光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

エンドウのチ1000

2019-03-31 05:00:14 | 車両・16番
 今回紹介するのは今年最初の16番モデル。
 と言っても自慢できるほどではない昔のモデルの中古です。先日近場の中古ショップで見つけた貨車ですが。

 エンドウのチ1000がそれです。
 実はここの貨車はこれまでにも白いワム80000などを入線させていますが従来のブラス系貨車はKATO、あるいは当のエンドウのキットも含めたプラ製品に比べてモールドの甘さが目立ち(プレス一発で一部ディテールまで表現しなければならない金属製のハンデもありますが)店頭で見かけても最近はあえて手を出さない事も多かったものです。

 今回のチ1000は実質シャシに車輪がついたレベルの構造ですから上記のハンデはごく少ない上に、積荷の丸太に本物の木を使っているのでリアリティは満点。この質感の良さはエンドウでも1、2を争うと思います。
(同じ様な構造でありながらNのチ1タイプが、見るからにおもちゃくさいプラパーツの丸太を使って萎えさせているのとは対照的。少なくとも16番の矜持は感じますw)それらを銅線を捩ったワイヤーで括り付けているという、量産品でありながらどこか手作り感漂う作りに温かみすら感じます。

 何よりオムニバス編成を組ませた時のアクセントとしてかなりいい味を出す貨車だと思うので、運転が楽しみになるという人徳のある貨車ではないかとと思います。次回までにカプラーを変えておかないと(笑)

カーコレクションのジムニー・ハスラーなど

2019-03-30 05:58:14 | アクセサリー
 先月と今月の二回にわたり連続リリースとなったカーコレクションの新作から

 今回のラインナップは「今どきの軽自動車」
 スズキのハスラー、アルト、HONDAのN BOXの現行仕様と歴代で最長の販売期間となった先代のジムニーです。
 
 今回、特にジムニーの製品化はかねてから熱望してきたのでリリースは嬉しかったですし、ハスラーやN BOXは今どきの街角には不可欠なアイテムになっています。
 現行の軽規格に合わせたサイズとはいえ、軽自動車のモデルはどれも「小指の影に隠れそう」なくらい小さいですが、遠目で見ても車種が判別できてしまう位に個性が際立つ車種が選択されています。
 造形もサイズを考えるとまあまあよく出来ている方と思います。

 ただ、あえて苦言を言わせてもらうならこれに限らず「最近のカーコレは高い」事。
 4台2600円、1台辺り650円と言う値付けは、現行のトミカよりも高価なのです。
 4台セットだとTLVやTLV NEOの1台分より高くなります。

 以前のプリウスやコンフォートのタクシーの例からもわかる様に最近のカーコレは「レイアウトの時代の表現のためにも、とにかく数が欲しい車種」ばかりがやたら高価な値段で、しかもブラインドでないパッケージでリリースされるケースが多いですね。以前のブラインドパッケージの頃はたまに「普段見掛けない仕様」のモデルがあったりして余ったモデルを前に「これをどう使おうか」と悩んだものですが、今の現状ではそれとは逆な方向に流れている気がします。

 この辺りの事情についても考えさせられるところもあるのですが、それについてはいずれ考察してみたいと思います。

NewDays限定鉄コレから「ふたつのクハ205」

2019-03-28 05:55:17 | 車輌・電車
 鉄コレの埋蔵金編成から今回は先日リリースの103系山手線仕様から。

 前にも書いた事があるのですが、当レイアウトに在籍する車両にはウグイス色の山手線の電車はこれまで1両もありませんでした。
 上京のたびに必ず一度はお世話になっている電車なのですが自分が乗るのと趣味で模型を買うのはやはり感覚が違うのでしょう。

 尤も以前ジャンクの玉手箱を入手した時に結構な数の103系が入線した時、他はあったのに山手線のカラーだけなかったりしましたからユーザーの中には意識的にか無意識にか山手線の仕様を外して考える層は存在している様です。
 通勤電車としてはメジャー中のメジャーゆえに特にレイアウト派からは「自分のレイアウトに似合わない」と思われて敬遠されている様な気もします。
 (中央線や総武線だとそこそこ田舎っぽい所も走りますし京浜東北線も山手線よりは都会臭が薄い感じもします)

 前振りはそれ位にして、
 そんな訳で今回のNewDays鉄コレに入っていた205系が私にとって初めての「山手線の電車」という事になります。
 先頭車2両だけですが。

 こちらもばら買いに伴うダブリが出ていたひとつなのですが、写真撮影のために2両を出して並べてみたらなんだか様子がおかしい。
 今回の通常品は窓周りが103系に近い量産先行車と呼ばれる仕様で、後の量産車とは異なるそれなりにスペシャル感のあるモデルなのですが、もう1両がどう見ても「普通のクハ205」にしか見えない。

