光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

久し振りのJAMにて「甲府モデルの頭端ホーム」

2019-08-31 05:53:35 | ストラクチャー
 今回のJAMでは最近すっかりお世話になりっぱなしの甲府モデルさんも出展していました。
 そこではJAM初お目見えになる新アイテムが紹介されていましたが、今回はその話をば。

 先日紹介させて頂いた「頭端駅」は駅舎のみですが、本来は頭端ホームと組み合わせて初めて威力を発揮するアイテムです。
 プロトタイプとなっている山梨交通電車線の甲府駅も同様の頭端ホームを備えていました。

 今回発表されたのは残りの部分となる頭端駅のホーム部分とそこに被せられる屋根部分です。

 例によってペーパー製ですが、きちんと組み立てれば強度的にはレイアウトやモジュールに使うには十分なものです。
 作例では頭端部にペーパー製の車止め標識が装着可能な状態ですが、ここをカットしてTOMIXの車止め線路をマウント可能ともなっているそうです。またご店主の話では一応ファイントラック・ユニトラック双方の複線間隔に対応可能との由。

 わたし的にこのモデルのハイライトと思っているのがこの屋根部分!
 外側から見ればどうという事のない倉庫風の建物にも見えますが内側には骨組みのモールドを貼り合わせる事でかなり良い雰囲気が出ています。

 まあ、そんな御託は置いておいて

 組みあがった頭端ホームに屋根をかぶせ、線路と適当な車両を配置するとご覧の通りの萌える光景が現出したのには心底驚き、かつ感動しました。


 まさにこれこそ「テーブルトップの別乾坤」とも言うべき風景!これに駅名表や広告看板を貼り、適度な密度でフィギュアでも配置されれば十二分にテツドウモケイの魅力が凝縮された一幅の画が出来あがるでしょう。
 もちろん室内照明を付けても最大に威力を発揮する筈です。
 正直、作っている最中ですらこれほどの雰囲気が出せるとは思いませんでした。

 レイアウトを持っていなくても、お気に入りの車両でも配置してから目の高さの棚の上にでもこれを置いて、頭端側から人間目線でのぞき込めば、それだけで至福のひと時が楽しめそうです(笑)
 いや、多少気に入らない車両を配置しても案外惚れ直すかもしれません。

 塗装を除いた工作時間で大体1時間もあればこれだけのものができます。
 今回のホーム一式、わたし的にですが今年お目にかかったストラクチャー系の新製品の中では文句なしにNo1と思いますし、だれにでもお勧めできるキットと思います。

 あと、これの16番バージョン出ないかな(笑)

JAMへの道程(笑)

2019-08-30 22:08:27 | 旅行・探訪・イベントなど

 7年前に一度覗いたきりな上に、来年はオリンピック関係で開催されないという事でできれば今年は行ってみたいと思っていた国際鉄道模型コンベンション(JAM)
 昨夜になってようやく行ける事になり、急遽車を走らせました。
 これがどれくらい急だったかと言うといつもこの手のイベントには必ず持って行くはずのデジカメを自宅に忘れてしまったというくらい急でした(恥)
 ですので、今回の写真は全てi-PHONEの写真だったりします。

 久しぶりに見るビッグサイトはいつ見ても圧倒的です。
 前に来た時も相当な暑さでしたが、少しからりとしてはいるものの今回も暑い!
 先日のコミケの時なんかはどうだったのかわかりませんがこんな気候の折にこんな所に居ると私なら30分で干からびてしまう気がします。

 さて、会場に向かって歩いていて意外に感じたのは周囲に女性が多い事。それも既婚者ばかりか独身者らしい女性もかなり見かけました。
 グランシップなんかは家族連れが多いのでそれなりに女性客の比率が高いのですが、どうもそれとはノリが違う。

 数分歩いて会場に到着。
 入り口の看板がお出迎えです。
 が、最前の女性客たちの群れもやっぱり私と同じ方向に歩いて行きます。

 東京ではいつからこんなに女性の鉄道模型ファンが増えたのか?少なくとも秋葉や中野でそんな風景にお目にかかった事はありません。首を捻りながら建物に入って行くと

 何の事はない、隣の会場がこういうのでした(爆笑)
 女性客の大半はそっちの方に吸い込まれ、私を含むJAM目当ての客はこちらの会場へ。

 急な事でもあって前売り券が買えた訳でもなかったので、受付の行列に並ぶことになります。
 この辺に来ると秋葉原のぽちのフェスティバルと大差ありません(笑)

