光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

猛暑の中のミニSLレイアウト「棚幡線」開業11周年(滝汗)

2024-07-27 05:16:29 | ミニSLレイアウト
 今回の記事も7月7日にメインブログで上げたネタの再録で、半月くらいずれてしまいましたがご勘弁ください(汗)

 一昨日の七夕は朝から死ぬような暑さで幕を開けました。

 日が高くなるにつれて外の気温はぐんぐん上がり、ついには39度超えの猛暑(と言うか酷暑一歩手前)になってしまいそのまま熱帯夜に突入という騒ぎ。もちろん汗っかきのわたしなんかは「何もしなくても滝のような汗に悩まされる」一日でもありました。

 ですが七夕の日はわたし的にも記念日なので、動かない訳には行きません。

 この日は11回目の「ミニSLレイアウト開業記念日」でもありますから。

 11年前、梅雨明け後の猛暑では工事が進捗しないので梅雨明け前に済ませるつもりでいたら、その年の梅雨明けが七夕になってしまったために急遽レイアウトのネーミングも「棚幡線」と決定したうえで開業を前倒ししたという曰くのあるレイアウトですが、今年の猛暑はその時を軽く上回りそうな勢いの暑さです。

 今回は地味に「ノス鉄の気動車」をメインに棚幡線を練り歩くものでしたが、何分冷房もない部屋なので朝っぱらから室内気温は30度超え。

 今回投入の新兵器は先日入線の「自走するモップくん」
 140Rのカーブが標準の棚幡線にとってレールクリーニングカーは鬼門でしたから(他社のクリーニングカーは殆どがこんな急カーブに対応できない)

 早速試走させましたが、丸半年手を付けていないレイアウトだったのでモップくんを数週させたくらいでは汚れは十分取れず結局綿棒のお世話になりました。
 このアイテムは「普段から常用しているレイアウトである程度の頻度で使って初めて威力を発揮する」性質のものと思います。
 クリーニングカーも使用頻度を考えて使わないと十分性能を発揮できないですね。

 汗まみれになりながら、記念列車を2,3周させて今年の記念イベントは終了。
 なんともさえない開業11周年となりました(汗)が、あの暑さではそれくらいが限界でした。

 棚幡線は再改修の上、来年のグランシップに持ち込もうかと考えています。

 ・・・とその時はそうだったのですが、直後から梅雨らしい高温多湿の気候が続き、汗っかきの身体を鞭打つことになるとは思いませんでした(汗)

ミニSL レイアウト「棚幡線」開業10周年(笑)

2023-07-27 05:27:46 | ミニSLレイアウト
 昨夜の七夕は生憎の曇り空。
 おまけにここ数日、蒸し暑い事この上ない気候でして心身ともに腐りがちです。

 とはいえ7月7日はミニSLレイアウト「棚幡線」の開業記念日。
 しかも今回は10周年という節目であります。

 毎度毎度書いていますが、10年前の七夕が梅雨明けと重なってしまった事から急遽「棚幡(七夕の別綴り)線」と命名した当線。元々は講談社の「週刊SL鉄道模型」のレイアウトを基に運転会用のモジュールに組み込むサイズに拡張、改修したものです。

 「週刊~」で製作を決意した当初はそのコストパフォーマンスの悪さから、最後まで続くだろうか、完成してもすぐに解体されるのではないかとか危惧したものですが、いざ蓋を開けてみるとこれまでのレイアウトやモジュールよりもはるかに活躍頻度が高く、重宝した上に今回10周年を迎えた事からお分かりの様にレイアウトとしての耐久性もかなり高かったことが実感されます。
 (但し、付属の樹木のフォーリッジの劣化は予想以上にひどく、昨年は樹木を中心に再改修をしていますが)

 しかもその10年間に、クラブの運転会で何度も活躍しましたし、故郷への帰省で片道700キロ近い移動を図ったり、昨年はグランシップトレインフェスタのデビューまで実現しました。
 これだけ活躍したなら初期投資の大きさも十分元が取れたと言えるのではないでしょうか(と自分への言い訳をしてみる汗)