 まさかと思って調べてみたら今回のシークレットが205系の山手線仕様、通称ヤテ35編成の先頭車でした。
 改造による山手線用の6扉仕様の車両を投入する際に生じた、車両不足の穴埋めとして京浜東北線から投入されたいわば助っ人編成の先頭車です。
 実物は僅か3,4か月しか運用されなかったとの事でマニアには有名らしいですが、何も知らない一般ユーザーがこれを引き当ててもどこが珍しいのかわからないのではないかと。
 (ドアの窓が京浜東北線仕様の大窓である事と前面の番号の表示部が字幕になっているのが鑑別点・・・ってこれ位の差異は模型メーカーのエラー品ででも出てきそうですがw)

 今回の買い物では701系盛岡色を2両引きたいがために随分ダブリを出しました(しかもその時は目的が達せられず涙)がその中にシークレットがあったのは不幸中の幸いの様なものです。
 尤もこれだけあってもヤテ35編成にはならない(京浜東北線の中間車を都合して帯を貼り替えるのが一番手軽と思いますが)のが何ですが「なんちゃって」に徹するなら適当な205系編成の先頭に立てるだけでも雰囲気は変わるかもしれません。

「都市・町の建築」

2019-03-27 05:53:27 | 書籍
今回は建築関係の書籍から。

グラフィック社の「都市・町の建築」という一冊です。
この会社の本はこの趣味に入ってすぐくらいの時に「建築模型」というのを買った事があるのですがその時によく立ち読みしていたのがこの本でした。

その当時から都市型のレイアウトを志向していた私にとって、とても楽しめる内容だったので欲しかったのですが、当時貧乏すねかじりの学生の身分で買える金額でなかったので泣く泣く諦めた思い出があります。

ごく最近になってその事が妙に気になり探していたのですが、既に絶版で奥や古本屋でもついぞ見かける事がなく忘れかけていた一冊でした。先日ようやく出物を見つけ、しかも新刊当時の5分の1くらいの額だったのでようやく入手できた次第です。

(グラフィック社 瀬口哲夫著「都市・町の建築」124Pより画像引用)

建築関連の本とは言っても中身は実質タウンウォッチング本で1980年代の都市部で見かけた特徴的な建築や建築風俗を纏めたものです。
取り上げられている建物類は近代建築にとどまらず、あの当時まだ残っていた古い建物や、下町などに存在していたスラム的な構築物も扱われていて、都市ならではの雑多な雰囲気をイメージさせてくれるものです。

(グラフィック社 瀬口哲夫著「都市・町の建築」100Pより画像引用)


建物の増築パターンや改造の部分、今でも街を歩いていて今見かけるものも多いですし、普段漫然と歩いていると見落としてしまうところを丹念に拾い上げているところにこの本の真骨頂があります。
特にレイアウトなんかで再現される都市は実際に比べてどんなにレトロぶっていても妙に小綺麗になってしまいがちな部分というのがあるのですが小綺麗でない部分を敢えて取り上げる事で街の実在感が演出できるという意味で本書に触発される部分というのは確かにあります。

これらがそのままレイアウトの建物に作れるわけではありませんが、最近の様に改造のベースになる市販ストラクチャーが充実している今なら、ちょっとした加工や改造のヒントとして通用すると思います。
今回読み返して見て、本書に出ている幾つかのヒントを元に建物の改造やキットバッシュをやってみようかという衝動に駆られています。

 
(グラフィック社 瀬口哲夫著「都市・町の建築」78Pより画像引用)

 鉄道車両をモチーフにした建物なんかはすぐにも出来そうな気がしますし(笑)

鉄道模型の「模型」と「オモチャ」で思うこと

2019-03-26 22:35:58 | 思いつくままに・考察
 今回は酔っ払いのたわごと的な考察で行きたいと思います。

 鉄道模型の場合、他の模型以上に「模型」と「オモチャ」の違いが強調されるきらいがあるのは専門誌や入門書を読んでいたり、あるいはネットでの論争などを見ていても感じます。
 (大概の場合は「鉄道模型はオモチャではない」という文脈で語られるなかで特定のフォーマットを貶したり持ち上げたりする際の方便に使われている事が殆どですが)
 ですがこの問題について考えてみると「鉄道模型」そのものが他のジャンルのモデルと異なる特徴、すなわち特殊性とも密接にかかわっているのではないかと思えます。

 今回のはなしはかなり独断と偏見の入り混じった内容ですが、いつもの「酔っ払いのたわごと」と思ってご勘弁をば。
 (正直、酔っています汗)

 まず、模型と玩具を分ける一線とは何でしょうか。これを考えてみたいと思います。
 この定義は人によって色々あると思いますが、私なりにごく大雑把な分け方ですが、

 「飾る事を主な目的としてその外観をプロトタイプに忠実になぞっているもの」を模型
 「動かしたり触れる事によってプロセスを楽しむ物」をオモチャ

 と分けるのも一つの考えではないかと思います。
 この定義は大雑把に考える限りにおいては比較的妥当なものではないかと思います。
 
 実際、ブリタニカ等の百科事典で「模型」を検索すると博物館の展示品等を中心に書かれている物が多く「趣味の対象としての模型」はあまり触れられていません。

 さて他のジャンル、例えば車の場合だとディスプレイ主体のミニカーやプラモデルとRCカーやスロットレーシングなどの走らせて楽しむモデルが同じ土俵で語られるという事は殆どありませんし、或いは飛行機模型のソリッドモデルと飛ばすためのRCプレーン、飾るためのフィギュアと抱きしめて楽しむドールについても同様です。