 で、入場料を払いバッジをもらって会場に入ります。

久し振りにJAMを見に行って・・・

2019-08-29 05:49:01 | 旅行・探訪・イベントなど

 サブブログでは既に書きましたが、今年の国際鉄道模型コンベンション(JAM)に7年ぶりくらいに出掛けてきました。
 但し今回はスケジュールの都合で最終日の午前中の1,2時間が限度でしたのでその範囲内で見た事が中心になります。

 この種のイベントはここ数年静岡のグランシップに毎年参加しているのである程度ノリを理解して居る積りでしたが、今回覗いてみると業界団体が参加したイベントだけにマニアックな熱気が凄いのをまず感じます。
 各メーカーのブースでは新製品の試作品が展示され、メーカーによっては簡単な工作の実演も行われています。それとは別にサードパーティのガレージキットのスペースが広く取られ、さながら「グランシップとホビーショーとソニックシティの即売会がいちどきに集まった様な(すみません、乏しい経験に基づく個人的な印象ですw)賑々しさ!

 メインが16番とNなのは当然としてOゲージやZゲージ辺りまでならグランシップでも出展しているクラブがあるものの1番ゲージや13ミリゲージ、先日紹介したTゲージまであらゆるフォーマットが一堂に会し、更に日本型だけでなくアメリカ型のアピールとかジャンク16番モデルのレストア専門のクラブ、レトロ系モデルへの愛着をアピールするクラブまであってその層の厚さには正に圧倒されます。

 おまけに実車の保存をしているクラブから実物大の機関車まで持ち込まれている位ですから。
 見た感じではここになかったのはメルクリンの3線式HOと石炭焚きのライブスチームくらいなものでしょうか。このふたつはグランシップでは集客のトップでしたが。


 グランシップのそれがクラブの集まりがそれぞれの趣味で楽しむイメージだったのに対し、JAMがアピールしているのはクラブやユーザーだけでなくメーカーや販売側も同列に展示し同列にアピールできる、総体としての「ディス イズ テツドウモケイ」にある事を強く感じさせられました。この会場をひと巡りすれば誰でも日本のテツドウモケイの実体が俯瞰できるのではないかと思います。
(それが「中古モデルや限定品に群がるおっさんの群れ」とか「大きな声で独り言をつぶやきながら徘徊するマニアの姿」とかであったとしてもそれもまあ、実像のひとつですし)

 これほどのイベントがたった1時間か2時間で見切れるはずがなかったのを今になって後悔しています。

TOMIXのキハ55のミステリ(笑)

2019-08-28 05:56:46 | 車両・気動車

 今月の入線車とそれにまつわるちょっとしたエピソードから

 このあいだの事、たまたま立ち寄ったハード●フで何の気なしに見つけたのが
 「TOMIXのキハ55、バス窓準急色」のブックケース入りのセットでした。

 TOMIXのキハ55系は私も出物があれば欲しいと思っていた物でしたが、私が欲しかったのは同じバス窓でも急行色の方だったので、惜しいとは思いながらもそのまま帰宅しました。
 その日の午後行きつけの鉄道カフェで何の気なしにその事をご店主に話した時、
「TOMIXのキハ55は2両セットだけでブックケース入りのものはない」と指摘されて驚きました。個人的にですが「TOMIXの編成物=ブックケースに入っているもの」という先入観があったのでブックケース入りが無いとは思っていなかったのです。

 たまたま同席していた他の客の話もそうでしたし、ネットで検索しても確かにブックケース入りはヒットしません。
 それではあれはなんだったのか?

 頸を捻りながらも、翌日同じ店に行って確認する事にしました。
 そこにあったのは確かにキハ55のブックケース入りでしたが「2両セットの箱をばらしてスリーブをブックケースに入れた」ものでした(笑)
 先日は中身の方を確認していなかったので今度はチェックしたところ、準急色1段窓の2連とバス窓の2連。そしてかねて私が欲しかった「バス窓の急行色の2連」までも入っていたことが判明。

 その場でご店主に電話を入れたところ、向こうでも丁度準急色のキハ55系が欲しかったとの事(だから前日の私の言葉に反応した訳です)だったので早速購入して山分け(爆笑)する運びとなりました。