 尤も、お恥ずかしいはなしですが実はここ半年くらいメインレイアウトの改修にかまけてしまい、このレイアウトで運転するのは久しぶりになってしまっています。以前は新車の入線の折のテストコースみたいな使い方も結構やっていましたがこちらもご無沙汰でした。

 今回は記念編成として昨年入線のミニトリックスのレールバス、10年ぶりくらいの運転になるTOMIXの自由形DL(DD51 1号機顔の奴)をメインに記念運転と洒落込みました。

 最近はノス鉄の登場に伴い、このレイアウト向けの車両も結構増えてきたのに加え、メインのレイアウトと違って「冷房のある部屋への持ち込みが容易」というメリットもあるので、この夏は棚幡線の活躍頻度も増えそうです。

 あとひとつ、今回の運転でデビューした「いかにもお祭り向けな車両」も走らせましたが、これについては次回にでも。

ミニSLレイアウト・棚幡線開業9周年(笑)

2022-07-13 05:47:04 | ミニSLレイアウト


 昨日の七夕はあいにくの曇り空で星ひとつろくに見えない夜でした。
 ですがこの七夕の日に開業したミニSLレイアウト・棚幡線は9周年を迎えます。

 本線は9年前の七夕が梅雨明けだった事から急遽付けられたネーミングでしたが、今年の梅雨明けは更に早くなってしまいました。

 開業の年の帰省では「実家にこのレイアウトを持ち込んで屋外走行&屋外撮影」と洒落こみました。
 それ以後も年に何度かはクラブの運転会に持ち込み、モジュールレイアウトの彩りとして機能してきました。

 そして今年は久しぶりの改修の上で静岡のグランシップトレインフェスタに初参加。
 思えば私の作ってきたレイアウトの中では最もあちこちに飛び回ったレイアウトでした。

 またサイズの手ごろさとその割に複雑な線形な事もあって、主に小型車を中心に試運転の舞台としてもかなり使われているレイアウトでもあります。
 その棚幡線もついに9回目の七夕を迎える運びとなりました。

 今回の記念列車はグランシップと同じく大井川鐡道のトーマスが牽く2軸客車。
 このレイアウトの標準曲線である140Rのミニカーブをクリアできる現行型蒸機モデルはそう多くはありませんが、その中でも今回のトーマス号は良く走ってくれます。

 相方としてはいかにもイベント向きの外見の「鉄道ホビートレイン」
 実はこちらもグランシップでの運行をスタンバイしていたのですが、時間の都合で実現できず今回の記念運転で久々のお目見えです。
 この車両は見るからにイベント向けのコンセプトと外観をしていますので、記念運転には打ってつけです。

 ノス鉄もこういうレイアウトに向いたサイズとデザインの車両が多いです。
 メインの二本に比べて派手さはありませんが通常運行では逆に使い勝手の良い車両が多いのが有難いです。

 これらが行き交う今年の記念運転はいつになく賑やかな雰囲気になりました。

夕暮れ時のレイアウト

2022-05-15 05:58:31 | ミニSLレイアウト
 先日来遅々として進んでいないモジュールの改修。

 改修中はモジュール置き場から風通しの良い部屋にモジュールを持ち込んでいるのですが、その副産物として「夕方になるとモジュールに西日が差しこんでくる」という利得があります。

 それも最初は窓に近いところから日差しが差し込み、時間が経ち陽が傾いてくるにつれて徐々にモジュールの奥の方まで日が差してくる時間の経過を愉しめるのです。

 これが常設のレイアウトだったら紫外線や高温などのデメリットしかないのですが「改修中の一時期だけの愉しみ」と思って割り切る事にしています。

 改修作業をひと段落つけてから日差しの差し込むモジュール風景を眺めているとなんだかほっこりした気分になります。
 そんな時に短編成の列車なんかを走らせると、更にいい雰囲気になれます。

