光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

KATOの氷河特急のはなし

2013-09-30 19:09:57 | 車両・電気機関車
 9月も終わろうというのに今回は8月初めの帰省での入線車の紹介です。
 しかも前回に続いて外国型です。

 こんな凄いのまでが入線できたのですから今年はまさに「鉄夏」でした。

 KATOの「氷河特急」基本セット。
 これも最近出たモデルと思っていましたが、故郷の中古ショップで出物を見つけました。
 これもリリース時には速攻でなくなっていたモデルなので有難い話ではあります。勿論新車より安いですし(笑)

 当然これもミニSLレイアウトでの運行を目論んでいたのですが。
 機関車単機ではレイアウト上の走行は可能でしたが、編成を組ませると連結間の距離が短すぎるのと台車の首振り角が不足でどうしてもクリアできませんでした。
 鉄コレの18M級は平気でクリアできるのに(泣)

 とはいえ特に機関車はレイアウトに映えるデザインであるのは確かです。
 走行性も中々良く、殊にスローの効き具合がなかなかなので手持ちのボギー貨車なんかと組み合わせて見ても面白いと思います。

 ただ、客車の方をどうしたものか。
 これだけの短駆の編成ならもう少し急カーブがクリアできてくれるものと思っていたのですがこの点では残念です。
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グラハムファリッシュのCタンクに思うこと

2013-09-29 18:38:01 | 車両・蒸気機関車
 今回はこの夏入線の中古機で感じたことから


 物はグラハムファリッシュのCタンク。
 このメーカーのロコは正月にJINTYという0-6-0のタンク機を入線させています。
 今回のは2-6-2の軸配置で日本で言えばC10に相当するサイズの様です。

 とはいえ、全体ののびやかなラインはさすが英国機。C11やC10の様なちまちましたところがないのは流石に蒸気機関車発祥の地のロコの人徳かもしれません(笑)
 緑色のボディも違和感よりも優雅さの方を感じさせます。


 ボディはダイカスト製の様ですが煙突やドームの一部は別パーツの挽物らしく前回のJINTYに比べると質感に優れる感じです。
 ロッド周りもそれは同様で全金属製でした。

 走行性はJINTYに比べると癖が無い感じでミニカーブの無い本線で運用する分には不満はありませんでした。
 同時購入のスハ32とのマッチングも悪くありません。

 蒸気の中古ですがこれで2000円でしたから走行派にとっては結構な拾い物のロコでした。
 ここ2年ほどで小型機を中心に外国型の蒸気の入線が相次いでいるのですが機構の巧みさや走行のタフさ、場合によっては走りの質感そのもので日本形に無い魅力を感じさせられています。
 大型機だとさすがに日本形と並べた際の違和感はありますが、小型機ならばそれも最小にできそうなので形を見て入線させています。

 実際秋葉のショップでも大型機の出物がいくつかあったのですが予算の都合もありそこまでは手が出せませんでした。
 とはいえ世間で考えられているほど高価でもない気がします。

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GMの111系・36年目の編成入線(汗)

2013-09-28 17:34:30 | 車輌・電車
 今回もやっぱり中古モデルのネタです(汗)

 先日中古を見つけた111系電車。

 それも動力車なしのトレーラーの編成です。

 恐らく30年以上は経っていそうなグリーンマックスの初代モデルです。
 当時のパッケージが付属していたところから見て完成品(いわゆるグリ完)前面の窓ガラスのはめ込み具合からすれば完成品でも後期のモデルと推察されます。
 この111系、発売当初は動力ユニットの開発が間に合わず、当時のKATOの103系の動力をコンバートできる設計でしたが1年ほど経ってからようやくオリジナル動力の開発に成功。
「GM初の動力車」ともなったモデルでした。


 

 当時のユーザーの手になるものでしょう、各部に色刺しがされておりある車両などはプラバンで床板、床下機器も自作の物を付けていたりします。
 今の製品と比べるとどうしても見劣りする仕上がりですが個人的には当時のユーザーが見るからに「一生懸命に自分好みに仕上げた」というひたむきさが感じられ悪い印象はありませんでした。
 恐らくこの車両のユーザーも今頃は40代か50代くらいなのではないかと思えます。

 さてなんでこれを買ったかと言いますと



 実は1年半ほど前に動力車(これまた当時モノの35年前のGMオリジナル動力です。最近のはエンドウのOEM動力が多いですね)だけ入手していたからです。
 当時のブログです光山市交通局「オープンセールの罠(汗)」

 安かった上に走りもそこそこだったとはいえ(あるいはそれゆえに)これをどう使うか先日まで悩みの種でした。
 なにしろサイズと形状が今の動力と異なるため当のGMキットですら現行モデルだとこの動力ユニットに適合させるにはそれなりの加工が必要。他車のトレーラとのコンバートも困難という代物でした。
 それも「当時のトレーラーと組み合わせる事で当時のオリジナルに近い編成を運行する」事でやっと落ち着いたわけです。

 但し走行音は昔の掃除機みたいな強烈なノイズを出しますし、お世辞にもスムーズとは言い難いですが、それでもミニカーブ140Rはクリアします。

 思えば77年頃の「とれいん」新年号の紹介で「GM初の電車モデル」のこの車両を見て以来心のどこかで「これを走らせられればなあ」という思いを抱いて30年。
 中古モデルの寄せ集めとはいえ、ようやく夢のひとつが叶った気もします。

