光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

カーコレ80のハイエース郵便車

2024-08-14 05:10:45 | アクセサリー
 この冬に上京した折にカーコレ80が色々入手できた話をしたのですが、あれからその勢いが止まらないのに驚いています。

 今度は近所にオープンした中古ショップでの出物なのですが、これまた前回「現行型の出物を見ない」と書いてしまったカーコレ80の現行型ハイエースの出物に当たりました。

 ミニカーのフランス車といい「〇〇の出物を見ない」と書いた後にその〇〇の出物に当たるパターンが最近多いですが、本当に神様に感謝です。

 今回のハイエースは1/80の16番スケールですが、如何にもこのシリーズならではの曲者モデル。
 何と今ではあまり見る事がない「郵便車」の仕様でした。
 (都会はともかく現住地や故郷の様な田舎では長距離輸送のトラックか軽ワンボックスの配達車のどちらかしか見ない事が多いですから。あるいは集配用にならあるかもしれませんがそれはそれで「平日の昼間しか見ない」でしょうから)

 造形は予想通りというか期待通りというか実にしっかりしたものでプロポーションやフロンドエンドの造形に至るまで隙がありません。
 真っ赤に塗装されたボディも郵便車らしい質感を感じさせて好ましい仕上がりと思います。

 郵便車はそれこそどこに行っても見る事ができるクルマでありながら、いつでもコンスタントに買えるモデルがないのが惜しいです。
 Nスケールでももう少しモデルが出てくれるといいのですが。

日野ルノーとTMSのはなし(笑)

2024-07-10 05:14:34 | アクセサリー
 今回はミニカーのはなしですが鉄道模型と関係もない事はないという微妙なはなしです(笑)

 先日(例によって)中古モデルを入手した国産名車コレクションの「日野ルノー」
 字面だけだと単にメーカー名がふたつ並んでいるだけのように見えますが、これは1956年に日野自動車が発売したルノー4CVのノックダウン車です。
 ワーゲンビートルと同様のRRレイアウトでフォルムも何となく似ていますが、サイズはビートルより小さくそれでいて4ドアという利便性が買われ、日野自動車がルノーと提携して生産した車という事です(後に国産化される)


 当時の他車に比べて幾分クラシカルなデザインですが嫌味なところがなく、当時の風景によく馴染んでいたのではないでしょうか。
 ミニカーはノレヴの1/43スケールでモデルは国産化が進んだ後期型をプロトタイプにしています。

 ところでこのルノー4CVですが、鉄道模型絡みでもちょっとした思い出のあるクルマでした。

 子供の頃に大枚はたいて購入した鉄道模型本に機芸出版社の「レイアウト全書」というのがあるのですが、その中で「或るレイアウトの1日」と題したレイアウト訪問レポート記事がありました。作中では河村かずふさ氏と山崎喜陽氏がレイアウト内の人物になり切ってあちこちを逍遥するという一種の架空レポートなのですが、その冒頭で二人がレイアウトに乗り入れるのが「TMSのルノー」で、実際にレイアウト内に4CVのミニカーを配置して撮影するという凝り様を見せます。

 (機芸出版社「レイアウト全書」170Pより画像引用)
 初読の頃は子供の事ゆえ「フランスのクルマを社有車として使うなんてTMSはお金持ちだなあ」とか思っていましたが、その頃は日野からルノーが出ていたなんて知りませんでしたから勘違いも甚だしかったことになります(但し、当時は新車の日野ルノーでも当時のサラリーマンの年収2年分に匹敵するお値段。しかもそれでもクラウンやブルーバードよりも安いのが売りだったそうですから、庶民には高嶺の花だったのには違いありません)

 この写真に出てくる4CV のミニカーはHOゲージのレイアウトに乗り入れられるサイズだった様ですが、実際にノレヴから1/87の4CVのミニカーが出ていた様です。

ノレブのルノーカラベルのはなし

2024-06-20 05:08:35 | アクセサリー
 今回のはなしは鉄道よりもクルマの方に舵を切ったネタになっていますがご勘弁を。

 当ブログを始め、ミニカー専門のサブブログでもミニカーのネタを随分と紹介しているつもりだったのですが、先日記事を整理していて愕然としたことがあります。

 それは「よく見たらフランス車が殆どなかった」事。
 別にわたしがフランス車嫌いという訳では決してなく、それどころか過去に車の買い替えで二度ほどフランス車を候補に入れていた事があるくらいです。

