光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

マルイのPRO-Z・EF65&20系

2024-06-15 05:33:25 | 車両・Zゲージ
 グランシップトレインフェスタ2024のお土産から(笑)

 会場でモジュール設営を済ませ、その晩は静岡駅ビルで前夜祭の飲み会です。
 全メンバーが名物の「緑茶ビール」をがぶ飲みし、静岡おでんなんかをつまみつつ好い心持ちに酔った頭でホテルの戻ろうとしたのですが、その先にあるのはパルシェ(静岡駅ビル)の「ポポンデッタ」そして昨秋に元丸井のビルを改装して入ってきた「駿河屋」!

 酒で金銭感覚がおかしくなっているメンバーが揃っているこの場合は非常に危険といえます。
 で、気が付いてみるとメンバー総出の爆買いツアーと化してしまう訳で(汗)

 わたしももちろん例外ではありません。
 とはいえ、今回入手したアイテムは適当な出物があれば欲しかった奴なのでそう後悔もしませんでしたが(笑)
 今回はその中のひとつから

 マルイの「PRO-Z」の最初のアイテムだった「EF65と20系のセット」
 これの出物は以前から時々見かけてはいたのですが、お値段が高かったのでなかなか手を出せない代物でした。
 今回ようやく私にも(覚悟なく)買えるお値段の出物に会えたのは幸運でした。

 思い出してみたら、わたしがZゲージの車両を最後に入線させたのはコロナ禍直前の2019年の事でしたから丸5年ぶりのZゲージの入線となります。

 物はEF65と20系客車6両のセットですがNゲージならA4サイズのケースに入っているところが、ZゲージならB5サイズのケースに収まります。
 旅先の買い物としてはこれは嬉しいポイントです。

 EF65の造形は20年前のKATOのそれによく似た印象。Zゆえのサイズの小ささなのでディテーリングも程よい凝縮感があってなかなか好感が持てました。

 客車の方でもその印象は変わらず、モデルガンメーカーが初挑戦した鉄道模型のモデルとしてはなかなか好いと思います。
 しかもこれらは最初っから室内灯を標準装備なのですから
 (但し、その割に客車のテールマークが「今後発売予定の別売り品」になっているのは何となくちぐはぐですが)

 ちょっとした気まぐれでホテルのサイドテーブルに並べてみると7両編成でもテーブルに収まって見せました。


 ところでこの買い物にはちょっとした余談があります。
 わたしが中古モデルを購入する際は出来る限り試走をして確認するのが通例なのですが、今回は試運転用のレールがなく、たまたま展示されていたPRO-Zのジオラマベースを使う事になりました。
 ところがこっちがまたフィーダーのケーブルが店員さんにも見つけられず、やむなく博打のつもりで持ち帰る仕儀となった次第です。

 あとからZゲージユーザーの方からのコメントで「フィーダーケーブルはジオラマの山の中に収納されている」と聞かされた時にはすでに帰宅した後だったというおまぬけな話です。

 帰宅後の試走ではまあ「10年以上前のそこそこ使い込まれた鉄道模型の走り」で、わたし的にはどうにか許容範囲でしたが。

 PRO-Zは「夜景付きの完成品レイアウトの上で室内灯装備の編成物を走らせる」という鉄道模型としてはなかなか斬新なコンセプトで東京マルイが殴り込みをかけた意欲作でしたが、案に相違して売れ行きが伸びずシリーズも尻すぼみに終わった印象があります。

 線路自体がポイントも立体交差もない拡張性に欠ける物だった事や、20系の後にE231という妙にちぐはぐなラインアップだった事で今一つ訴求力を欠いた事がその原因だったのではないかとも思われますが、今回のセットを手にしてみた印象では模型らしい造形を備えアイテムそのものはなかなか良くできていると感じただけに惜しい思いもあります。


