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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

ファーラーの「薬屋」さん

2025-06-19 05:04:42 | ストラクチャー
 そろそろ当ブログもトレインフェスタ気分から抜け出さないと(とか言いつつ、題材はまだいくつかあるのですがそれはまたいずれ汗)

 今回は先日ベーカリーを紹介した、盛岡土産のファーラーの店舗キットから。

 ベーカリーとペアで同梱されていたのは同じ店舗でも「薬局」またはドラッグストアとでも呼びましょうか。
 まあ、とにかくそういう店です。

キットの構成は前回のベーカリーと重なるのですが店頭の意匠その他で違いを出しています。特に前面のファザードは開放的なショーウィンドー仕様で印象を変えようと努力しており、裏側もベーカリーがカーポート風の吹き抜け仕様なのに対しこちらはきちんと窓で壁面を埋めています。

 と、これだけなら相当に印象が変わってもおかしくないのですが、2階から上がベーカリーとほぼ同じ形状なので思ったほど違いを出せない印象はあります。特に屋根の形状や傾斜が全く同じなのでクローン感は拭えません。

 とは言っても、2軒続けて並べなければ気にならないレベルだと思います。
 見た目は純欧州風ですが竹取坂みたいなところに配置すれば違和感もそれほどないでしょうし。

 ただ、ベーカリーと同様に「今の時点で置き場がない」のが残念なところです(汗)

梅桜堂の「山王堂書店」

2025-06-05 05:19:54 | ストラクチャー
 「レイアウトの古書街」の第二弾ストラクチャーから。
 2軒目は梅桜堂の「山王堂書店」に掛かります。

 メーカーは違うのですが、今回の書店もTDFの古書店に負けないくらいの間口の狭さと奥行きの深さを持っていて二軒を並べてもあまり違和感を感じないのが凄いと思います。

 このキットは特に古本屋を名乗っているものではありませんが、フォルムは古本屋でもそう違和感はありません。本屋としても一般書店というよりもジャンルを絞った専門書店が向いているように思います。
 (医大のある様な街だったら医学書の専門店は大概ありますし、レイアウトに置くなら「鉄道書専門」というお遊びもあっていいかも笑)

 店の構えは梅桜堂らしく、前面ファザードは彫りの深いメリハリのある造形で個性を主張します。
 それだけに工程で一番手間のかかるのも、この前面なのですが一番楽しいのもこの工程だったりします(但し良いピンセットは必須ですが)

 TDFの2階建に対してこちらは同じ二階建でも屋上上屋を持った一部3階建で、プロポーションに個性を出すと同時にTDFの古書店よりも都会的に見えます。

東京ジオラマファクトリーの「古書店」・2

2025-05-24 05:24:35 | ストラクチャー
 前回、書棚を作るだけなのに悪戦苦闘した東京ジオラマファクトリーの古書店の続きです。





 店内を作るのには悪戦苦闘させられましたが、建物自体の製作はそれに比べると楽しめる方です。
 古本屋特有の間口が狭くで奥行きが深い、むしこ造みたいなプロポーションは既存のレイアウトに紛れ込ませるには好適。
 しかも側面にもそこそこ表情があるので商店街の端っこでもそれほど違和感はありません。




 ですがわたし的にはこのタイプのミニ店舗は大小合わせてある程度まとまったボリュームの街並みで並べたいところです。こんな鰻の寝床みたいな店は地価が高く、かつ所有者がたてこんでいるような一角でないと中々見ませんから。

 その意味ではこのキットは住宅とは違い、この一軒だけポツンとあってもトーストが一枚だけ立っているみたいでどうにも様にならない。
 両隣とはいかなくても、せめて二軒くらいの並びがないと落ち着かない気もします。

 ただし、キットとしては住宅よりも形状が単純なので肩慣らし、あるいはお試しのつもりで作って見るにはいいキットだと思います(本を作らなければ、ですがw)

学研のペーパーストラクチャー「商業ビル」を作ってみた(笑)

