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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

レイアウトに「ガイガン」が来た日(爆笑)

2025-06-21 05:06:28 | アクセサリー
 前回キングギドラを紹介した子供のソフビネタから。

 キングギドラもデカかったのですが、それに負けないサイズのソフビが同じ宇宙怪獣のガイガンでした。

 昭和47年の「ゴジラ対ガイガン」でデビューしたガイガンはそれまでのライバル怪獣にない独特の洗練されたデザインが魅力の一匹でした。
 地球侵略用のサイボーグという設定ゆえに他の怪獣と異なり生物学上不条理に見える「腹の回転カッター」とか「ピッケル状の両腕」といったギミックやアイテムが説得力を持っていますし、ゴジラに負けないスラリとしたプロポーションの中にそれを纏めたセンスも卓越しています。

 実は東宝の怪獣がデザイン上の説得力を持っていたのはこのガイガンが事実上最後でして、メガロや初代メカゴジラ、ゴジラの系譜を引く「流星人間ゾーン」の恐獣軍団なんかは怪獣のフォルムがギミックの中に埋没してしまい「足の生えたお神輿」状態になって観ていて辛くなるデザインが多くなってしまいました。
 残念な事にその傾向は平成ゴジラにも受け継がれ、作品としては傑作だったビオランテをはじめ、以後のバトラ、スペースゴジラ、デストロイアとお神輿系モンスターが連続しています。

 今回のガイガンは平成ゴジラの「ファイナルウォーズ」の仕様でそれらの過剰ギミックの傾向を受け継いだデザイン。
 キングギドラと違いフォルムよりも細部の造形の方にばかり目が行ってしまい、ギドラほどの威圧感がないのが痛いところです。

 それでもソフビとしてのサイズは大きい方なのでレイアウトに置けばそこそこ目立つのも確かです。
 造形に関してはキングギドラよりもよく出来ており、吊るしでも表情と動感を感じさせる点では怪獣ソフビというよりもアニメ系萌えフィギュアに近い性格を持っていると思います(なのでディスプレイ用途でも悪くない)

 さて、キングギドラは今年のトレインフェスタデビューを飾りましたが、このガイガンくんは来年のトレインフェスタに乱入するでしょうか?

レイアウトに「キングギドラ」が来た日

2025-05-27 05:19:31 | アクセサリー
 3月からこっち、わたしの手持ちの雑誌などを中心に家財の断捨離を実行していることを当ブログで書いていますが、その時のわたしの覚悟に呼応してくれたか、家族からも少しづつ協力してくれていまして特に子供のガラクタも整理が進んでいます(汗)

 ですがその過程で親のわたしが手を出してしまうアイテムが出て来たのは正直計算外というか、何のための断捨離だったのかというか(大汗)
 今回はそれらのアイテムの中から。

 子供が処分したアイテムの多くは玩具の類がメインでしたが、中でもスペースイーターになっていたのは怪獣系のソフビでした。幼少時に家内がほとんど手当たり次第に買い与えていたのですが肝心の子供の方があまり関心を示さず、そのまま物置の肥やしになっていたものです。
 特撮ファンのわたしですらこれらのアイテムは不可侵扱いでこれまで手をつけていなかったのですが、今回の整理でチェックしたらこれがまあ出るわ出るわw

 中でも驚いたのはソフビの「巨大キングギドラ」だったりします。
 外見から見て平成ゴジラシリーズのそれだと思いますが、他のソフビの2、3倍はありそうなサイズ。

 わたしの所属する鉄道模型クラブのメンバーで「ゴジラのいるモジュール」を作った人がいるのですが、サイズ的にはそこに乱入させられるくらいのデカさです。

 で、早速こいつを試しにうちのレイアウトに立たせてみましたが「風景への支配力が半端ない」

 特に下から煽りのアングルで捉えると「視界の大半を覆ってしまうほど」の迫力です。キングギドラはゴジラの最大のライバルとして登場した宇宙怪獣ですが、ラドンを凌ぐほどの巨大な翅、左右に広がる3本の首は下から見上げるとまるで枝を広げた巨木の下に立ったような威圧感があります。
 これは、背は高くても横方向への広がりがないゴジラとはまた異質の感覚でもありまして、ライブで眺めると特に印象づけられるところです。