それにしても、元丸井だったところでマルイの模型が買えたとは何か出来すぎたはなしではあります^_^

Zショーティの「E5系」

2019-10-15 05:41:21 | 車両・Zゲージ

 殆ど出し遅れの証文みたいになってしまいましたがJAMの戦利品のはなしその2です。
 言うまでもない事ですが、会場には大手からガレキメーカーまで数多くのショップやブースも出店しています。
 こういう機会でないと手に取ることができないものはもちろんですが田舎住まい故に現住地では売っている店がないアイテムを購入することができるのもメリットです。

 ついでにイベントでもないと出会えない「バーゲンセール」なんかもw


 という訳でJAMの買い物はそういうアイテムを中心に買い揃えました。

 先ず向かった先は六半のブースでした。
 お目当てはZショーティの「E5系」

 昨年暮れにアキバに出かけた折は、他の編成はあったのに新幹線系だけさっさと払底していたものです。
 その時は「ゆふいんの森」を入線させたのですが、鉄博風モジュールのZゲージエンドレスを走らせるのに最新の新幹線はぜひ欲しかったので真っ先に六半ブースへ直行して入手した次第です。


 この秋以降はクラブの運転会のお座敷が多く、鉄博風のモジュールで走らせるZゲージのラインナップの拡充が急務です。
 と言う訳で早速動力化

 「ゆふいん」の時にも書きましたがZショーティの場合、動力ユニットにボディをかぱっと被せるだけなので工作と言っても全くイージーなものですが、E5の場合スカートが深いので換装した動力や台車はほとんど見えません(笑)
 動力は「ゆふいん」で知っているので走りっぷりに関して不安はありませんが小径カーブをどれくらいクリアできるかはまだわかりません。
 とはいえ独特のトコトコ感のある走りなのは間違いのないところです。

 3連での編成美を優先したのか先頭車の流線形がやや寸詰まりな感はあるもののディフォルメは適度で、印象的には悪くはありません。
 先頭車のヘッドは脱着式でそこからドローバーを介して未発売のE6系との併結を考慮している様です。
 ただ、ショーティ単体で見た時、値段の割に安っぽさが漂うのは商売として見た時難しいところの様な気がします。
 せめて1000円を切るくらいの価格だったら、あるいはとも思えますが。


 とはいえ、これまで私が運転会で現役のJREの新幹線を持ち込んだ事はなかった(というかNでは持っていない)ので今回のZゲージ仕様が初めてという事になります。

メルクリンミニクラブの「大物車」

2019-03-19 05:28:16 | 車両・Zゲージ
 天賞堂エバーグリーンの閉店は私にとって結構な痛手、しかも本店の方は銀座3丁目に移転するのにこちらは「営業終了」だそうなので残念感もひとしおです。
 今回の来店が私にとっては最後のエバグリ。
 何か記念になりそうなアイテムでもあればと思ったのですが流石にこの時期はめぼしい物は大概先客が抑えてしまった様でどの棚も隙間が多く寂寥感を感じさせました。

 それでもどうにか見つけ出したのが
 「メルクリンミニクラブの大物車」
 このモデル、私が初めてZゲージの存在を知った「工作ガイドブック75年度版」にも掲載されておりモデルとしても相当に初期のものです。
 実際パッケージのくたびれ具合も半端なく、プラケースに一部ヒビが入っていたりして(笑)

 実車は台車が14軸の堂々たる物の様で日本で言えばシキ800クラスに相当するでしょうか。砲塔部をスクラッチすれば列車砲も作れそうです(笑)
 しかもこの状態で「Nゲージの20M級車よりも長い」のですから。
 ですが模型として見るとそこは割り切りのメルクリン、実車は14軸でもモデルは10軸を省略した4軸仕様と言うのに驚かされます。

 一方で片側2軸の長さが通常の二軸に合わせた様なホイールベースになっている事、大物車独特の屈曲構造をきちんと再現している事から急カーブのクリアは容易なようです。
 Zゲージとはいえ「迫力の曲がりっぷり」の再現はこのモデルの肝と思いますがその辺の抜かりはなさそうです。