2025-05-13 05:22:22 | ストラクチャー

 先日紹介した学研のペーパーストラクチャーですが、昨日肩慣らしの積りで寝る前のひと時を使って商業ビルを一棟作ってみました。

 今回製作したのはペーパーストラクチャーとしては第二弾に当たる物らしく、前回制作した雑居ビルに比べていくつかバージョンアップされた部分がありました。

 1番の特徴は前作が厚紙に描かれた絵だった窓周りが抜きになり、窓セルを貼る形になった事。更に壁面の衣装の一部に厚紙を貼り合わせて若干ながら壁面の立体感を表現している点です。

 なので、作例では窓の裏側にカーテンやブラインドを想定した処理を施しました。
 これだけでも印象はだいぶ変わります。

 全般に最近のペーパーストラクチャーに似た文法になり、前作までの書き割りみたいな感じは軽減しています。
 とは言ってもその表現にはまだ限界があり、みにちゅあーとやジオタウンの隣におけるレベルではありません。ただ、遠景に近い所に置けば街並みのメリハリは付きます。

 ・・・などと書きましたが後から調べてみたら学研のペーパーストラクチャーは「窓が抜けている方が初期モデルで、窓が印刷になったのは後から追加されたモデルだった」こと。
 つまり実態はグレードアップではなくグレードダウンだった訳で腰砕けました(大汗)

 組み立ては窓セルの部分を除けばほぼ前作と同じ。
 寝る前の時間を使って30分位あれば完成します。

 ですがレイアウトに置くにはまだ物足りなさも感じるので屋上にCASCOの手摺とGMの商業ビルから持ってきた水タンクを載せたら多少は見られる形になったと思います。

 ビルの角は他社の様な張り合わせではなく、折り曲げによる表現なのでフォルムのかっちり感では他社のモデルに譲りますが、1970年代のビルは壁面の角に丸みを与えたビルが結構あったので意外と違和感はない様に思います。

東京ジオラマファクトリーの「古書店」・1

2025-05-08 05:35:51 | ストラクチャー
 先日開陳した「レイアウトの古書店街」造営計画の第一陣から。

 今回ラインナップした店舗キットはいずれも異なるメーカーからリリースされており、さながら「メーカー対抗古書店コンテスト」の様相を呈しています(笑)

 わたし自身どれから掛かろうかと迷いましたが、今回はメーカーの馴染み順(要するに過去に製作した数と製作期間の長さから)で東京ジオラマファクトリーの古書店からかかる事にしました。

 でも考えてみたら「一番面倒なアイテムから始めてしまったのではないか?」という疑念は残りましたが。
 その理由は下の写真

 背景のひとますはカッターマットの1センチです。それでこの小ささ(汗)
 この小さな角切りは「Nゲージスケールの本」それも大小2種類なのです。

 しかもこれは本の本体でして、製作ではこれに「表紙を貼り付ける」という工程が加わるのです。
 これに匹敵する面倒さというと以前PLUMのアニテクチャーで「足の小指の爪の大きさのプランター」を作った時でしょうか。

 しかも「この工程を済ませないと肝心の建物の製作にかかれない」のが悩ましい。
 最初の工程というのが「これらの本を店舗壁面の作り付け書棚に並べる」事なので、きちんと作ろうとするとここは避けて通れないのです。
 もちろんここをすっ飛ばして建物の形だけ作る事も可能ですが、今回は仮にも「古書店街」を作るのが目的なので妥協できません。

 という訳で最初に悪戦苦闘した挙句、出来の方はわたしの不器用さと生来の手のデカさが祟って、大惨事レベルになってしまいました。
 が、それでも店内に本棚が並ぶとなんとなく苦労が報われた気になるのですから不思議なものです。