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帰省の土産物編・カット文字の手帳など

2013-09-27 21:42:41 | 書籍

 今回は今更ながらの帰省の土産物編です。
 子供の頃、あるいは学生時代に何の気なしに買ったきり長いこと忘れられかけていた本が何十年もしてから突然役に立ちはじめる。 

 今回の帰省に伴う発掘作業で強く感じた事のひとつがそれです。
 昔の学研やTOMIXのカタログなんかの発掘などは正に鉄道模型の趣味には合致しているのですが、それ以外のジャンルで掘り出し物が見つけられた事も大きな収穫でした。

 カラーブックスの「神戸異人館」
 見てのとおり当時の神戸の異人館を紹介する本ですが、当時は確か「レイアウトを作る時の参考に」と言う目論見もありました。
 と言うのもこれを買った80年代当時は日本形の建物類がまだ少ない頃で、レイアウトに街並みを作る上では自作と並んで「海外のストラクチャーを混ぜ込む」というのを考えなければなりませんでした。

 近代的なビルや住宅ならまだごまかしも効くのですが見るからに「欧州」と言う感じの洋館などを使う場合、他の日本形建造物とどう組み合わせれば違和感がないか、あるいはどう配置すればそれらしく見えるか
 それを知る上の参考にと買ったのがこの本でした。我ながらなんという勉強熱心(爆)

 そして買った後にろくに目を通さないまま忘れていた所が勉強嫌いの私らしい(大恥)

 ですがあれから30年近くを経て海外メーカーのストラクチャーが比較的容易に入手可能(何しろ中古ショップで定価の半額以下の購入すらできるようになりました)になった上、それ以上に日本形の建造物が充実してきたのが大きな変化でした。
 今ならこの本の本来の目的に使う事ができそうな気もします。
 ・・・と言うか竹取坂のレイアウトを作った時点でこれを見ておけばもう少しましになったかもしれないのに(恥)

 そしてもう一冊集文館の「カット文字の手帳」
 これは異人館以上に掘り出し物臭く、かつ役立ち度も高い一冊です。

 実はこの本は小学性の頃、「落書きのお手本用の画集」にと買ってもらったもので買った時点ではレイアウトはおろか鉄道模型すら意識していなかった一冊です。
 ですがこの間の発掘時に読み返してみて驚きました。

 本書はポスターや印刷物を作る際のレタリングやカットを集めたものでそれらの一部として略画や図案が纏められている本です。
 後半には様々なレタリングが紹介されているのですが、そこに出ているロゴがエナメル看板顔負けの「昭和30年代テイスト全開」のノリだったのです。

 これ自体が切り抜いてそのまま看板に使いたい位のラインナップ!
 市販のステッカーだと誰もが知っている「オロナイン」や「アース」「官公学生服」位はあっても「ポポンS」「地球鉛筆」「オーシャンウィスキー」なんてのはまず見ませんし。

 そのほか「大賣り出し」「展覧会」「仏蘭西料理」等のロゴも見るからに昭和20年代~30年代のテイストが強くこれまた応用範囲の広いアイテムと思います
(大体にしてこれを買ってもらった昭和40年代ですら相当にアナクロに感じられたものでしたが)

 ある意味今回一番の掘り出し物はこの本だったのかもしれません。

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ハー●オフで工作意欲を刺激される(笑)

2013-09-26 07:08:15 | 鉄道模型 

 先日のハー●オフから。

 ここで買うものと言えば中古の車両とか建物とかの出物があれば買う訳ですが、そのノリから言うなら「車両」「線路」が8割くらい、残りの2割が建物類と言う事になります。

 ですが田舎のハード●フでは滅多に並ばないジャンルと言うのもあります。
 HOのモデルなんかは以前は時折見ましたが今は全滅状態ですし、Zゲージや外国形なんてのもそうです。
 そこまで極端でないにしても殆ど見ないのは「車両パーツの単体」です。

 まあ、TR11とかPS22を買いにハード●フに行くなんて事自体が想像できませんが。

 今回見つけたのがその「車両パーツ」だったりします。
 GMの集中型クーラーとか113系用のベンチレータなんてのが「近所のハード●フ」で買えるとは思いませんでした(笑)
 とはいえ今回買ったのはパーツの性質上、使う確率の高いパンタグラフと動力ユニットです。

 GMのDT21仕様の動力ユニットですが興味深いのは「テレビのノイズ対策のコンデンサ」が付いている事です。
 これだけで相当の年代物と言うイメージを感じさせます(笑)

 PS17やPS16も鉄コレや電車のリペアなんかで使えそうですし。
 これだけ揃えて1500円と言うのは悪い買い物ではありません。

 ですがこれだけ手に入るとやはり何か作ってみたくなります。
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今月のジャンク車・しなのマイクロのEF71