 実を言いますとこのモデル、都内の中古ショップでは意外に出物があるモデルで私自身何度か手に取った事もあるのですが、上記の独特な構造に玩具っぽさを感じていたのとにも拘らず意外に高価だった事もあってこれまでなかなか手を出せなかったモデルでした。
 今回は閉店セールで表示の4割引。これで1000円ちょっとになった事もあって飛びつきました(今回の買い物は本当にこんなのばっかりですw)
 おそらくこのモデルの活躍は運転会でのZゲージだと思いますが、これを眺める度エバグリの思い出が胸をよぎる事は間違いありません。

Zショーティを試す・2

2019-02-05 05:49:33 | 車両・Zゲージ
前回紹介したZショーティ「ゆふいんの森」の動力化のはなしです。


足回りと動力ユニットはこれまた一体式で単純にボディを被せるだけで走行可能になるのは鉄コレやBトレよりも手軽です。
このイージーさは確かにアドバンスと言えます。また、急カーブ対応用にドローバーを用意しノーマルのアーノルドタイプと交換可能なのは親切といえましょう。


さっそく動力化したゆふいんを鉄博モジュールに載せます。
パワーパックと線路システムは六半のそれなので相性の問題も少ないでしょう。


動力はよくこのサイズでボギー車が作れたと思えるほどのコンパクトさですが台車は片側駆動。3連なら問題ないと思いますが長編成となるとどうかは未知数。
ですがコアレスモータの威力か、Zゲージとしてはよくスローも効き、事前の予想よりもはるかに好印象でした。


フレキシブルを組み合わせたひょうたん型エンドレスだとショーティの3連でも結構玩具臭さの薄い走りの質感を見せます。
鉄博モジュールの人混みの中を走らせると如何にも「博物館のアトラクション臭さ」も漂い始め、いい意味での相乗効果もありました。

元々鉄博風モジュールではこういうタイプの編成を走らせるつもりでいましたからようやくその狙い通りの物になったと思います。
(もしZショーティが出なかったら「クラウンモデルのコキをトロッコ列車風に改造」しようかなんて無茶な事を考えていましたから汗)

さてこうなると新幹線も欲しくなります。アトラク用なら後ひと編成かふた編成あった方が運用上も楽ですから。
ただその場合地方在住者には上京か通販以外の入手方法がないという問題もありますが。

Zショーティを試す

2019-01-27 05:40:52 | 車両・Zゲージ
 昨年のクリスマスのZゲージ運転会にはミニクラブの蒸機と共にもう一つ編成を入れています


 六半のZショーティの「ゆふいんの森」
 BトレインショーティのZゲージ版とでもいうべきシリーズで、サイズが小さい点を除けば後付けの動力と台車(というか足回り全体)を換装する事でZゲージの線路も走れるというシリーズです。
 この種のディフォルメ列車がZゲージでどれくらい受け入れられるのかはわかりませんが、私の鉄博モジュールのZゲージエンドレスは本来こんな感じのミニ列車の運用を想定していました。

 実際にはスケールタイプの20M車かメルクリンの小型車が運用の中心になっていましたが、できれば博物館のミニ列車にふさわしい外見の編成がいくつか欲しかったところだったのでこのシリーズのリリースは朗報と言えます。

(実は先日の上京で入手したメルクリンの機関車は私にとってはサプライズであり、こちらの方が本命でした。何しろZゲージの新製品など現住地はもとより故郷でもほとんど見ませんから物が確実にある東京近辺に出かけるしかない訳です)

 3両ひと編成が秋葉原の量販店で1500円前後、トレーラーの足回りが1両900円前後、動力が1500円前後ですから大体5000円ちょっとでひと編成が買えることになります。
 博物館のミニ列車を想定するなら新幹線の方が訴求力があるのですが、あいにく新幹線の動力が無かったので今回は次に目立つ「ゆふいん」を選びました。


 帰宅後パッケージから編成を出してみます。
 第一印象は「グリコのおまけ?」
 以前最初のNゲージがリリースされた時、内覧会で実物を観た模型屋さんがNのC50に対して言ったのと同じような言葉、まさかこの私が言うとは思いませんでした(爆笑)

 ですが車体は窓抜きの無い「塗りで表現された窓」をはじめ「車輪も含めて一体成形で転がす事ができない足回り」そして「異様なほどスカスカな軽さとサイズ」などがこの印象につながっていると見えます。
 そのせいかこれ単体では結構な割高感を感じるのも事実でこの辺りがZショーティのウィークポイントのひとつではないかと感じました。


