光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

7月3日なのでED73のはなし

2024-07-23 05:07:59 | 車両・電気機関車
 今回の元記事は7月3日にメインブログで上げたものの再録です。もう7月も20日を過ぎて居て何ですが、ご勘弁を。

 今回は久しぶりに日付絡みの語呂合わせネタから。
 今日が7月3日なのでED73を取り上げたいと思います。

 故郷ではED75しか見る事のなかったわたしにとって、同じ交流機でも活躍の場が九州北部に限られていたED73はとても気になるロコのひとつでした。
 故郷や現住地で見る電気機関車は貫通扉の必要性から「半流線形」を名乗りながらも絶壁みたいなフロントフェイスでメリハリに欠ける印象だったのですがED72やED73は鳩胸というか逆スラントノーズのモダンなお面で惹かれるものがあったのです。

 加えてED73の場合、組み合わされるのがこれまた当時もっともモダンなデザインの20系客車の「さくら」なんかでしたからイメージとしてもとても垢抜けた印象を刻み付けられたものです。

 実車の方はED72から蒸気暖房機を除き車体を短縮化させた貨物(とブルトレ)専用機の扱いでしたが、その成り立ちゆえか軸重が重くなり運用範囲が限定されたせいもあってか、割合早い段階でED76やEF70などに振り替えられたという一種薄幸な機関車だった様です。
 保存機も1両もない様ですし。
 イメージとしてはモダンな感じもあるED73ですがどことなく儚さをも感じるのはそういう経緯も関係あるのかもしれません。

 Nゲージでも本機のモデル化は比較的遅い方で、プラ量産品としてはマイクロエースが発売、一時期見られた「151系九州乗り入れ対応編成」のセット〈151系編成にサヤ420を組み合わせた仕様)もリリースされていました。
 (クラブのメンバーの一人がこれを持っていまして、運転会で走らせているのを見るのが楽しみだった思い出もありますw)

 流石にそっちの方は手が出なかったのですが、数年後にKATOから1000番台がリリースされた時には半分舞い上がる気持ちで速攻で入線させた思い出があります(実車を見た事もないのに汗)

 モデルの走行性能もなかなかスムーズで惰行もほどよく効くので単機で走らせても楽しい機関車ですが、やはり20系を繋げた時が一番似合う様な気もしますね。