 建物本体については次回にでも。

学研のペーパーストラクチャー・おかわり

2025-05-04 05:48:15 | ストラクチャー
 今回も先日の静岡行きの戦利品から。

 ワールド工芸のED91と共に入手したのは、以前紹介した事のある「GAKKENーNのペーパーストラクチャー」でした。

 前の記事の時に頂いたコメントで「静岡の模型店でまだ置いてあった」との情報を頂いていたのですが、その時から2年は経っていたので、買えると思っていませんでしたが店内を物色していたら雑居ビルのキットが2タイプ。
 お値段もほとんど当時の価格だったのでお買い得感も満点です。

 と言う訳で当然のように手を出してしまうわたしがいた訳で。

 学研がNゲージをやっていた当時、駅関係の建物はプラ成型で構成されていましたが、それ以外の建造物までプラで出す余裕がなかったのか光沢紙にカラー印刷されたペーパーキットで住宅や店舗などをリリースした事がありました。

 前に紹介した通り、かっちり感と細密感満点の最近のペーパーキットのノリで捉えると、まるで雑誌の付録みたいに見えてしまうキットですが、手の加えようによっては今でも通用する形に持っていく事はできそうな気がします。

 今回のレイアウト改修で考えていた街並みにも使えそうですし。

 実際の製作記は次の機会に。

レイアウトに古書街を!

2025-04-27 05:53:34 | ストラクチャー
今年に入り(ようやく)進捗が進んできたレイアウトの改修から。

 線路周りの進捗と並行して周囲のシーナリィにも手を加える段階に来ていますが、ここに来て急にやってみたくなっている事があります。

 それは「線路際の古書街」

 実は、ここ2年ほどの間にNゲージスケールの古書店のストラクチャーやアイテムが次々にリリース(予定を含む)されており、ちょっとした古本屋ブームの様相を呈しているのです。

 しかもそれぞれメーカーが違うというのがまたすごい話です。
 東京ジオラマファクトリーの古書店&「本」
 梅桜堂の山王堂書店&絵本塔・本棚
 ミニチュア工房の雑居ビル(1階テナントが古書店)
 ジオコレの人情商店街の古本屋(この夏発売予定)

 これにみにちゅあーとの書店(これもそこそこ古書店風)を加えると「本屋だけで5、6軒の並び」を持つ「ミニ神保町」がレイアウトで再現できるのではないかと言うのが今回の発想でしたw

 ですが、わたしがこれを思い立ったのは単にアイテムが揃ったから、というだけではありません。それらの一軒一軒の表情がなかなか好ましかったという要素の方が大きいのです。とりわけ「間口が狭く奥行きが深い」という店舗の造りは古本屋らしさを強く感じさせてくれます。
 そしてそのどれもが「つい入ってみたくなる」佇まいを持っている事も見逃せません。

 これまでにもレイアウトに「映画館通り」「甘味横丁」「電気街」を出現させてきたわたしのこと(笑)「古書街」にも目が向くのは当然かもしれません(子供の頃、初めて秋葉原や神保町、お茶の水を見た時の衝撃は未だに忘れられませんから)

 「都会」の象徴のひとつがこの種の「同じ業種の店舗が集中する専門店街」であり、その大概が駅の近くか鉄道沿線にあるというのもレイアウトには好都合な気がします。

ファーラーの「パン屋さん」

2025-03-29 05:10:11 | ストラクチャー
 先日紹介したファーラーのプラキット店舗、早速パン屋さんの方から製作に掛かります。

 今年に入ってストラクチャーキットの製作も拍車がかかっているのですが、実は今回のキットは今年初めてのプラキットの製作でした。
 ここ数年の間に如何にペーパーキットが普及したのかを思い知らされます(笑)

 とはいうものの、プラキットの場合ネックになるのは「塗装」と「接着剤(シンナー)」なのは確かです。
 寒くなってくると密閉した室内での工作が増えますから換気はまめにやらないといけません。
 
 そう思って制作に取り掛かったのですが、説明書の最初の工程が「壁面にシールを貼る」だったのには少々面喰いました。
 ストラクチャーのプラキット、特に外国型の場合和風のレイアウトに落とし込むには屋根や壁面の塗装で周囲とトーンを合わせる工程が必須でしたから。