 考えてみたらこういうのを愉しめるのも今がまだ4月だから、とも言えます。夏の暑い盛りや真冬の寒さの中では文字通り暑さ寒さにやられてほっこりどころではありませんから。


 さて、そろそろ改修のラストスパートを掛けなければ(汗)

モジュール改修2022 樹木を追加する

2022-03-17 05:49:48 | ミニSLレイアウト
 ミニSLレイアウト・ 棚幡線モジュール改修ネタから。

 昨年暮れ以来ストップしていたモジュール改修の続きです。
 今回は主に植生を中心に手を加えます。

 元々の「週刊SL鉄道模型」のレイアウトも秋景色をモチーフにしていましたが、付属の「ザ・樹木」の紅葉樹がフォーリッジが非常に劣化しやすく、レイアウトの開通後半年もしないうちにフォーリッジがポロポロと落ちてしまい丸裸に近い状態になってしまっていました。

 この樹木をリニューアルするのは困難と判断。ここ数年紅葉樹を中心に他のメーカーのものを少しづつ買い揃えていました。
 今回それらを一斉に植樹、合わせて低木部にもライケンを追加するなどの処理を加えています。

 今回戦力になりそうに思えたのがポポンデッタ製の紅葉樹。
 不自然にオレンジぽく見えますが、実景で紅葉を見た時のイメージに近く(他社のものはややくすんで見える)レイアウト自体も華やかに見えそうな感じがあったので今回集中的に投入しています。

 更にKATOから最近リリースされた紅葉樹も加え色の強弱を調整します。
 これが山々の表現であればクラスターフォーリッジを使うところですが、今回のレイアウトは基本平面の風景で木立を通して向こうが透けて見えやすいため枝振りの細かな市販品を使いました。

 ですがここで意外に手間がかかったのが「建築限界」
 樹木を仮置きして列車を通していたときは問題なかったのに同じ位置に樹木を固定すると、それまで通過できた列車が梢に引っかかり動けなくなるトラブルが頻発したのです。
 仮置きの時は列車が接触しても、樹木がかすかに位置を変える事で回避できていたようです。それが一旦固定してしまうと製品の樹木の枝が硬いためにちょっと接触するだけで、まるで壁のように進行を阻むのですから参りました。

 結局列車が接触しないように、ハサミとニッパーでトリミングしたり、樹木自体を指で押しつぶして薄くするなどしてどうにか15M級の気動車が通過できるだけのクリアランスは確保しました。

 ゼロからレイアウトを作る場合と異なり、一旦出来ているレイアウトの改修ではこうした盲点によくぶつかります(汗)

 あと足元にはライケンを中心に灌木を配して地面を落ち着かせ、建物や樹木が無造作に置かれているような印象の軽減をはかりました。
 実景でも建物や巨木の周囲が「足元が丸見えになるくらい真っ平らな草原」ということは殆どないですから。

 とは言え一通り樹木を配置すると風景の潤いがまるで違います。

モジュール改修2022 「三丁目の夕日」それから(笑)

2022-01-11 05:02:48 | ミニSLレイアウト

 先日紹介した食玩の「三丁目の夕日」の店舗。
 作りのラフさは置いておいて、店先の賑やかさや建物の形状の個性を思うとやっぱり改修中のモジュールに組み込みたくなります。

 実は線路手前の空きスペースには、みにちゅあーとの商店を並べようかと思っていたのですが、運転会やイベントのたびに車で移動するモジュールの場合、あまり華奢な強度のモデルをモジュールに組み込むのは躊躇させられるものがあります。

 その点、今回の食玩は強度の点と構造が単純でリペアも容易なので運転会で常用されるモジュール向けと思います。

 ですがこれをただ単に線路側に並べるのは流石に感心しません。
 せめて建物のベースと同じ厚みの地面を置きたい気になってきます。
 早速ホームセンターで部材を購入。

 1ミリ厚のスチレンペーパーをベースボード分を含めて3枚重ねにして食玩のベース形状に切り抜いて同じ色の地面色で塗装するだけと言う単純極まりない工程ですが、それでも建物の並びとしては落ち着いた雰囲気になりました。
 一定の広さのベースになった事で柵や植生の追加も容易になります。

