光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

TOMIXのキハユニ26

2024-07-13 05:18:36 | 車両・気動車

 わたしがこの趣味に入った時、一番最初に入線させたのがKATO(当時は関水金属)のキハユニ26(M車)でした。
 あの当時のNゲージのラインナップで故郷の近所で一番(と言うか唯一)馴染みがあったのがキハ20系で、その中でもキハユニ26はどの編成の端っこにも必ず付いていた車両でしたし、当時のNゲージ動力の典型だった「車内に不自然に出っ張ったモーター」を隠す上で窓の少ないキハユニは好適だったのです。

 (KATOのキハ20系は今でも入手は可能ですがキハユニ26はT車だけになっています)

 実際、入線以降もこれはなかなか重宝する車両でしたし入線第一号という事もあって思い出もひとしおのモデルでもあります。
 ですが完成品のキハ20系はKATOに関する限りあの当時とほぼ変わらない造形のまま50年近く経過していて、当のKATOが後にキハ52をリリースした時には流石に造形の年代差が大きくてキハユニを繋いだ時の違和感も感じる様になっていました。

 (当時の山田線なんかではキハ20よりもキハ52の方が主力で普通列車でもこれにキハ58なんかが繋がっていたものです)

 最近ではTOMIXが造形をバージョンアップさせたキハ20系をリリースしていますが、当時物のKATOのキハユニに愛着が残っていた事と増車のタイミングを逸していた事もあってこれまで入線させることもありませんでした。

 ようやく先日になって近所の中古屋さんにTOMIXのキハ20系の出物を見つけキハユニとキハ25を入線させました。

 KATOのキハユニが彫りの深い造形で強い印象を与えていたのに比べるとTOMIXのは幾分のっぺりした印象ですが、イマドキのキハ52(KATO TOMIX共)を繋ぐなら違和感はありません。
 TOMIX同士でつないだ場合ですがHG仕様の強みで連結間が短く収まっているのは今どきのNゲージらしい美点です。

 ただ、すっぴんの状態だとタイフォンも信号炎管も付いておらずユーザーが後付けしなければならないのですが、これは近いうちにやろうかと思います。

 さて、キハユニが入線した事で手持ちのTOMIXモデルでも「あの頃の山田線」の編成が可能になります。
 前にも書いた様に昭和40~50年代にかけては普通列車でもキハ58が繋がっているのが当たり前。主力は58と同様に2エンジン仕様のキハ52でしたがある時期から国鉄色と首都圏色がちゃんぽんされる様になり「3両編成で3両ともカラーリングが異なる」のが半ば当たり前になっていました。

 わたしの手持ちのTOMIXのキハ52(これも中古モデル)も首都圏色なので今回は「あの頃のちゃんぽん編成」の再現になりました。
 キハユニ26は大概の編成につながっていたのですが、荷物室や郵便室が使われているのはごく少なかった様で車内に入るとガラガラな状態だったと記憶しています。
 (だからこそ遠足の子供たちが客室からあふれそうになると郵便室や荷物室が「床上地べたに体育座りの即席客室に転用された」w)

 TOMIXのキハユニのいいところは荷物室や郵便室の窓周りにリアリティが感じられるところですが、扉の桟の部分がガラスにモールドされた仕様なので「窓が開いていて桟だけが残った状態」が再現できないのがわたし的には寂しいところです。
 あるいはそれを想定した「桟だけ」のパーツかなんかが出ているかもしれませんが。

鉄コレ第32弾からJR東日本キハE120

2024-04-20 05:50:42 | 車両・気動車
 今回は昨年入線させた鉄コレ第32弾から  JR東日本のキハE120形をば。

 前回紹介しているキハE130の2扉仕様という感じのE120ですが、実車はグリーンのツートンカラーを纏い主に只見線で活躍しているものだそうです(例によって実車にお目に掛かっていないので聞き書きですが汗)

 2008年に登場した同形は、キハ110よりも微妙にワイドなボディを纏ったステンレス車体で新潟仕様はオレンジ系を基にした帯を纏っていますが、只見線仕様は御覧の様なグリーン系のカラーリングで結構印象が違って見えます(新潟色も出ているのか、或いは単品で出る予定があるのでしょうか?)

