平成28年度弁理士試験合格者 佐伯淳さん
代々木塾では、短答条文解析講座、青本講座、論文演習基礎講座、論文基本問題講座、趣旨講座を受講しました。
1年目は短答試験に受かることを最優先に短答条文解析講座、青本講座を中心に受講し、短答試験合格後に論文演習基礎講座、論文基本問題講座等の論文試験対策の受講を開始しました。
結果的に、1年目は短答試験48点で合格、2年目の今年度は、論文試験(全科目A評価)、口述試験と合格し、2年半の勉強で最終合格することができました。
代々木塾が優れていると感じた点は次の3点です。
まず1つ目は、講義のテキストの作成と講義を全て堤塾長が行っていることです。そのため、一貫して同じ解釈・基準で講義を受けることができ、さらに法改正に対応した最新の内容で学習することが可能です。他の予備校ではテキストの内容と講師の意見の相違があり、どちらが正しいか判断に迷う場合があると思いますが、そのようなことがありません。
2つ目は、配布テキストの全ての内容について、丁寧な解説講義があることです。そのため、テキストがなくても講義音声を繰り返し聴くだけで、理解を深めることができます。私は、通勤時間や就寝前などに2倍速で講義の内容を繰り返し聞くことによって、条文の理解を深めることが出来ました。恐らく、全ての講義について10回以上聴講していると思います。他の予備校ではテキストの重要部分のみを講義し、あとは各自で学習するという場合が多いため、講義音声だけの学習では不十分になります。
3つ目は、質問の回答が非常に早いことです。私は地方在住のため、全て通信で受講しましたが、解らないことについては、いつでもメールで直接聞くことが可能でした。質問をすると早いときには1時間以内で、遅くとも次の日の朝には回答メールが入っており、非常に助かりました。もちろん回答内容も丁寧・的確で、すぐに疑問点を解消することができました。
どの講座を受講しても間違いありませんが、私のお勧めは「短答条文解析講座」と「青本講座」です。この講座を受講することによって、条文の意味や解釈を深く理解することができ、短答試験、論文試験、口述試験のすべてにおいて非常に役立ちました。
予備校によっては短期間で受かるためのテクニックを教えているところもあると思いますが、代々木塾の講座を受講し、基礎をしっかり身に付けることができれば、テクニックに頼ることなく、本試験でどのような問題が出ても対処することが可能だと感じました。
私は2年半でおよそ3600時間、弁理士試験の勉強に費やしました。今振り返ると無駄と思える勉強も多々ありましたが、それがあったからこそ最終合格することが出来たのだと感じています。
代々木塾の皆様、堤塾長、ありがとうございました。