 子供の頃からシトロエンのDSとかは好きでしたしルノーの5とかプジョー205辺りなどは今でも古さを感じないデザインに惹かれます。
 なのでうちのミニカー群の中にフランス車が少ないのは単なる偶然と思います。

 まあ、言い訳はそれくらいにして、
 先日HOスケールのミニカーを入手できたルノーカラベルを紹介します。

 1960年代の日本で「オープンのスポーツカー」として意外に目立っていたのがカラベルフロリードでした。
 RRのレイアウトゆえにラジエーターグリルのない独特なフロント周りを持つスペシャリティカーでしたが、あの頃の日本ではサイズ的に手頃でフランス車らしい小洒落た雰囲気を感じさせる1台。

 テレビドラマなんかでの露出も比較的多かったですから、車名は知らなくても写真でも見せれば「そうそう、こんなクルマ見た事がある!」と言い出す1960年代小僧は多いと思います(笑)

 今回入手したのはノレブから出ていたクローズドクーペのカラベルですが全体の雰囲気はコンバーチブルとほぼ同じ。強いて言えばクーペの方が若干速そうに見える位でしょうか。
 全体のフォルムはこの後に出た日野コンテッサのクーペにごく近い雰囲気があります。

 で、このミニカーでまず驚いているのがこれが43分の1でもなければ64分の1でもない「鉄道模型のHOゲージ準拠の87分の1モデル」である点です。
 というか前期の国際スケールのミニカーでカラベル自体、中々ミニカー(の出物)を見なかったからです。

 前にも書きましたがこのスケールは基本「HOゲージのレイアウト用品」として認識されている事が多く、ヴィキングやヘルパ、プライザーなどの専門メーカーもあるジャンルですがノレブがフランス車中心にこのスケールのミニカーをシリーズ化しているとは思いませんでした。
 
精密ジオラマ用のパーツゆえか造形の細密感では、より大きなスケールのモデルに劣るところはなくむしろ独特の凝縮感を感じさせてなかなか楽しいジャンルでもあります。

 ラインナップの中には思わずほしくなる車種もあったので、そろそろわたし的にフランス車旋風が吹き荒れそうな予感が(汗)

 因みにこのカラベルは先日のグランシップでもこっそりとモジュールに紛れ込ませていましたが、流石に気付く人はいなかった様です。
 (上の写真の手前の道路の真ん中辺を走っていますw)

カーコレ80のハイエースパトカー

2024-06-05 05:19:45 | アクセサリー
 先日紹介したカーコレ80のハイエースのバリエーションから。

 実は救急車と一緒に買ったのが同じハイエースの「事故処理車」(あるいはパトカー)でした。
 あの当時日産のキャブオールと共に「警察署の前にたむろしているワンボックスのパトカー」としてポピュラーな存在だったのもこのハイエースです。

 
 モデルは単なる救急車の色替えではなく屋根やバンパーの造形を作り分けていてなかなかリアルなモデルになっています。

 余談ですがわたしがカーコレ80に注目し始めたのは専らHOゲージを始めた2011年以降の事で、その時点でもカーコレ80の新製品は殆ど出なくなっていたと思います。
 関心を持つのが遅かったせいで、わたしがこれを集め始めた時には目ぼしい機種は店頭からほとんど消えていました。

 その後、中古ショップなどでちらほら出物が出る様になってから少しづつ増車を続けてきているのですが、

 気が付いてみたら「その大半がパトカー」になっていたのには参りました。
 今回のハイエースや同スケールの食玩なんかと併せたら「16番スケールの西部警察」みたいになっていて驚くやら笑うやら(汗)

 これは将来「HOのレイアウトでも始めた時には沿線に警察署を作れ」と言う何かのお告げなのでしょうか?

