Lautlos 2004年 ドイツ作品
監督 メナン・ヤボ
制作 トム・ティクヴァ
主演 ヨアヒム・クロール ナディヤ・ウール クリスチャン・ベルケル ルドルフ・マーティン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
警察が24時間監視していた男が監視をくぐり抜け何者かに殺された。その場に居合わせた行きずりの女は何故か助かっていた。
事件を追う刑事のラングは、殺しはプロの仕業だと睨み、過去に同じ事件がないか調べ始める。
一方、プロの殺し屋ヴィクトールは、女を殺さなかった為に依頼主からの信頼を無くし初めていた。取り返すのには、同じ依頼主からの殺しをきっちり行う事だった。
殺しの現場に居ながら何故か助かったニナ。
彼女は取り調べの後にふと橋から身を投げ自殺しようとしてしまう。それをちょうど目撃していたヴィクトールは、彼女を助け出すのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
「ラン・ローラ・ラン」の監督トム・ティクヴァが手がけた作品と言うことで、興味を抱き見た作品。
こういう設定の物語が大好き。
孤独な男がある女性に出会った事で、今までの人生をリセットしようとする、という展開が無償に大好きなのだ。
沈着冷静な男性像はむっちゃ自分の好み。
だけどなんでヨアヒム・クロールだったんだろう?
申し訳ないが、もう少しいい男がいたんじゃないかと(たとえば、ベノとか)思ってしまたのだった。
彼は、彼でむっちゃ上手くていいんだけどさあ。(苦笑)
どうしても彼に出会った第1印象がオカマちゃんだったので、そのイメージがつきまとってしまうのだ。
彼じゃなかったら、速攻惚れしてるキャラクターなんだけどね。
物語の軸は殺し屋とそれを追う刑事という図式なのだが、そこへロマンスが入り、サスペンスが入って来るのだ。
なかなか面白い展開で、サスペンスの部分もいい感じだった。
ラストのヴィクトールの戦略が凄い賢い上手いと感心してしまった。
ついでに、暗殺するシーンも。
人に見られているようで、覚えられていないという感じがプロという雰囲気が出ていて凄いなあと思ってしまったのだ。
ニナを演じたナディヤ・ウールもめっちゃよかった。
彼女は好きな女優さんなので、彼女に出会って彼が人生を変えようと思ったというのが納得行く感じだった。壊れそうだけど芯が強い女性を好演していた。
さて、今年は開催がないのかと思われたドイツ映画祭。
来月の下旬に開催してくれるそうだ。
良かった、これで少しはドイツ映画も日本に浸透してくれるかな?(笑)