 水郡線仕様のキハE130のカラフルさに比べるとぐっと落ち着いたカラーリングで、ローカル線のレイアウトなんかにもよく溶け込みそうな感じがします。第3セクター系の(例えば三陸鉄道36形など)に比べるとボディも長く単行でも堂々として見えるのは、何となくJRっぽさを感じさせますね(尤もキハ100なんかは36に負けないくらいの短駆ですが)

 こいつも例によって動力化・N化が未定の(わたし的にいわゆる)埋蔵金車両のひとつになっていますが、たんにポツンとレイアウト上で置物になっていてもそこそこ映える車両だとは思います(汗)

鉄コレ第32弾からJR東日本キハE130

2024-03-09 05:59:57 | 車両・気動車
 今回は昨年入線させた鉄コレ第32弾から
 JR東日本のキハE130形をば。

 水郡線のキハ110の後釜として2007年に運用を開始した3扉の一般形気動車で、以前紹介した八戸線のキハE131はこの形式のバリエーションなのだそうです(片運転台仕様)

 モデルの方は見ての通り、第32弾のラインナップの中では断トツに派手な塗り分けですが、これは水郡線沿線の川の青と紅葉の黄色&オレンジをあしらったものだそうです。
 でも、他の季節ならいざ知らず実際の紅葉シーズンだったら保護色みたいに本物の紅葉の中に埋没してしまいそうな気もしますが(まあ、それを言ったら盛岡色だって雪の中では同じ事笑)

 そういえばこれの久留里線仕様もなかなかにカラフルですが、こうしてみると第32弾のE130系列の中では八戸線仕様が一番地味(と言うか普通の電車っぽい)ですね。

 でもこのカラフルさは逆に街の中でも結構映えそうな華やかさはあります。その意味では今回のラインナップではレイアウト映えする部類ではないでしょうか(単行でもかなり目立つカラーリングですし)

 とか言いつつわたしの場合はこれも動力化・N化はまだ先の事になりそうで早々と埋蔵金化している車両ではあります。

2月2日なのでキハ22のはなし

2024-02-21 05:49:20 | 車両・気動車
 以下の記事はメインブログに2月2日に上げたものです。出し遅れ感が強いですがご勘弁を。

 2月最初の当ブログは日付ネタから。

 今日が2月2日なのでキハ22のはなしでもしようかと(汗)
 実車のキハ22はわたしの故郷(というか盛岡周辺)では意外と目にしない気動車でした。
 キハ20系というとまず見るのがキハ52で、次いでキハユニ26。山田線や東北線辺りだとこのふたつにキハ58を混ぜた3種ばかりを目にしていたものです(準急で使われた事もあるキハ55系もわたしの子供の頃には殆どいませんでしたし)

 寒冷地仕様として1段昇降の二重窓を装備したサイドビューはキハ20系の中でも異彩を放つスタイリングが印象的ですから、もし走っていたらかなり目立ったはずなのですが。
 本来は北海道向けに作られたキハ22は東北でも盛岡よりも寒いところ(って、盛岡も十二分に寒い処なのですが)に重点的に配置されていたらしいのですが、その割には盛岡で見かける事が少なかった気がします。

 ・・・とか思っていたのがつい10年ほど前までのはなしです。
 「当鉄道で最初に入線したキハ22が盛岡色だった」というサプライズが無かったら、このまま(わたし的に)影の薄い存在で終わっていたかもしれません。
 この22はGMのキットを故郷の模型屋で見つけて組み立てたものですが、相方についているのは「お買い物列車・うとう号」の仕様で主に八戸方面で使われていたとの事です。

 その時でさえ「これ以上キハ22が増える事なんてないだろう」なんて暢気な事を考えていたのですが、その2,3年後これまた故郷のハー〇オフで「キハ22の群れ」みたいな中古セットを入手したのですから世の中はわからない。