 今回のキットは壁面の意匠がほぼすべて「印刷された壁面のシールを貼り付ける」形式でした。
 窓の位置に合わせてぴったりと貼り付けるのには神経を使いますが、やってみると意外に見た目の違和感がありません。
 まあ、最近は日本でも店舗の壁面のティンバー風などの表現を塗装で済ませる店舗もありますから、これはこれで悪くないと思います。

 (穿った想像ですが、彼の地でもシンナーの乱用への警戒から子供の扱う可能性のあるキットは塗装でなく印刷でやらせようという意図があるのではないかとも思いました)
 もし塗装に拘る場合でも、その時は普通に塗れば済む話ですし。

 窓ガラスのセルの貼り付けを含めて形ができるまで1時間弱くらい。ファーラーのキットとしてはまあ標準的な方です。
 裏にカーポート(搬入口)のあるメリハリのある形状の店舗ですが、日本風のレイアウトで使うなら表を向けた方が無難かもしれません。

 出来上がった店舗を純和風の商店街に配置してみましたが、この種の欧州風の外観の店舗はここ数年の間にそれなりに見かけるようになっているので思ったより違和感はありませんでした。
 特に背後のTDF製マンションの似非欧州風の意匠が緩衝の役目を果たしてくれている様子です。

 さて、キットにはもう一軒店舗があるのですが、これについては次回以降にでもかかろうかと思います。

ファーラーの処分セールにて・・・

2025-03-13 05:48:07 | ストラクチャー
 今回は昨年の3度目の盛岡帰省で衝動買いしてしまったアイテムから。

 数年前、コロナ禍のとっかかり位の時期に帰省した時、故郷の某ホームセンターにホビーコーナーがオープンしていたのを見つけた事があります。

 そこはテツドウモケイのアイテムは多かったのですが驚くべき事に「車両やレールのパーツがほとんどなし」
 陳列品の90%以上がストラクチャー、アクセサリー、シーナリィ用品だけで占められているという特異な品揃えになっているのです。

 中でも驚異だったのが当時TOMIXが輸入販売を始めた「ファーラーのプラキット」が大量に陳列されていたことでして、東京の有名店でもこれほどの品ぞろえの所はそうそうないのではないかと思えるほどでした。

 ですが、あの当時ですら個々のキットのお値段は相当なものでして、何度かそこを覗いても指をくわえて退散するのが常でした。
 (東京でも観ない様なアクセサリの一部は入手しましたが)
 その間、ファーラーのキットが捌けている様子は殆どなかったのですが、先日の帰省の折にそこを覗いたらそのファーラーのキットが全品3割引きでバーゲンされ始めていたのです。

 まあ、その間にはジオコレなんかも人件費や円安の影響などで値上げが著しくなり、今回のバーゲン品との価格差もほとんど無くなっています。
 事実上日本メーカー(国産という意味に非ず)のストラクチャーと大差ない値段でファーラーが買えるというのがわたしの琴線を刺激しました。

 で、何個か手を出してきたのですが「こういう機会でもないと買わなかったであろう」という点では先日の中古モデルの爆買いの時と変わりありません。
 帰省の度にどれだけ散財させられるのか(汗)

 と言う訳でメインは「メリーゴーランド」と「回転ブランコ」
 ファーラーはこの他「観覧車」も製品化しており、KATOが扱っていた時にもラインナップされていましたが、こちらは誰かが買ったみたいで入手できませんでしたw

 「レイアウトに遊園地」というのは日本人には突飛な印象かもしれませんが欧州ではお祭りやイベント時を狙って仮設式の観覧車やメリーゴーランドなどで「即席の遊園地が出張する商売」が定着しており、意外と普通の風景との親和性が高かったりします。
 遊具としては今の目で見れば古風かもしれませんが、使いようはありそうに思えます(回転ブランコはモーター同梱、メリーゴーランドもモーターライズ前提の設計の模様です)

あとは常識的な店舗の2軒セットですが、よく見たら片方が「パン屋さん」だったのには驚きですw
 どれだけパン屋が増えれば気が済むんだ、うちのレイアウトは

 あと東京駅を思わせる堂々たるターミナル駅舎も3割引きだったのですが、ある理由から手を出せませんでした。

 こういうのをレイアウトに組み込もうという剛の者は出ないでしょうか?