 そして、不思議な事に専門誌などを俯瞰しても鉄道模型の場合「ディスプレイ専用のモデル」がメインに来る事は殆どないのです。
 いつの間にか世界に冠たるプラモデル大国となったらしい日本でも鉄道車両のディスプレイ用のプラモデルは常に傍流扱いである一方で、鉄道模型の場合はブラス製のこれでもかとばかりにディテーリングに凝った細密モデルでも「必ずモータとギアが装備されレールに電気さえ流せば走行が可能なもの」が殆どです。

 まずこの点が鉄道模型の特殊性のひとつではないかと思えます。

 走らせるうえでの機能を無視してまで外見の細密度や素材の優劣を語るのなら思い切ってモータもギアも付いていないディスプレイモデルだけをやっていれば良さそうなものですが不思議とそういう方向に行かないのです。
 同じ論法でそこまで走りに拘るならば鉄道模型でなくともプラレールを走らせても良い訳ですが大勢は不思議とそっちの方へも行かない。

 そこまで考えて思ったのですが、鉄道模型と言うジャンル自体が「模型」と「オモチャ」の折衷的な性格を元々持っている鵺、又は両生類的な存在であると言えるのではないでしょうか。
 つまりは鉄道模型の場合は同じモデルが「模型」と「オモチャ」の性格を同時に持っているとも言えます。

 その目で見た場合、いわゆる「ガニマタ問題」やNやZで最近語られる「車輪の厚さやフランジのでかさ」の問題などは「模型とオモチャ」の両方の特性を持つ鉄道模型ならではの問題と言う事が言えそうです。
 (もっと古くから言うならOゲージの「3線の線路」もかなりの違和感があった筈ですし)

 これは模型と玩具の両面を持つ鉄道模型の特性が無意識にファンの中で認識されているからではないかとも思えるのです。


 ですが飛行機模型を趣味としている人でも飛ばして遊ぶRCプレーンをやっている人の家に細密な展示用ソリッドモデルがあっても別に不自然ではありませんし、飛ばす楽しみと飾る楽しみがゾーニングされつつも同居しながら趣味として成立している事が多い気がします。
 その辺りの割り切りがはっきりしているのが他の模型の世界であり、鉄道模型でよく見られるファインスケール論争やガニマタ論争に類する論議などとは無縁な理由のひとつではないかと思います。 

 鉄道模型のファンで「走らせる為にプラレール、それとは別に飾るための50分の1の精密プラモデル」しかやっていないケースはあまり聞かないですが強いて言うなら「飾るためのHO(16番)、走らせる為のN」というのがそれに近い気もします。
 それでもHO(16番)には決まってモータとギアが装備されているのですが。

 ただ、ここで誤解しないでいただきたいのは「あいまいで鵺みたいな性格だから鉄道模型が他のジャンルより劣っている」訳では決してないという点です。 

鉄道模型の場合、その性格のあいまいさゆえにファンやマニアの間で少なからぬ混乱と弊害が生じているのも確かですし、「鉄道模型はオモチャではない」という論旨と同じ位「鉄道模型なんか模型ではない」と言う論にも説得力がある遠因にもなっている気がします。後者の場合は「鉄道模型=幼稚」と切り捨てる傾向にそれが出ているとも言えます。

 ですが私自身の場合、「模型にもオモチャにもなれる」そのあいまいさこそが鉄道模型の重要な魅力のひとつではないかと思っています。

 もしもHO(16番)やNゲージのモデルが全て走る事の出来ない展示モデルの工作ばかりだったら私はこの趣味に入らなかったでしょうし、そのシステム性の高さに魅力を感じ驚嘆していてもプラレールをやろうとは思わなかったと思います。
 プラレールよりも実物に近いプロポーションを持ち、そこそこのディテーリングの施された車両をプラレール並みにシステマティックな運転・走行システムで走らせる事ができる。
 これは鉄道模型がオモチャでも模型でもない、鵺的な性格だからこそ可能なものだと思います。

 と同時にオモチャをも模型をも超える可能性を当初から持っていたフォーマットであることの証左でもあります。

 どんなに精密なRCカーであってもNや16番並みのディテーリングのものはありません。
 あったとしても実際の走行の繰り返しに耐えられずすぐダメになってしまうでしょう。
 逆に実物とみまごうほどの精密なソリッドモデルの飛行機であってもそれ自体を実際に空を飛ばす事は出来ません。
 でも鉄道模型ならそれができる。