 今ではカーコレ80自体が不人気なのか、今回の2台のお値段は「Nスケールのカーコレの3分の1」というバーゲン価格でした(笑)

カーコレ80のハイエース救急車

2024-05-15 05:21:38 | アクセサリー
 先日の上京で入手したアイテムから

 前回の時もお土産の中に16番スケール「カーコレ80」のミニカーがあったのですが、まさか今回も当たるとは思いませんでした(汗)

 物は初代ハイエースの救急車。

 今も実車の世界でもワンボックス車の中で突出した人気を誇るハイエースですが、現行型もカーコレ80で出ている筈なのにトンと出物に当たった事がありません。
 ひょっとしたらHOゲージャーのみならず、実車のファンが入手したまま手放していない可能性もありそうです。

 が、今回入手したのは1960年代末にデビューし80年頃まで売られていた初代ハイエースのモデルです。

 1970~80年代にかけて救急車と言えばクラウンかハイエースを連想する同世代人は多いと思います。

 (因みにあの頃の「クラウンの救急車」とは概ねこんなカッコのクルマです)

 リアルでなくても当時製作されたテレビの刑事ものや特撮ヒーローものなどの劇用車にもハイエースはよく登場していましたから、わたしよりもやや下の年代の人でも「テレビの画面でハイエースの救急車を観た人」は多いのではないでしょうか。

 今回入手したカーコレはマイナーチェンジで微妙に人相の悪くなった後期型をプロトタイプにしているようです。
 プロポーション、造形はともに十分合格点。
 あの頃のワンボックス車に共通していた「何となく不安定そうに見える華奢な足回り」まで表現されているのは印象面で同型のトミカより良いと思えるほどです。

 カーコレ80はHOゲージのレイアウトビルダーやジオラマモデラーにとって情景の一部として使える車種の選択がされているのが特徴ですが、このハイエース救急車などはその最たるものでしょう。
 もしHOのモデルをお持ちならクハ111辺りを置いた線路の際にこの救急車を配置するだけでも「1970年代の風景」をものした様な気分になれるのではないでしょうか?

「マイクロドールハウス」の「鉄道模型走行会」

2024-04-17 05:44:31 | アクセサリー
 昨年、ジオコレの「体育館」を入手したはなしをしましたが、わたしにとって実はあのキットでは体育館の方は付け足しというかオマケみたいなものでして

 本当の目的はそのインテリアに設定されていた「鉄道模型走行会」の方でした。
 お値段もかなり張る物でしたが帰省中で気が大きくなっていた(爆笑)事もあってつい張り込んでしまった次第です(大汗)

 このキットは元々ジオコレの「マイクロドールハウス」と呼ばれるシリーズのひとつで既存のストラクチャーにペーパーキットのインテリアを付属させたセット物でした。
 これまでにも農家の屋内、銭湯の中、体育館内のバザーなんかもキット化されておりなかなか面白い企画と思ったのですが、まさか「レイアウトの運転会」まで製品化されるとは思いませんでした。

 実はこれと同じ様なものを以前鉄道博物館のモジュール内に組み込んだ事があるのですが、何分不器用が服を着て歩いている様なわたしのことゆえ、不本意な出来になっています。
 ですがそれを置いておいても各パーツは折り畳み椅子をはじめ、テーブルや薄型モニタの台、パーテーションやホワイトボード、果ては模型運搬用のコンテナやのぼりの類までモデル化しているという優れもの。

 これを企画した人はうちのクラブの様なイベント運転会を相当に観察している様で運転会経験者のわたしから見ても「よくぞここまで」と思わせる出来になっています。

 しかも入っているのはモジュールの大レイアウトをはじめ中型レイアウトが一つにテーブルトップのレイアウトがふたつ。単なる運転会というよりも複数のクラブのプチ合同運転会に近い規模のイベントになっています。

 (余談ですがその中の中型レイアウトをよく見ると「週刊SL鉄道模型のレイアウト」そのまんまだったりして驚きました。尤もテーブル三つ分というサイズから見てHOくらいを想定しているようですが)

 ニーズがどれくらいあるのかはわかりませんが(そもそもジオコレの中でも相当にお値段が割高)レイアウトの中に鉄道模型の運転会を組み込んでみようかなと思っているユーザーがいるなら大いにお勧めできるアイテムだと思います(笑)

 とはいえ、これ単体での欠点は「ベースの建物の屋根を外して上から覗き込む」という進撃の巨人さながらの使い方しかできない点でした。
 せっかくここまで作り込んでいても眺め方が特殊過ぎる(せめて横から覗くカットモデルでなら面白かったのに)のは考え物です。

ホビセンのバラスト糊を試す

2024-03-26 05:47:22 | アクセサリー
 今年のレイアウト改修の作業のひとつとして「フレキシブル線路敷設区間のバラスト散布」を目標に掲げておりました。
 いつまでもコルク道床にフレキシブルレールでは様にならないですし(汗)