東京ジオラマファクトリーの「マンションA」

2025-01-07 05:04:58 | ストラクチャー
 この夏のJAMの折に各メーカーのペーパーストラクチャーキットを買い込み、夏から秋にかけて「夜長のホビーライフ」を堪能しましたが、今回のアイテムがJAMでゲットした最後になります。

 物は東京ジオラマファクトリー(TDF)のマンションA

 このアイテム自体は初期の頃から出ていた模様ですが、以前製作したCタイプ(横長の5階建て)とは形状の異なる「4階建てのサイコロ状のビル」なのが特徴。
 これくらいのサイズであれば都会だけではなくローカル色の強い場所でもちらほら見かけたものですから、レイアウトへの親和性は割合高い建物ではないかと思います。
 (まあ、一番似合いそうなのは「昭和の地方都市の郊外」辺りでしょうか。これに似た外見のものは盛岡や静岡、甲府なんかでも見かけます)

 前回製作したマンションはサイズが大きかったのとTDF初挑戦の気負いもあって、完成までにたっぷり10日は掛けていたので、今回もそれくらいの期間を見込んでいたのですが。
 いざ製作に掛かってみたら「土日の二日間、3時間弱で出来上がってしまった(但しボンドの乾燥時間を除く)」のには何か狐にでもつままれたような気分(笑)

 今回が同社のキットの3作目という事もあって、それなりに製作の呼吸が呑み込めてきたという事でしょうか。
 昭和の「ちょっとオサレなマンション」の持つ中途半端にメルヘンなテラス回り(多分施主は「ヨーロッパ風」と思っていたのでしょうが)のイメージ把握はさすがTDF。
 1階の床がやや持ち上げられていて中二階みたいな高さに玄関がある構造もそれらしいですね(昨今のバリアフリーの風潮からは出てこない構造ではあります)

 ペーパーキットとはいえ「マンションの表札」「玄関の丸いテラスライト」はもとより「玄関内の郵便受け」まで造形している配慮の細かさもすごいです。
 そうそう、この手のマンションのモデルでは時として見落とされてきた「管理人室」を想定した構造も素晴らしい!(1階左側がそうだと思われます)

 ただ、例によって「室内灯には対応していないのでLEDを仕込むなら組み立て当初から各パーツを加工しておく」必要があります(でもうまくいったらさぞ映えるでしょう)
 わたしの場合は今回は素組みに近いので配線用の穴とかはあけていないのですが、テラスを中心に窓にカーテンやブラインドを仕込む加工はしてあります。

 完成したマンションをこれまで作った商店街の背後に配置してみるとそれまで芝居の書割みたいだった街並みに奥行きが生まれ、一気にリアリティが向上するのにはワクワクします(笑)

 なお、建物を裏返すと「味も素っ気もない普通のビル」の壁面が現れるリバーシブル性もレイアウトで使うには良い配慮かもしれません。

TOMIXのロードサイドショップ「ハローマック」

2024-12-30 05:48:53 | ストラクチャー
 (おそらく)今年最後の大散財(まあ「アレ」の出費がずば抜けていますが)のひとつから。

 春のグランシップの前から予約していたTOMIXの「ハローマック」が先日ようやく入荷しました。先日1週遅れ位のタイミングで引き取って来た物です。

 昨年のセイコーマートに続くTOMIXの新世代実在系ストラクチャーの第二弾とでも言いましょうか、かつては国道沿い(それもバイパス)を中心にあちこちで見られたおもちゃ屋さんのチェーン店のモデル化です。