 もっと言うならレイアウトひとつとってもその中に「玩具箱」の楽しさと「ジオラマ」のリアリティを並立させうる強みがありますし、その過程で単に鉄道に留まらない、より大きな世界の表現も可能な趣味でもあるとも言えます。

 とはいえ、それを十分に楽しむには非常に高度なバランス感覚が必要なのも確かです。
 オモチャにも模型にも淫する事のない感覚を保ち続けて初めて100%堪能できるのが鉄道模型であり、それが実現できる人にのみ「鉄道模型は大人(あるいは紳士)の趣味である」と言う資格があるのではないかと思います。

 とはいえここまでの論旨自体は非常に穴だらけなものである事も事実です。
 この点については今後もう少し突っ込んで考察してみたいと思います。

GMの公団アパート(新)

2019-03-26 05:50:44 | ストラクチャー
 正月の秋葉行の最大の収穫と言えるのはGMの公団住宅の中古が入手できた事です。

 この種のアパートは以前ならGMにキットの3階建ての物とかアオシマの5階建てキットなどは出ていますが、GMの完成品仕様は最近はなかなか見なくなっていたので少し焦っていたところでした。
 (実はこのアパートもモジュール改修の肝のひとつだったりします)

 階段のある側の造形はアオシマと異なりベランダを廃した、アパートとしてはかなりポピュラーなデザインです。
 (と言うか、アオシマの様なタイプの方が珍しい)
 そのせいかこの側から見ると実に味も素っ気もないデザインといえます。

 屋根上もアオシマのが完全な平面であるのに対し今回のGMのは微妙に傾斜のついた屋根になっていてこれも特徴となっています。
 (そういえばこのタイプのアパートのモデルで「屋上に上がれる階段のあるモデル」はまだ出ていませんね)

 ですがアパートとしてはこれが最も見慣れた仕様なので利用範囲は広いと言えます。
 ネックがあるとすればリアリティ重視で図体がNのストラクチャーとしては大きすぎるきらいがある事ですが、実際、これ位の図体でないとリアリティに欠ける事も確かです。
 (それとアオシマの様に遊具やごみ袋、ベランダ用の干した布団と言った情景演出用のアクセサリーが殆どないのも弱点と言えば言えます)

 これが手に入った事でかねて進めていたモジュールの改修計画に必要な役者がそろってきました。
 あとはこれをどう料理するか(できるか)ですが。

「どきどきリニア館」のレイアウトから

2019-03-24 05:41:59 | 旅行・探訪・イベントなど

  先日所用の折、近くにあった「リニア見学センター」を覗いてきました。
 現住地には割合近い所にある施設でしたが、掛け違ってこれまで尋ねる機会がなかったのですが、ようやく機会が作れたのは勿怪の幸いです(笑)

 もちろんお目当てはリニアですが休日と言うだけあって本物の疾走シーンが見られるわけがなく、大概が模型での拝観という事になります。




 モデルの方は歴代の実験車両の展示でしたが、大阪万博の日本館で走っていたリニア列車のモデルがあれば尚よかった気もします。
 (私にとってのリニアの原体験と言うかイメージの大半はガイドブックで見た「万博の模型」から来ていますしw)




 個人的に拾いものと思ったのが16番のレイアウトのパノラマです。
 山梨の県全体をモチーフにそこを走る列車などを絡めたものですが線路配置はシンプルながら緩曲線の使い方がよく、意外に見飽きません。
 並進する道路ではトラックが1台だけとはいえ、いちおう「自動車も走っています」

 街並みなどはNゲージのストラクチャーがそのまま使われているところもありますが県内で象徴的と思われる建物はフルスクラッチで網羅されている様子です。もちろんNと16番ではスケールが違うのでかなりちぐはぐ感を感じる筈なのですが、実際に眺めてみると意外と違和感を感じません。
 運転用のレイアウトと言うよりも展示用のジオラマに近いノリなのですが、地形の設定にかなりスケール感があるのと見せるべき建物に視線を集中させるために「その他大勢」の建物にあえてNスケールの市販品を使うというディフォルメ効果のセンスが良いからなのではないかと思います。
 又道路との並走部分を中心にシーナリィに強遠近法を使った所も見られ、これも効果を上げている様に見えます。
 又、背景画の富士山は画ではなくプロジェクションで投影されたものの様で、時間の経過に合わせて映像の色調を変えているらしいです。

 因みに今回レイアウト上を走っていたのはJR東海ではなく近くを通る富士急行の電車でした(笑)

「Nゲージモデルで知る貨車読本」

2019-03-23 05:40:22 | 書籍
 今回は先日入手した新刊本から。

「Nゲージモデルで知る貨車読本」(高橋 政士著 イカロス出版)から

 実車の写真図鑑とかイラストによる車両図鑑と言うのはこれまでに星の数ほど出ていますが、実車の解説にNゲージのモデルを使うというのは纏まった形としてはこれまである様でなかったものと思います。
 しかも題材が「貨車」
 機関車でも電車でもない貨車だけの本というのも一般向けとしてはあまりなかったものと言えます。

