光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

甘味横町裏の改修・街角の喫茶店

2008-02-28 22:37:40 | ストラクチャー

 トロリー線と交差する踏切前の角地にある建物は30年以上前に購入したバックマン製の新車ショールームの成れの果てです。
 30年ぶりに押入れから引き出して今回改修した甘味横丁の角地に置きましたが、どう使おうか考えた末、月並みな使い方ながら喫茶店に改修する事にしました。
 前面ガラス張りでかなり中が丸見えになる構造でしたのでインテリアをそれらしく並べようと、ファーラーのキットの余りからテーブルと椅子、ついたてやフラワーポットを配列しました。屋根の上にはマッチ箱から切り出した看板を配し、どうにか喫茶店らしい感じに仕上げました。とはいってもこれ単独でぽつんとあるとちゃちな感じはぬぐえません。

 それでも街中に配置すると角地というロケーションの良さからか、それなりに存在感は出るようです。今回はこの他にトロリー駅のホームの向かい側には看板が付き物と思いまして一個取り付けました。

甘味横町裏の製作・店舗改装

2008-02-27 21:46:31 | ストラクチャー

 試運転を一応終えましたが、その際に気になる部分をこれから少しづつ改修して行こうと思います。
 まず気になったのが、駅裏の端にあるパン屋です。TOMIXの店舗をそのまま置いていたのですが、街コレですら塗装済みのキットなのにプラの地色丸出しで内装もなく、町並みの中で浮いた印象の店でした。
 そこで前面だけでも塗装しようと思いました。塗ったのはいわゆる肌色で、実際モルタル造りの家はよくこんな色を見かけたものです。内装については似たような店の店内写真から切り出し、看板も差し替えてみました。後はウエザリングを施してみました。

 これだけの事しかしていないのにレイアウトに配置してみるとかなり見られる感じになりました。この建物はあっさりしているものの癖のない外観なのでメイクアップの効果が大きいようです。

甘味横町裏の製作・試運転

2008-02-26 18:01:06 | レイアウト・竹取坂

 景色が一通り形になってきましたので、列車の試運転を行いました。
 今回使ったのは鉄道コレクションの新潟交通です。元々は江ノ電やトロリー系の車輌を走らせることを想定しているのですが、鉄コレのリリース以来地方私鉄の小型車なども多数入線している事もあってレイアウトの雰囲気もベクトルがやや地方私鉄向きに振れている気がします。

 今回改修の部分はエンドレスからの分岐線が延びた部分でシチュエーションとしては「単純に行ったり来たりするだけ」に過ぎません。一応、駅(というより停留所)があるので停車・発車の演出が出来る程度です(レイアウトを合体させてもリバースで戻ってくるだけなので今回改修の部分に関する限り走行パターンはかなり限定されます)

 なのですが、いざ電源を入れて車輌を走らせて見ると奥のカーブの立ち上がり部分から電車が見えて駅に近づいてくる所が見ていてわくわくしてきました。ホームから車輌がゆっくりと発車し、踏切を渡りつつ自分の目の前を通過する所を見た時「レイアウトの魅力はこれか」と感じました。静止した画では粗ばかりが目立つのですが、動いている所を見ると違った感じになるのも不思議です。作りの巧い下手は置いても自分のイメージした風景の中を列車が走り抜けてゆく様が見られる事がレイアウトならではの魅力と感じます。

 

甘味横丁裏の製作・アクセサリ

2008-02-24 14:00:54 | アクセサリー

 風景としての大体の形ができてきた所で雰囲気つくりのアクセサリを追加して行きました。この部分はレイアウトを作っていて一番効果を実感でき、且つ楽しい部分であります。
 まず、道路の区分線を引いて道を道路らしく整えた所で電柱、街路灯、踏切警報機、道路標識、線路柵の順に追加して行きます。
 今回は限られたスペースにアクセサリを詰め込んだ印象が強く少し過剰すぎたような感じもありますが、車を何台か配置してみると実際の風景もこんなものかもしれないと思い始めています(結構いい加減ですね)