 何しろ、ご覧の様に7両入りのブックケースの中が全部キハ22という豪華版。国鉄色や首都圏色、北海道色まで揃っていて「ドキッ!キハ22だらけの水泳大会」みたいな様相。以来「うちのキハ20系の中で一番多いのが(一番馴染みのなかった)キハ22」という状態が続く事になります。

 それでも時が経ってみるとキハ22にも一種朴訥な魅力を感じるのも確かで、今ではわたしにとって大切な一群となっているのは間違いありません。ローカルレイアウトの葉純線には欠かせないアクターでもあります。

ノスタルジック鉄道コレクション第4弾

2024-01-27 05:25:10 | 車両・気動車

 昨年暮れにTOMIXのC58とSL銀河が入線したとき「これが今年最後の入線だろうな」とか漠然と考えていたのですが、その時点で12月がまだ半分を過ぎた程度だった事を甘く見ていました。

 実際は残りの半月で予約品やら中古モデルのイレギュラーな入線が相次ぎ、SL銀河も数えてみたら「後ろから〇番目」になってしまっていたのがなんともです。
 ですので年明け以降も入線車に関する話は当分「昨年暮れのモデル」の紹介になってしまいますがそこはご勘弁を。

 で今回紹介するのは「ノスタルジック鉄道コレクション第4弾」
 これの存在はかなり前から知っていたのですが単価が爆上がりしていたのと、今回ばかりは敢えて欲しい様なラインナップでもなかったのでボックスの予約をしていなかったものです(過去の鉄コレでもそういう事は時々ありました)

 なので今回は予約品の引き取りついでに2両ばかりくじ引きしたものです。

 で、引当てたのがどちらも「富井電鉄キハ20形レールバス」
 一見色違いに見えますがよく見ると前面デザインが異なっていてこれがなかなかにユニークです。

 青い方の近代型はなにやら「SL銀河のキハ141のショーティ」みたいな面構えで前から見る限りは割合近代的な風景にも似合いそうです。

 がもう一つの白い方は「普通のリアエンジンタイプの路線バスにしか見えない」というある意味面白いデザインで興味を引きました。
 足回りを外してバスコレと入れ替えても違和感がない様な気もします(現実にこれをやったら逆に違和感ありまくりでしょうが)

 まあ、この辺りなら棚幡線で走らせても悪くはない気もします。

 ところで
 今回のパッケージンには過去3回と同様に小林信夫氏の手になるイラストが付いているのですが、氏が急逝されたのは昨年夏頃の事でした。
 タイミング的にはTMSに最後の記事を投稿する前後の時期にこのイラストも描かれていた事になり、このパッケージイラストも氏の遺作のひとつという事になります。

 そう思うとこのパッケージもなかなか捨てられなくなります。

鉄道コレクション第32弾のJR九州クモハBEC818-819

2024-01-06 05:17:39 | 車両・気動車
 先日リリースされた鉄コレ第32弾の埋蔵金車両から

 今回はJR九州のクモハBEC818-819をば。いわゆる「DENCHA(デンチャ)」です。
 以前紹介した同じ鉄コレ第32弾のEV-E801系の元ネタ、というか設計の母体になった蓄電池電車です。

 あちらほど寒さに気を使わなくていいせいなのか、EV-E801系よりも軽快な印象のボディとカラーリングで先日入線の仙石線仕様の103系をも連想させる爽やかさ。 
 おまけに見た目が電車でありながら「非電化区間では強制的にパンタが下がる機構」がついているのだそうで模型でよくある「パンタを上げ忘れて走らせてしまった」なんてのにも言い訳が立つという、これまた模型向けの特徴も持っています(笑)