 わたし的に「ハローマック」で思い出深いのは「ゴールド免許割引が効いたこと」でした。当時のトミカリミテッドなんかを買う時によく使わせてもらったものです(当時は鉄道模型の趣味の中断中)
 鉄道模型関連のアイテムは少なかったですが、それでも「アイコム」のアクセサリが店頭に並んでいるのは見た事があります。

 ハローマックの建物はどこから見てもわかる位個性的な外見(そのせいで他の店に切り替わってもお里がすぐにわかる)ですがモデルの方もその個性をきっちりと再現しています。
 が、グランシップで試作品を見た時と同じ「思ったよりでかい!」と言う印象は実際に手に取ってみても変わりません(汗)
 既存のレイアウトに組み込もうものなら「街並みがハローマックに支配される」様な存在感の高さを見せます。
 敷地自体も前のコンビニより広い上に「でかい看板」の印象が強いのでしょう。因みにインテリア(棚やレジなど)が自由に配置できる長所もコンビニ同様。
 室内灯の装着方法もコンビニに準じます。

 これにマイクロドールハウスの「走行会」パーツを組み合わせれば、やろうと思えば「元ハローマックのレンタルレイアウト」なんてのも可能と思います(むしろコンビニよりもスペースに余裕はあるでしょうから爆笑)

 ところで、このアイテムについては物の出来とは別の所でわたしを驚かせることがあったのですが、それについては次の機会に。

梅桜堂の二階建て住宅Aを作る・2

2024-12-10 05:47:19 | ストラクチャー

 先日紹介した梅桜堂の二階建て住宅Aの製作のはなし・その2です。
 ・・・とは言っても基本Bと変わるところがないので今回書き加える事は殆どないのですが(汗)

 形の出来たAを既製作のBと並べると、間口以外はほとんど同じに見えます(ひょっとしたらBには内風呂がないかもしれませんが)
 どちらも側面窓の配置がほぼ同じなので、基本的にこの2軒を向かい合わせに配置するのはNGかもしれません(方位の設定の関係上)

 さて、今回の住宅の行き場ですが、現在改修中のレイアウトのコーナー部のデッドスペースに丘陵地の住宅街を作る予定だったのでこれまた先行して作っていた他社の住宅と混ぜこぜにして使う予定です。
 (短期で一気に造成されたニュータウンならばともかく、スプロールで徐々に住宅が増えていったような場所なら建築時期に10~30年程度の幅があるのは当たり前だと思います。わたしの故郷の中学の周辺がそういうタイプの住宅街でした。

 現在は仮配置の段階ですが、みにちゅあーとやジオラマ工房の住宅との組み合わせでも細密感やかっちり感がほぼ同じなので街並みとしての統一感が感じられました。
 後は地形を整え、植生を追加しつつ追い込んでみようと思います。



梅桜堂の「二階建て住宅A」をつくる

2024-12-03 05:19:07 | ストラクチャー
 JAM土産のペーパーストラクチャーの積みキット消化のはなしから。
 今回は「梅桜堂」の二階建て住宅Aです。

 前回紹介のBよりも幅が広いのを除くと見た目はBとうりふたつ(笑)なのがこの家の特徴ですが、都会の下町の様な建蔽率が異様に高い住宅街では「同じ家主が似たような形状の家を何軒も建てこませる」事がままあるので、そう不自然なものでもありません。

 とはいえ、クローンみたいな家を2軒連続して作るのはそれなりに億劫なのも確かです。
 わたしが先にBの方を作ったのも実は「先にAを作ったら、それより小さいBを作る気が失せるのではないか」と思ったから、というのはここだけの秘密です(爆笑)

 そんなわけで工程については前作のBとはあまり変わるところもありません。
 精々、これを作りながら「間取りがBとどう違うか」を想像する事が多かった・・・というくらいでしょうか。

 この種の狭小な敷地を想定した住宅のキットは比較的最近になってジオコレやみにちゅあーと等からいくつか製品化されていますが、何軒かをある程度建て込ませる事で地方都市部、大都市の近郊の住宅街を表現するのが容易になってきています。