 Nゲージが登場して50年以上が経ち、貨車だけで一冊本が書けるくらいにラインナップが充実してきたという事でもあるのでしょう。
 尤も、これは省スペース故に長編成がしやすかったために長大な貨車の編成が手軽に楽しめるというNの特徴もあると思います。
 かつて16番の主要モデルを網羅した「工作ガイドブック」などを読み返してみると機関車や電車はそれぞれ20ページ以上のボリュームだったのに貨車はたったの4ページ。

 種類こそ多かったですが、機関車に比べると添え物的な扱いでした。おそらくこれは「機関車のスター化、アイドル化」がメインだったSLブームの時のファンの大半が牽引する貨車にそれほど興味を向けていなかった反映と思えます。
 (貨車マニアが居なかった訳ではないにしても基本的に傍流扱いでした)

 本書に話を戻すとJTBキャンブックスとほぼ同じサイズと厚みでありながら取り上げられている貨車は110種類以上。
 1形式2ページ前後の割り振りでも結構なボリュームです。
 しかもこれだけ載せていてもまだモデル化されていないメジャー形式があったりするそうなのでこの世界つくづく奥が深いと思います。

 (因みに本書で未製品化扱いだった貨車の一部は最近になって甲府モデルのペーパーキットでリリースされています)

 不満点を挙げるならこれだけ模型の貨車を網羅しているのに、どこのメーカー品なのかが一切書かれていない点。
 これを買うユーザーの何割かは本書を参考に模型で貨物編成をやろうと思うような人だと思うので、製品リストでもつけてくれれば有難かったと思えます。
 (折込別紙で追加するなら今からでもできる様な気もしますのでご一考願いたいところです)

NewDaysオリジナル鉄道コレクションから「仙石線の105系」

2019-03-21 05:34:40 | 車輌・電車
 鉄コレの埋蔵金編成から今回は先日リリースの105系仙石線仕様から。

 105系の中でも仙石線の仕様はかつてマイクロから、後に鉄コレのオープンパッケージでもリリースされています。
 元々が2連4両しか存在しない仕様だったそうでマイクロの4連セットさえあれば「実物と同じ数が揃う」事になります(笑)

 ただ、鉄コレの仕様は登場時のトリコロールカラーのもので、後に先頭部に白線を入れたスカイブルーという普通に103系に見える車体色に変更されています。
 今回のNewDays仕様はこの変更後のカラーリングの物です。

 仙石線の105系は元々103系4両だったのを1M化し2両で運用できるようにした仕様です。
 細かい差異を言えばきりがないのですが形だけなら今回の105系を2両入手し、どちらかにパンタグラフを載せればそれっぽい2連が組めると思います。

 実は今回の買い物で2,3種類ダブりが出ているのですがそのひとつがこの105系でした。
 動力の都合が付けば2連化をやってみようかと思います。

 ところで実車の105系ですが仙石線での運用から外れた後はJR東日本八王子支社と横浜支社で訓練車に改造され21世紀初頭まで活躍していたのだそうです。

 今回のNewDaysの鉄コレのパッケージには「第1弾」とありましたが、もしも第二弾以降があるとすれば通常品かシークレットで訓練車仕様が出るのではないかと勝手に推測しています。
 まあ、でなくても今回のモデルを種に塗り替える事は可能とは思いますが。

トレーラーコレクション第9弾の悲劇(涙)

2019-03-20 05:32:00 | アクセサリー
 先月初めに出たアイテムで何を今更感のあるモデルですがご勘弁を。

 ジオコレのトレーラーコレクション第9弾です。
 レイアウトやモジュールを作っていて思うのですが、ジオコレのアイテムの中でもトレーラーコレクションはなかなか使いづらいアイテムのひとつであります。
 一般的なレイアウトのサイズを考えると道路関連に余りスペースが割けない事が多いのですが、他の車ならまだどうにかなるとしても大型コンテナを搭載したトレーラーをレイアウトの路上に何台も配置できるという訳ではなくもてあます事が多いのです。

 そんな事もあって第9弾まで出ていながらトレーラーコレクションを買い揃えるという事はなかなかありませんでした。
今回これに手を出したのは「キャリアカーが欲しかったから」に尽きます。

 このシリーズはブラインドパッケージで10台でひと箱と言う組み合わせです。
 今回はその10台中、4台までがキャリアカー。

 つまりバラ買いしても5分の2と言う確率でキャリアカーを引き当てられる訳です。
 上述の様に様があるのはキャリアカーだけでしたから2,3回くらいで引き当てられるだろうという目論みです。

 そんな訳で勇躍行きつけのショップにでかけ、入荷したばかりのブラインドボックスに手を出しました。
 一回目、ハズレ
 二回目、ハズレ、3回目もハズレ

 ・・・4回目辺りで暗雲が漂い始めます。

 結果、
 同じ箱からアトランダムに引いたのにも拘らず「6回引いてもキャリアカーが出ない」と言う現実!
 残り4箱の中には確実にキャリアカーが入っている訳ですが、ここまではずすとほとんど自棄になります。