 これまでにもレイアウトのバラスト散布はやっていたのですが(恐らく)今回の工程は前より規模が大きく手間もかかると思われたので作業の開始のエンジンがなかなか掛かりません(汗)
 (何しろ緩いカーブを描いたフレキシブルレールを2本、変則的な間隔の複線にしているので実質単線2本と同じ事、おまけに既存のレイアウトの改修なので既設部の台枠や配線も邪魔になる)

 従来は木工ボンドを水で薄め中性洗剤を垂らしたバラストボンドを自製してやってきたのですが、今回は新兵器としてホビーセンターカトーの「バラスト糊」を使ってみる事にしています。
 ですがこれでいきなり本番というのも怖い気がするので、糊の性能チェックを兼ねて予行演習をしてみる事にしました。

 改修区間と同様にベースの板にレールを貼り付けその上からバラストを散布、バラスト糊で固着させるプロセスです。

 最初の散布ではバラストをいきなり多くこぼし過ぎた為、後から均すのが大変でした(わたしは平筆とコーヒー屋にある木製のマドラーをへら代わりに使用)
 本番では指で少しづつ撒いて行った方が良いのかもしれません。

 バラスト糊は説明書通りスポイトで注入しました。ボンド水と同様にスポイト先端がバラストに近すぎるとバラストがだまになりやすいところは同様ですが、バラスト糊はボンド水よりもバラストに沁み込みやすいので上からギリギリの低さで垂らして行った方が良く染み込む様です。
 (今回はスポイトを使いましたが、Nゲージの場合は出来れば注射器を使った方がもう少し細かに対応できるかもしれません)

 曇天下で5時間ほどかけて乾燥した後はバラストも固着し、板を何かにぶつけてもバラストがこぼれる事は殆どありませんでした。
 ですので固着性と強度については今のところ合格点だと思います(但し、長期にわたる固着力は未知数。ボンド水の場合は濃さにもよりますが、早ければ2年くらいでぽろぽろ剥がれる所がありました)

 今回の試験ではバラスト糊の威力が大きい事を確認できたので、今回の反省点を生かして本番に臨みたいと思います。

カーコレ80のスカイライン道路公団パトカー

2024-03-24 05:35:58 | アクセサリー
 先日の上京で入手したアクセサリから

 カーコレ80のR30スカイラインの「道路パトカー」をば。

 カーコレ80も新製品が途絶えて久しくなりますが、中古ショップでは時折出物に当たる事があり、わたしの琴線に触れるもの(でレイアウトでも使い勝手が良さそうな物)があると手を出してしまいます。

 Nスケールのカーコレが中古でも価格高騰の波にさらされているのに比べるとカーコレ80の方はまだお値段的に手に入りやすいのが多いのがこの際には有り難いですね。

 さて、今回のモデルですがR30スカイラインシリーズの中の一品でバン仕様をベースに道路公団の道路パトカーに仕立てた1台です。
 高速道路や一部自動車専用道路なんかではこの手の黄色いパトカーをよく見かけるものですが、黄色いボディに赤と黄色の回転灯を付けた独特のカラーリングは結構目立つもので、その意味ではレイアウト映えするクルマと言えます。
(バンパーも紅白ゼブラですしね)

 加えて今回のバン仕様はスカイラインの中でも群を抜くスタイリッシュさを誇るデザインですから単体で飾ってもワクワクさせてくれるクルマです。
 (これだけカッコいいのにワゴンが設定されなかったのが不思議ですが、当時のR30にはワゴンの代わりに5ドアHBが設定されていました。ですがどう見ても取って付けた感じが強いデザインでバン仕様には負けています)

 R30のバンはパトカーの仕様も以前に入手しています。
 が、車体が黒かったせいかフロントの丸目4灯のライトが目立たなくなってしまう欠点がありました。
 車体が黄色い今回の仕様ではそれはどうにか回避されていますw

 それにしても、わたしの場合HOゲージ系のストラクチャーやアクセサリはどうしてこう「クルマ」にばっかり当たるのでしょうか(汗)