 ですので、写真で紹介できるのも私の取り分の「バス窓急行色」の仕様です。
 床下に表現されているエンジン造形がシングルの様なので恐らくキハ26でしょう。

 バス窓の急行色のディーゼルカーというのは個人的にはかなり物珍しく見えるのですが、例えば一段窓のキハ26と組み合わせると結構いいアクセントになりそうです。
 なにかミステリじみた話から始まって、望外のモデル入手に至ったという意味では面白い経験だったと思います。

みにちゅあーとの「消防分団 火の見やぐら付」

2019-08-27 05:50:20 | ストラクチャー
 静岡行きの戦利品から

 やっぱり中古ですがみにちゅあーとのペーパーキットも一つ購入してきました。
 その名も「消防分団 火の見やぐら付」

 以前はGMにキットしかなかったアイテムですが後にジオコレが追随し、今回のキットで3種類から選べるようになっています。
 GMやジオコレと違う点は建物が積載車の車庫だけだったのに対し「詰所併設型」となった事。

 実際、最近は車庫だけの消防小屋も増えてはいるのですが、団員の福利厚生を思うと詰所くらいあっても良いですね(笑)
あるいはこれまた多いパターンの「公民館併設型」とか。

 まだ組み立てていないのですが打ち抜きのペーパー製火の見やぐらは他社に比べてかなり線が細く華奢な印象です(と言うよりジオコレのがぼってりしているだけかも)
 昭和中期を想定している木造の詰所はまさに「おらが田舎の消防団」のイメージそのまま!

 これは今から組み立てが楽しみです。

 余談ですが消防団は消防署と異なり各町、各村ごとに設定される事が多いので「見渡す範囲に複数の詰所や火の見やぐらが近接して存在している」と言うのが地方都市では案外珍しくありません。
 ですから例えばモジュールで線路を挟んで手前と奥にふたつの火の見やぐらがにらみ合って存在している」というのも理論上は可能です。

真夏の運転会2019で「Tゲージ」に驚く

2019-08-25 05:38:57 | 鉄道模型 
先日設営の話をしたショッピングセンターでの夏の運転会から

勤務の都合上私が参加できたのは最終日の午後だけだったのですが、いつものクラブの運転会とは異なるノリだったので時間こそ短かったものの随分堪能させて頂きました。
今回の運転会は設営も含めると足かけ4日にもわたる長期のものでしたが、グランシップでさえ3日かけた事を考えると結構な長期戦です。
また、前述したようにクラブとしてではなくメンバー個人がイベント用に所有しているレイアウトでの運転というのもかなり新鮮でした。


レイアウト上を疾走するのは会場の地元で活躍するものが主ですが、レイアウトのシーナリィ自体は伊豆周辺の風景をモチーフにした物に統一されており、レイアウト全体が一種の遊園地的な楽しさを持っているのが特徴です。
製作年次が古いので今の目で見ればラフな所もあるかもしれないですが、ほぼすべてのモジュールが室内灯標準装備で夜景が楽しめる点や本線に立体交差を設けた8折式のトラックプランのおかげで列車の走りに単調な所がありません。

ところで前回の設営の折に最も私の目を惹いたのがこのサブエンドレスの線路です。
Zゲージにしてはまだ小さい。まさかこれの上を列車が走るなんて事はないだろうと思っていたのですが

これが何と軌間3ミリのTゲージの模型をベースに作ったロムニー鉄道のミニチュアでした。
Tゲージなど話には聞いていても現物を目にする機会がなかったのですが驚くほど小さい!
Zゲージですらこれと比べたらバケモノに見えますし、感覚的には「Nゲージスケールのレイアウトで150分の1のライブスチームの模型列車が再現できそうなサイズ」かもしれません。
これのフルスケールだったら、B4判サイズで結構な大レイアウトが実現可能と思います。


ベースが栄進堂の103系らしいですから車体の方は当然フルスクラッチ。客車の方をユーレイ化させて運行しています。
ロコも103系ベースでラフな造形に見えるかもしれませんが、鉛筆よりもずっと細いサイズである事を考えるとこれ以上の細密化は難しいでしょう。何より、この大レイアウト上ではなまじな細密感などどうでもよくなると思いますし。

上の写真、まん中の独立したエンドレスがTゲージのそれです。列車はエンドレスの右奥にありますが、Nゲージと比較してもその小ささが実感できるかと。
しかも走りは意外に活発で巡航速度での走行ではサイズのハンデを感じない点、これまた意外でした。