 が、これの真価は実際に動力化してみないと分かりません。走らせたらそれまでの悪印象が払拭されたというのはこれまでの私のホビーライフで何度もありましたから。
 (続く)

メルクリンミニクラブの89型蒸気機関車

2019-01-16 05:35:12 | 車両・Zゲージ
 先日の埼玉行き・・・というかついでに立ち寄った某所の戦利品です。
 物はメルクリンミニクラブの89型蒸気機関車。

(科学教材社 77年版工作ガイドブック472Pより引用)
 40年以上前の工作ガイドブックでZゲージなるものの存在を初めて知った時、当時の広告でZゲージの小ささを象徴していたのがこのモデルでした。
 写真では結構でかそうに見えますが親指と人差し指の間で挟めるくらいのサイズです。

 ミニクラブの基本セットからZゲージを始めた時に、いつかは手に入れたいと思っていたモデルだったのですがなかなか出物がなく、一度などはタッチの差で目の前の先客に買われてしまった事もあった恨みのモデルでもあります。

 幸いNゲージの中古機関車より安価な出物をようやく見つける事ができ長年の恨みを晴らした思いです。

 上述の事情もあってこのモデルはメルクリンの中でもかなり初期のモデルなのですが、それでここまで小さな機関車をものしていたのですから大したものです。ダイカストと思われる材質の車体もディテーリングが程よく出ていますし今の日本型Zゲージよりも脚周りのバランスが良い位です。

 ただ、年代物なだけに購入当初は走りがかなり引っ掛かりました。やむを得ずギア部にグリスを注入、走行時に盛大に火花が出た車輪部には集電安定剤を塗布するなどしたところ走りが見違えるようによくなりました。
 これはミニクラブの中古品には往々にしてある事なのですが、これなら走行時の耐久性も期待できそうです。
 (実際、この型のモデルは耐久走の記録でギネスに載った事があったと思います)

 ついでだったのでジャンク品のタンク貨車なども追加したので以前からのモデルと併せてミニクラブだけで貨物列車が組めるぎりぎりの数は揃いました。

Zゲージの二軸貨車のはなし

2018-10-23 05:58:34 | 車両・Zゲージ
 昨年初め以来、一年半ぶりくらいのZゲージネタです。


 先日の静岡行きで拾ったアイテムから。
 前回「Zゲージの貨車不足」のはなしをしたばかりですが偶然と言うのは恐ろしい物で静岡のショップでかねて欲しかったワムが揃えられました。
 それも5両も。

 とはいえ、ZゲージですからNゲージサイズのケースに2両とか3両納まっている形式です。
 それにしても、改めて二軸貨車を眺めるとZゲージに小ささがよくわかります。

 一応クラウンのワム80000と六半のワム90000。
 これで編成を組む上では過不足のない長さになりました。
 ようやくD51の存在が生かせます。

 ですが先日秋葉に行った時に感じたのですが機関車こそそこそこの種類が出ているのに貨車の方が種類不足に感じられるのが今のZゲージのネックのひとつと感じられます。
 個人的にはレ12000やタキ3000、ワキ5000、ホキ2200、コンテナ車でも他の貨車とオムニバスが効くコキ5500辺りは欲しい(単に秋葉に在庫が無いだけ?かもしれないですが)

 ・・・などとブログの下書きに書いたのは一昨年暮れのことです。

 今年に入り欲しかった機種のひとつだったレ12000がようやく入りました(天賞堂製)
 これで黒一色の編成に幾分メリハリが出ます。
 二軸貨車に関してはZゲージも最低限編成に見える程度の数が揃いました。

