例によって中古モデルネタなのですがもうこのネタで何回書いてきたか分からないのでこういうタイトルになりました(汗)
この夏の上京の折に感じたことから。
そのときの上京の目的のひとつは前に買ったTOMIXのEF65高崎機関区セットのASSYパーツを買う事でした。
このセットは以前書いたように3両中1両の65の前面手すりが一個欠落していたために安価で入手できたものです。
その時の同じ中古品(こちらは完全品)との差額は確か3千円~5千円はしました。
この65は欠品以外に走行性や外見に問題は見られませんでしたから純粋に手すりの差額と言って良いと思います。
そして今回入手した手すりのASSYパーツは「300円+消費税」
もちろん帰宅後直ちに取り付けましたが、手間もそれほどではありませんでした。
形の上では結構得をしたわけですが、何か釈然としません。
そして同じアキバで探したのが『EF58の大窓車」だったのですが、実はこれも同じショップに同型が2両置いてあってこれまた2千円近い価格差がありました。
一体何でそんなに値が違うのか。
安い方のパッケージには以下の表示がありました。
なるほど、色ハゲがあるのかと思い、自分でどうにかできるレベルかどうか知ろうと思って高い方と一緒に検品して見ました。
結果、
色ハゲと称するものはこういうレベルでした。タッチアップどころかどうかするとマジックでもごまかせそうなレベルです。
でも、これだけであれほどの価格差が生まれたのですから馬鹿になりません。
最近の鉄道模型の中古では往々にしてこういうケースにあたります。
神経質といえば言えますが買う方はこのレベルの欠落や傷で店にクレームをつけているのかと思うと少し怖い気がします。
そう言えば、近年現住地や故郷の中古ショップで「鉄道模型は買う前に必ず中身をチェックしてから買ってください」と言った意味の張り紙を見る事が多くなりました。
それが何故か「鉄道模型だけ」こういう張り紙や但し書きを見るのです。
明らかに鉄道模型よりも高価な家電製品やパソコンでもこういう但し書きはあまり見かけません。中古鉄道模型のユーザーというのはそんなにクレーマーが多い世界なのでしょうか?
そこで思ったのですが、これは買う方の問題か売る方の問題か。
「中古モデルを安価に買おうなんて考えるからにはそれなりのリスクと覚悟が必要な筈で、欠落やトラブルも 自分で何とかできるか否かを見極めた上で財布を開くのが望ましい」というのが私の考えなのですが、最近ではこういうのは古いのかもしれません。
とはいえこうした中古モデルのクレームについて考えるとどこまでがユーザーの責任でどこからが店の責任なのかその線引きでグレーゾーンがかなり広そうなことは感じます。
これも以前の例ですが不動品と明記された中村精密のC57が2千円。
完品ならば1万を切る事はまずあり得ないモデルですが、走りを復活できるならこれは相当なバーゲンプライスです。
事実この時は接触不良が原因だったので新品レベルとは行かないまでも走りを復活できたからまあ御の字でしたし、最近もタケモリモデルのDD13でそれに近い経験ができています。
ですがこういう買い物は非常にリスキーである事もまた事実です。これなどは確信犯(笑)なので自己責任の範囲で財布を開いている訳ですが。その意味では神経質な人には中古品を買うのを進めるのは剣呑なのかもしれないとか思ったりします。