 山の上から見下ろすアングルですら、その存在感は圧倒的です。
 距離感では小さく見えるギドラですが「いつこっちへ飛んでくるかわからない怖さ」がミニチュアでも実感できるところが面白いw

 その意味ではキングギドラは案外レイアウト映えする怪獣かもしれませんw

 これは映画、映像を漠然と観ているだけでは感じられなかった効果だと思います。

 ところで今回発掘された中にはこのギドラに匹敵する図体のやつがもう一体あるのですが、それについては次回に。

プライザーのHOゲージアクセサリ二題

2025-05-17 17:30:44 | アクセサリー
 一昨年、近所にオープンしたチェーン店系中古ショップですが、覗きに行くたびに何かしら面白い出物に当たるので、わたしにとっては最近は見逃せない一軒になっています。

 まあ、鉄道模型に限らずミニカーやらフィギュアやらでも出物を見かけるので頻度も上がるわけですが(笑)

 ですが今回の拾い物は「HOスケールのアクセサリ」
 こういうの、つい数年前までは到底現住地で見ることはなかったですからとても有難い事です(しかもお値段も手頃)

 入手したのはプライザーの人形とバイク。
 同社のHOスケールのラインナップはNの2〜3倍のボリュームを持っていますし、作り込みもまたNとは一線を画すレベルで見ているだけでも楽しめます。

 バイクは前に紹介したBMW(?)よりもクラシカルな雰囲気な奴ですがライダーの方はフルフェイスのメットをかぶっている辺りが微妙にチグハグです。
 これが3台1セットでしたが、先のBMW2台と合わせるとバイク屋が開業できそうな勢いです。

 もうひとつは「バトントゥワラー七人組」
 はっきり言って16番のガチ鉄モデラーには使い所がわからないであろうアイテム(笑)ですが、わたし的には「セクションの開業記念パレード」には十分使えるでしょう。

 アイテムだけ増えて工事が全く進まないうちのHOセクションですが(それこそが大汗もの)
 こういうのを活用する上でもそろそろ何か作りたい物です。

レイアウトとオープンカーのはなし

2025-04-26 05:44:10 | アクセサリー
 昨年の夏以来、近所の中古ショップの出物で「HOスケールのミニカーばかり買いあさっている」という異様な状態が続きました。
 しかもその出物の大半が「オープンカー」なのですから我ながらどうかしていますw

 と、言うのも

 前にも書きましたが鉄道模型スケール準拠(1/80,1/87,1/150,1/160)の日本車のミニカーはNゲージやHOゲージの普及に伴い以前よりもかなり充実して来ているのですが、何故かオープンカーのモデルだけは殆どないのです。

 なお、「オープンカー」というのは和製英語の一種でして、本来なら「コンバーチブル」「スパイダー」「バリオルーフ」「カブリオレ」など様々な呼称で呼ぶのが習わしなのですが、「屋根がない」というこれらの特徴をざっくりと分かりやすく表現していると思うので以下はとりあえず「オープンカー」の呼称ではなしを進めます。

 日本で最も普及した「ユーノスロードスター」をはじめコペンやカプチーノ(解放感では譲るものの、オープンエアの魅力を感じさせるS660も含めて)なんかがレイアウト用品で買えればなあとか今でも思う事があります。
 今回入手しているオープンカーはいずれもメルセデスかBMWなのですが、車形の異なる数種類が製品化されているのは驚くばかりです。
 それどころか「サンルーフが全開状態のクルマ」まで製品化されているのですから驚きも2倍だったりしてw

 まあレイアウトの中でオープンカーが何十台も闊歩していたら(レイアウト上にオーナーミーティングを再現するつもりならともかく)それはそれで異常なのですがwレイアウトの路上、あるいはビューポイントにそういう車が2,3台もあればこれはいいアクセントになります。
 他のクローズドボディのクルマに比べて「乗っている人の顔や仕草が見える」オープンカーの方がキャラクター性としては強いですし、意外と走行中の列車風景との相性も良いのです。
 (ただし必ず「ドライバーか同乗者のフィギュアが必須」となりますが)

 同じオープンエアでもバイクではそうはいきません(速度が遅く手軽さが身上の自転車ならこれに近い効果が期待できるでしょうが)