 建物は「三丁目〜」だけでは逆に風景が単調になってしまいそうだったので造形のマッチングが取りやすいジオコレの店舗から一軒都合して並べてみました。

 モジュール上のシーナリィを小分割して差し替えると言うのは、かつて鉄博モジュールや「鉄道の街」モジュールでも使っていますが、一度使った個々のベースを箱詰めして収納する事ができるので効率的と言えば言えます。

 また、同じベース上にシーナリィを差し替える関係上、これらの工作は「分割式のパイクの製作」みたいなノリになりますが、これらを集めて一つのモジュールにした時の風景のマッチングさえ気をつければ、個々のパイクの製作はそこいらの机上でできるので、ワークショップの自由度が増す利点もあります。

モジュール改修2021から 石垣の壁を追加する

2021-12-14 05:31:32 | ミニSLレイアウト
 ミニSLレイアウト・棚幡線モジュール改修のはなしから。

 以前から書いていますが、元々このモジュールは鉄博風モジュール、鉄道の街モジュールと上屋はたびたび変わっていますが基本的に同じベースボードを使いまわしシーナリィだけを差し替える形式でやってきました。

 最初に作ったのが鉄博風モジュールで、その時に線路の固定などの基本的な工程は済ませているのですが、その当時は上屋にミニSLレイアウトを乗せる事を想定していなかったので「鉄博の最寄り駅」としてのホームも固定してしまっていました。後に「鉄道の街」を作った時もホームだけは鉄博の駅と同じものを使い本屋だけ差し換えて対応していた訳です。

 ところが後になってミニSLレイアウトをモジュールに組み込んだ時に、この「固定してしまったホーム」が厄介の種になりました。
 どこから見てもローカル風景のレイアウトのベースの下に「謎のホーム」が現出し、実に締まらない状態になったのです。

 それでも過去のイベントではこの状態を強行する形で、ホームを固定したまま使っていました。まあ、大概のギャラリーは上屋のミニSLレイアウトに注目してくれていたので、どうにかごまかしは聞いたのですが、次回グランシップにこれを出すとなると流石にごまかしきれません(大汗)

 今回の改修では固定して合ったホームを(ようやく)取り外し、その跡の処理としてGMの石垣を当てて処理しました。
 ミニSLレイアウトとモジュールの本線とは5センチ程度の高低差がありますから、それを埋めるには石垣か突堤風の処理が最も適当です。

 石垣のユニットはモジュールの差し渡し一杯、900ミリ前後を使いましたが石垣2セット分、5枚半くらいの長さになりました。
 これをスタイロの支持材に接着し取り外しが自在にできるように加工します。

 シーナリィとしてはかなり異様な風景になりますが、元々がもっとひどかった(大汗)なので、これでも前よりは落ち着いて見えます。
 あとは継ぎ目の違和感がなくなる様な植生などの加工が必要でしょう。

 試しに列車を配置してみましたが、どうにか見られるようです。

モジュール改修2021から・植生を検討する

2021-12-07 05:53:41 | ミニSLレイアウト
 ミニSLレイアウト・ 棚幡線モジュール改修ネタから。

 クリーニングをひと段落つけ、まず行うのは「植生の追加」
 元々の「週刊SL鉄道模型」のレイアウトもシーナリィ上は秋の設定で紅葉した樹木や柿の木なんかが付いてきましたが、前にも書いたようにフォーリッジがポロポロ落ちるので丸裸一歩手前の状態です。

 これらは幹や枝だけサルベージして適宜紅葉色のライケンか別のフォーリッジなどでリペアしたいと思います。
 それとは別に市販品を中心に樹木を追加して植生自体を増やす事も今回の改修の眼目です。