レイアウトに巨木

2024-02-20 05:44:05 | アクセサリー
 昨年暮れにホビセンのバーゲンで入手したアイテムから。

 バーゲンを物色していてふと目についたもの。
 元々はHOスケール用と思われる樹木でした。

 わたしがこの趣味を始めた頃、レイアウト用品としての樹木は大概見るからにプラモデル臭い代物が多かったものですが、最近の既製品の樹木は枝ぶりと言い葉の茂り具合と言いなかなかいい雰囲気の物が多いです。

 特にHO用の樹木は、一見してNゲージで使うには大きすぎる様に感じるものですが、よく周囲を見回してみれば(たとえそれが都市のど真ん中であっても)ビルの5階や10階に相当する高さの巨木(或いは高い木)は意外に多く見られるものです。
 最近は周囲に避雷針が立ち並び、大敵である落雷が減っている事、同様に周囲の高層ビルが風除けになっているケースもあり地元住民の保存運動の活発化も相まって都市部でも巨木は増える(と言うより減らないと言った方がいいですか)傾向にあるのだそうです。

 という訳で早速一本購入し、その日のうちに改修中のレイアウトに立ててみました(笑)
 街路樹レベルの木ならレイアウトのあちこちにあるのですが、流石にこれくらい大きいのだと駅前のシンボルになりそうなレベルです。

 イルミネーションでも仕込めばクリスマスツリーにでも使えそうですが(でもやらない)改めて眺めるとこれ一本ではまだ寂しい感じがしてしまいます(上述の都市部の巨木も一本だけポツンとあるケースは少なく大概がやや低い木と組み合わさって森のような雰囲気を出している事が多いですから)おまけに巨木を名乗るには幹が細すぎたのも計算外でした。

 こうと知っていたらあの時買えるだけ買っておけばよかったと思うのですが後の祭りですね(汗)

ポポンデッタの「野点看板」

2024-01-31 05:53:35 | アクセサリー
 先日の静岡行きの戦利品から

 ポポンデッタでいつもの様にレールクリーナーを買って帰ろうとした時にレジ脇の棚にぶら下がっていたアイテムにふと違和感を感じました。

 以前中野のショップで手を出してしまった「きぬたインプラント看板」がレジ脇にぶら下がっていたのです。しかもあの時よりもでかい。
 改めて手に取ってみると今回のはポポンデッタオリジナルモデルとしてリリースされたものの様ですが、八王子近辺でもここまででかい看板にはあまりお目にかかりません(ビルの屋上ならどうにかと言ったレベルでしょうか)

 とはいえ、レイアウトの中ではこういうのがあると結構目立つのも確か。
 姉妹品に「727コスメティック」もあったので二つ揃えて購入しました。

 727の方は主に新幹線沿線で見かける奴だそうですが、普通にレイアウトに置いてもそう問題もないでしょうし。

チョロQシルエットのトヨタソアラ

2023-10-12 05:02:43 | アクセサリー
 この間、OOスケール準拠の初代ソアラの話をした折、16番スケールのソアラとしてタカラのチョロQシルエットにもソアラが存在する話をしました。

 ただ、その時は現物が今となってはレアものでなかなか入手しにくいとも書きましたが、その時の舌の根も乾かぬうちにそのチョロQが入手できたのだから不思議なものです。

 先日立ち寄った中古ショップの袋詰めのジャンクの中にチョロQ仕様があるのを見つけた時は本当に目を疑いました(汗)

 かなりの間玩具として使われていたものらしく、見た目のやれはそれなりですが、コンディションとしてはまあまあではないかと思います。
 チョロQのソアラは今回初めて現物を手に取ってみたのですが、前に紹介したOOスケール(1/72)のミニカーより小さいのに造形の一部はそれを凌ぐところもあります。

 1/80スケールなのにグリルの真ん中のソアラのエンブレムがモールドされているところなどはその最たるものでしょう。
 屋根上にはサンルーフ、リアにはナンバープレートまで付いています。
 テールランプ部が実車より左右に離れているのは目立ちますがミニカーのサイズを考えると許容範囲です。

 チョロQシルエットはフェアレディ、R30スカイライン、ピアッツアなどが出ていますが、どれもそのまま16番のレイアウトに持ち込めそうな細密度でなかなか重宝するアイテムですが、ソアラもその例に漏れませんでした。