 さて、この車両については兄弟車という事もあって入線当初は「EV-E801系と足回りをコンバートして使いまわす」という鉄コレならではの使い道を想定していました。
 事実、床下機器なんかはほとんど同じなので楽勝かと思っていたのですが、DENCHAの場合「ボディカラーに合わせた様な真っ青な色の床下機器」が混じっていて参りました。単純な足回りの交換だけではなく床下機器もいちいち差し替えなければならないというのは案外面倒です。
(しかも床下機器の抜き差しを繰り返すとはめ込みが甘くなってきて「走行中に線路際に床下機器をぽろぽろ落っことす」などという実車だったらニュースものの事態になるのは過去の鉄コレで経験済み汗)

 こうと知っていたら動力ユニットも追加していたでしょうが、第32弾の動力は数が少なかったのか、近所のショップでは殆ど並んでいないのがこれまた辛い。
 まあ、ここは気長に待つことにしますか。

エキナカオリジナル鉄コレのJR北海道キハ54

2023-12-30 05:39:19 | 車両・気動車
 先日入線の鉄コレから。
 近所の中古屋でエキナカオリジナル鉄コレの鉄道開業150周年仕様が並んでいたのですが、その中のキハ54が目に留まりました。

 JR北海道仕様の気動車はわたし的に初めてという事もありましたし、お値段もそこそこだった事と単行でも使える小回りの良さを買って手を出した次第です。
 キハ54は国鉄時代末期にローカル線用に投入されたもので、北海道と四国に重点配備されたものですが外観を見る限り(わたし的に、ですが)国鉄臭はあまり感じません。
 先日の第32弾の気動車類も基本ステンレスの銀色車体で角ばったデザインが多かったので、登場から40年近く経ったキハ54も何となく最近の気動車っぽく見えるのが不思議です。
 (まあ、それを言ったら電車の701系とかだって国鉄型ですが)

 北海道仕様という事で、711系を思わせる小窓とやや小さめの客室扉が特徴的で、先日引退したSL銀河の客車を思わせるところが面白いと言えば言えます。
 ただ、困った事に今回の鉄コレは通常品と違い動力化を想定していない構成らしく、動力化に必須の台車枠が付いていません。
 これに気付いたのは帰宅して開封した時だったのですが、よく見ると動力の適合表もN化の適合表もパッケージに記載がなし。

 まあ、キハ54自体は鉄コレの通常品が出ているので気長に適合ユニットでも探そうかとか思っています。


鉄コレ第32弾のキハ126

2023-12-09 05:43:13 | 車両・気動車
 今回は鉄道コレクション第32弾の埋蔵金車両から。

 JR西日本のキハ126をば。
 ある意味、今回のラインナップで一番気動車らしく見える組み合わせがこのキハ126〈13と1013〉と思います。

 この系列は主に山陰地域で山陰本線及びローカル線の高速化と旧型車両の置き換え・更新を基に同地域での標準車を求めて設計・製造されたものだそうです。
 足回りは高速線区も対応できるよう特急用気動車と一部機器を共用化。車内はボックスシート主体のゆったりとしたデザインを取り入れています。わたし個人の印象としては外見は愛想がない一方で車内の温かみのあるモダンなデザインとの独特の落差がこの車両の特徴ではないかと言う気がしています(つまりN化するならインテリアの色差しは必須)


 今回リリースされたのはこの系列の中でも2次車と呼ばれるグループの13号機と1013号機のモデル化。
 1次車には付いていない乗務員扉がこちらにはあるのが外見上の主な差異となっていますが、言われてみれば確かに乗務員扉のない気動車というのは外見上締まりがない気もするのでこれはこれで納得いきます。

 デザインはカラーリングを含めてごくプレーンなもので特に山陰を意識しなくてもレイアウトへの親和性は高いと思います。
 (平たく言えば大概の風景のレイアウトに配置しても違和感が少ないデザインという事になりますか)

 わたし的には今回のモデルは今のところN化、動力化の予定はないのですがたまには毛色の違う編成をレイアウトに置いてみたいと思うような時に活躍してくれそうな感じはしています(笑)