 手前の通りからトロリー線の踏切を覗き込むと独特の臨場感を感じました。
 実際に試運転するとどういう感じになるでしょうか。

甘味横町裏の製作・バス溜りと坂道

2008-02-22 21:59:29 | レイアウト・竹取坂

 大体形のできた山の部分ですが、町並みとつながる部分が雛壇上になっています。当初はここも緩やかな傾斜を付ける予定でしたが、この真下を通っているJR線が登り勾配となっている為に予定よりも高めのクリアランスを取らなければならなくなり少し不自然ながら段差をつけてしまいました。
 雛壇の上のスペースはほぼフラットなので最初の検討段階では住宅やホテルなどを入れてみようかと考えましたが、山自体が余り高くないために2階屋の住宅ですらかなり大きく見えてしまい、建物の配置は断念しました。
 その代わり、こうした観光地には付き物の「観光バスが屯する見晴らしの良い駐車スペース」を配置する事にしました。
 観光バスのバスコレから何台か並べるだけなのですが、それだけでもカラフルな感じがします。
 実際の観光地でもあちこちから集まってくるこの種のバスの並びはなかなか華やかに見えますがこの並びだけで観光地らしい雰囲気が感じられます。

 駅の裏の旅館や茶店が立ち並ぶ一角の通りは上り坂を微妙に(5ミリ位の高低差で)つけました。ごく微妙な起伏ですが、変化は感じられるようです。

山の増量4・植生

2008-02-21 23:29:07 | レイアウト・竹取坂

 大体の山の姿が整った所でクランプフォーリッジによる「植樹」を行いました。最近はトミーテックの樹木シリーズなどが安価で出回っていますが、山を覆う位の植生は木を一本一本植えるよりちぎったフォーリッジを貼り付けていった方が手間が掛からずリアルに見えるようです。但し、同じ色ばかり貼ってゆくと単調になるので違う色を所々に混ぜています。

 貼り付けにはホットボンドを使っています。以前は木工ボンドを使っていましたが、固着に時間が掛かる上に斜面に貼り付けていると乾く前に転がり落ちる事が多かったので切り替えました。
 ホットボンドの場合固着が短時間で済み、後から木工ボンドで表面のパウダリングを行うときにボンドが溶ける心配がありません。但し、貼り付けを手早く行わないとグルーガンから糸を引きやすいので注意が必要です。


 とりあえず、山らしい感じになって来ました。
 頂上が少し寂しいので手持ちの住宅を2・3軒配置してみましたが、郊外などでよく見る当たり前の風景っぽくなった様です。

山の増量・3 セッティングと塗装

2008-02-20 20:59:22 | レイアウト・竹取坂

 前回で合体後の山の型合わせをして大体の形が定まったので再びパーツにばらした山をレイアウトに組み込みました。
 ついでに下地処理としてリキテックスの茶色で赤土っぽい色を着色してみました。
 とはいっても塗ってみると赤土というよりもローストチキンの色になりましたが。
 実際にレイアウトに組み込んでみるとなだらかに作ったせいで増量した部分がシーナリィの中ででしゃばった感じにならず個人的にはいい雰囲気になったと思います。

 トロリーの駅の背景として見ると、今回増設した部分(本来はJR線が丸見えだった所)の背景としての奥行きが増しているのが実感できました。奥行き感のある背景は駅や車輌を引き立てる上で大事なようです。

山の増量・2 合体と現物あわせ

2008-02-19 16:09:42 | レイアウト・竹取坂

 今回製作している山は以前製作したふたつの山のユニットと組み合わせる事を前提に際策しています。合計で3・4ピースの組み合わせでひとつの山を形成している訳です。
 したがってこれらの山とのマッチングも考えながら形を作らなければなりません。山の形については予め設計図を起こしているわけではなかったのでこの部分は現物合わせのフリーハンドで行いました。
 切削はカッターとスチロールカッターを使いましたが後者は電熱線で切断して行くので切り口が滑らかで重ね貼りしている部分では一種の接着効果もあるのですがガスも発生するので換気とマスクは必須です。これに限らず模型の製作では常に換気と風通しには気をつけていますが、製作時間帯との兼ね合いもあり難しいところではあります。