 試しにトミカ辺りのオープンカーのミニカーを1台買ってHOゲージの線路際に置き、車体越しに列車が通過するのを眺めれば上記の話の意味も多少お分かりいただけるかもしれません。
 これをやってみると殊オープンカーの場合「手前側のクルマと奥を走る列車の空気が共有される感覚」の効果が大きいのです。

 (NゲージならヘルパかヴィキングのHOスケールモデルで同じ効果が期待できますが如何せん物が入手しにくいのが難点で)

 もともとクルマ自体が貴族や富裕層の遊び道具から発達してきた欧米に対し戦後の短期間で一気にマイカーが普及した日本ではオープンカーの持つ贅沢さがなかなか理解されなかった面は確かにあったと思います。
 ですがそれ以上に欧米では有り得ないレベルの「豪雨」と「高温多湿の夏」が毎年やってくる環境がオープンカーの普及にも大いに祟ったという面も見逃せません。

 実際、私自身S660を猛暑の昼間に走らせる気には到底なれないです。
 頭上からの直射日光がもろに太ももを直撃しますし、湿り気を帯びた熱風はもろにドライバーを殺しにかかりますw

 しかし乗る側からすれば、それでもオープンカーが楽しいのは間違いありませんし、真夏以外の季節なら大概屋根を外して走る事の方が多いのも確かです(晴れていれば真冬でもそうします)
 そんな空気の変化をレイアウト上のアクセント(ミニシーン)として取り入れてみるのも面白いと思います。

 ・・・ですが肝心の「乗る人の人形」が見つからないですが(大汗) 

ヘルパのVWヴァナゴンとバイクキャリアー

2025-04-16 05:27:33 | アクセサリー
 昨年の夏頃は行きつけの中古ショップでHOスケールのミニカー(それも何故かオープンカーばっかり)に当たったのですが、その勢いはどうやら今年も持続している様な気がします。

 というのも前述とは別の中古ショップで別のHOモデルを見つけたからです。
 物はVWヴァナゴン。
 1990年代に登場した商用車ベースのミニヴァンで、サイズこそアルファード並みでしたがキャンパーや救急車など多くの仕様を持ち(レイアウト用の模型としては)なかなか使い勝手のいい車種でもありました。

 わたしも警察車仕様のヴァナゴンを持っていますが、今回のは民生仕様の黄色い奴で「バイクキャリア」を引いているのが特徴。
 実は私の琴線を刺激したのもこの「バイク」でした。

 ヴァナゴンが牽くだけあってキャリアには中型バイクが2台。
 私自身はバイクには全く疎いのですが、それでもこのバイクが「水平対向エンジンを積んでいる」事くらいはわかります。
という事はBMWか何かでしょうか?

 Nゲージスケールはもとよりトミカスケールの1/64でもこれだけ見事に作り込まれたミニカーのバイクはそうはないだろうと思います。

 こんなのを2台も積んでいるくらいですからバイク屋さんかアマチュアレーシングチームを想像できそうでなかなか楽しいモデルといえます。

 ヴァナゴン自体も前のモデルより微妙にツヤツヤし傾奇いた雰囲気があります(笑)

カツミ模型店の「信号機」「踏切」

2025-04-13 05:31:26 | アクセサリー
 先日の鉄道民宿詣ででの戦利品から。

 中古でしかも相当の年代物ですが、1970年代のHOゲージのお座敷運転の定番アイテムのいくつかを入手しました。

 カツミ模型店の3灯式信号機。
 1970年代のモデルらしく麦球のデカさが印象的なゴツい代物ですが、まさに「鉄道の信号機」という佇まいの一品。
線路脇にこれがあるだけで鉄道らしさが加速する魔法のアイテムといえます。
(なのにどうしてうちのNレイアウトには信号機が未だにないのか)

 今回の品には固定式レイアウトで使うためのリレー回路も同梱されていますが、これをどう使ったものか。

 もうひとつのアイテムは「自動踏切」
 こちらもリレー内蔵のレールが2本付属しておりお座敷運転でも「列車が接近すれば遮断機が降り、通過したら遮断機が上がる」という定番アクションが可能になっている模様です。
 今どき(当時も)珍しい警手小屋も付属して見ようによっては今は無き「2種踏切」の雰囲気をも彷彿とさせます。