 結局残りも全部引いたので、箱買いしたのと同じ事になってしまいました。

 因みに(わたし的に)ハズレだった中には下手なフルトレーラー並みに長い「ポールトレーラー」が2台もあったりします。
 私が作った中でこれが使えるレイアウトは殆どありません。

 とはいえ、モデル自体の出来が悪いという事はなく、好きな人には満足度の高いラインナップだったのは間違いありません。

メルクリンミニクラブの「大物車」

2019-03-19 05:28:16 | 車両・Zゲージ
 天賞堂エバーグリーンの閉店は私にとって結構な痛手、しかも本店の方は銀座3丁目に移転するのにこちらは「営業終了」だそうなので残念感もひとしおです。
 今回の来店が私にとっては最後のエバグリ。
 何か記念になりそうなアイテムでもあればと思ったのですが流石にこの時期はめぼしい物は大概先客が抑えてしまった様でどの棚も隙間が多く寂寥感を感じさせました。

 それでもどうにか見つけ出したのが
 「メルクリンミニクラブの大物車」
 このモデル、私が初めてZゲージの存在を知った「工作ガイドブック75年度版」にも掲載されておりモデルとしても相当に初期のものです。
 実際パッケージのくたびれ具合も半端なく、プラケースに一部ヒビが入っていたりして(笑)

 実車は台車が14軸の堂々たる物の様で日本で言えばシキ800クラスに相当するでしょうか。砲塔部をスクラッチすれば列車砲も作れそうです(笑)
 しかもこの状態で「Nゲージの20M級車よりも長い」のですから。
 ですが模型として見るとそこは割り切りのメルクリン、実車は14軸でもモデルは10軸を省略した4軸仕様と言うのに驚かされます。

 一方で片側2軸の長さが通常の二軸に合わせた様なホイールベースになっている事、大物車独特の屈曲構造をきちんと再現している事から急カーブのクリアは容易なようです。
 Zゲージとはいえ「迫力の曲がりっぷり」の再現はこのモデルの肝と思いますがその辺の抜かりはなさそうです。

 実を言いますとこのモデル、都内の中古ショップでは意外に出物があるモデルで私自身何度か手に取った事もあるのですが、上記の独特な構造に玩具っぽさを感じていたのとにも拘らず意外に高価だった事もあってこれまでなかなか手を出せなかったモデルでした。
 今回は閉店セールで表示の4割引。これで1000円ちょっとになった事もあって飛びつきました(今回の買い物は本当にこんなのばっかりですw)
 おそらくこのモデルの活躍は運転会でのZゲージだと思いますが、これを眺める度エバグリの思い出が胸をよぎる事は間違いありません。

天賞堂とソニックシティと砂津の600

2019-03-17 05:00:52 | 車両・路面電車
 先日の天賞堂の閉店セールでの戦利品のひとつにトラムウェイの路面電車用動力ユニット(B)があります。
 定価4700円のところ70%引きという事で1ユニット1400円ちょっと。二つ買っても正札1個より安いというのに惹かれました。

 あまり書きたくはないのですが、WEBなんかの情報ではここの動力は当たり外れが大きいというのが定評になっていて、試走の際にも多少震えの見られるものがあったのですが、私が使う分にはどうにか許容範囲内と判断して店頭に残っていた二個を買ってしまいました。

 何故二個なのか。

 一つについては以前紹介した山梨交通のボロ電のユニットへの転用を、また今回同時購入した鉄コレに使えるかと言うのもあります。
 そしてもうひとつについては昨年暮れのソニックシティで入手していたキットに使えるかと言う目論みがありました。

 それが西鉄軌道線の砂津の600型です。

 これは暮れのソニックシティのイベントの折に、車体だけのキットについ飛びついてしまったと言う曰くがあります。
 説明書では鉄コレの路面電車用動力ユニットの仕様が推奨されていたのですが、トラムウェイのユニットが元々マスターピース製都電7500キットの動力に推奨されていた物なので寸法が同じか近接している可能性が高いと判断したものです。

 このキット、動車組・すずめ模型・甲府モデルのコラボ企画品という事でそれぞれが3Dプリンタによる車体、ペーパー製の屋根板、排障器とパンタ架台とそれぞれの得意分野ごとにパーツを組み合わせた点がユニークと思います。
 何というか組み立て前のパーツを見ていてもワクワクさせる何かを感じました(笑)

 ですが入手はしたものの当初は動力ユニットの当てが付かなかった事、実車の塗り分けが結構複雑なのでオリジナル塗装にしようか迷っていた事などから丸二月塩漬けになっていました。

 今回のトラムウェイのユニットを試しに仮合わせしたところではユニットの方が微妙に長い事が判明しましたが、その差がわずかなのでユニットの方を若干切削すればどうにか行けそうな気もします。
 ただ、台車枠が実車と異なる可能性が高い事、床下機器を付けるスペースが無く、ペーパークラフトで貼り付ける位しか当てがない事が問題ですがここは妥協せざるを得ません。