 実は週刊SL鉄道模型の発売の頃は他社からの紅葉系の樹木のアイテムが少なく、見た目もしんどいものが多かったのですが、その後の8年の間にこのアイテムも充実してきて出来の良いものもいくつかリリースされています。

 それらの樹木も折に触れてストックして置いたのですが、今回はそれらを仮置きして効果を確認します。

 NOCH=KATOの紅葉樹は葉の透け具合が自然でなかなかいいですし、一見造形がラフに見えたポポンデッタオリジナルの樹木も光に反射して鮮やかな紅葉を見せると言う特徴がありレイアウトに使うにはいいアイテムと思います。

 それらをレイアウト内に適宜配置してみるとこれだけでかなりレイアウトが華やかになるのには驚きました。
 改めて確認してみると紅葉系の樹木は分散して配置するより例えば道路沿いなどに集中的に配置した方が効果が大きいようです。

 あとは低木や草地に何かできないか検討する事にします。

モジュール改修の前準備・モジュールの掃除に掛かる2(笑)

2021-11-24 05:28:19 | ミニSLレイアウト
 棚幡線モジュール改修の話の続きです。

 掃除機を買い入れその夜は充電に供したのち、いよいよモジュール(のシーナリィ)の掃除です。

 スイッチを入れてノズルをレイアウト上で這い回らせると、まあ埃が出るわ出るわ。普通のレイアウト上でもTOMIXのレールクリーニングカーを走らせれば結構な量の埃が出るものですが、それを遥かに上回る埃が吸いだされます。

 更にジオコレ樹木のフォーリッジが細片となって剥がれ落ちているのがこれまた多い!ザ樹木は幹や枝振りには文句はないのですが、フォーリッジがとにかく劣化しやすく暫くするとポロポロと地面に落ちてしまい長期の使用に耐えません。
 今回の掃除でその事が実感されます。

 今回掃除に使ったのは埃の掃き出し用の筆、更に掃除機でも吸い出せないくらい貼り付いた埃を摘み出すために模型工作用のHOZANのピンセットも動員しました。ものが細かいだけに精密なピンセットは意外と活躍します。

 適宜掃除機を止めつつ30分ほど続けると、埃とフォーリッジがこんもりと取れました。
 言い忘れましたが、埃メインのゴミは掃除機のフィルターに頑固に貼り付きますから、時々は爪楊枝などでフィルターの埃を掻き出す工程が必要になります。
 普段から他のゴミも吸っている家庭用の掃除機でこの工程はゾッとするものがあるので、レイアウト専用にクリーナーを買い入れたのは精神衛生上も悪くはありません(笑)

 埃が特にしつこいのは道路の端、電柱や街灯の根元、線路際などが特に目立つようです。あとジオコレのザ・人間の一部は表面がべたついてきて「埃の地蔵」みたいになっているものがあるので、ピンセットは重宝します。
(埃の地蔵の隣にいるアイコムの「メタル製メイド」はほとんど埃がついていないので、改めて見るとホラー系のシュールさでしたw)

 10分間掃除機を使ってみると案の定、火の見櫓のスピーカーやら機関区のスクラップの一部を吸い込んでいます。これらはゴミからサルベージしてリペアできます。

 という訳でとりあえずモジュールのクリーニングは進行できました。

モジュール改修の前準備・モジュールの掃除に掛かる1(笑)

2021-11-17 05:22:41 | ミニSLレイアウト
 先日、台枠をどうにか確保したモジュールの「棚幡線」

 ですが、改修に掛かる前にやらなければならないことはまだあります。

 棚幡線のモジュールは完工からまる8年、運転会の時を除いてテーブル上に鎮座した状態でした。もちろんそれなりの頻度で運転は繰り返しており、それに合わせて線路周りのクリーニングもそれなりにやってきてはいました。

