Local Boys (ローカル・ボーイズ) 2002 年 アメリカ作品
監督 ロン・モーラー
主演 エリック・クリスチャン・オルセン ジェレミー・サンプター マーク・ハーモン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
サーファーの兄ランディやその仲間といつも海岸に遊びに来ていた11歳のスキートは、いつか自分も兄達のように波に乗りたいと思っていた。
そして、誕生日にサーフボードを買ってもらったスキートは早速海へ。しかし、ボードが大きすぎた為になかなか波に乗れない。そんな時、ジム・ウェズリーと名乗るサーファーが彼にアドバイスしてくれた。もし、明日も同じ場所に来るなら砂浜にボードを埋めて置いた方がいいと。
そして、次の日。埋めたボードを掘り起こしてみると彼にピッタリのボードが出てきたのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
サーファーの青春映画のようだけれども、物語の軸は家族の絆を問う作品だったように思える。
父親が数年前に亡くなり、今はなんとなく父親代わりをしている兄とまだ幼い弟のもとに、突然現れた父親のような存在を放つ男。互いが互いを求め合うように近づくが、近づき過ぎた事に気がついて・・・という感じの物語。
ハーモンは、伝説的なサーファーで、現在は車の修理工場をしているジム・ウェズリー。
ロマンスグレーの髪型に髭面。Tシャツに短パン姿の中年男性。
どうみても容姿はギブスの夏の休暇風。(爆)
役柄も近い感じだったかな?
年代的にまだ、NCISが始まる前だからその原形って感じかもしれない。
始めはスキートのサーファー仲間という感じから、少しずつ、少しずつ、家族に近づいていく。それがなんとなくよい雰囲気なのだ。
そして、ふっと近づき過ぎた事に、戸惑いを感じて、ある理由から今度は彼が家族から離れようとする。
そんなちょっと複雑な中年男性の心情を上手くハーモンは演じている。
色男ぶりは健在だったけど、そんなにいやらしい感じはなかったなあ。むしろさわやかな感じ。
スキート役のジェレミー・サンプターが可愛かった。
彼は後に「ピーターパン」を演じたらしい。ちょっとどんな感じか見たくなったが。
(「ER」にも出演していたそうだ。それはわからんなあ~)
サーフィン映画だとどうしてもスウェイジの「ハート・ブルー」を思い出してしまう。それに海岸が同じ所に見えるのはichだけか?
わざわざ波を求めてメキシコに行く心情がちょいと分からないが、波を独占したいという心情はなんとなく分かる気がした。
でも、やっぱり泳げないから海は見るだけで十分だなあと思ったのだった。(爆)