 できれば一度きちんとリペイントしたいところです。

1/80の「いすゞピアッツァ」から

2023-08-31 05:37:18 | アクセサリー
 今回は80分の1、16番スケールのミニカーの話です。


 ネタは「チョロQシルエットのいすゞピアッツァ」

 ピアッツァはわたし自身は今でも大好きなクルマでして、40年くらい前に実車がデビューした折、バンダイの20分の1のプラモデルに即飛びつき、以後もダイヤペットのミニカーを入手しておりました。

 が、その一方でこのクルマ、トミカサイズのミニカーには恵まれない車で随分期待していたTLVや絶版名車でもついに出ず仕舞い。
 過去に辛うじてHOスケール、80分の1のチョロQシルエットでラインナップされていたと聞き、ここ数年来探していたモデルでした。

 実車のピアッツァはトヨタの初代ソアラとほぼ同時期のリリース。今でも名車と名高い117クーペの後継者という位置づけでした。

 ですが、このクルマで悲劇だったのは、この当時の一般ユーザーの目から見て未来的、先進的な流面形デザイン自体が嫌われてしまった事です。
 当時の某自動車誌の一般投票で、登場したその年にいきなり「嫌いなクルマの第一位を飾った」という事実がそれを物語ります。
 あの頃はソアラやセリカXXに象徴されるペキペキ直線形がデザイントレンドだった中、ピアッツァの評価については「まさにおまんじゅう感覚」というコメントが端的にそれを象徴していました。
 
 実際、流面形デザインが日本でもそこそこ認知されるようになったのはこの数年後、セリカやカリーナEDがヒットしてから以降の事です。
 デザインに関する限りはピアッツァは「悲劇の早熟児」だったと言わざるを得ません。

 一般的な「チョロQ」のイメージとは異なり実車準拠のプロポーションと造形がなされた「シルエット」シリーズの中でも今回入手したピアッツァの造形はピカイチです。
 プラ造形ゆえに実車の持つ「流面形でありながらシャープさも同時に感じさせる」イメージが巧みに再現されているのが嬉しい。
 この点はヘルパやヴィーキングのHOスケールミニカーに共通したメリットと言えます。

 ただ、個体差かもしれませんが真横から見たとき実車の持つ「前下がり」のイメージが希薄でやや不自然に後ろに沈み込んでいるのが惜しい。
 尤もチョロQの系譜を持つモデルだけに「プルバックで自走できる」と言うアドバンテージもあります(アドバンスになるのかな?w)



 あれから時が流れ、時代が二回りか三回りした今の目でピアッツァを見ても未来的なデザインは全く色褪せません。何だったら今新型として出しても通用しそうな流麗さすら感じます。
 ですから、背景にややクラシカルな街並みを置いても結構よく似合います。

 そんなクルマですから、鉄道車両と並べるなら500系新幹線とかユーロスター辺りがぴったりくるのではないでしょうか。

HO(OO)スケールの「トヨタソアラ」から

2023-08-16 05:36:42 | アクセサリー
 先日の秋葉行きで見つけたミニカーから。

 初代のトヨタソアラですが、なぜかミニカー屋さんではなく鉄道模型のショップ(ポ〇ンデッタ)で売られていました。

 このクルマが出た時期(1981年)は石油ショックと排ガス規制に端を発するGTカー冬の時代がようやく明け、贅沢クルマとしてのGTカーに再び注目が集まり始めたタイミングでした。
 この数年前にマツダが2代目コスモをリリース。ある本で「年収1千万を超える人が自分でハンドルを握って乗り回す」コンセプトのクルマでありながら実際にはそれよりはるかに収入の少ないクルマ好きに受け入れられGTカーの時代の再来を予感させ始めました。

 更にソアラの前年には日産がほぼ同じコンセプトの初代レパードをリリース。ぱっとしなかったものの、ホンダがプレリュードの初代をリリースしたのもほぼこの時期です。

 そんな萌芽を見据えてトヨタが満を持して最後に投入したのが初代のソアラでした。
 
 そのソアラがライバルに対するアドバンテージとして挙げたのが「誰にでもわかる高級感(成金趣味ともいう)」
 デザインは当時「誰もがイメージする高級ガイシャ」の代名詞だったメルセデスベンツのクーペに範をとり、イメージカラーはゴールドのツートンカラー。
 車内に乗り込めば未来派、先進をイメージさせる「デジタルインパネ」がお出迎え、当時のトヨタ車の中でも「サンルーフがもっとも似合うクルマ」でもありましたw