 あくまで最低限のレベルですが、これから冬に向かい「こたつの天板の上で走らせられる」という点でZやナローの出番が期待できそうですね。

六半のDE10

2017-02-11 05:47:05 | 車両・Zゲージ
 先日の運転会でも軽く紹介しましたが昨年暮れに入線させたZゲージの機関車から。

 今回増備されたZゲージモデルはこれまでとは逆に「初めに牽引される車両ありき」でチョイスされた物です。
 つまり、これまで増備してきた二軸貨車が似合いそうな機関車と言う事で。実は今回のロコが初めて「単品を新車で購入したもの」だったりします(汗)流石に地元のショップではZゲージ自体殆ど見ませんからこの間の上京の折に値引きの良い量販店を探して見つけたものです。
 

 ものは六半のDE10。

 DE10はNでも16番でも使い勝手の良い万能機ですからZでも当然出ていていいDLといえます。
 が、小スケールでは動力の処理が大変そうな「小型のボンネット機関車」ですからメーカーも大変だったのではなんて事を考えてしまいます。

 見た印象では「C11に輪を掛けて小さい」のに改めて驚きます。
 手すりの処理はメルクリンでもよくやっている金属のエッチング打ち抜き素材の様ですがこれが強度と細密度のバランスをよく取っている印象でした。
 この辺は40年間の技術進歩という奴なのでしょう。

 しかもN同様に「チェーンがモールドされている」のが凄い。
 ナンバーは固定の様ですが、さすがにここまで小さいモデルで「ナンバー付け替え機能」なんてあったら確実に目をやられますからこれはこれで仕方ないのではないかと。

何れにしろこれだけアップで撮影しても破綻のない造形が出来ているので外見は十分に合格点だと思います。

 そして、走行性も流石にスムーズ。蒸機程にはレールオンに手間が掛からないのは運転会では有難いポイントです。
 先に「二軸貨車が似合う」と書きましたが、物が入替機なだけにコンテナ貨車なんかひかせても違和感ありませんし、旧客の牽引も中々様になります。牽引する題材を選ばないという点ではこれまで入線させてきたZロコの中では文句なしに一番でしょう。

 NでもZでもDE10は万能機(偉大なる凡庸ともいう)ですね。

Zゲージの客車と貨車たち

2016-12-27 05:41:18 | 車両・Zゲージ
 先日の上京ではかねて書いていた様にZゲージの客貨車の増備を行ないました。
 前回の運転会の時にちょっと触れましたが、C11と一緒にワフも1両手に入れていました。
 これで最低限の混合列車位は組めることにはなりましたが貨物列車となるとまだまだです。

 Zゲージのモデルは動力車は勿論ですがトレーラーの類も地元の中古ショップに並ぶ事は殆どないですし新品についてもおぼつかない状態です。
 その点、秋葉では量販店も中古ショップもありますからZゲージを買う上ではいい条件と言えます。

 とはいう物の今回は手持ちの機関車に似合うタイプの客車・貨車という条件に絞り込んでいますから、もし出物が無ければ空手で帰らざるを得ないので半ば鵜の目鷹の目で探しました。
 予算の都合もあって今回入線したのは以下の車輛です。

 天賞堂のオハ35とクラウンのスハフ42(2両組)
 六半のトラ49000(2両組)
 
 どちらもD51やC11の牽引を前提にしたセレクトです。


 今回の増備で旧客が最大5連の編成が組めることになりました。

 これが900×400のスペースでも無理なく運用できるのはまさにZゲージの御利益です。
 殊に長編成化で鉄博モジュールのエンドレスのS字カーブの見応えがかなり良くなりました。
 やはりこの「くねくね感」は模型で鉄道を走らせる醍醐味のひとつと言えます。

 その点、貨車がトラしか増備できなかったのは痛い。
 個人的にはワムも2,3両、できればタキ3000クラスも欲しかったですから、現在の2軸3両という体制はやや不満です。今回はEF64セットに付属のコキまで動員して無理やりD51に牽引させたりして(汗)

 二軸貨車の編成は客車以上にS字カーブへの追従性が良いですから。
 とはいえ今回改めてモデルを見て思ったのですが、貨車の細密感とプロポーションの表現力はなかなか好感が持てました。ワフなどはこれでちゃんとテールランプが点灯しますし。


