マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「静かな生活」

2020-11-18 09:49:02 | 邦画&ドラマ

初回2005.11.8掲載→ 2012.10.19転記&手直し→転記修正

1995年 東宝作品 

監督 伊丹十三
出演 渡部篤郎 佐伯日菜子 宮本信子 山崎努
原作 大江健三郎

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
作家のパパが、仕事の関係で日本を離れる事に。それに、同行したママ。
留守宅を頼まれたのは、脳に障害をもつ兄のイーヨーとしっかりもので絵本作家を目指す妹のマーちゃん、そして、受験生の弟オーちゃん。
マーちゃんは3人での留守番の日々を絵日記に書き留めていく。

勝手な感想(自分の思い込み多々) 
今ではレンタルDVDにも時折、メイキングや特典映像が入ってますが、この作品を鑑賞した当初はVHSビデオ(テープ)だったのに、撮影秘話も入っていました。
伊丹監督の作品は「お葬式」や「マルサの女」を見ていたので、20代の時に本物のマルサが会社に入ってきた時は、映画と同じだ~と改めて監督の凄さを知ったものです。
今この世にいない事がちょっと悔やまれますけども。

撮影秘話というか撮影風景といった方がいいかもしれません。そして監督のインタビューもありました。何点か自分の感想日記に書き込んでいたのでそのまま掲載いたします。
光さん本人がイーヨーを見て「あれは、僕です。でも、イーヨーは僕よりもいい帽子を被っています」と周囲をちょっと笑わせるのですが、その時ほろっと泣いてる男。
そう、イーヨーを演じた渡部君なのでした。
それを見た伊丹監督は「私はこんな感受性の高い役者と共にイーヨーという役を作り上げられた事がとても幸せです」とコメントしてます。
劇中の曲は光さん本人が作曲したもの。
そして、赤ちゃんを抱き上げるシーンは当時の渡部君の長男だったそうです。

好きな渡部君はイーヨー役でした。これぞ名演という感じ。
ラスト、マーちゃんが男に襲われ、イーヨーが助け出し、雨の路上でマーちゃんを抱きしめながら言うセリフが特にいい感じ!
「僕は戦いました。マーちゃんは大変でしたか?僕は戦いましたよ」イーヨーがかっこよく見えました!  

内容は、静かでない生活。
障害をもった人々にも普通に接しましょう。
障害は特別なことではないのですよ。と言っているようなメッセージでした。

コメント
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