 とまあ、これだけのアイテムが一個300円くらいで入手できた訳です。
 が、最大の難題はこれらのアイテムが「エンドウの金属道床線路対応」である事です。
 無理すればユニトラックとの併用はできるかもしれませんが双方の加工は必須でしょうし、現時点でこれらが完動するかは全く未知数です。

すずめ模型の「移動式オービス」

2025-04-12 05:29:50 | アクセサリー
 今回の探訪では16番アイテムは「懐古(レトロとも言う)」がキーワードでしたが、Nゲージのアイテムのキーワードは「まさかこんなのが!!」と言うサプライズ性が印象に残ります。

 先日紹介した「梅桜堂の猫」なんかにも驚かされましたが、今回すずめ模型さんがリリースしていた「移動式オービス」にもぶったまげます。
 大体、レイアウトで「ネズミ取り」を再現しようなんて人種は、昔だったら相当な茶人扱いされていたであろうことは間違いありません(笑)

 ですが、うちの近所でも移動式オービスの取り締まりは時折見かけますから今だったらそうそう珍しいものでも無いかもしれません。

 造形は3Dプリンターで塗装は必須ですが、Nスケールでこれだけ細かいパーツを物しているのには驚かされます。

 さて、これの活用ですが数年前KATOから出ていた「ハイエースのロングボディ」と組み合わせて道路沿いの空き地に配置するのが一番有効と思います。
 パトカーや幼稚園バスならまだしも地味な青色のロングバンはネズミ捕りの現場くらいでしか見ない車ですから。
これにパトカー1、2台、ジオコレの警官かこばるの「こち亀」でも組み合わせれば結構それっぽいジオラマになると思います。

 また、今回は買えませんでしたが、メーカーから見せて頂いた試作アイテムでも「レイアウトパーツの盲点を突いた意外なアイテム」がいくつかあったので今後に期待大です。


GMの(新型?)信号機

2025-04-02 05:58:00 | アクセサリー
 先日来続いているレイアウトの改修でぜひ必要だったのが信号機です。

 最初はホームだけという殺風景な駅周囲も架線柱を据え、線路柵を張り、標識を付け、通路柵を設置して俄然駅らしくなってきたのですが、画竜点睛というか唯一欠けていたのが信号機でした。

 予算の都合、及びポイントもないエンドレスのレイアウトには過剰性能と思えたので点灯式の信号機はわたしの埒外だったのですが、ダミーの信号機がこれまたどこのショップでも見つからないという現実。
 やむなく通販を利用しました。

 届いたのはGMの信号機でしたが、以前見た事のあるGMの3燈式信号機とは何か違う。
 パッケージが想像より分厚く、ランナーもずいぶん多い。
 よく見ると3燈どころか4燈、いや5燈や6燈のパーツまで同梱されていたのです。
 GMの信号機がモデルチェンジしていたのを知ったのは実にその時でした(大汗)

 従来品に比べて構造は複雑(というか細密)ですが、燈数のバリからもわかる様にかなり自由度の高い組み合わせが可能な構造です。
 副信号機の追加、標識や補助信号機の取り付けもできますし、久々にGMらしさを感じるキットです。

 ですが、最初はその凄さがよく意識できずに無塗装で素組してしまった物ですから後からの色差しが大変(しかも出来は大惨事)でした。
 このキットは1パックに4組入っていたので2基目からは予め支柱や梯子を塗装してからかかる事にしました。この方が若干効率的です。

 信号の形状はリアリティよりも見栄えを重視し副信号機を追加、非常停止信号も取り付けます(まあ、駅周囲ならこれくらいは許されるかな、と)

 出来上がった信号機は単体で見るとなかなか映える外見でしたが、いざ駅に配置してみると意外と小さくて目立たなかったのが若干残念です。
 ですがそれでも「有ると無いとでは大違い」なのも確かです。特にホーム端周囲の賑やかさは格段に向上しました。

Nゲージレイアウトと巨大ロボットアニメのふしぎな関係(笑)

2025-04-01 05:50:49 | アクセサリー
 今回のはなしはネタとしては相当な変化球と思いますので、そのつもりでお読みください(汗)