2013-09-24 20:46:18 | 車両・電気機関車

 先日の秋葉ツアーの入線車から
 秋葉に行ってまでしてジャンク品を漁らなくともと言う気がしますが結局またやってしまいました。

 まずはマイクロ(しなの時代の)のEF71。
 この形式はこれまで故郷や近所のショップでも何度か当たった事があるのですが掛け違って入手する事がありませんでした。

 コンディション的に走りに問題のある個体が多かったりカプラーが互換性のない物に交換されていたりといった物が多かったのがその主な理由です。
 しなのに限らず学研やエーダイのモデルなんかだと往々にしてこの手の加工がされている事が多い気がします。

 今回はパンタ破損によるジャンクと言う事で走りは問題なし。カプラーもアーノルドのままだったので安心できました。
 パンタは繊細なパーツだけに落としたりして歪みができてしまうと修正に手間が掛かります。

 但し、時間さえかければそこそこ修正は可能。中古屋さんの場合この手間を惜しまざるを得ないのですが時間の制限のない道楽ものにとってはむしろ好都合です。
 HOZANのピンセット片手に格闘という事になりそうですが台所モデラーとしてはいかにもな宿題となりそうです。

 EF71自体ですがTOMIXのそれに比べるとディテーリングの彫りが深い印象で見た目の細密感では勝っています。
 ナンバーも交換式ですが写真の様に若い番号を選ぶとなぜか両脇に隙間ができてしまうようです。

 交流機のEF級ではなかなかの大型機だけにNでも迫力はあります。

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万世橋の交通博物館の思い出2

2013-09-23 18:40:06 | 旅行・探訪・イベントなど
前回の続きです。

 先日紹介した交通博物館のパンフレットの裏表紙の広告から。
 貿易センタービルの40階建てが自慢になった頃の雰囲気が感じられます。
 この他「マブチの空中モーターA-1」の広告もありました。思いっきり昭和40年代を肌で感じさせられます(笑)

 交通博物館の展示品でもうひとつ心を惹かれたのが模型店などでは見る事の出来ないラージスケールの精密模型。
 ある人が「解剖しかけた死体にしか見えない」と表現していましたが、今思えば実物の引き写し、単なる縮小版に留まらない独特の魅力、「手作りの模型」としての魅力が感じられて感動できました。
 (むしろこの点では最近のプラの量産品の細密模型の方に「冷たさ」を感じてしまう事があるのですが)

 それはさておき



 昭和50年に初めて交通博物館を覗いたのですが、それからしばらくして年に2,3回秋葉ツアーができる条件(要は故郷よりも首都圏に近いところに住み着いた)が揃う事になりました。
 ところが、あれほど秋葉に通い詰めながら交通博物館を覗くのは大分ご無沙汰する時期が続きました。

 電気街のはずれで万世橋を渡った先という地勢の問題もありますが、その時期が「鉄道模型の中断時期」ともろに重なったのが大きかったと思います。
 次に交通博物館を覗いたのは閉館が決定した前後の時期でこのタイミングを逃せない事もあって子供を連れて繰り出しました。


 驚いたのは(いや、これは当然なのですが)展示の大半が昭和50年当時と殆ど変っていなかった事です。
 たったそれだけの事なのに一気にあの頃にタイムスリップする感覚に襲われ涙が出るほど懐かしかったのが今も鮮烈に思い出されます。
 子供にしてみればHOのパノラマを別にすれば建物が薄暗い上に展示品の大半が古臭く感じられたのではないかと思いますが・・・

 ただ、その時に面白かったのは敷地の中で70年代の旧車のミーティングがされていた事です。館内では飛行機のソリッドモデルの教室だか展示会もあった様ですし。
 あの界隈は日曜になると異様なほど人通りが少なくなる所だけにこの一角だけが独特の活気にあふれていたのが強く印象付けられています。
 当時の交通博物館が「乗り物趣味人全般の殿堂」としての機能も果たしていた事が伺われますが、この種のコミュニティ機能を併せ持った施設が都心から失われた事ももったいない気もします。

 それからしばらくして交通博物館は閉鎖され大宮の鉄道博物館へ引き継がれることになります。
 皮肉な事に閉鎖の前後の時期に私の鉄道模型趣味が復活したものですから、取り壊し前の建物を外から眺める方が増えました。
 こんな事ならもっと通いつめればなんて思っても後の祭りです(恥)
  
 そういえばあの頃は「交通」博物館でしたから自動車や船、飛行機なんかもあったのですが鉄道に比べると今一つ貧弱な印象で昭和50年から全く変わっていなかった(鉄道はシミュレータやら模型の追加やらでリニューアルされているのですが)印象で2階以上は殆ど客のいなかったのが異様でした。
 あの展示物は今どこでどうしているのやら。
 大体上記の「交通博物館のすべて」ですらそれらの展示の説明は殆どありませんし。

 さて、本書は交通博物館の展示品紹介にとどまらず、博物館の舞台裏や所蔵の記録映画の紹介もあり単なるガイドブックよりも面白い部分も多いです。
 更に後半で展示用模型の工房や職人の紹介等も紹介されており鉄道模型のファンにも楽しめる構成になっているのが嬉しい。

 万世橋時代の交通博物館を覚えている人にはお勧めです(笑)

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万世橋に交通博物館があった頃(笑)

2013-09-22 20:56:55 | 旅行・探訪・イベントなど
 先日、神田万世橋に「マーチエキュート」なる新商業施設がオープンしたとの由。
 工事中の風景は何度か見ていますが、秋葉の隣接地らしからぬ垢抜け(過ぎる?)した雰囲気の場所になりそうです。
 次の秋葉行きの折には一度位覗く事になるでしょう(笑)

