久々に歯ごたえのあるキットを作った(製作中ですが)気がします。
アオシマの「建築ロマン堂シリーズ・団地」が行きつけのショップに入荷したのは先週の日曜だったのですがその時は持ち合わせがなく、やっと今日入手して製作に取り掛かってみました。
かつて「レッドホーク」「アトランジャー」などで一世を風靡したアオシマが(最近は痛車と刑事車のモデルで有名ですが)大手プラモメーカーで初めて鉄道模型を念頭に置いた建造物キットを製品化したというのはかなりエポックメイキングな感じもします。
第一弾が「団地」との事ですがこれまで鉄道模型メーカーが手を出しにくかったラージサイズの建造物である所が面白い所です。プラモとして単体でも飾れる事も念頭に置いたサイズ設定かもしれません。
本来ならば今日はレイアウトの工事に掛かるはずだったので軽い気持ちで組み始めたのですがこれが大間違い。
これまでの建物キットと違ってきちんと各層、各区画の部分から組んでゆく形式がかなり新鮮でしたが、外壁を組み始めると工程は単純なものの、パーツの取り付けにかなり時間が掛かります。
先程完成させたところですが素組みでの所要時間はトータル2時間半といった所でしょうか。
私のような不器用かつせっかちな人間が作った場合のデータですが(笑)
照明の組み込みですが各パーツの肉厚がかなりあるので継ぎ目の処理さえしっかりしていれば漏光処理は最小限ですみそうな印象を持ちました。 もちろん照明用の穴も開いていますし、組み立て中の写真にある区画パーツも銀色で処理されており各部屋ごとに違った照明を仕込みやすい構造です。
又、比較的横に2分割しやすい構造なのと、製作後のベランダ、手すり、サッシの余りパーツが若干出る事など改造やスクラッチのベースに考えても面白いと思います。
海外のストラクチャーキットだとこれ位凝った構造の物は当たり前なのですが日本メーカーのキットでここまでやったのはおそらくこれが初めてではないでしょうか。
手間が掛かっただけに出来上がりの満足度もかなり高かったですね。
存在感もピカイチな建物ですが、場所もかなり取るのでどこに置いたものか
なお、自転車置き場とゴミ集積場が2つ、遊具が2セット、布団(笑)が20個付属しています。
このシリーズ、是非続編を期待したいですね。
さしあたりレンガ造りのターミナル駅をはじめ、学校校舎、マンション、デパートなんかだと嬉しいのですが・・・