ここではNゲージメインの運転なのはもちろんですが、大レイアウト内でこのTゲージのロムニー鉄道の走行は好いアクセントとして機能していたと思います(8折のエンドレスなのでNでは1列車辺りの走行時間が長く、本線の同じ所に列車が来るのにクラブのモジュールの倍の時間がかかるため、場つなぎとしてのサブエンドレスの存在価値が高い)
それにしても、いいものを見させてもらいました。

猛暑の中、鉄道カフェでくっちゃべる休日(大汗)

2019-08-24 05:34:42 | 旅行・探訪・イベントなど
 この猛暑の折、工作やイベントやらとある意味夏らしい気分は堪能していますが、その中で休日の昼間に一昨年オープンしている鉄道カフェに入り浸る事が増えています。

 こうした地元鉄道ファンのオアシス的な存在の店、それも喫茶店という形態の店の存在は非常に有難いものです。


 店の名物のレンタルレイアウトは先日、何度目かの改修で悠々とした線路配置が売りの貨物駅を新設。また一つ魅力を加えました。
 最近は遠くから来られるリピーターも増えた様で、ここ最近はいつ出掛けても初めてお目にかかる鉄道ファンに出会えます。

 これもこの店に足が向く理由の一つになっていますが、細かな点では趣味、嗜好が異なる筈のファンが和気あいあいと語らっているのもカフェ併設店舗が持ちうるがゆえの人徳と言う物でしょう。


 時にはこの店とつながりのあるガレージキットメーカーの方が試作品を見せてくれたり、またこの店の独自ブランドの製品なんかをショールーム宜しく眺められたりする余禄もあります。


 その一方でご店主やお客を交えて行われる鉄道談義、モケイ談義などが時として非常に濃い方向に流れるのもしばしば。実は先日も以前うちのレイアウトに入線した中古の16番貨車の出自を巡って、台車の形態からメーカーや製造時期を推定するのに小一時間くらい費やしてしまった事があります(しかも結局結論は出ず汗)
 つい先日も、TOMIXの某製品の出物を巡ってミステリじみた論争(笑)があったのですが、これについては近く触れたいと思います。

 と、こんな風にこの夏休みシーズンをいつになく充実させてくれている点でこのカフェの存在は貴重な物となっています。

 が、私の様な「ひたすら粘ってくっちゃべるだけの客」と言うのは、店にとってはある意味迷惑かもしれないので、今後度を過ぎたおしゃべりは自重しなければと毎回自省の念にかられます(汗)

真夏の運転会の設営に行く

2019-08-22 05:24:55 | 旅行・探訪・イベントなど
 毎年恒例となっているショッピングセンターの運転会。
 ここ数年私の帰省の時期と重なっていたので久しぶりの参加です。

 但し今年のそれはいつもの運転会とかなり趣が異なります。
 諸般の事情でクラブとしての運転会ではなくメンバーの一人が個人的に依頼を受けて持ち込んだ独自規格の組み立てレイアウトを用いたものとなりました(とはいえ、クラブのメンバーの多くがお手伝いしていますが)

 ですので従来のクラブの運転会とは設営や運転形式の勝手が全く異なるもので、戸惑う所も多かった半面、設営を手伝うだけでも大いに刺激を受けたのも確かです。

 会場スペースにすっぴん状態のテーブルが並べられるところまではいつもの運転会のそれですが


 どんと積み重ねられた分割レイアウトのボリュームはいつもの運転会のそれを圧倒するものでした。
 規模としてはいつもの運転会と同規模ですから、クラブで参加する場合メンバーのクルマが3,4台連なるのが普通なのですがそれをたった1台の5ナンバーミニバンに納まる様にしているのですから、まずここで圧倒されます。


 クラブのモジュールはユニトラックメインなのに対しこちらはTOMIX  ファイントラック規格。ですから線路の接続や設営にこれまでとは異なるノリになります。加えて大半のモジュールが電飾標準装備ですから配線の手間も半端ありません。結局いつもの倍近い時間で設営される事になりました。


 とはいえモジュールでは難しい、立体交差とロングラン運転対応の8折のトラックプランやきちんと駅として機能するヤードが二か所に設けられている点、大半のポイントが遠隔操作可能というのはいつもの運転会では得られない魅力です。