 更に今回の動力ユニットは「ヘッドライト、テールライトそれどころか行先表示幕までもがLEDによる点灯式」
 これを生かそうと思ったら少なくとも行先表示幕の開穴は必至でしょう(大汗)

 私にそこまでできるのか現時点では未知数ですがキットの説明書によると製作にはパンタグラフやクーラー、ベンチレーターと並んで「最後まで成し遂げる気力と体力」とありますので(笑)ここは一番腰を据えて焦らずに取り掛かろうかと思います。

「Nゲージプラス」を読んで感じたこと

2019-03-16 05:58:23 | 書籍
 先日入手した古本から
 
 イカロス出版の「Nゲージ+02 飾る・つくる・走らせる」
 実は最近まで本書の存在を知らなかったのですが近所のブック●フに並んでいるのを見つけて手に入れたものです。

 一応本書は体裁上はNゲージ入門書のジャンルに入る一冊ではないかと思いますが、その趣は従来私が読んできた入門書とは一線を画したものだと思います。
 それを一言で言うなら「コレクションとしてのNゲージ(鉄道模型)」の主流化。

 最近、ツイッターのコメントなんかで「テツドウモケイの玩具化」と言うキーワードで最近のこの趣味の変化が語られているのを見る機会があり興味深く拝見したばかりでした。
 Oゲージや16番の時代までは従来、鉄道模型ファンと言えばほぼ8割がたかそれ以上が「工作ファン」の事を指していたと思います。
 それは当時の専門誌の記事の配分や入門書などの構成を見ても明らかですが、鉄道模型のコレクターと言うのは余程のお金持ちか相当のマニアかのどちらかである事が多く、ファン全体の中では少数派だったと思います。
 (但し業界への金銭的貢献度は工作派のそれに反比例して高かったとは思いますが)

 その風向きが変わってきたのはプラ量産品としてのNゲージの登場と台頭が大きく影響していると思います。
 そのNにしても当初はレイアウトの工作に比重が置かれ、コレクションを語れるほどにはラインナップがなかったという事情もありました。

 恐らくですが「コレクションとしてのNゲージ」が意識され始めたのはKATO(当時の「関水金属」)が153系のリリースに合わせてある程度の編成が収まる規格型のブックケースを出した辺りからではないかと思います。
 それまでばら買いして好みの編成を作ると言う買われ方だったNゲージがこれをきっかけに「ある程度の編成物をブックケースごと買う」と言うベクトルに変わった事でコレクションの重要な要素のひとつである「整理がしやすい」条件を満たしたこと、プラ量産品ゆえの安価さも手伝って鉄道模型のコレクションが非常に手軽になってきた事がこの変化の背景にあったと考えています。

 ですから上記のツイッターのやり取りにあった「テツドウモケイの玩具化」というのはむしろ「テツドウモケイのコレクターズアイテム化」と言い換えた方がより適切ではないかと。
 (玩具だったらある程度遊び倒せる位の耐久性や簡素化が必須ですが、今のNゲージはその条件を満たしているでしょうか?)

 その変化を入門書と言う形で端的に示したのが本書ではないかと思います。
 「同一形式のメーカー毎に異なるディテールの徹底比較」「編成を組むときのつなぎ方を極める」「移ろいゆく国鉄車両モデルコレクション」「コレクションを生かすNゲージ車両活用術」「形式別蒸気機関車モデルカタログ」etc。
 本書で特集されているこれらの項目は従来の工作派の入門書には殆どなかったか、あるいは無視されてきた部分だと思います。
 工作や走行の項目もあるにはありますが付属パーツでディテールアップ、走行系のメンテナンスなどコレクションのそれに比べると明らかに従の印象があります。

 少なくとも本書のメインユーザーにはフルスクラッチの自作とか、ハンダ付けを駆使したブラスモデル工作と言うのは殆ど眼中にないでしょう。
 これが良い事かどうかは私個人レベルで判断できかねる部分なのですが、こうした本が同業他誌に比べるとはるかに一般書店で手に入りやすいという事実もまた確かです。

 ファンのすそ野が広がっている事は実感するものの、従来の工作派にとってこれはあまり面白くない事かもしれません。
 その辺りの事についてはいずれ項を改めて考察してみたいと思います。
 (本文の写真は本題とは関係ありません)

今月の珍車・マイクロのキヤ92-1

2019-03-14 05:56:34 | 車両・気動車
 天賞堂、エバーグリーンの閉店セールでは結構な戦利品があった上に出費も抑えられたのでこれだけでも十二分だったのですが、帰途に別な中古ショップで思いがけない出物を見て飛びついてしまうのはどうした事か。
 モデルとしては昨年の物ですが変態度は異様に高いゲテモノモデルではあります。

 昨年のJAMでイベント限定品として発売されたマイクロエースの「キヤ92-1」
 電気検測車なのでパンタグラフが載っているのは当然としてもそれが三つも車端に集まっているというルックスから言って相当に異様です。
 しかもこの車両、ベースがキハ07という戦前のガソリンカー上がりの気動車(ですから当然の様にパンタグラフは集電に使っていない訳です)
 カラーリングも目がちかちかするくらいの赤に黄色い帯のコントラストが眩しい!