 ・・・中年のおっさんが行くには辛そうな気もしますが。

 さて、万世橋駅の跡地というと私の世代だとやはり「交通博物館」が思い出されます。
 今回はその辺の思い出なんかも交えて。

 昨日古本屋で見つけた「交通博物館のすべて」
 マーチエキュート開業の直後にこれを見つけるとは何というタイムリーさ(爆)

 さっそく読み返してみると写真の一枚一枚が懐かしい。

 私が交通博物館に初めて行ったのは昭和50年の夏でした。

 写真は当時のガイドブックですが映画のパンフレット並みの薄さでありながら40年近く経った今も私の宝物のひとつです。
 あの頃も私のお目当ては「鉄道模型パノラマ」
 普通の休日だったら親子連れの群れに囲まれてろくに見る事の叶わない(事実、これ以後に出かけてもゆったり座って観られる事はありませんでした)のですがあの時は「平日のはとバスツアー」の一環だったので実に悠々と眺められたのが思いだされます。
 係のナレーションに合わせて運行される列車たち。更に夜になると照明が徐々に落とされ、夜景の中を夜行列車の走る様が幼な心にも幻想的でした。

 このコンセプトは後の鉄道博物館や原鉄道模型博物館などのレイアウトで形をアレンジしつつ引き継がれています。

 もちろん、システムとしての鉄道を説明するための施設面のジオラマや実演コーナーなども興味の的でした。

 最後に売店でお土産を選んだ時です。
 ここまできたら何かレイアウトの本が欲しい。でも何が良いのかわからない。
 なにしろそれまでレイアウトの本と言えば昭和39年の「模型と工作」位しか知りませんでしたからレジの裏に並ぶTMSの別冊シリーズなどはどれが良いものやらまるで見当がつきません。

 「レイアウト~」というタイトルの何冊かの表紙を眺めていてひときわ目立つ黄色い表紙の本。
 あの時の私は「一番目立つ表紙の本」を選ぶくらいしか選択の余地はありませんでした。
 それが「レイアウトモデリング」との出会いでした。 
 初めての交通博物館としてはこれはこれで強烈な思い出でした。

 (この項・近日中に続きを上げます)

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気分だけ「鉄カフェ」(笑)

2013-09-21 19:09:28 | その他

 ちょっと前の話ですがたまにはこういうネタも良いかと。

 先週の日曜日は台風接近中の連休初日という事でどこにも外出せず。
 そんな訳でそのは日がな一日台所の整理に費やしました。

 雑然としていた一角を片づけたり、古くなった調味料類や油を処分したりと主夫そのまんまな一日でしたが、それはそれで有意義だったと思います(笑)
 さて、整理中に気になったのが流しの脇の冷蔵庫の壁、


 あまりに殺風景なので適当な写真をコラージュしました。
 ついでに
 ドイツの鉄道模型メーカー、 ミニトリックスの新製品リスト。

 イラスト主体の表紙は、KATOやTOMIXのそれよりずいぶんとお洒落な表紙です。
 このセンスの良さは日本のメーカーにも欲しい所ですが。
 何やらカフェの装飾ポスターに使えそうな感じですね(笑)



 調子に乗って一角を鉄道カフェ風に(笑)してみたつもりなのですが…
 因みに手前のはローソンのホイップクリーム付パンケーキ。田舎で買えるものとしてはこの辺が精一杯と言う事で


 この構図、ほんの少し視線をずらすだけで「流しの隣の一角」なのがバレバレです(汗)
 ですが一度こういう環境でコーヒーなど飲んでみたいものです。

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日本最古(?)のレイアウト本を発掘する(笑)

2013-09-20 16:18:53 | 書籍
 




 






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思い出の書籍 ふと思うこと 趣味の思い出 そのほか



 今回はひょんなことから入手した鉄道模型本のはなしから。

 「子供の科学」で有名な誠文堂新光社は以前から鉄道関係の書籍が充実していたところとして知られた存在でしたが、鉄道模型の本も数はそれほど多くはないにしても面白い物を出している事があります。
 今回紹介するのはその中でも最も古い物の一冊ではないかと思います。

 「少年技師ハンドブック・鐵道模型レイアウトの作り方」(国峰孝太郎著)
 単にタイトルだけを聞いてもピンと来ない向きもあるかと思いますが注目すべきはその発行時期です。

 この本の初版は昭和24年1月20日。
 日本がサンフランシスコ講和条約を経て実質的に主権を回復したのがその翌年の25年。また、それ以前の日本では鉄道模型はイコール「車両模型」でしかなく、16番最初の個人用のレイアウトが登場したのですらやはり本書の翌年の25年です。
 おそらく(私の知る限り、という但し書きつきですが)本書は「日本で最古のレイアウトの入門書」だったのではないでしょうか。

 これだけでも十分に驚くべき事なのですが、その中身も実に充実しており入門書の骨格としては今でも十分に通用するどころか64年たっているのに未だに先進的に感じる部分さえあります。
 この驚きはとても一回では書き尽くせません。