 ですが線路の内側にあるシーナリィの方は基本的に時々掃除機をかける程度で本格的なクリーニングはまる8年殆ど行われていない状態だったのです。

 今回は改修及びイベント出品を行うわけですが、何をするにもきちんとしたクリーニングは必要です。
 ですが、これまでやってきたような家庭用掃除機での作業では吸引力が強すぎる事と、コードとホースがレイアウト上を這い回るが故にかなりの破損は避けられません。

 ですから、クリーニングに際してはまず掃除機を新調するところから始めなければなりませんでした(大汗)

 早速近所のホームセンターや電気屋を回りました。
 必要条件はコードレスであること、吸引力は強すぎず弱すぎず、実用に問題ない範囲で軽量小型であること(もちろんその範囲内で安い事という条件も加わります)

 さらに、店頭でいくつかチェックしている過程で気づいたこと。
 Nゲージスケールの模型だけに吸引中は人間の一人や二人、自転車の一台や二台は簡単に吸い込んでしまうリスクも避けられませんから「ダストケースの中が外から見える事」というのも条件に加わります。

 当然、デスクトップ用のハンディクリーナーが候補になりますが、どこの店でもそういうのは数種類しかなかったので、候補はかなり絞り込まれました。

 結局選んだのは2千円前後の充電式クリーナー。上述の条件をどうにか満たす奴ですが、問題は「連続使用時間は10分前後」「しかも一旦使い切ると充電に10時間かかること」

 まあ、棚幡線だけでなく他のモジュールやレイアウトにも使うであろうことを考え、これを「レイアウト専用掃除機」と割り切り、1日10分のペースで掃除に使えばどうにかなるだろうという見込みで使う事にしました。

モジュール改修前に代用ベースを作ったはなし

2021-11-14 05:54:12 | ミニSLレイアウト
 今回はモジュール改修のはなしから。

 前回書いたように、現在鉄道病院モジュールに使っているパネルを今回のモジュールに使うために同寸法の代用パネルと差し替えなければなりません。さっそくそのための作業に取り掛かります。

 材料はホームセンターで市販されている「風呂用の木製スノコ」
 これをベースに上板を取り付けるものです。これは以前、ローカル線風の葉純線のレイアウトを作った時にも使った手です。
 (今回はモジュールの代用ベースとして使っていますが、すのこをちょっとした小レイアウトのベースに使う場合、川や池の掘り込みが容易で地形の変化を作りやすい事、すのこの隙間を使うと配線がしやすい事などから単なるフラットなボードに比べて地形やトラックプランに変化のあるレイアウトが作りやすい利点があります)

 スノコの寸法は800✖️560くらい。上にかぶせる天板の寸法を元のモジュール(900✖️600)に合わせれば僅かなはみ出しで済みますし後からの寸法調整も容易です。

 早速ホームセンターで部材を調達。実はこちらの方もあちこちに「原材料の品薄」の表記があって焦りましたがどうにか2000円ちょっとで揃います。


 ただし元々のレイアウトパネルの高さは40ミリ。今回の組み合わせではスノコの37ミリ+天板の厚みが2,3ミリで0,7ミリの寸法差が出てしまいます。見た目だけならこの程度の段差ですが実際にレールを接続するとやはりレールの波うちが出てしまいます。
 ここは新設のボードの下に段ボールを挟んでスペーサーにせざるを得ません。


 早速元あったモジュールの空きに嵌め込むと寸法的にはピッタリです(当たり前だ)線路類は手持ちのユニトラックをかき集めて対処。

 レールを接続しましたが後から試運転すると「新設部分だけ通電が悪い」問題も発覚しました(大汗)
 線路自体の汚れというよりもユニジョイナーの通電性能の劣化が問題の様子。
 早速ショップにジョイナーの予備を買いに走る羽目になりましたが、交換の効果はありました。思えば手持ちのレールと言っても長いことほったらかし状態でしたし、中古で買ったレールも多かったですからジョイナーの劣化も起こり得るわけです。

