マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ディセンバー・ボーイズ」

2010-11-12 08:05:13 | 2000~2010年代 映画

December Boys (ディセンバー・ボーイズ) 2007年 アメリカ作品



監督 ロッド・ハーディ
主演 リー・コーミー ダニエル・ラドクリフ クリスチャン・バイヤーズ ジェームズ・フレイザー テリーサ・パーマー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
修道院には、本日も養子が欲しい夫婦が訪れていた。気にいられた少年は、嬉しそうに連れられていく。それを見て一際がっかりした様子のミスティー。だが、12月生まれの彼には嬉しいご褒美が待っていた。オーストラリアの海岸に住むマクアンシュ夫婦が12月生まれの4人を夏休みという事で招待してくれたのだ。
彼の他に、マップス、スパーク、スピットの「ディセンバー・ボーイズ(12月生まれの子供達)」は、長旅をへて老夫婦の家に到着。
そして、そこでミスティーは、思いも寄らぬ話しを聞く。養子を欲しがっている夫婦が近所にいて、4人の内で一番いい子をと思って居るらしいという事を。
彼はさっそくいい子ぶりを発揮するのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ハリー以外のラドクリフ君もちょっと見たいな~と思って鑑賞してみた作品。
ひと夏の楽しい青春絵巻作品かと思ったのだが・・・。(^◇^;)

必死にいい子ぶるミスティーのけなげさに何となく切なさを感じ、ほろ苦すぎのマップスの恋にちょっと戸惑った、ich。
キレイで美しい、海岸の様子と裏腹に、内容は暗い感じ。
招待してくれた夫婦にも、切ない結末が待っていたりしたからね。
まあ、だから招待してくれたんだと思うのだけど。

ラドクリフ君は、
養子の対象としては、ちょっと歳を取りすぎている大人っぽい少年、マップス。
彼は少年から大人へとなっていく夏を体験する。
だが・・・。

ある事件から4人は実の兄弟以上の兄弟と分かる訳だが、どうもそれまでの過程で納得がいかないのだ。
まるっきり、弟分には興味がない様子の彼。
一緒に遊んだりもするのだが、なんとなく浮いている感じがするのだ。
体格もいいからなんだけど、あどけなさがないのだ。
あどけなさの中の大人っぽさがあると納得なんだけどもさ。
「いじめられても、庇ったりしないぞ」という一言もなんとなく、しっくりこない。

みんながみんな孤児だったから、誰とも親しくならないという演出だったのかもしれない。
自分の見方が間違っていたのかもしれない。
だが、個人的には、ハリーの延長戦を見ているようで、何となくがっくりしたのだった。

作品的にはいいと思うのだが、彼的にはどうもねえ~という感じがぬぐえない。

笑顔のラドクリフ君は当分先なのだあろうか?
めっちゃ面白いコメディなんかやらせたら、すっごくいい感じに思えるのだけどねえ。(^_^;)

コメント
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