 先日の静岡行きで「いい歳したおっさんがガンダムのプラモを衝動買いした」はなしをサブブログで書きましたが、今回はそれをきっかけにした考察ネタから。

 皆さんの多くがご存じの様に今回のガンダムのプラモはNゲージのスケールに近い1/144。更に2、3年前にKATOから機動警察パトレイバーのイングラムAV-98がNゲージスケールでリリースされています。
 実はそれ以外にもNスケールに近い巨大ロボットのプラモや玩具はいくつか出ているのですが、今回のガンダムをきっかけにそれらを並べてみようかと思い立ちました。

 怪獣物や特撮ヒーロー物と異なり巨大ロボット物の場合は「設定や世界観によって主役ロボットのサイズが作品によって大きく異なる」という特徴があります。
 特撮の場合、使いまわされるミニチュアの建物のスケールにロボットのサイズ設定が引きずられてしまう宿命があるのに対して、全編が絵で構成されるアニメでは作風に応じて至適なサイズのロボットを設定しやすいのでしょう。

 ですから、殊有名アニメの巨大ロボットを同じスケールで何種類か並べるとその大きさの差に驚かされる事が多いものです。

 現にガンダムとイングラムを並べると同じ巨大ロボットなのに巨人と小人くらいのサイズ差があります。
 これにわたしの手持ちから食玩の「装甲騎兵ボトムズ」のATスコープドッグを並べるとイングラムの半分程度(歩行する装甲ジープみたいなサイズ)

 比較の為にNサイズのトヨタクラウンを配置してみましたが、その視線から見ればATのサイズでも「巨大ロボット」である事がわかります。

 実写版の実物大イングラムはわたしもイベントで見た事がありますが、ガンダムの半分以下のサイズなのにいざ立ち上がると十二分に巨大に見えました。サイズ的には「大魔神」の2倍程度というところでしょうか。

 トミカプレムアムで出ていた「超時空要塞マクロス」のバルキリーもロボット(バトロイド)に変形しますが、飛行機体型で比較してもガンダムとイングラムの中間程度のサイズである事がわかります。
 (なお、バトロイド体形の方は10年後の「マクロス7」に登場するVF-11Cです)
 
 それらに比べるとRX-78はどれよりも巨大です。
 聞いた話ではガンダムの身長設定はマジンガーZのそれを参考にしていたそうですが、そのせいか他のリアル系ロボットに比べると意外に巨大である事がわかります。

 で、特撮系巨大ロボ代表として並べたのが昔超合金魂で出ていた「大鉄人17」

 こちらに関しては「艦載機の劇用車サブマシーン」のサイズから逆算してNゲージスケールと解釈したものですが、それでもサイズ的にガンダムの倍近い巨大さとなります。
 (Zガンダムに登場する「サイコガンダム」はこの17に酷似したギミックとサイズを誇りますw)
 上述の事情で、特撮系巨大ロボットは身長が40M前後かそれよりやや大きいサイズになる事が多い(いわゆる「ウルトラマンサイズ」)ですが、ガンダム以前のコンバトラーVやゲッターロボも設定上はこれに近いサイズになっています。ヒーロー系のロボットもベンチマークはやっぱりウルトラマンという事ですか。

 因みにヒーローロボットでもダンガードAとかイデオンなんかは設定身長が100m単位となりNゲージスケールでは「レイアウトの中に人間が紛れ込むのと同じ」状態になるので今回は再現できません。
 艦内に街を一つ呑み込んでいるマクロス強攻型に至っては「レイアウトルームどころか家そのものが内蔵されそう」な勢いです(笑)


 こんな風にNゲージのスケールで「巨大ロボットのサイズ差を視覚化できる」というのは新鮮な驚きでした。
 「お台場」どころか「万国ロボット博(注)」をレイアウト上に再現するのも不可能ではない気がします。

 (わたしの手持ちにはありませんが過去にダグラムやSPTレイズナー、グレンダイザーなども同スケールでプラモになっているはず。探せば他にもあるかもしれません)

 注・万国ロボット博・・・昭和の特撮巨大ロボット物「スーパーロボットレッドバロン」(昭和48年)に登場する設定。
 世界各国から出品された巨大ロボットの博覧会だったが、会場に乱入した悪の組織にすべてのロボットが強奪され、その後侵略用に改造された各国のロボットが毎回レッドバロンと戦う展開でした。

レイアウトに「ガンダム」が来た日(笑)