 実際の走行に私が参加できるのは明日以降ですが今から参加が楽しみだったりします。

鉄コレ第28弾のキハ126系

2019-08-21 05:23:17 | 車両・気動車
今回は手持ちの鉄コレの埋蔵金編成から。

 第28弾に入っているJR西日本のキハ126系です。
 同じJR西日本系でも前に紹介しました同じ28弾のキハ127系はデンシャっぽさを感じさせるデザインだったのですが、こちらの126系はそれとはデザインのベクトルが異なり見事な位にスパッと切り落とされたような切妻の前面、「潔さ」と言う言葉を思わず連想させるサイドのシンプルさが特徴と思います。
 同じ28弾でもJR東や四国の気動車が切妻デザインでもどこかしら角の取れた様な部分が見られますが、この126系はその種のデザイン上の遊びの無いシャープさが身上。旧客を気動車化したかつてのキハ08の現代的バージョンアップ版と言ったようなデザインを感じます(あくまで私の私見ですが)

 実車は主に山陰地方の快速に使われているそうですが、大阪以西の本州に行った事のない(恥)私からすれば縁がない一方で、第28弾の中でもかなり斬新に感じる編成であります。
 本来は地方都市間の連絡に使われるローカル車両という事になりますが不思議とアバンギャルドさが感じられるのでビル街なんかも案外似合いそうな気もします。

アトラスのレールクリーニングカー

2019-08-20 05:20:55 | 鉄道模型 
先日の静岡の戦利品から

今回紹介するのはレールクリーニングカーです。

一見別にどうということのないTOMIXのクリーニングカーですが、色が真っ黄色で前後のゼブラ塗装が個性を主張します。
実はこれはATLASブランドのモデル。
格好がそっくりなのは当然で「TOMIX MAID IN CHAINA」との刻印が付いています。ATLASというと個人的にはKATOを連想していただけにこれは結構なインパクトでした。

中古だけに1両500円を切るお値打ち価格w
ただ、それだけにこれがまともに動作するのか不安でしたが帰宅後試した範囲ではそれなりにモータがやれているものの、十分使えます。前のユーザーはこれをそれなりに酷使した様でクリーニングディスクも汚れていますが手付かずの予備があるのでこれも問題なし。

クリーニングカーなどはコレクターズアイテムというよりも殆ど実用品として使っているのでこの安さはありがたいです。

「現役蒸気機関車のすべて」

2019-08-18 05:05:22 | 書籍
これまた先日入手の古本です。
JTBキャンブックスから「現役蒸気機関車のすべて」

本書が出た2005年現在現役で運用されている蒸機と保存施設で動いているものを羅列した構成です。
1975年C57135号機が最後の運用を終えた時、日本の線路に蒸気機関車が再び走る事はもう無いとか思っていたのですが、程なくして「やまぐち号」が走り出してからはあれよあれよという勢いで蒸気機関車が牽引する客車列車が増えはじめ、21世紀の今に至ります。

専ら「観光資源」としてですが(笑)
本書は2005年現在で自走しているものや動態保存されている蒸気機関車を俯瞰した物です。それから15年近く経っていますから今ではそれらのラインナップに入れ替わりもあると思います。
(例えばこの後に復活したC61 20号機やC58 239号機は載っていません)

とはいえ、保存機やイベント運転機はもとより専用線の現役機とか当時レストア中の機関車、虹の郷の381ミリ軌間のミニ蒸気まで俯瞰しているので本のボリューム以上に読み応えがあるのも確かです。

それにしてもいつのまにか「走るSLを見る」とか「SL牽引の列車に乗る」というのはひところに比べると随分と手軽になっては来た気がします。静態機のレストアの成功例も出てきていますからそのうち「まさかこんなのが!」なんて機種がそのうちどこかのローカル線で旧客ルックの列車の先頭に立つ可能性も出てきそうですね。

 模型のレイアウトの場合イベント列車と言うエクスキューズで「自分用のスペシャル編成」なんて設定が作りやすくなったのは確かです(笑)

甲府モデルの「頭端駅」キットを作る

2019-08-17 05:02:16 | ストラクチャー
 夏の工作の第二弾(進行中)です。

 今回はペーパーキットのストラクチャー、甲府モデルの「頭端駅」です。
 このメーカーはこれまで貨車や客車を中心にNゲージのペーパーキットを色々と出しており、最近では16番やストラクチャー、更には鉄道ジャンル以外のものまで進出と意気上がっている所でして、私自身昨年の今頃にシキ180なんていう大物で夏休み工作気分を堪能させて頂いています。