鉄コレ32弾のキハE131

2023-11-11 05:16:07 | 車両・気動車
 今回は先日入線した鉄コレ第32弾から、キハE131とキハE132の2連をば。

 第32弾のラインナップではJREのキハE130系から4タイプが出ていますが、今回紹介するE131-500番台はその中でも八戸線で用いられる寒冷地仕様となっているのが特徴だそうです。老朽化していたキハ40や48の置き換えとしてトイレ付きの車両を片側に配した2両1ユニットで運用されているのが特色です。
 わたしが学生の頃乗っていた八戸線と言うとまだキハ20系の天下だった頃。
 しかも八戸市内では「街中の高架線の上をローカルDCが走る」という田舎者には夢のようなロケーションだったのですが、あの当時の頃ですら「ここで3扉の通勤列車なんか見る事はないだろうな」とか思っていましたから時代は変わるというか、何事も待ってみるものだと言うべきか(笑)

 まあ、それはさておき、
 E231系電車のそれを踏襲したというステンレス構造のボディはE130系を意外に都会的に見せている(と同時に通勤電車的な無愛想さも持ち合わせている気もしますが)感じはします。
 八戸線をアピールする「ウミネコのイメージカット」を車体にあしらった姿は個人的には清潔感を感じさせてくれます。
 (そういえば蕪島も暫く行っていないですが、今もウミネコの巣窟なんだろうなw)


 この編成は時折釜石線辺りまで乗り入れる事があるそうなので、三鉄やキハ100系との組み合わせも楽しめそうです。
 それもあって、今回の32弾では真っ先に動力化させました。

TOMIXのキハ52盛岡色154

2023-10-21 05:10:38 | 車両・気動車
 今回の帰省では故郷のショップを何軒か巡りましたが、内容的には不作の部類でした。まあ、直前にEF55やら富士急8500やらが入線してピーピー状態なのである意味幸いではあったのですが。

 それでも1両だけ安価な出物を見つけたのは幸いといいますかなんと言いますか(大汗)

 物はTOMIXのキハ52盛岡色154号機。
 いわゆる「赤鬼」仕様でない方の盛岡色です。

 わたしの場合、以前から帰省のたびに盛岡色の気動車が入線を続けており、もう大概のバリエーションは入手していると思っていたのですが、まだこんなのが残っていたとは(まあ、一昨年の急行陸中もイレギュラーでしたが汗)

 これまた故郷入線の赤鬼仕様キハ52に比べると前面に派手さはありませんがキハ58ともキハ23とも異なるキハ20系の面構えはごくナチュラルに感じられます。
 その一方で側面で違和感を感じるのが「1段昇降」になっている窓周り。
 子供の頃から2段窓こそキハ20系らしいと思っていた身からすれば、今回のはまるで「10系客車」みたいで違和感は半端ありません。

 走行性その他については帰宅してから...です。

 先に「不作」と書きましたが、それはあくまで車両での話です。

 実は今回は複数のショップで何故か「Nゲージスケールの人形」の出物にあたり、KATO製を中心に1セット3〜400円前後で数セット入手できました。
 今後のレイアウト改修には不可欠な存在だけに有難いです。

鉄コレ第32弾から「EV‐E801」

2023-10-14 05:04:18 | 車両・気動車
 実は先日まで帰省していまして、今回の記事の更新がいつもと違うペースになってしまいました。
 帰省関連の記事は今後折を見てアップするつもりです。

 先日入手した鉄道コレクション第32弾からJREのEV-E801系をば。

 この形式はJRQで先行していたBEC819系を基にJREの50Hz区間に対応させ、併せて寒冷地対応(勿論雪にも)としたものだそうで、現在は奥羽本線の秋田近辺で運用。非電化区間ではパンタを下ろしバッテリー走行するという形態で使われているそうです。

 (何分実車になじみがないもので伝聞体の文章になってしまいます汗)

 今回の鉄コレ32弾のラインナップの中で一番目立つのがこの編成でした。
 車体が単色なだけに赤だけ、青だけの編成だったらこれほどのインパクトは無かったろうと思います。