 ともあれ前回の増備と併せてZゲージの充実度がここにきて急に上昇しています。

ZゲージのC11から

2016-12-13 05:37:33 | 車両・Zゲージ
先日帰省の折に入手できた中古モデル、ZゲージモデルのC11から

これは存在は知っていてもこれまで実物を見た事の無かったモデルです。
これまでのZゲージがC62だったりD51だったりで小型タンク機というのは初めての入線です。
ミニクラブのタンク機でも事前に見ていれば大きさの見当くらいは付いたかもしれませんが、最初にこれを店頭で見た時には「このパッケージに本当に機関車が入っているの?」とか疑ったくらいで(笑)

また、これまでの日本型蒸気は天賞堂製でしたが今回のモデルはZゲージ専業ブランドの六半製。
中古モデルですが片側第3動輪のサイドロッドの留め金が紛失していたのが外見上気になる点です。
尤も実際の走行性に影響はありませんでしたが。

パッケージから出してみるとやはり小さく感じられます。
造形は上回りについてはかなり頑張っている印象。
何しろNゲージですらついていないデッキのつかみ棒まで付いていますし一体成型のボイラー部も色刺しの効果が大きい様です。
デフレクターが何かの板材らしくNゲージのそれよりも薄く感じられるところは大きな美点です。
一方でデフとランボードの間に隙間が見えたりもしますが、これとて「写真に撮って目いっぱいアップで見て気になるレベル」と思います。


それが気にならないくらい小さいのがZゲージだと言えば言えますが。

ただ、下回りの表現についてはこの間天賞堂のC62に感心した経験からすれば些か残念。

 一部のロッド類が太く、車輪への固定ねじやリターンクランクが特に巨大で目立ってしまっています。
 全般に大味な印象で、Zゲージ第一号モデルであるD51のレベルに戻ってしまったような感じすら受けます。
 真横から見ると精緻な上回りと大味な下回りの不協和音のようなものを感じてしまうのが惜しいです。
 


 尤も走らせるモデルと割り切ればこれはこれでそう悪くはないのですが。
 全体の印象はKATOの初代のC11に近いプロポーションに感じられます。

 走行性は運転開始時こそやや引っ掛かりを感じましたが一旦調子に乗ると割合ちょこまかと走ってくれます。
 スロー走行のスムーズさこそ今ひとつですがぎりぎりリアリティを感じる巡航速度は保てるようです。

 このC11ですが先日の運転会でデビューを果たし結構活躍してくれました。
 それについては次の機会に。

Zゲージのキハ52

2016-11-25 05:45:35 | 車両・Zゲージ
 このところ、運転会で鉄博のモジュールを持ちこむ事が多いのですが、博物館内のエンドレスを周回させるためにZゲージの車輛、編成を使う事が多くなっています。
 特によく使うのが天賞堂のD51、ミニクラブの24形蒸機、プラッツの0系新幹線、AKIAの485系なんかをとっかえひっかえしています。

 ですが運転会では1日当たり10時間以上稼動している訳なので、同じ編成をいつまでも運転する訳には行きません。

 見ている方も運転する方も飽きてくるばかりでなく、モータなどの耐久性の面でも不安がある事から、適当な機会にいくつか編成を増やしておきたいと思っていました。
 そうはいっても、今どきの新車のZゲージ車両はNと同等かそれ以上の値付けだったりする事が多いので勢い中古モデルが増える事になります。

 先日の帰省の折に中古ショップでZゲージのモデルをいくつか入手できたのは勿怪の幸いでした。


 そのなかのひとつが六半のキハ52。
 懐かしのローカル線編成です。
 キハ52はできれば一般色が欲しかったですがあいにく田舎の中古ショップではZゲージの出物自体が珍しいので贅沢は言えません。
(それ以前に地元ショップでは新車も置いていない)


 キハ52は単行でもそこそこ様になりますし雰囲気もそう悪くはありません。

 写真に撮って見るとサイズがわかりにくく一見してKATO辺りの昔のNゲージの様にも見えますが、これはZゲージ。

 私の人差し指よりも細くて短い車体なのに、それでそこそこの細密感のある造形なのは流石です。
 ただ、走行性に関してはスピードが乗るとそこそこスムーズなのですがローカル線らしいスローの効いた走りがいまひとつ。
 (もっともこれはZゲージ全般に言える事ですが)