2025-03-23 05:04:54 | アクセサリー
 先日の静岡行きの「偶然が産んだ」意外な戦利品と、それにまつわるはなしから。


 静岡からの帰途で、昼食でもと立ち寄った高速の某PA。
 そこで780円也のカレーライスを食べた後に、売店のレジの前でふと目に止まったのが「1/144スケールのRXー78のプラモデル」でした。

 いわゆる「ファーストガンダム」にどっぷりハマった世代のわたしですが「ガンプラ」に関しては数年前に初めてガンキャノンを作ったきり。肝心の主役のガンダムのプラモについては1980年の初代モデルリリース以来、丸45年も縁のない状況が続いていたのです。

 実際、ファーストガンダムの作品そのものについては学生時代にかなりはまり込んでいたのですが、ガンプラに人気が出始めた時期がわたしの趣味の中心が鉄道模型とミニカーにシフトしたタイミングとほぼ重なったために、相対的にガンプラへの興味も長いこと薄くなっていたのです。

 ですが、今回店頭で現物のガンプラを見たらついムラムラと(大爆笑)
 この意外性が今回の入手の肝でもあったと思います。

 おそらく「高速のパーキングエリアでカレーを食ったついでに見つけた」というタイミングでなかったら、ガンダムを買う事自体なかったろうと思います。
 現住地の模型屋さんはほぼ壊滅状態ですし、ガンダムの指名買いでわざわざアキバや中野に行く事もないでしょうから。

 まあ「鉄道模型のレイアウトの中にガンダムを屹立」させている例はいくつかありますし(「レイアウトにガンダム」と言うよりも「レイアウトにお台場を誘致した」というノリを感じますがw)その意味でもどうにかうちのレイアウトなりモジュールなりには落とし込めるかな(と無理やり言い訳をしてみる)

 それにしても


 最初のガンダムのプラモは同じサイズとスケールで「無塗装300円」だったと記憶していますが、今回のRXー78のお値段は昼食のカレーライスとほぼ同額の「カラーライズで770円(税込)」でした。これを「高くなった」と見るか「この中身としては安い」と見るかはまあ微妙なところですが。
 当初のプラモは「成形色のみで塗装必須。関節の可動範囲はかなり限定され、好みのポージングをさせるには改造必須」というレベルだったガンプラも今では相当な進化を遂げていると言う事は知識として知ってはいました。
 が、それを実際に体験するのはまさに今回が初めてです。

 帰宅後に早速組み始めましたが、ランナーからのパーツ切り離しは手で折り取ってもケバが出にくい構造。しかも色毎にパーツが分けられ塗装なしで箱絵のままに組み上げられると言うのはおっさんにとっては驚異の一語w
 前のガンキャノンよりも塗り分けが複雑なだけに組み上げが進むたびにカラフルなガンダムが出来上がってゆくのは無条件に楽しい達成感を味わえます。

 とはいえ、その独特の構造ゆえに一部に「パズル気分」をも感じさせるのが微妙なところ。特に顔周りのパーツは「これをどう組みあわせればガンダムの顔ができるのだろうか」と一瞬戸惑うほどでした。


 ですが製作工程自体は非常にサクサク進み、箱を開けてからわずか30分ほどでレイアウト上にRXー78が屹立したのには驚きました。
 (しかも「窓際で日向ぼっこしながら終始立ちっぱなしの工程」で)

 おまけにポージングの自由度の高さは驚くほど!まさに浦島太郎の気分です。

 おかげでこの時は平日休のひと時を刺激的に楽しませていただきましたw
 ですがこれをレイアウトに落とし込むには最低でも墨入れ・色刺しかウェザリングが必須ではあります。

 さて「レイアウトにガンダム」という事でふと思った事もいくつかあるのですが、それらについては追々紹介したいと思います。
 とりあえず今回はここまで。

「猫の日」にレイアウトに猫が来たはなし(笑)

2025-03-18 05:39:45 | アクセサリー

そう言えば、去る2月22日は「ニャンニャンニャン」で「猫の日」だそうです。
 (因みに「フーフーフー」で「鍋の日」でもあるそうですがw)