 ここまでやったらあとは元のモジュールのシーナリィを元通りに配置。
 こうして雨の休日の午前中を使って半日くらいで自宅のレイアウトも運転再開しました。
 見た目の新鮮味はありませんが「スノコの檜の香り」が運転中のわたしを癒してくれたのは予想外の余録でした(笑)

 ですがこの段階で肝心の棚幡線のモジュール改修が一歩も進んでいないのですが(汗)

モジュール改修前の困った障害

2021-11-09 05:39:12 | ミニSLレイアウト
 ミニSLレイアウト「棚幡線」をベースにしたモジュールの改修ネタ・・・
 と言いたいところですが、その前にクリアしなければならないハードルが聳えていました。
 これをクリアしないと話が進まないので今回はそのはなしから

 以前から紹介していますがクラブのモジュールのベース板はKATOのレイアウトボードを使用しています。実は今回の改修では棚幡線モジュールのベースがすでに「鉄博風モジュール」や「鉄道病院&物資部モジュール」に転用されており出品には新たなボードが必要でした。

 すぐに手に入るだろうくらいの軽い気持ちでショップに出かけたのですがそこで知る驚愕の事実。
 原材料費の高騰やら何やらの要因らしいのですが「KATOのレイアウトパネルは現在生産していない」というのです。

 言われてみれば確かに通販サイトはどこを見ても「品切れ入荷未定」ホビセンでようやく扱いを見つけたらお値段が「7700円」
 確か前に買った時は3000円前後でしたから倍増なんてものではありません。

 これには困りましたが、さりとてパネルがないと工事が全く進みません。

 そんな訳で丸一日どうしようか考えたのですが、パネル自体は現在鉄道病院モジュールに使われているものを転用し、鉄道病院モジュールについては「新たにオリジナルの台枠を作って凌ぐ」方向にすることにしました。
 (運転会やイベントに持ち込むモジュールは配線穴やジョイント穴が規格化されているのでわずかでも寸法のずれが出せないオリジナル台枠は使いづらいのです)

 現在は自宅のレイアウトの一部として使われているモジュールを取り外し、ベースボードを自作の物と交換する形になります。
 これまでのモジュールは上に載せるシーナリィだけを取り外して交換する形式なので、レイアウトを分解する手間が要らないのが今になってみれば有難いです。

 ここで思いついたのはかつて葉純線のレイアウトを作った時に使った方法なのですが、具体的な工程については次の機会にでも。

光山鉄道管理局

次回イベントに向けてのモジュール改修計画

2021-11-03 05:12:31 | ミニSLレイアウト
 ようやく気候も涼しくなり、レイアウトやモジュールの作業が行いやすくなる時節を迎えつつあります。
 ここ数年はグランシップトレインフェスタでのクラブの出展にかこつけて手持ちのモジュールの改修やバージョンアップなどを行なっていますが今年もその方向で考えています。

 
 今回の改修対象はミニSLレイアウトの「棚幡線」
 実はこのレイアウトは単体でも使えるような設計でしたが、本来は運転会に供するモジュールの一部として使える様な構造になっており、グランシップ以前の公開運転会でも何度か活躍してきたものです。

 この夏開通8周年を迎えたばかりですが、流石にシーナリィ関係のくたびれ具合も目立つようになりました。

 特に樹木と植生にそれは著明でジオコレのフォーリッジの劣化の速さと、ごみの様にあちらこちらに零れ落ちてしまったスポンジ片などは今の棚幡線のくたびれ具合の象徴になってしまっています。
 また、これは完成当時から気になっていた事ですが元々の「週刊SL鉄道模型」の段階で気になっていた「樹木と下地の草のマッチングの調整」もやりたいところです。
 (秋を想定したシーナリィなのに草地が青々としすぎる点、樹木が紅葉状態なので色合いの落差が大きい)

 要は「もう少し秋らしい風景にしたい」という点に尽きます。

 開業からの8年の間にいくつかの新たなアイテム(特に植生、地面創生関係で)も出ていますからそれらも組み込みたいですし、余裕があるなら建物類の照明も考えても良いかもしれません。