 本書が出た時期は先にも書いたように主権回復の前の時期。アメリカを中心とする進駐軍の将士の中の趣味人の手で鉄道模型が改めて紹介されると同時に彼らの注文に応じる形でHOの鉄道模型が輸出産業のひとつとして勃興しかけていた頃に当たります。
 万世橋時代の交通博物館のHO大レイアウト(現在もそのコンセプトは鉄道博物館のそれに引き継がれています)のルーツも駐留軍のエリオット軍曹が始めたレイアウトにあったそうですし。

 当然車両模型だけではなく「それらを走らせる舞台」としての「レイアウト」の楽しみも次々に紹介されていたでしょう。

 それらの情報を生で触れた著者を含めた鉄道模型趣味人にとってはこれは正に一種の「文明開化」だったのではないでしょうか。
 本書を読んでいてまず気づくのは全編通して流れるその溌剌とした筆致でした。
 これほど古い本でありながらこれほど読後感の若々しい「鉄道模型の本」というのには私自身、未だに会った事がありません。

 とはいうものの当時はまだHO=16番のモデルはまだ日本では将来性を不安視されていた様で、本書のレイアウト制作もそのすべてがOゲージを基準としています。
 

 そうした気負いもあってか、本書はあらゆる意味で「レイアウトの教科書」たらんとしている内容でした。
 後のレイアウトの入門書のすべての内容がこの一冊にすべて集約され、あらゆる意味での「原点」になっているのではないかと思います。

 まず基本的なところでトラックプランの種類が紹介されていますが、これまで見たどのレイアウトプラン集よりもわかりやすい説明でまずここに感心しました。
 更に以前私が考察した「レイアウトの高さの設定」についてもかなり詳細に説明されており「低すぎる」デメリットと同時に「高すぎる」事のデメリットにも触れていたのが印象的でした。
 当時の住宅事情から「鴨居の上に線路を敷かざるを得ない」シチュエーションが多かった日本ならではの悩みとも言えます。

 線路の作り方から始まり、その中にはカントやスラックの設定方法、更には当時のOゲージらしく「第3軌条の釘の打ち方」なんてのもあります。
 更にすごいのは上記のカント、スラック、半径に準拠した「線路標識の作り方や設置の仕方」まであります(!)
 ポイントも3線式の自作の仕方がありますし、架線の作りかた、カーブでの架線の張り方も載っています。


 そんな具合ですからストラクチャーやアクセサリなどは当然の様にフルスクラッチ。
 これまた当然の様に「建築限界の測定車」の工作記事もあります。

 パワーパックは「制御器」と呼ばれこれまたフルスクラッチで運転台そのまんまの物の製作法が載っていました。
 また、当時はコントローラとトランスが別体(高級なパワーパックでは今でも見かけますが)となっているのでこれまた自作記事があるのですがトランスを「変電所」と呼んで「実際に建物に内蔵させる」という形式であらわされています。
 正直これは「目から鱗」でした。実際の鉄道では「電源部と制御器が別々なのは当たり前」なのにモデルの世界ではそれが忘れられがちです。電源部と制御部を別々にすることで気分的にも「システムとしての鉄道」を感じさせるこのシステムは大レイアウトや高級なレイアウトを志向するなら考慮の価値がありそうです。

 このコンセプトはTOMIXのワイヤレスコントローラやKATOのDCC、根本的なところでメルクリンの3線式などに近いと思われます。

 更にびっくりなのは「移動変電所」の作り方なんてのまであった事です。
 移動変電所は実車の世界には存在するのに不思議とNや16番でモデル化されたという記事を専門誌ですら殆ど見た事がありません。
 しかも本書の奴は実際にコンセントから電気を引っ張って給電すると来ているのですから驚きとしか言いようがありません。

 いずれにしろ非常に面白い本が入手できたと思います。




骨董モデルの153系新快速色・入線

2013-09-19 18:39:26 | 車輌・電車
先日の秋葉行きの折に中古ショップで見つけた入線車から。
 KATOの153系新快速仕様。
 パッケージから見てもかなり初期(初代モデルの)のバージョンと思われます。たしか殆ど限定モデルに近い扱いだったと記憶しています。


 153系は実車も、またモデルとしても歴史的意味合いでは重要なモデル(この前後の時期からNゲージの電車モデルの質的な底上げが始まった)です。
 が、個人的に湘南カラーに今一つ馴染めなかった事もあってあまり食指の動かなかった機種でした。
 同じ湘南色でも165系や115系ではそこまでではないので、この印象は特に153系に特有だったと思います。

 ですが今回見つけたのは白いボディに青い帯の阪和線新快速のカラーリング。
 グリーン車も食堂車もない編成ですが個人的にはとても好きな編成です。

 この機種は既にKATOからリニューアル版が、TOMIXからも完全新規モデルのリリース予定があるというモデルですが「かつての急行型の第二の人生」というこの電車の性格を考えると旧モデルの中古でもいいような感じがします。
(もちろんこれは私個人の印象にすぎないですが)


 とはいってもKATOの電車モデルはこの頃から造形が向上しているので物理的な細密度はともかく印象把握は非常に良好です。
 走行性も今の目で見ればそれなりにがさつですが決して悪い印象はありません。