 実際、わたしがこれを買ったのもそうした意図があったからなのですが、そのことについては次の機会に。

ミニチュア工房の「うなぎ屋」を作る・その2

2024-11-19 05:50:30 | ストラクチャー
 ミニチュア工房のペーパーストラクチャー「うなぎ屋」の製作・その2です。
 とはいっても一旦建物の形ができてしまうと、あとは殆ど細部の艤装の工程になりますが(汗)

 建物の形は単純でも店先はかなり賑やかな雰囲気なので細部を艤装してゆくと、徐々に鰻屋さんらしい外見になってゆきます。
 ただ、油断がならないのがこのメーカーの得意技(と言うか大きな特徴)ともいえる「屋根の雨樋」
 パーツが細かい上に細長いパーツが多いので接着には良いピンセットが必須。それでも結構神経を使います。
 (尤も、それだけに上手く行くと効果は絶大ですが)


 改めて思うのですが、うなぎ屋なんて言うお店は「田んぼの真ん中にポツンとあっても面白くない店舗」の筆頭の様な気がします。
 どうしてもある程度以上の規模の商店街、いや繁華街の中にあってこそ威力を発揮する性質の業種ではないでしょうか。
 前回製作の寿司屋の隣に配置しても悪くはないですが、加えてもう2,3軒は飲食店や飲み屋なんかがあるとこの手のうなぎ屋特有の活気ある情景になりそうです。

 こんな事を考えるのもわたしが初めてまみえたうなぎ屋さんというのが「小学生の上京の時に新橋駅前の店だったから」なのかもしれません(その店で食べたうな丼の味は覚えていないのですが「如何にも仕事帰りのサラリーマンが立ち寄りそうな店の雰囲気」だけは今でも印象的です)

 その雰囲気をさらに盛り上げるのがミニチュア工房お得意の「光る看板をはじめとした室内灯対応設計」です。
 店頭に開口部があるうなぎ屋では室内灯の威力は寿司屋以上に大きなものがあり、且つサイズが小さくても他の店の群れに埋没しない存在感を保てる理由にもなっています。

 造形のマッチングに多少難はあるものの以前出ていたジオコレの「駅前繁華街」の雰囲気には(寿司屋ともども)似合いそうに思えます。

「鉄道ファンVol2 SL情景フィギュア」

2024-11-10 05:07:14 | ストラクチャー
 帰省の戦利品ネタから。

 思えば今回ほど金額的にも、アイテムの数(とかさばり具合)から言ってもこれほど爆買いした帰省というのはなかったと思います。

 しかもジャンルがN、HOと適度に散っていますし。
 ・・・なんて書いていますが、今回のは「Zゲージスケールのアイテム」だったりするのですからとっちらかりにもほどがある(汗)

 とはいえ、物は昔の食玩ですが。
 10年以上前にリリースされていた「鉄道ファンVol2 SL情景フィギュア」のシリーズ。

 今回のは中古品というよりも、何処かの倉庫から出てきた在庫品といった売られ方でしたがブラインドパッケージながら「中身のタグが付いていた」のでギャンブル買いだけはしないで済みます
 このシリーズは10年ほど前にもいくつか入手していますが、ここ半年ほどの間に当鉄道でもZゲージ熱が再燃しつつあるのを思うならレイアウト用のパーツ取りにしても使えそうです。

 手持ちになかった「ホッパ」「踏切」「給炭台」の三つをセレクト。
 Zの蒸機が多い当鉄道には適当な組み合わせです。

 形式的には「食玩」の扱いになるアイテムですが、Zゲージスケールのミニシーンとしてはなかなかよく出来ていて建物単体ならばレイアウトへの転用も容易な好アイテムではないかと思います。

 このセットにはZスケールのダミー蒸機もおまけについているのですが、前から持っているのを合わせると10両近く!しかもC62を筆頭にD51やC57、9600に至っては5両くらいあるので将来Zゲージスケールで機関区を作るのは容易になるかもしれませんね(笑)