 いずれにしろ何をするにも予算と手間の問題がありますが、できる範囲でクリアしたいと思います。

 ・・・とここまで書いておいて何ですが、実は私の知らない間にもっと重大な問題が起きていました。
 これはわたし流のモジュール製作術が裏目に出た問題でもあるのですがとにかく、それに対するアプローチを優先させなければなりません。
 それ等の問題と対処については追々報告したいと思います。

ミニSLレイアウトの開業8周年(笑)

2021-07-27 05:52:33 | ミニSLレイアウト

 8年前の7月7日はミニSLレイアウトの「棚幡線」の開業日です。
 (ネーミングも「急遽七夕に開業したから」といういい加減極まりないものでしたが)

 元々「講談社の週刊SL鉄道模型のレイアウト」のトラックプランとアイテムに惚れ込んでそれをベースに拡張と改造を加え「モジュールレイアウトの独立した一部として機能出来る」様にしたものですが、頻度の多寡はあれコンスタントに「うちのレイアウト」として8年間活躍しているのだから我ながら大したものです。

 8周年の記念列車は先日入線した「ノスタルジック鉄道コレクション」の車両たち、イベント性を重視して「ポケモンWithYouトレイン」も参加して例年にない華やかさで快走しました。

 さて、今から予告するのもなんですが毎年グランシップトレインフェスタにはその年に改修したモジュールを参加させているのですが、次回のイベントにはこの「棚幡線」を改修して出そうと思っています。
 主眼はこの8年でくたびれた部分のリニューアルと季節設定が中途半端な植生の改良。
 秋の設定なのにジオコレの樹木のフォーリッジはすぐボロボロになって枯木状態ですし全般に相当に埃っぽくなってしまいましたから。
 合わせて通電状態の改善と破損したままになっているアンカプラーの再生も宿題です。

 今度はまる1年改修に使えますから少しはマシなものにしないといけないですね。
 と、次年度の抱負を今から書いて締めとさせていただきます(笑)

棚幡線の7周年

2020-07-23 05:08:25 | ミニSLレイアウト

 今年の七夕は生憎曇り空で、星も雲の切れ間からいくつか見える程度。
 本当に今年の梅雨は雨が多いです。

 実は昨年も同じ様な気候でしたが、晴れ渡った夜空の七夕という奴にはこのところご無沙汰しています。
 まあ、それは置いておいて、

 7年前の今日はミニSLレイアウト「棚幡線(ネーミングは「七夕」に因んだものです)」の開業記念日でもあります。
 そんな訳で夕食もそこそこに開業記念日の運転を行いました。

 昨年の記念日の折にくたびれた個所の改修とリペアを行うと言っていたのですが、実際に1年経ってみるとレールクリーニング以外手を付けず仕舞いで今日まで来てしまいました。我ながら反省しきりです。

 記念運転では本来このレイアウトで走らせるためのミニSLの編成と先日入線した甲武鉄道ロハ5(IORI工房)のコラボ。
 もともとこういう編成を走らせるためのレイアウトでしたから風景とのマッチングは悪くありません。
 むしろ架線柱一本ないのに電車を走らせる無神経さの方が(苦笑)

 ミニSLの大半はよく走ってくれていますが、それでも最近はポイント部分でぎくしゃく感が目立つようになりました。
 ミニカーブのポイント部分は殊の外レールやフログが汚れやすくメンテも最近では楽ではありません。

 それとこれもいつも思うことですがシーナリィ部分はこっちもまた埃や劣化が目立ち始めています。ここはレール以上にメンテナンスが難しい部分ですが、7年も経つと流石に無視できません。


 やっぱりシーナリィも含めて改修とリペアがそろそろ必要になっているのを実感します。

 ところで今回の運転を機会にそろそろ取り掛かろうかと思っているキットメイクの車両があるのですが、それについては次の機会に。
 (尤も、動力は完成済みですが)