 赤と青のコントラストは豪雪地帯の雪景色の中ではかなり目立つでしょうし、街中でもなかなかアバンギャルドな雰囲気を感じさせるのではないでしょうか。
 尤も、車体のデザイン自体は特徴を感じにくい「今どきの切妻車」ですが。

 模型としてもレイアウト映えしやすい編成ではないかと思いますが、逆に鄙びた雰囲気が好きな向きには五月蠅くて仕方のない編成に見えるかもしれません。その意味ではユーザーを選ぶ(まあ模型は大概そうなのですが)モデルとはいえると思います。

 わたし個人は、今のところ動力化するならこの編成からと考えていますw

鉄道コレクション第32弾

2023-09-30 05:49:04 | 車両・気動車
 EF55に続く夏の終わりの大散財その2
 鉄道コレクションの32弾も入荷しました。

 ここ最近の鉄コレは最近の車両が多いのですが、今回も「今時の気動車&ハイブリッド車」が中心。
 最初ラインナップを見た時、目がチカチカしそうなカラフルな車両のオンパレードに一瞬引いてしまいそうになりました(汗)

 が、よく見ると八戸線の新型キハをはじめJREの車両がいくつかあり、加えてJRQの「DENCHA」なども入っていた事からこれまた箱買いをやらかしてしまうという仕儀になりました。

 これまでにないカラフルトレインの集まりとなった今回のラインナップですが、実際開封してみるとこれだけで一種のお祭り騒ぎです。
 車両の形態は百人並みでホワイトボディではパッとしない組み合わせに見えたのですが、並べてみるとなかなかに楽しいものがあります。

 この夏は暑さと諸般の事情で遠出ができず、気分的にも落ち込むことが多かったので、こういう車両たちでも見て景気をつけるというのも案外精神衛生には良かったような気もしています。

 現時点では動力化の当てはつけていませんが、八戸線くらいは走らせてみたいところです。

KATOの「キハ25横須賀色」

2023-08-06 05:37:57 | 車両・気動車
 先日の中古ショップ開店セールのアイテムから。

 今回紹介するのはKATOのキハ25(T車)です。
 これを読んで「あれっ?」と思われた読者の方も少しはおられるかもしれません(笑)
 確かに同社のキハ25は昨年秋の帰省の折に故郷のハードオフで500円のジャンクを入線させています。

 なのになぜまた手を出したのかと言いますと、
 今回のキハ25は「横須賀線カラー」の仕様だったからです。

 確か1980年代から90年代にかけての一時期、KATOのキハ20系は国鉄色や首都圏色とともに横須賀色もラインナップされていた時期がありました。

 現在も似たようなカラーリングのキハ20系は売られていますが、こちらは横須賀色とは異なりクリームがくすんだ色調の「旧国鉄色」
 本来ならばこちらの方が正しいのは間違いないようですが、スカ色好きな私にとってはこっちの仕様のキハ20系も好きなモデルです。

 今回店頭でそのスカ色仕様のキハ25を見つけたのは幸運でしたし実をいうと結構嬉しかったりもします。
 ただしこれ1両きりなので編成美をどうこう言えません(涙)がキハ20系は色違いのオムニバス編成が当たり前でしたから、1両くらいはスカ色が混じってもいいかと(爆笑)

TOMIXとエーダイのキハ58系のはなし

2023-07-22 05:25:36 | 車両・気動車
 先日紹介の中古ショップ開店記念セールから。

 今回のアイテムはキハ58&キハ28のペア。
 ただし58はTOMIXの初代モデル、28はエーダイナインの初期モデルです。
 同じ店ではほぼ同年式のTOMIX、エーダイ車がまだ何両か残っていましたが、最近のNゲージャーの目から見ると玩具同然に見えるせいか誰も手を出しませんw

 わたし個人の推察ですがこれらのキハ58軍団は同じユーザーから売りに出された個体ではないかと思います。
 どうしてかと言いますと、実はエーダイとTOMIXのキハ58系は1980年代の初頭、ほぼ同じタイミングで発売された事実上の競作モデルでした。