 その2月22日にかねて通販で頼んでいたアイテムが到着したのは偶然とはいえタイムリーではありました。

 物は梅桜堂が先日リリースした「猫」セット。もちろんNスケール(驚)です。
 物が物だけにサイズは「蚤みたいな小ささ」なのですが、それできちんと「ポージングした猫」に見える、それも体の模様も付いていると来ているのですから凄いです。

 配置するにも良いピンセットでもないとうまく配置できないでしょう。

 これが使えるのはやっぱり「シーナリィを作り込んだ固定レイアウトまたはモジュール」しかないと思います。
 お座敷運転の線路脇に蚤より小さい猫が配置されてもなんだかわからないでしょうし、然るべきジオラマの中に配置して初めて猫と認識してもらえる性質のものと思います。

 当レイアウトでは駅を見下ろす店舗の屋根上に一匹配置しましたが、相当な寄りで眺めないと猫と認識してもらえないかもしれません。
 この点、レンタルレイアウトよりも個人のレイアウトやヴィネット(パイク)に使って威力を発揮しそうなアイテムと言えます。 


 これがもっと田舎なんかだと道端や川原の土手、あるいは誰かの庭先なんかで野良かどこかの飼い猫がウロウロしていたり寛いでいる光景は結構目にするものです。
 今回のアイテムは寛ぎ系のポージングなのでその意味では使い勝手はいいと思います。

レイアウト改修とアクセサリのはなし

2025-03-12 05:42:40 | アクセサリー
 先日から進行中のレイアウト改修に際して役に立ちそうなパーツを引っ張り出したり拾ったりしていますが、今回はそれらの中からいくつか。

 昨年の帰省の折に実家から拾ってきた「マッチ箱の群れ」
 昔はマッチ箱のコレクターという独立した趣味のジャンルが結構流行りましたが、今の目で見るならビルや線路際の看板の素材に使えるものが多い(20世紀以前のものが多いので適度にレトロなデザインですし)ので使い出がありそうです。

 先日本線に追加した架線柱の群れは10年ほど前に、近所の中古ショップで一箱300円で叩き売られていたのをストックしていた物を今回の改修に合わせて投入した物です。
 折良くトラスタイプの架線柱の出物も見つけたので適当に混ぜ込みました。
 ただ問題は「平地用の架線柱台の単品パーツ」がどこにも売っていなかった事です。
 この間行きつけのショップで最後の一個を見つけ出せたので大助かりです。

 無いと言えば「線路際の標識」のパーツも最近はどこにも出物を見かけない筆頭です。
 どこの線路にも標識の一つや二つ必ずあるというのに、誰も使わないのが不思議です。
 とはいえ過去の製品にしても総花的に種類だけ多くて「数が欲しいパーツが相対的に少ない」という問題がありました。レイアウトはもとよりお座敷エンドレスでも速度票と勾配標は一つや二つでは到底足りないと思いますが。

 そんな折に辛うじて手に入ったのが「日本の貨物列車」の古本に入っていた「梯子とリレーボックス」これだけでもあるとないとでは雰囲気が違います。
 あと以前購入していた津川洋行の「列車接近ブザー」なんかも。

 で、TOMIXの沿線看板に使ったのは「TEZMO SYNDOROME」の単行本の付録のステッカーを転用しました。レイアウトにこれくらいのお遊びがあってもいいでしょう(笑)


 偶然というものはあるもので、先日コメントを頂いた「KATOのMS60クラウン」も中古の出物が入っています。
 KATOのクラウン自体は今でも新品が買える定番商品のひとつで、中古ショップでも出物を見かける一つなのですが、今回のアイテムは「全塗装+色刺し」で質感が大いに上がっているのが嬉しい。

 手を掛けてやればこれくらい映えるモデルになるという事を再認識させてくれます。しかもお値段は「6台で220円(税込み)」
 ここまでアップグレードさせているなら逆に手間賃が上乗せされていてもおかしくないくらいです。

ヘルパのメルセデスベンツCLK

2025-02-12 05:51:39 | アクセサリー
 昨年来急に増えている「HOスケールのミニカー」ネタから。

 今回紹介するのはヘルパのメルセデスベンツCLK。
 実車は1997年に登場したCクラスベースのカブリオレ。V6エンジン搭載のFRセダンをベースに屋根をぶった切って(実際はそこまで安直ではないですが)オープンカー化したものです。