 前述の通りにモノクラス編成なのでノーマルよりも編成美の様なものも感じられ、その点でも好感を持てます。



 帰宅後早速運転会。ここに来てようやく朝夕は涼しくなりましたから本当に久しぶりの運転です。

 既に新快速色の113系はTOMIXのジャンクレストア車が入線しているのですが、今回ようやく2色のツーショットが実現しました。
 30年くらい前からこういうのができないかと思っていましたから感無量ではあります。

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のび太のレイアウト(笑)のはなし

2013-09-17 18:34:39 | 書籍
 まさか鉄道模型のブログで「ドラえもん」を取り上げる事になるとは我ながら驚いています。

 前回のブログの最後の方で「ミニチュアカメラ」の話をしましたが、あの後どうしてもその話が読みたくなり子供の持っているドラえもんをチェックして見たのですがどうしても見つかりませんでした。
 確か連載の初期、昭和45年頃の小学1年生辺りの話だったと思いますが・・・

 ただ、それを探す過程でそのものずばりの「のび太の模型鉄道」というのがあるのを知りました。
 ファンの間では当然知られているとは思いますが本編は単行本の39巻、時期的には80年代半ば頃の話と思われます。
 アニメにもなっているらしいですが生憎未見です。

 おじさんに買ってもらったNゲージのセットを基に小レイアウトを作るのび太、ところがスネ夫はもっと大型のレイアウトを自慢してのびたを悔しがらせるという展開。
 大レイアウトを作るには大きな部屋が欲しいという事になり、ドラえもんがインスタント地下室を造り大レイアウトを作らせるという話です。

 上述の私が覚えている話は確か「お座敷レイアウトを部屋に広げて自慢するスネ夫を羨ましがったのび太がドラえもんにミニチュア製造カメラを出してもらい自室に一大パノラマを現出させる」話だったと記憶しています。
 その際、ミニチュアカメラでのび太とスネ夫のミニチュアも出すのですが「ミニチュアの世界でも同じ様にスネ夫が鉄道模型でのび太を羨ましがらせていた」
 というレイアウトのミニシーンを思わせる落ちが付いていました。

 なんだか昔のTMSで水野良太郎氏辺りが描きそうなネタです。
 これが描かれた当時は当然16番が主流でしたから恐らくエンドウの組み立て線路を念頭に置いていたレイアウトだと思われます。

 前のブログの繰り返しになりますが、この頃は「鉄道模型を持っている」というだけでステイタスだった時代を象徴している一編でした。
 (おまけに鉄道模型の高価さも知れ渡っていた様でねだられたのび太のママが「いけません」の一言で済ませていたりします)
 
 あの頃でもすごい話でしたがそれから少なくとも10年後に書かれたらしい(根拠は後述)「のび太の~」になると「小さいデスクトップレイアウトならのび太でも持てる」様になっているのですから、まずここで時代の変化を実感します。
 何しろ「おじさんがお年玉にくれたセットをベースにしている」と言うのですから。
 事実バブルの前後の時期から「お年玉でNゲージのセットを買う」と言う年少者が増えたというのは「TOMIXのすべて(だったかな?)」のマンガで江頭 剛氏も書かれていたとおりです。

 冒頭にレイアウトの製作法を1ページ半にわたって説明、よく見ると津川洋行の住宅やユニトラックのホーム、今では幻のKATOの商業ビルなんかがあり、制御機器はTOMIXとかなり的確に描写されています。
 これらのアイテムが揃うのは83年以降ですから書かれた時期もその頃でしょう。特にKATOの商業ビルは売られていた期間が短いので90年代以降とは考えにくい気がします。走行する列車もEF81の300番台ローズカラー仕様の牽引するブルトレですし)
 「ドラえもん」の作中で実物の電車や自動車でさえプロトタイプ不明の自由形(爆)が多い事を考えるとこれはかなり凄い事と言えます。

 また、当時TMS以外では一般化していなかった「9ミリゲージ」という呼称が使われたり「ストラクチャー」という準専門用語(笑)があったり(但し説明は少々いい加減)とわずか8ページのマンガなのに異様に濃いところがあります。
 あとのび太もスネ夫もレイアウトを床置きせずに机や高い台に載せて楽しんでいる所など、前作から明らかにバージョンアップしている描写もあります。
(これも77年頃に水野良太郎氏が「鉄道模型入門」という本で「床置きしないで台の上に載せてリアルさを楽しもう」と提唱するまで一般レベルではその重要性があまり認識されなかった部分です)

 さて、折角完成させたのび太のレイアウトですが実はスネ夫がもっとでかいレイアウトを作っていて「ぼくみたいなベテランになると最低これくらいのスペースはほしいんだよね」「家がひろいからできる事なんだけどね」と(笑)
 いつの時代にもレイアウトの最大の問題はスペースであると思い知らされます。

 そこでドラえもんがインスタントのポップ地下室を庭に作ってのび太に思う存分レイアウトを作らせますが・・・

 極めつけがポップ地下室に現出したのび太の大レイアウト!