 プロトタイプこそパノラマの前面窓を装備した似たものレベルでしたが、今とは違ってメーカーごとの個性がかなり強く出ており、模型としてのメリットもデメリットも一長一短のレベルだったので「迷ったから両方買いました」なんてのもそれなりにあったのではないかと(笑)

 今回のはキハ58がM車、キハ28がT車なのでギリギリ編成は組めます。
 TOMIXのキハ58は「サッシに色差しがされていない最初期モデル」なので以前紹介したEF64と同様「サングラスした様な窓周り」の独特な面構えを見せます。
 ただしボディカラーに関してはアイボリーがプラの地色で朱の窓周りに塗装で塗り分けているので独特の安っぽさを感じさせるのがマイナス点。
 動力は初期TOMIXの定番だった「スプリングウォーム伝動」でノイズは独特ですが走りの信頼性は高いものです。

 エーダイのキハ28の方は前ユーザー取り付けと思われるヘッドマークを装備していたのが特徴で、おそらくそのせいで500円ちょっとの値付けでした。
 こちらはTOMIXとは逆に塗装には力を入れた様で個人的には「使い込まれた地方私鉄仕様のキハ58」みたいな雰囲気を感じて好きな仕上がりです。
 当時としては珍しくヘッドライトとテールライトが点灯仕様となってはいますが、今回のはテールランプしか点きません。最も昔は昼間にライトを点灯して走るなんてのはまだ少なかったですから違和感はなかったと思います。
 TOMIXのスカートがステンレスなのに対しこちらはプラ造形で取り外しが容易なのもエーダイの美点です。

 ただし、エーダイの28はキハ58から屋根板を交換しただけのバリエーションモデルでして、この点ではキハ28専用の車体を奢ったTOMIXの方に軍配が上がります(TOMIX仕様はすでに持っていたので今回は手を出していません)

 キハ58系は2連でも「急行列車」として通用するので非常に使い勝手がよく、今回の様なメーカー違いのオムニバスでもそこそこ楽しめるモデルと思います。
 何ならKATOのも交えた3連でも面白いかもwですが、最近のHG造形モデルと組ませるのは感心しません。

ミニトリックスのレールバス

2023-02-01 05:33:08 | 車両・気動車

 暮れのブログで「2022年の印象に残る車両たち」のひとつとして取り上げておきながら、入線のはなしをしていなかった車両を紹介します。
 と、いう訳で昨年秋にイレギュラー入線(要するに衝動買い)した中古モデルから。

 レイアウトの移設、改修が進行しそれなりに洒落た街並みが出来つつありますが、その街並みが似合う車両の方は手持ちでも少ない状態でした。
 (まだ、改修前のジオコレの街並みの方がノス鉄やMODEMOの車両には似合ってはいたと思いますが)

 そんな折、久しぶりに立ち寄った中古ショップの店頭で見つけた一品。
 ミニトリックスの小型車両2連でした。
 最初パッケージを見た時は「ドイツ風の古典的2軸客車」と思ったのですが、よくみると片方の車両にギアらしきものが見えました。

 では路面電車かと屋根上を見てもパンタもビューゲルも見当たりません。
 改めて調べてみるとこの車両は同じ小型車でもレールバスに相当するものらしいです。

 もう片方の車両は足回りから見てトレーラー相当の客車と思われます。
 プロトタイプは欧州型でも古典的なものらしく、日本のレールバスや路面電車によくある「似非欧州デザイン」とは一線を画す貫禄と雰囲気を持ちます。

 ダイカストを多用した足回りの威力もあってか走りもレールバスにしては重厚そのもの、かなりの旧モデルの様ですがライトや尾灯も点灯します。
 (ただし2軸動力なものの、軸距が長いためミニカーブは苦手の模様)

 新たに装いを変えた木組みの街並みによく似合う車両がこのタイミングで入線できたのは有難いと共に何か運命めいたものを感じたりもします。