 とりあえず形としてはこうなりました。以前よりも若干高くなりましたが傾斜をなだらかに取ったので圧迫感は最小限に出来ていると思います。

甘味横町裏の製作・山の増量

2008-02-17 17:51:19 | レイアウト・竹取坂

 甘味横丁の裏側の製作は町並みに連続する山の部分の製作に掛かりました。
 この山はJR線を覆う洋館のある山に連続する部分に当たります。山と言ってもレイアウト上で再現されるのは稜線の一部ですが。
 山岳風景の物やローカル風景のレイアウトならば、かなりの傾斜を持った峡谷や山を表現できるのですが、都市郊外を念頭に山を組み込むとなると余り高かったり傾斜がきつく見えるものは不自然に見える気がしました(勿論例外もあります)
 山の骨格は例によってスタイロフォームですが、そんな訳で線路から見た場合に余り見上げるように見える感じを避ける様に気をつけました。ただ、この場合傾斜が緩やかな分面積を取ってしまうので途中に雛壇状の平地を設けて家などを配置しやすいようにしました。

 できるだけ普通の山(丘?)に見える様にしたい所ですが、今の所はまだぼってりした感じが抜けず、圧迫感も感じさせるようです。もう少し形を工夫しないといけません。

はつかりのメイクアップ

2008-02-15 22:10:15 | 車両・客車・貨車

 先日の14系はつかりですが、ヘッドマークを作成して貼り付けました。手持ちの14系座席車はKATOとTOMIXの混成軍でスハフ14がKATO、オハフ15がTOMIXというある意味変な組み合わせになっています。トレインマーク変換装置のあるKATO車でヘッドマークに手を加えるのは難しそうに感じたので貼り付けで足りそうなTOMIX車を使いました。
 物は写真から切り出したヘッドマークを縮小して貼り付けただけの安直な物ですが、見た目が不思議とリアルに見えます。ついでに貫通幌の枠がTOMIXでは塗装されていなかったので銀を刺しましたが、仕上がりは作者の不器用さを立証するにとどまる物です(泣)

 ついでなので購入以来気になっていた485系のはつかりもヘッドライト周りに銀を刺しました。これも失敗したら目も当てられない事になるのですがどうにかはみ出しも少なく出来ました。この部分は485系の顔の最も重要なポイントだけに色刺し前と比較するとかなり効果的です。

 先程気がつきましたが、開設以来のアクセス数が10000を超えていました。地味な上に大した事も書いていないブログですが、それでも嬉しい事であります。ありがとうございます。


第4のはつかり

2008-02-14 20:45:16 | 車両・客車・貨車

 以前から所有していた485系3000番台に続いて昨年は583系、今年は485系300番台と特急型の増備が続いています(大半が中古ですが)
 これらの車輌に共通しているのはかつて「はつかり」に使用されていた事ですが、別に意識してそうした訳ではなくどちらかというとたまたまそうなっただけの話です。はつかり自体は好きな列車ではありますが・・・

 左の写真の本は先日実家近くの本屋で見つけた地元新聞社発行の「はつかりの思い出」ですが、帰宅してぱらぱらとめくっているうちにこれまで知らなかった「はつかり」があるのを見つけて驚きました。
 80・81年の多客期のみに運行された14系座席車の「はつかり51・52号」がそれですが、驚いたのは存在それ自体ばかりではなくありません。偶然にも先月それとは知らずに14系座席車を6両ジャンク品で入手していた事と牽引機のEF58とED75(重連なので2両)を昨年入線させていた事です。つまり自分でもそれと知らずに「はつかり」の第4の編成を入手していた事もあったわけです。

 後欲しいのはヘッドマークです。自作するか市販品を漁るかはこれから検討ですが、この調子でいくとキハ81とかスハ44系とかも揃えてしまいそうな感じもします(このふたつには余りなじみがないのですが)