 メーカーの刻印がなくスケールは1/72の様ですが、これまでに見てきたトミカや絶版名車に比べると最も実車の印象に近いモデルと思います。

 特に前面の印象はあの頃のソアラそのものという感じなのですが、グリルを中心にカスレがみられるのが惜しまれます。
 ボディはプラの地色丸出しで質感の点でもダイカスト系には譲りますがボディ側面の造形はシャープに仕上がっています。
 (外国の鉄道模型用ミニカーや、日本でもKATOのミニカーはプラの成型色丸出しの造形の事が多いので鉄道模型のショップに並んでいたのかもしれません)

 さて、当時を知る者から言うなら、初代ソアラと聞いて連想する色はシャンパンゴールドのツートンカラーか今でもメジャーな塗色のホワイトパールで、ほかの色を見る頻度はそう高くはありません。
 今回のソアラは「目も覚めるような真っ赤」ですが、数は少ないながらも赤のソアラも時々見かけた記憶があります。

 スケールが1/72なのでそのままではHO(1/87)や16番(1/80)のモデルとは相性の良くないサイズですが、1/76のOOスケールとはぎりぎりで合致します。
 ですが今そのスケールの鉄道模型で手軽に入手できるというとKATOのスモールイングランドくらいしか無いのが残念です。

(英国型の機関車や客車であればOOスケールのモデルが時々店頭で見られることがあります)

 さて、狂的とすら言える人気を博したソアラの勢いはキープコンセプトのモデルチェンジだった2代目まで続きましたが、3代目で多分に北米市場を意識したデザインになった途端に一気に失速します。

 3代目ソアラのイメージと言えば「高級車」ではなく「高速の覆面パトカーの定番車種」の方が先に来てしまうくらいでw

 その頃になるとあれほど見かけていた初代、二代目のソアラもめっきり街角から姿を消していました。
 その意味ではこのソアラも「レイアウトで時代を語れるクルマのひとつ」と言えそうですね。

 余談ですが完全な16番スケール(1/80)のソアラのミニカーではタカラの「チョロQシルエット」から自走できるミニカーが出ていましたが、現在ではこちらの方は結構入手困難です。

OOスケール(に近い)日産シーマ

2023-08-09 05:27:18 | アクセサリー
 最近注目のアイテムの多いガチャのミニカーネタです。
 今回のアイテムはスタンドストーンズから出ていた日産の初代シーマ。

 スケールが72分の1とTLVよりも小ぶりで本来なら手を出さないアイテムなのですがギリギリでHOゲージのスケール〈強いて言えば1/76のOOスケール)に落とし込めそうだったので購入しました。

 平成の初め頃でしたか、私の職場に入職した新人さんが居まして、最初の頃は旧型のアルトに乗っていたのですがその翌年くらいにいきなり初代シーマの中古に乗り替えて周囲を驚かせた事があります。
 勢いでこういう事が出来たという辺り、如何にもバブル期の風景ではありました。

 当時TVのニュースまでもが「シーマ現象」と呼んだ初代シーマのバカ売れっぷりは今からは想像もできないレベルだったと思います。
 元々はY31セドリックの上級仕様として初の3ナンバー専用ボディを与えた「贅沢クルマ」だったのですが、いつの間にか冠のセドリック(グロリア)が取れ、単に「シーマ」で通用してしまいました。
 中身はと言うとV6の3リッターターボエンジンをピンに据えターゲットをクラウンではなくソアラを選びそうなユーザーに絞り込んだパーソナル性の高い4ドアHTでしたが、その狙いは図に当たり「犬も歩けばシーマに当たる」と言うくらいの勢いを得たものです。

 特にターボ仕様は高級4ドア車とは思えないほどの(見ようによっては下品にすら感じる)「どっかんターボ加速」だったそうですが、逆にそこに惚れ込んだユーザーも多かったとか。

 その意味では「ミニカーで時代が語れる」という点でHOのレイアウトには向いたアイテムでもあると言えます。

 さてこのモデルは一応ガチャで300円で買えるのですが「上級者向けの半完成品組み立てキットです」と販売機にまで明記されており買い手を怯えさせる事夥しい。
 組み立てとは言っても取り付けるのはヘッドライトとテールランプくらいなのですがパーツが小さい上に、ボディとの合いがなかなかピッタリ行かないのでピンセットとカッターは必須です。