 今回のアイテムは頭端式ホームと組み合わせるための駅舎をキット化した物。
 実は昨年に試作品にお目にかかって以来、リリースを心待ちにしていたアイテムでした。

 というのも、昨夏に製作した山梨交通仕様の路面電車を製作した折、これが停まれるターミナル駅舎が欲しかったからです。
 今回のキットはデザインにアレンジが加わっていますが、昭和37年頃まで存在していた山梨交通電車線の甲府駅の駅舎がモチーフになっており、この電車との相性もぴったりなのです。
 (もちろん単純に地方私鉄タイプの頭端駅として使っても申し分のないサイズと思います)

 先日リリースの報を受け、早速購入した次第。

 基本的にペーパーによるパーツの貼り合わせだけで形が作れ、簡単な内部の仕切りも作れる構造です。内部には簡単な改札口も表現され雰囲気的には十分と思います。
 ただ塗装する場合に、組み立てる前に塗るか、組み立ててから塗るかが悩みどころです。
 組み立て後に塗装すると窓枠が外壁と同じ色になってしまうとか、内装の色の塗り分けをどうするかとか少しまごつきます。
 (今回の作例では外壁を作った後に塗装、窓枠部は白いままにして窓が目立つようにして見ました)


 作りが荒く見える所があるならそれは専ら私に技量不足から来る物ですので、見苦しいところはご勘弁を。
 この猛暑のおかげで塗装が乾くのが早く、塗装を除く組み立ての実時間は1時間もかかりません。

 仮組段階ですが、形を作ってみるとコンクリート製2階建てのビルとしては結構堂々としたもので、レイアウト映えする建物と思います。
 あとはこれを駅らしく見せるための看板類とか意匠とかの工夫を各自が考える(これが一番楽しいプロセスではないかと思いますw)だけでユーザー毎の工夫の自由度も高い、素体としてよく出来たキットと言う印象です。

 ですが、この作例ではまだ背面部を作っていません。というのもこれに組み合わせるホームの形状によって背面のデザインが変わってしまうからで(そのため背面パーツが複数選択できるようになっています。実はこの点もこのキットの肝と思える部分ですが)
 前述した看板・意匠部分も含めて夏休み中にその辺も含めた総合的な駅の製作を済ませたいところです。

夏の工作第一弾(笑)スケルトン700系

2019-08-15 05:58:44 | 車輌・電車

 タイトルこそ大仰ですが実質の制作時間10分位と言うお手軽さです(恥)
 以前紹介したRM MODELSの付録の「スタートレインのスケルトン新幹線」

 これを頂いたのは4月の事ですが何となく暫くおかれていた奴です。

 つい昨日になって、そう言えば作っていない事に気が付きまして急遽作る気になったというお手軽さでした。
 というのも、これを手に取っているうちにふと「これを鉄博風モジュールの展示品として使ってはどうか」と思いついたのです。
 すべてのパーツがスケルトンの透明仕様(何しろ車輪や台車枠、ダミーカプラーまでクリアパーツでしたから)なのでただ飾っても面白くなさそうですし。

 組み立てと言っても難しいところは殆ど無し。
 ニッパーとピンセットを動員すればあとは各パーツのはめ込みだけです。



 組みあがった700系先頭車は季節柄、非常に涼しげです(笑)
 車体がクリアなのは当然として内部のシートや先頭部カバーの下の連結器まで透けて見えます。

 なんだか昔の図鑑にでて来る図解みたいな雰囲気もありますね。
 一部を塗装して透視状態みたいにしてもいいでしょうが、手間はそれ相応に掛かりそうです。

 これに象徴されるようにこの夏の工作は昨年の様な車両工作正攻法系とは異なりやや搦め手みたいな物が主となりそうです。
 工作の第二弾もすでに取り掛かっていますがそれについてはある程度まとまってから改めて紹介したいと思います。

 そういえば以前マイクロがC55のスケルトン仕様と言うのを製品化した事がありました。
 実は故郷の模型屋さんが数年前にマイクロ製品の処分セールを始めた折にそのC55も並んでいたのですが、どうにも使い道が思いつかないので手を出さないでいたら次に行った時にはなくなっていた覚えがあります。
 ですが今回の新幹線が手に入ると知っていたら(こういう曲者モデルは飾るにしても複数の種類がないと様にならないですし)買った方が良かったかもしれないとか今になって思います。