 注意して見ると四方の壁面に密着したベースに線路が引き回されながら「奥に行くほど線路のレベルが高くなっている」など、線路配置がかなり巧みで唸らされます。
 この様に僅か8ページのマンガでありながらドラえもんとは思えないほどマニアックなレベルの描写が満載で結構楽しめました。

 ふだん無気力の権化みたいなキャラののび太がレイアウトを作っている時だけ目を輝かせている描写、そして一旦レイアウトが完成してしまうと「その中の寝台車で一日中寝てしまう」落ちに「レイアウトは完成したらおしまい」という深遠なテーマが感じられ(大ウソ) このオチも前作をほうふつとさせるものです。

 後で知りましたが藤子・F・不二雄先生は72年頃(!)からNゲージをやっておられていたらしいので描写のマニアックさも頷けそうです。
 なにより「レイアウトをやりたいけどスペースがない!」というファンの心の叫びを的確にすくい上げている所は敬服以外の何物でもありません(笑)

 ところで、歴代のドラえもんの劇場版アニメは大概「のび太の●●」というタイトルになっていますがその伝で「のび太の模型鉄道」なんてのも映画になったりするでしょうか(笑)

 先程、閲覧者数が54万になりました。
 最近こういう変なネタも増えていますが(汗)よろしくお願いします。

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9月の自宅運転会に思うこと(笑)

2013-09-16 17:18:11 | 旅行・探訪・イベントなど
 9月に入りさしもの猛暑も徐々に落ち着きつつあります。
 7月以来ほとんど雨らしい雨が無かったため空前の渇水状態だった地元のダムも少し水位が戻り始めたと思いきや、今日の台風で一気に貯水量を取り返した感があります。

 それにしても今日の台風は凄かった。横殴りの雨のせいで「締め切ったサッシから雨が吹き込む」「屋根と壁の間の隙間から(当然横方向)雨漏りが始まる」という前代未聞の体験をする羽目になりました。

 まあ、それは置いておいて、
 この夏はあまりの暑さゆえにメインのレイアウトを使った運転がほとんどできませんでした。何しろ部屋に冷房なし(扇風機すらない)深夜でも室温は30度台とくれば運転どころではありません。

 その暑さも落ち着いてきてようやく運転が出来そうな条件が整ってきました。
 丸二か月ぶりの自宅運転会です。

 メインは7月以降に入線した711系や153系(近く紹介する予定です。)など、電車中心の運行になりました。
 都市部をモチーフにしているだけに通勤型や近郊型の似合うレイアウトと思いますが同時に3本以上の列車が行き来する様を見ていると田舎の中の家にいる事を一瞬忘れるくらいに活気の匂いがします。

 さて、今回はどの編成も年式やメーカーがまちまちなのでモータや駆動系のノイズもそれぞれ異なり、それがまた独特の喧騒感を演出しています。
 更にそれぞれがそれぞれの線路でジョイント音を響かせる訳ですからその賑やかさったらありません。
 普通の人や大概のファンにとってはこれは「騒音」以外の何物でもないのですが、こういうのも実物の模倣だけでない「模型独特の愉しみ」にも繋がるかもしれません。

 まあ、なんだかんだ書いても結局のところは安物買いの「ジャンクの花道」状態なんですが。
 

 30分くらいの運転でしたが、このところ沈みがちだった気分を引き立てる効果は絶大だったと思います。
 レンタルレイアウトの少ない田舎にとって「手の届くところにいつでも運転を楽しめる場所がある」事でいつでも元気を取り戻せるというのは、ある意味田舎ゆえのメリットとはいえ本当に有難い事です。

 個人的には「東京にオリンピックがまた来る」というニュース以上に元気になれました(笑)
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「レイアウトを持つ事」とステイタスの関係(笑)

2013-09-15 18:46:32 | 思いつくままに・考察
 今回は以前帰省中の新幹線の中で何の気なしに打ち込んだ文章の採録です。因みにこれを書いた時は少し酔っていました(汗)

 私は昭和30年代生まれですが、私が生まれた当日に放送されていたNHKのテレビ番組で「組み立て式のレイアウト」を紹介する番組が放映されていたそうです。当時の写真は「レイアウト全書」にも掲載されていますが、こうしてみると私の人生は変なところでレイアウトと結びついていた気がしてなりません(爆)

 冗談はさておき、50年前はお座敷運転前提の組みたてレイアウトであっても「レイアウトを作った、あるいは持っている」と言うだけでNHKの全国放送に出られる位のステイタスがあった事を伺わせる話ではあります。

 次にこちらをご覧ください。 

 40年ほど前の学研ジュニアチャンピオンコースの一冊「人間びっくり珍情報」
 タイトルから想像できるように世界の「びっくり人間」を網羅した一冊ですが、特殊な体質とか、ギネス級の特技の持ち主なんかと並んで「変わった趣味の持ち主」と言う一コーナーがありました。

 その中で「自宅を空きびんで作った人」とか「有名人のおならの音ばかり集めている人」などとともに我らが関沢新一氏と水野良太郎氏も登場しています。
 言うまでもなく自宅の大レイアウトを中心にした紹介でしたが、当時の児童書では「大レイアウトを私有している」というだけで「びっくり人間」の資格十分だった訳です。

 更に時代は下って私の手持ちの8ミリビデオの中に当時まだ放送中だった「木曜スペシャル」の一本に「これが爆笑マニアだ!」と言うのがあります。買いたての据え置き式ハイエイトでの録画ですから少なくとも92年頃の番組と言う事になります。