 鉄博内のエンドレスはフレキシブルレールを駆使して微妙なS字カーブを使っているので、そこを滑らかにクリアしてくれればいう事なしなのですが。
 ヘッドライトは点灯、しかも2灯式なのが走らせてみると分かりますがそれだけに灯りが少し弱い感じもします。

ZゲージのC62に驚かされる

2016-01-09 05:59:27 | 車両・Zゲージ
 今月の二度にわたる上京ではNゲージの車両はジャンク品ばかり8両入手しましたがトータルの出費はごく少ないものでした。

 ところが中古とは言えそれとほぼ同じ値段で「Zゲージの機関車を1両」買ってしまったのですからこの手の買い物はわかりません(笑)
 物は天賞堂のプレミアムZのC62 2号機です。


 天賞堂としてはD51に続く第2弾ですがD51とはまるで別物と言って良い位に洗練されたモデルになっているのに驚かされます。
 前作で少し気になったロッド周りの安っぽさもかなり薄められていますしボディの細密感もふた昔前のKATOのC62より上なくらいです。
 何しろ100円ライター並みの体積なのにマクロを使ってこれだけアップで撮影しても殆ど破綻が感じられない出来です。
 余りに細密感があり過ぎて「スライドバーやラジアスロッドがプラ成形色丸出しなのが気になって仕方ないくらい」なのです。

 D51の時は「ああ、やっぱりな」と言う印象も少なからずあったのですが第二弾にしてこの出来だと正直「よくぞここまで」と言うほどのインパクトがありました。

 この辺り、なりは小さくとも流石は天賞堂のモデルです。

 中古と言う事でカプラーがナックルタイプに交換されていますし、走行性はややかた付きますがこれは慣らしや調整次第でしょう。

 これでも新品価格はTOMIXやKATOのNモデルに匹敵するほどなのですが半額だったので買い得感は非常に高いと言えます。
 とりあえずZゲージに対する天賞堂の本気を感じるとともに夏のミニクラブジャンク品の不動で一時腐っていたZゲージ熱を再び呼び覚ましそうな逸品でした。


Zゲージの0系・第一編成(笑)

2011-11-24 18:37:41 | 車両・Zゲージ

 前回に引き続きZゲージの0系の話です。

 試験車の編成で大体の見当がついたので、いよいよ本番としてR68編成をベースに動力化、Zゲージ化を実行しました。
 要領は前回同様なので詳しくは述べませんが、モデルの編成は6連だったのですが新幹線をやる以上は出来るだけ長編成をやりたかったので中間車を2両追加し8連で対応しました。
 とはいえ普通車のみの編成なのであまり長くなっても意味が少ないのですが。

 この機会にメーカーに要望したいのですがグリーン車と食堂車の追加(出来るなら初期型の大窓仕様も)を切に願いたいですね(汗)



 8連化した0系ですがこれを走らせるエンドレスは奥行き44センチ、長さは110センチとNゲージの小編成用の基本セット並みのサイズです。
 斜めに配置すれば事務机程度のサイズでこれが楽しめることになります。

 走行ですが流石に編成物となるとサイズを超えた迫力の違いを感じました。
 以前触れたように今のZゲージはスローの走行性はNや16番に劣るものの高速巡航では殆ど走りに差がありません。

 殊に「高速巡航における編成美」が大きな魅力のひとつと言える新幹線はZゲージのメリットがフルに生かせるジャンルではないかと感じました。
 もちろん、Nの在来線に対してZの新幹線を組み込むと言った使い方も大いに期待できます。

 動画です。
<object width="560" height="315"><param name="movie" value="http://www.youtube-nocookie.com/v/vyqC53zCMCM?version=3&amp;hl=ja_JP"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube-nocookie.com/v/vyqC53zCMCM?version=3&amp;hl=ja_JP" type="application/x-shockwave-flash" width="560" height="315" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true"></embed></object>