 最近はこの手のクルマは大概ハードトップのバリオルーフになっているのがトレンドですが、前世紀末のCLKは律義にソフトトップの「古き佳き時代のオープンカー」のノリを濃厚に感じさせてくれます。
 おまけにカラーリングは日本ではまず見ないであろう「まっ黄色」


 真横から見るとソフトトップが後半部をやや鈍重に見せてしまっているのが実車・ミニカーともにCLKの見た目上の弱点になっています。
 しかしこのミニカーの嬉しいところは「ソフトトップが脱着式で気軽にオープンカーにできるところ」


 屋根を外してみると、それまでの悪印象が嘘のように伸びやかなボディラインが強調され、開放感あふれるルックスに変身するのですから、一種のマジックを思わせます(笑)

 インテリアの造形も1/87スケールとしては隙のない細密さなのですが、何しろ物が「ベンツ」なので内装色がポップなんてこともなく「実直なセダンの室内」が再現されているのが外装とのギャップを感じさせて面白いところです。

2025年の「自分へのお年玉」のはなし(汗)

2025-02-06 05:21:24 | アクセサリー
 今年最初の買い物のひとつから・・・と言いつつも、物は通販ですが。
 昨年暮れに鉄道ホビダスからのメールでおすすめを見つけたのが「RMM蔵出しハイパーパーツ」の福袋。

 2000円相当のレイアウトアクセサリが1100円と言うのが売りのアイテムですが、パーツはブラインドで何が入っているかわからない。
 まあ、全部とはいかなくてもひとつふたつはレイアウトで使えるものがあるのではと(あと安さにも惹かれましたがw)注文していたものです。

 物自体は暮れに届いていましたが、開封は元日まで取っていたものです。この辺り、なんだかクリスマスプレゼントじみていますね。

 夕食後のひと時におもむろに開封(笑)

 中身は
 道路標示ステッカーA
 同B
 フェンスB
 電柱ディテールアップパーツ
 商店街アクセサリーA

 の5つでした。
 まあ、事前に期待していた様なアイテムは特になかったのですが、わたし的にはレイアウトの改修に使えないものもなく、使い勝手は良さそうです。

 ステッカー以外はいずれもエッチングパーツで、中でも街灯類や看板はなかなか良い雰囲気のデザイン。
 電柱ディテールアップパーツなんかは「ここまでやるか!?」と言うくらいの細かさですが、効果はありそうです。

 パーツが多くないので付ける場所は限定されますが、竹取坂駅周辺の改修には大いに使えそうです。

ヘルパの「メルセデスベンツSL-KLASSE」

2024-12-26 05:42:40 | アクセサリー
 またまたHOスケールのミニカーネタです。

 今回はメルセデスベンツのSL-KLASSEのV8仕様の模様です。

 前回紹介のCLKはソフトトップの仕様でしたが、これまでのソフトトップのオープンカーの弱点のひとつが「ソフトトップを広げた場合(ほろを仕舞うスペースの関係からか)真横から見た姿が鈍重に見えてしまう」事と「その際に斜め後方に大きな死角ができてしまう」というものでした。加えてホロ自体の材質の問題から耐久性や対候性の問題も大きく、一時オープンカーが激減する原因になっています。

 「それなら畳めるハードトップを作ればいい」という天才的な発想の元製品化されたのが初代のSLKで、今回のSL-KLASSEもその流れの上に立つ車のひとつです。

 真横からのスタイルを見るとお分かりの様に見た目は普通にクーペしていますし、斜め後方の視界も広そうなピラーレスのサイドウィンドウはなかなかに流麗です。

 しかしスイッチ一つで屋根を収納するとソフトトップ仕様に劣らないほどの解放感が得られるオープンカーに変身するのですからたまらない。

 バリオルーフはまさに20世紀末が生んだ傑作技術のひとつと言えると思います。
 (そういえばS15シルビアにも「ヴァリエッタ」というバリオルーフ仕様が製品化されたことがありますが皆さん覚えていますか?)

 HOスケールのミニカーでバリオルーフ仕様が選べるというのも凄いですが、造形に全く破綻がなく、HOスケールの車両(もちろん欧州型)と並べても一歩も引かないところがまた凄い。
 プラの地色丸出しの質感が唯一の弱点ですがうまく塗装できるなら、相当にリアルな模型になると思います。