 とはいえきちんと嵌れば、ライトの別パーツ化がなかなかいい雰囲気を出すのは確かで、その種の細かい工具を持っている事が多い鉄道模型のユーザーならばあまりまごつかずに組み立てられると思います。
(少なくともNゲージの機関車のナンバーやメーカーズプレートが取り付けられる方なら楽勝でしょう)

 ボディの色つやはいかにも高級車らしく値段を超えた質感があります。


 後、最近のガチャ系ミニカーにも共通しているのですが裏板のモールドがしっかりしているのでトミカよりも底面を眺めるのが楽しいという隠れたメリットもあります。

 さて、初代に関しては流行語になるくらいのバカ売れだったシーマですが、バブルの崩壊とそれに続くRVブームに乗りそこなった事、V8を搭載し、光り物を増やしてより高級志向になった2代目以降が当時のユーザーの嗜好からずれていた事などから一気に存在感を失う事になります。

HOスケールの「ヴェルファイア」ミニカー

2023-08-02 05:24:55 | アクセサリー
 先日行きつけのガチャで見つけたアイテムから。

 この間の記事の関連から話を始めますが、今年のグランシップトレインフェスタには各地からモジュールやらレイアウトやら、どうかするとラージスケールの車両まで運ぶために全国から何十台もの車が集結していました。

 これに関しては近いうちに考察をする予定ですが、この手のイベントの定番車種のハイエースをはじめセレナ、BOXYなどのミニバン系、シエンタやソリオのコンパクト系と様々な車種が居並び一種壮観でした。

 が、帰宅後写真を整理して気づいたのですが、世間では結構な人気車種で街中に出れば必ず見かけるクルマなのに今回の並びで見かけなかったものがあります。
 先日モデルチェンジしたトヨタのミニバンラインナップの旗艦、「アルファードとヴェルファイア」がそれです。

 最初は単に高級車だから見かけないのかと思ったのですが、よく見ると今回の並びにはBMWやメルセデスのワゴンといった高級外車やSUVも混じっているので、どうもそれだけではなさそうです。

 それでふと思ったのですが、アルファードやヴェルファイアなどの「オラオラ系ミニバン」は鉄道ファンに受けが悪い何かを持っているのではないかという気がします。
 そういえば現住地近辺のショップやレンタルレイアウトに集まる車を思い出してもアルファードが買えそうなお値段の外車を時折見かける(かつてのライバルだった日産エルグランドも見たことがあります)のに不思議とアルファードを見た覚えがありません。

 まあ、わたしの行動範囲が狭いので「たまたま見ていないだけ」という可能性も結構ありますが(大汗)
 (もし読者の方で「アルファード乗りの鉄道模型ファン」の方がおられましたら、どうかお気を悪くしないようにお願いします。今のわたしが乗っているのは小さいとはいえ「中途半端な成金顔のエスクァイア」なのでご勘弁を大汗)

 それはさておき、

 先日訪れたガチャの店で「1/87のHOスケールのミニカー」が売られているのを見つけました。
 それが件の「アルファード&ヴェルファイア」のミニカーだったのです(メーカーはトイズキャビン)

 自分がハンドルを握るかどうかは別として、レイアウトに使うHOスケールのミニカーとしてはいい着眼だと思います。
 何しろ現代の風景を何より雄弁に語るクルマのひとつですから。

 早速手持ちの300円をぶち込み、出てきたのは「黒のヴェルファイア」でした。アルファードの成金系に対しヴェルファイアのそれはやんちゃ系のフェイスで差別化していますが、ミニカーで見ても威圧感は半端なく感じられます。顔周りを中心に造形にラフさは感じますが全体のプロポーションは実車のイメージを捉えているとは思います。
 最近はカーコレ80も新作がありませんから、今回のアイテムの存在は貴重でしょう。

 ただしスケールが海外標準の1/87なので日本車ではKATOのフェアレディかFTOでないとサイズが合わないのが弱点(ヴィキングなどの外車なら問題ありません)1/80スケールのカーコレクラウンなんかと並べるとサイズ的に1ランク下のノアかステップワゴンに見えてしまう恐れはありますね(笑)

 もしこれがシリーズ化されて後続が出るならHOゲージのレイアウト派にはそこそこ朗報になるでしょう。