 とどめにパンタ周辺部だけ低屋根化したうえに検測ドームを反対側に据えたユニーク極まりない屋根上構造。

 全くどれをとっても個性の塊と言うか変態度全開といった趣。
 ここ二年ほどの間にマイクロやTOMIXの検測車や事業用車が次々に入線していますがそれらの中でも極北レベルなのは間違いありません。

 イベントでどれだけのユーザーがこれに飛びついたのかは定かではありませんが、実物を店頭で見かけると思わず手に取ってみたくなる華やかさ(?)は間違いなくあります。

 一応限定品なので定価より高価ではあったのですが、試しに某オクでの落札相場をチェックしてみた範囲では相場よりも安価である事が解ったので決断しました。
 と言いますか天賞堂の買い物でかなり浮いたはずのコストがこの1両で帳消しです(爆)

 マイクロでは過去にキハ07を製品化しているのでそのバリエーションでもあるキヤ92のモデル化はお手の物だったと思います。
 ただ、それだけに当時のキハ07そのままに「巨大な動力ユニットは盛大にはみ出して一塊感丸出しの床下表現」なのは人によっては気になるポイントと思います。

 走行性も概ねマイクロらしい可もなく不可もなしのレベル。Easti-Dやキヤ97の様に屋根上のサーチライトが光ると言ったギミックは今回のモデルにはありません。
 また、原則単行での運用を想定してかカプラーは両端ともダミー(交換用アーノルドはついています)
 まあ、これが編成の先頭に立つなんて仮に実例があったとしてもぞっとしませんからこれはこれで良かったかなと。

「駅でテツドウモケイを買うはなし・2」

2019-03-13 05:54:11 | 思いつくままに・考察
 以前「テツドウモケイを駅で買う話」と言うのを書いた事があります。

 その時は私の念頭にあったのは新宿とか秋葉原の様な都会のターミナル駅の中の専門店、あるいは事業者限定品と称して私鉄の駅のきっぶ売り場とか売店で売られているモデルでした。
 いずれにしろそういう買い物ができる所と言うと私の故郷とか現住地の様な「殺人的通勤ラッシュとか通勤電車主体の私鉄とかに縁のない田舎の駅」は念頭になかった訳です。

 ですが今回の鉄道コレクションNewDaysのオリジナルモデルの販売はそんな私の常識を木端微塵に打ち砕いてくれました(もちろん褒め言葉です)

 私が買いに行った先は現住地のターミナル駅とはいえ、最盛期の午後6時台ですら停まる列車の本数が線路一本辺り平均して特急列車込みで15分~20分スパンの運行密度で乗降客数もそれに見合う程度です(それは故郷の盛岡にしても似た様なものです)
 具体的に言うならそんな一日で一番列車が集まる通勤ラッシュ最盛期の筈の時間帯にホームの待合室に入っても「私以外誰も居ない」ガラガラ状態と言うくらいのところです。(ですから平日昼間だと更にガラガラになる)

 そんな駅のホーム上にある売店で「おやつのパンと缶コーヒーでも買うような手軽さで鉄道模型が売られている(まあ、金額的に缶コーヒー並みとはいきませんが)」という事。以前ならこんな事は想像すらできませんでした。
 しかも大概のNewDays KIOSKで売られているという事は、JR東日本の管内であれば同じ事が例えば「沼宮内駅の新幹線コンコース」とか「遠野駅のキオスク」とかのこれまで鉄道模型と縁のなかった様なローカルな場所でも起きている事になります(確かめていないですが汗)

 これがカルチャーショックでなくて何なのか!

 そんな訳で本当の意味で「駅で鉄道模型を買える楽しさ」を実感させる買い物ができた事、それが今回の収穫のひとつだったりします。

 鉄コレの今回のラインナップを見ると、首都圏は勿論ですが、長野、新潟、仙台、盛岡とそこそこローカルな車両にも意を配ったラインナップになっています。
 ですから運が良ければ(ブラインドパッケージなので)旅先のご当地車両とか地元のゆかりの車両をその場で買えるかもしれません。

 ある意味「テツドウモケイと旅情とご当地感覚の合体」とも言えるのが今回の製品と言えるかも(笑)
 

 そんな事を考えながら前述した「誰もいないホーム上の待合室で対向番線のホームの灯りを借景にしてホーム上のNewDaysで買ったばかりの鉄コレの写真を撮る」なんて贅沢をやらせて頂きました。
 こんな真似は通勤客でごった返すような都会のホームではまずできないという意味で「田舎者の特権」のひとつであります。

 ですが今回は鉄道模型の買い方としては、これまでで最もインパクトのある体験のひとつだったのも確かです。