しなのマイクロの103系と5年越しの成就(笑)

2019-08-14 05:56:01 | 車輌・電車

「何事も待って見るもの」そんな教訓を地で行っている様な、今回はそんな話です。
2014年の夏の事ですからもう5年は経ちますか。とある中古屋さんで入手したしなのマイクロの103系1000番代のモハ103。

一応動力車で(フライホイール付き)当初6500円の値札が付いていたのが値下げに次ぐ値下げで1550円にまでダンピングされていたらしいという代物。


それはそうかもしれません。売り場にあったのはこのモハ103が1両っきり。
当時のしなのマイクロというと、ブラス車体の電車が売りでしたから同じ103系でもプラ車体のそれとは造形のノリが違いすぎて混結が困難。ましてや他のトレーラー車を見つけるのはさらに困難を伴います。
(奥などで出物はあっても大概動力車込みの編成物か、編成が組めないバラ物ばかりです)

ですので当初はKATOのクモヤ90が両脇を固めた回送編成の動力車に使うという消極的な用途に使っていた訳です。

で、それから5年。赤羽の某中古屋さん(って書いた時点でどこかバレバレ)でようやくトレーラーだけの3両を見つけ出しました。
それもクハが2両にモハ102が1両という、まるで誂えたように手持ちのモハ103と組み合わせるのには好適な組み合わせです。

帰宅後早速モハ103と組み合わせましたが外見のマッチングもぴったり。
5年目にして最小限ながら103系の4連が実現できる運びになりました。

このモデルの造形上の肝は先頭車の前面。プラとは異なるエッチング造形はかなりメリハリのついた好感の持てるもので前面幕のステッカーを貼り、テールランプに色差しするだけでも結構細密感が出そうです。
側面ではこれまた細く綺麗に抜かれたサッシ表現が出色。こればかりはプラには真似できません(ただし資料によると実車の1000番代はユニットサッシ仕様ではなかったそうなのですが)

いずれにしろ5年越しの編成化となりましたが、何事も待って見るものです。

8月に入って・・・

2019-08-13 05:52:07 | その他

 例年よりもやや遅めの梅雨明けを過ぎ、いよいよ夏本番です。
 とはいえいつもなら暑い事は暑くても湿度が下がるのでもう少し凌ぎやすい筈なのですが、今年は梅雨明け過ぎでも蒸し蒸しした感じが残ります。
 それでいて気温の方は連日の猛暑日 毎晩の様な熱帯夜の連続ですから体に毒な事夥しい。
 殊に私の様な汗っかきに取っては依然として地獄の気候が続くわけで参ります。

 これまた毎年梅雨明けの度に書いている事ですが、夏場は大掛かりなレイアウト工作の類は体への負担が大きいのでお休みしています。
 その分、台所の隅っこでもできる車両の加工や工作、ストラクチャーの製作なんかがこの時期の恒例となっています。



 昨年は甲府モデルのシキ180を筆頭にウッディジョーの木製電車とか、ワールド工芸のクモヤ22001なんかを作りましたが、生憎今年は車両に関してはこれと言った仕掛かり品がなく何を作ろうか迷っている所です。
 一方で昨年は製作しなかったストラクチャー方面では近いうちに大物キットをひとつかふたつ作る予定でいますが、これまた発注している肝心の現物が未到着なのでまだ取り掛かれません。

 思えば小学校の夏休みの頃から宿題は大嫌いでも、工作の方だけはノリに乗って作っていた(爆笑)気分を思い出させてくれるのがこの時期の工作です、

 なのでその当時のノリがいい歳になっても抜けきらない感じがしますが、暑さにかまけてごろごろしているよりは多少は愉快なのは間違いありません(仕上がりの下手さ加減は置いておいても)なるたけ早く取りかかりたいものです。



 それと、今年は運転会イベントの飛び入りがひとつ予定に入っています。グランシップ以来ひさびさとなるのでこれも楽しみのひとつ。
 あとできるなら今年のJAMも出来れば参加したいとか思っています。

 まだ予定の段階ですがこういうのは計画を立てている時が一番楽しいですね。

 などとこんなことを書いていたら、やっとこさ夏本番の気分になって来ました(笑)