Wanted 2008年 アメリカ作品
監督 ティムール・ベクマンベトフ
出演 ジェームズ・マカヴォイ アンジェリーナ・ジョリー モーガン・フリーマン トーマス・クレッチマン クリス・プラット
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1000年前より、機織り職人達が、秘密の暗殺組織を作り、世の中の悪党を裁いていた。フラタニティーと呼ばれるその暗殺集団は、現在、裏切り者が現れた為に、過激な内部闘争になっていた。
一方、ごくごく普通の青年、ウェスリー・ギブソンは、さえない毎日を過ごす日々。
そんなある日の事。パニック障害の薬を買いに行ったウェスリーは、突然見知らぬ女性に声をかけられ、その直後に銃を持った男性に襲われる。彼女に助けられ、逃げる事が出来たウェスリー。そして、暗殺組織の本部へ連れてこられ、ある事実を告げられるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
偶然にも本日お誕生日を迎えるジェームズ・マカヴォイ。
ここ数日、彼に興味を抱き彼の出演作品を見出したので、今週は彼を紹介しようと思う。
珍しくメジャーなそれも旬な俳優を取り上げるのは珍しい事かも?
(いや、初めてだと思うのだが)
この映画が劇場公開されていた昨年の秋。
本当は映画館まで見に行こうかと思っていたのだ。
だが、何しろアンジーがネックで断念。本来の目的はもちトーマス・クレッチマンだったのだけど、外国人俳優の扱いがパターンのアメリカ映画だと思っていたので、そんなに出番がないだろうと諦めたのだった。
では、まず、
そのクレッチマンはといいますと。暗殺集団の裏切り者とされた腕利き暗殺者クロスだった。
あらすじに書いた、銃をもった男性とは彼の事。
オープニングからの登場で、嬉しかったのなんのって。
やっぱり狙いを定める眼差しはかっこよかったし、無口で冷静な感じがすっごく素敵だったのだ。
行けばよかったとちょっと後悔。(爆)
だけど、
あのでかい画面で、久しぶりのバイオレンスアクションは、ちょいと戸惑ったかも?
血が飛び散るは、脳みそはぶっ飛ぶは!慣れちゃえばいいのだけどさ。(苦笑)
それでは、
マカヴォイはといいますと、主人公のウェスリー・ギブソン。
平凡で冴えない青年が、実は優秀な暗殺者の息子で、彼もそうなる素質を持っているという人物だったのだ。宝石の原石みたいな男。
前半から、あんなにコメディ演技も出来るのかと大関心。
さらに、修行をつんで立派な暗殺者へと変貌した姿はすげ~かっこいい!と嬉しく思ったのだ。
彼のイメージがきゃしゃでひ弱だったので、「そんな奴が暗殺者の役かよ~」と疑っていた、ich。
なんの、なんの。
よい感じにイメージを壊してくれてなかなか好印象だった。
アクションの切れもなかなかで、もう少しアクションシーンが見たかったぞ。
物語も面白かった。
初めは父親の敵討ちだったのに実は~という展開。
ただ一つ難点を言うと、CG技術をこれみよかに使われてしまった事。
特にカーチェイス。
技術が凄いのは認めるが、その映像を見ると少しがっくりしてしまうのだ。
あの軽い映像がどうもダメなのだ。
なんでも飛ばせてどんなシーンも作れるのがCGのすごさなのだが、どうしても重みがなくなるのだ。
わかりやすいように言えば、重力が見えない事。
あんなに重い車が木の葉のように飛ぶのが面白いのに、あんなに簡単に軽く飛ばされると寂しさを感じるのだ。
どうしても、ゲームのように見えてしまって。
何度も言うようだけど、映画は映画だから、ゲームのようにして欲しくないのだよね。
CG技術で引力は表せないのかな?
3D映像よりもそっちを考えて欲しいと思うのは、自分だけかな?