甘味横町裏の製作2

2008-02-13 21:27:45 | レイアウト・竹取坂

 先日来検討してきた甘味横町裏の町並み配置が大体固まりました。
 洋風の建物が多かった奥の一角に対して、こちらは街コレやGMの店舗を中心に昭和の町並み風に纏める感じになりました。

 この町並みは踏み切りで奥の甘味横丁と連結する形となります。
 普通のレイアウトならメインラインの線路の前に建物を並べる配置はなかなかやらないと思いますが、今回は「通りの奥に見える踏切を電車が通過してゆく雰囲気」を出すためにあえて建物を並べてみました。(気に入らなければ楽にセクションごと撤去できますし)
 もうひとつ、財木町の時もそうでしたがモジュールの脇から覗き込んだときに線路の両側に風景がある事によって結構臨場感が出る事も今回の配列の理由です。写真奥の旅館の辺りは緩やかな上り坂にして地形の変化をつける予定です。

看板とマッチ箱

2008-02-12 21:39:54 | アクセサリー

 先日の帰省の折に子供の頃のパーツや資料などの中からレイアウトに使えそうなものをサルベージしようと、実家の押入れをひっくり返しましたが、流石に20年以上経過すると大した物も残っていません。
 ジャンクパーツは看板一個のみ、と思っていたら台所からマッチ箱がいくつか出てきました。

 最近では100円ライターの普及と嫌煙の風潮の中マッチ箱自体見る機会が少なくなりましたが16番時代の昔のレイアウトの製作記事を見ると必ずといっていい位にマッチ箱利用の看板というのが見られました。
 実際にこうして見ると字体の雰囲気といい、広告の程よい古さ加減といいスキャナにとって縮小すれば結構いい雰囲気の看板が作れそうです(まあ、古マッチの広告ですからそれなりに古いものばかりでしょうが)

 今度はうちの仏壇をひっくり返してマッチ箱を探し始める事になりそうです。全く何がレイアウト製作の助けになるか分かりません。

思い出のはつかり

2008-02-11 22:03:19 | 車輌・電車

 先日まで田舎に帰省しておりましたが、帰省先のショップで中古を見つけたのがKATOの485系300番台のセットでした。
 昨年秋頃から70年代の東北本線で見掛けた車輌がある時はリニューアル、ある時は中古セットの発見などといった形で急速に増備されていますが、今回のも結構偶然に入手できた口です。

 このタイプの485系というと新幹線前の「やまびこ」等を個人的には連想するのですが、セットの方はヘッドマークが「はつかり」仕様となっています。これもデビュー当初は子供心に583系の色替わりに見えて違和感を感じたのを思い出します(このカラーリングはボンネットタイプのイメージが強かった)

 中古品だけに走行時の異音があったり等するのですが、走り自体はまあまあです。
 それより気になるのが先頭車のライト周りの銀の縁取りがされていない事で近い内に色刺しをしたい所です。

 当レイアウトにおける旧国鉄型のラインナップも475系が入線した直後に今回の「はつかり」でますます東北色が強まりそうです。

甘味横丁・裏

2008-02-08 22:11:30 | レイアウト・竹取坂

 土手部分と陸橋部がひと段落ですのでそろそろ次の工作に入ろうかと思います。

 今回の改修箇所は甘味横丁の手前側、JR線のエンドレス真上の部分です。前回メルセデスのディーラーが配置された一角に連続する部分です。

 ここはトロリーの甘味横丁の駅の裏側にあたり、踏み切りで甘味横丁と連絡するという想定です。土台部分は例によってグーパネに足をつけた程度の簡単なものです。
 その上に建物を配置しますが、今回は西洋風の建物が多かった甘味横丁に対し、街コレ・ジオコレなどから旅館や茶店などをピックアップして和菓子屋系の町並みを考えています。

 町並みの検討では実際にレイアウトにベースをくっ付けつつどう配置すれば様になるか確認しています。二つの町並みの雰囲気が微妙に違うので並べたときの違和感をどう除くかが検討課題です。