通勤型が最も似合う気がします。長編成も悪くはないのですがこのスペースではちょっと走ってストップと言う事になりかねないですので。

 これまで書き忘れていましたが、運転席から見えない向こう側の端部にはTOMIXのLED組み込み型のエンドレールを奮発しました。

 サスペンションタイプの排衝機を装備しているのでレールとしての実用性もかなり高いと思います。

 LEDのおかげでトンネルの奥の終端を直接視認できるメリットは大きいですね。

 ところで昨日遂にこの辺りも梅雨明けしてしまいました。

 連休の時も結構暑いと思ったのですが、梅雨明けの昨日はそれ以上。
 この近所で大体37度台はいったと思います。

 梅雨時のような高湿度でないのが唯一救いです。

 とはいえ今日から8月一杯くらいまではレイアウト関連の工事は暑すぎて不可能です。
(実はこれがあるから改修や変換を6月中に済ませるのが恒例化しています)

 精々車両工作かごろ寝で読書位しかできません。
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今月の入線車・秩父デキ300

2012-07-17 06:49:02 | 車両・電気機関車

 今回は少し毛色の変わった入線車から。
 ものはマイクロの秩父デキ300。

 このところ中古ショップでも結構な高値でしたがやっと安価な出物を見つけて入線させました。
 このカラーリングには少し曰くがありまして(笑)

 大昔(と言っても昭和40年代前半くらいの話なのですが)私の故郷に鉱山鉄道というのがありました。
 当時(も今も)JRは交流電化路線ばかりでしたがこの鉱山鉄道だけは直流1500Vでして活躍する機関車も直流のEDがメインでした。

 後にこの鉄道が廃止になった際に機関車類は殆どが秩父鉄道へ譲渡されたのですが、青ボディに白線というカラーリングは後にそのまま秩父鉄道でも標準塗装として採用されたと聞きます。
 デキ300自体はその鉱山鉄道の物ではないのですが当時の縁を偲べる唯一のNモデルと言えます。

 このいきさつを知るまでは独特のカラーリングが「工場の入れ替え機」みたいに見えていたのですがつくづく人間とは勝手な物です。

 余談ですがこの鉱山鉄道では戦前4110タンクロコを所有していたと言う話も聞きましたし、戦後は一時期電車も走っていた事があるそうです。
 阪和鉄道から国鉄を経由して譲渡されたクモハ20(阪和時代はモヨ100。当時の最高速度記録を打ち立てた知る人ぞ知る名機らしいです)が活躍していましたし、国鉄乗り入れで単行のディーゼルカーが上野まで直通運転していた事もある等、なかなか面白い鉄道だった様です。

 この電車だけでもリリースを待つか自作するかしてみたいのですが、いつになる事やら。

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レイアウト改修2012・7・高架駅の改修2

2012-07-16 09:37:02 | レイアウト・開運橋
 レイアウト改修の7回目。実はこのネタは昨月末のものです。
 最近のこの暑さではそれどころでは(汗)

 改修前の状況については以下のリンクを参照ください
 http://hikariyama.web.fc2.com/zaimokutyou.html

 竹取坂用にスクラッチした二代目高架駅舎も二代目の栗栖川駅として再デビューを果たせたのが何よりでした。この駅舎も高架の向こうを見通せるように窓を大きく取った構造ですのでかなり開放的な雰囲気になりました。

 但し周囲の道路の配置の関係上駅舎を高架に対して直角に配置しなければならないので屋根部分を中心に改修は必至です。

 高架上のホームですが竹取坂で使っていた島式ホームは既に地上駅に転用していた為(橋上駅を組み込むために屋根に切り欠きを入れたので栗栖川駅に転用不能になりました)改めて屋根つきの島式ホームを載せ直しました。
 このクラスの都市ですとホーム端部まで屋根が回っている事が多い為の処置です。

 さてホームを組み込むとやはり欲しくなるのが乗降客。
 ベンチの座りポーズの人形は以前屋上ショーの観客用に使った余り(それでもぱっと見100人以上います)を配置。これだけでも大分賑やかさが違います。
 立っている客は竹取坂のそれを転用しています。一体~数体単位でベースに固定しベースごと移設が可能な構造なのでこの場合は楽です。


 先日新設したHP・「光山鉄道管理局」です。
http://hikariyama.web.fc2.com/

 
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「偉大なる凡庸」の系譜・4.9600

2012-07-15 08:42:36 | 車両・蒸気機関車
 「偉大なる凡庸」シリーズ(笑)第4弾は実車こそ「偉大なる凡庸」なのですが模型の方が「曲者ぞろい」という少し奇妙な機種の話です。

 物は9600蒸機。
 言うまでもなく大正期の傑作蒸機のひとつとして国鉄蒸気の最後に近い時期まで現役だったロコです。
 しかも北は北海道から南は九州まで東北の一部を除いて満遍なくいきわたっていた機種。その意味でもレイアウト向けのロコであります。

 この9600、当レイアウトではKATO・TOMIX・エンドウ、マイクロが在籍していますが、モデルとして見た場合、KATOを除いてどれもこれもが曲者ぞろいというのが特徴です。

 そのくせものぶりを端的に示しているのが駆動形式。

 KATOとマイクロこそN蒸気では最もコンベンショナルなキャブモーター(つまり機関車にモーターが内蔵されている)ですがエンドウは炭水車にモーターと駆動系を内蔵させた「テンダードライブ」、TOMIXはモータを炭水車に置いているもののそこからドライブシャフトを機関車側に繋いで走行する「テンダーモーター」と同一形式でありながら3通りの駆動系が選べるという特徴があります(中古の出物があればという話ですが)

 更にエンドウは全金属製のボディでやろうと思えばボイラの中に発煙ユニットの組み込みが可能だったりします。

 残った2社にしてもマイクロは構造こそ普通のモデルなのですがとにかくバリエーションが多い。デフ付き、デフなし位なら他社でもやりますが北海道タイプや九州タイプ、果てはゼブラ塗装やオレンジ色(こんなのも実在していました)仕様まで私の知る限りでも10種類以上のバリエーションが存在します。実は私が最初に入線させた96は中古ショップで700円で売られていた北海道タイプでしたが個人的に持っていたマイクロへの偏見(恥)をかなり払拭させる出来でした。以来マイクロの96には注目しています)

 これだけ曲者がそろってしまうと残ったKATOは「特徴のないのが特徴」にすら感じられてしまうほどです。そのKATOにしてもそれまでのKATO蒸気の水準を超えた出来に感じられます。

 走りっぷりに関して言えば個人的には実車のような空転を再現させやすい(笑)TOMIXは少し憎からず思っています。走りに一生懸命感があるとでも言えば良いでしょうか。
 エンドウのテンダードライブは「機関車が駆動しない」せいかロッドの動きがやや硬かったり引っかかったりする恐れがあり少し神経質な感じがあります(感覚的にはKATOのチビロコのそれに近い)

 これに比べるとKATOとマイクロはスムーズで最も安心できる走りです。ただ、優等生過ぎて可愛げがないという贅沢な短所も併せ持っている気がします。

 以上のような特徴があるからでしょうか、レイアウト上で96を運行するときには独特な気分になります。例えるなら「1両1両走りっぷりの違うカマを使いこなす職業機関士の気分」とでも言えば良いでしょうか。
 「偉大なる凡庸」とか言いながら実に個性的な機種ではあります。

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 鉄道模型レイアウト、光山市とは作者の故郷や現住地、憧れの場所等のイメージごった煮に作り上げた架空の都市名であります。
 レイアウトも基本的には「光山市内のどこか」のモデル化としています。

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