 こうなってくると新幹線の増備が更に進みそうですね。財布が持ちますか(大汗)

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。

Zゲージの0系の動力化

2011-11-23 12:06:21 | 車両・Zゲージ
 帰省の帰途は秋葉原に立ち寄り、Zゲージのアイテムを入手しました。

 プラッツの新幹線0系動力とトレーラー用足回り一式。
 かねて考えていた「新幹線はZゲージ」計画の第一歩です(笑)

 足まわりですが先頭車用が二種類あったのでライトと尾灯が点灯式なのかと最初思ったのですがこれは後述するカプラー形状の違いだったのが少し残念です。

 動力はかなり薄型なのは良いのですがノイズが多い上に若干スムーズさに欠け、これまで入手したZゲージ動力の中ではややガサツな方です。最も気にしなければそれで済むレベルでもあります。

 カプラーはAKIAのそれに酷似したドローバータイプなので連結方向が制限されるもののAKIAと異なり台車にカプラーがマウントされるタイプなので急カーブには強い方です。但し車体自体が長いので説明書にもある通り195R辺りが小回りの限界といえます。
 先頭車はライトは点かない物の運転席が付属しているのでZゲージ化を考えないユーザーにとってもそこそこのアドバンテージはあるでしょう。

 足周りの交換は少しコツがあるものの工程自体は鉄コレのそれよりもイージーと思いました。

 動力化第一号(笑)は試験車編成の3連。当面博物館モジュールでの運転を考えているのでこれ位がちょうどという所です。

 早速モジュール上を走らせましたが195Rのリバースループだと御覧の通り豪快な車体の屈曲となるのは仕方ないのですがそれを除けば結構楽しめる走りです。
 30年前のNゲージのレベルというとおわかりでしょうか(笑)

 次回は通常編成のZ化に掛かりたい所です。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。

Zゲージの0系R68編成

2011-10-06 21:19:21 | 車両・Zゲージ

 兼ねて考えていた計画への第一歩としてこの間から探していたアイテムがやっと入手できました。

 エフトイズの「0系R68編成」です。
 リリース当時はまだ私の中でZゲージ展開が本格化していなかった(5月に基本セットを入手していた事がきっかけでしたから、それまでは時期尚早と様子を見ていました)ので入手しておらず、今になってやや臍をかみかけていたものでした。
 ディスプレイ用モデルとはいえ、全体のフォルムは良好で0系の印象を良くとらえていると思います。

 ただ残念だったのはラストランの6両編成なのでグリーン車と食堂車がない事とライト周りに少しバリが見られる事ですか。
 「新幹線大爆破」世代としてはあの当時に近い長さの編成をやってみたい(それも出来れば二編成)所ですがこのモデル自体が最近は入手がそろそろ難しくなりつつあるようなのでいつになるやら。

 シークレットで事業車の黄色い奴が付いてくるのは今の段階ではご愛敬です。

 
 さて以前にも言って来た事ですが私の考える方向性として現段階では「新幹線はZゲージで」と思っています。
 現在のZゲージがNと比べてもスロー走行に弱い事、いくらレイアウトが小さくできると言っても短編成主体ではメリットが生かしづらい事もあります。

 ですがそれ以上に固定編成で長編成ならではの編成美が堪能できる事、本線走行をする分にはスピードの変化の少ない為にリアルな速度変化の表現に弱いZゲージでもどうにかなる事、
 そして何よりも緩曲線が表現しやすい事が魅力でした。

 Nで900Rだと(これでもかなりの緩曲線に感じられますが)実物換算で135Rなのに対しZで同じ寸法だと198Rとなり実物通りではないにせよかなりのリアリティが期待できます。
 恐らく同じ事は直線区間の揺らぎカーブでもいえると思います。

 但し、この計画を実行するとなると当然専用のレイアウトが必要ですがその場合、日本メーカーのシステムだと緩曲線が表現しづらいのでPECO辺りのフレキシブルトラックを使う方向でいます。

車両のほうはプラッツ製の足周りと動力ユニットを組み合わせる事でZゲージ化できる事になっていますが近所に小売店もない現状では通販しかなさそうですね。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。