 こちらはこちらで「自宅の1フロアをそっくりジオラマにしてしまった」と言う扱いで松本謙一氏がD-GRAN鉄道を、前半にも自宅の屋根裏をすべてレイアウトで埋め尽くした方が登場しています。

 さて、これらを通して俯瞰してみると時代によって変遷を感じるものの「レイアウトを持っている」事がファンの間だけでなく一般レベルでも独特なステイタス(笑)だった事が感じられます。
 その流れも「持っている」レベルから「ひと部屋を占領している」へ、そして「自宅のワンフロア」へと順調にバージョンアップしています。もし今この手の児童書が出版されるとすれば主役は「原鉄道模型博物館」になるだろうと思われます(笑)

 少しとりとめない話になってしまいましたが、ファンの目標たりうるステイタスがこの様に変化しているという事は、まだ狭いとはいえ、レイアウトの普及も着実にすそ野が広がってきた事を感じさせられ、感無量なものがあります。

 昨年来私が手掛けている「週刊SL鉄道模型」やそれ以前の2シリーズはいずれも21世紀になってからのアイテムですがこれらは「あのころあこがれたレイアウトをどうかして我が手に」というニーズ(もっと言えば上述の児童書や一般書でレイアウトにあこがれた世代と重なるのではないかと)を上手く汲み上げた企画だったのではないかと思います。こういう企画がそれなりに商売になるという辺り、レイアウトを持ちたいという一般レベルの潜在需要はあるという事でしょうか。
 

 そういえば昭和45年頃の「ドラえもん」の一編で「自宅でお座敷運転をしているスネ夫がのび太を羨ましがらせる」所からスタートしている話がありました。
 最後にはドラえもんが「ミニチュアカメラ」でのび太の部屋いっぱいのジオラマを作ってしまうという展開になるのですがドラえもんの他の話と違ってスラップスティックさが希薄な、不思議と淡々とした雰囲気で進んでいくところが妙に記憶に残っています。

 ストーリー展開に頼らなくても「ミニチュアのパノラマ」を持つことそれ自体の魅力だけで一本話ができてしまう事を作者の藤子・F・不二夫先生が認識して書いたのかもしれません。
 ことほどさように「ミニチュア風景」と言うのは何かしら人を惹き付ける何かがあり、それを我が物とすると言う事はそれ自体が既に楽しい事なのでしょう。

 これは単にレイアウトだけの話ではなく、ミニカーとかフィギュア、ドールハウスや盆栽に至るまで「趣味の本質のひとつを語る真理」のような気もします。
 
 閑話休題はそれくらいにして
 こういうとりとめのない話を帰省中の新幹線の車内で打っていると不思議と筆が進む反面、内容が全くまとまりのない文章になります。
 困ったものです。
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72系大集合(笑)の自宅運転会

2013-09-14 18:21:00 | 車輌・電車


 昨年頃に購入していた旧国の図鑑本。
 最近72系に限らず鉄コレなどでも旧国の入線が続いている折、なかなか重宝する本なのですが、戦時設計の詰め込み電車であった63系(72系の原型)についてはそのお粗末な作りを中心にかなりの書かれよう(汗)
 それ以前の電車が徐々に優美に洗練されてゆく方向だっただけに当時のファンからするとかなりの改悪に映ったようです。
 とはいえ、20M級の4扉車、切妻の前頭部などのコンセプトは後の国電にかなりの部分が受け継がれ(それまでの国電とは別のベクトルですが)洗練を重ねていったのはご存知の通りと思います。

 因みに表紙のカラーのジュラ電、のちの301系の先駆けみたいな雰囲気でなかなかそそられるものがあります。

 72系にしてもある意味実用一点張りのシンプルさに魅力があり、のちには独特の魅力も徐々に身に着けていきましたし。

 さて、先日入線した御殿場線仕様のスカ色73系。
 前回まででなんだかんだ書きましたが個人的に好きな仕様ですので大事にしたいと思います。

 さて、今回の御殿場線仕様の追加で当レイアウトでの72系のバリエーションがまた広がりました。
 以前書いたように72系は「知らず知らずに増えてゆく」という下駄電にふさわしい増え方をしており、気が付いてみると結構な大所帯になっています。
 
 と、言う訳で今回は72系縛りの自宅運転会です。
 春に入線したGMの茶色の6連、以前からお気に入りの仙石線仕様、短編成でも個性的な可部線の2連を交えて73系ばかり4本の同時走行です。
 茶色一色でもそれなりに魅力的な電車ですが、塗色の違いでこれほど印象の変わる、それも華やかになる電車もそうない気がします。

 以前の鉄コレの63系の私鉄バージョンなんかも入れるともっと面白くなりそうですが。

(上述の通り、原型の63系が新車で登場した当時はデザイン、内装、コンセプトともにひどく悪評を蒙っています。戦時中に『短時間で多くの客を詰め込む』という乗客を貨物扱いしたかの様な理念で設計されている以上無理からぬ話ではあるのですが)

 これらの72系がレイアウト上で行き交う様はまるでお祭り騒ぎみたいです。
 思えば、これらの仕様違いの73系が一堂に会する事自体あり得ない話ですからレイアウトならではの楽しみ方だと自画自賛してみます(汗)

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