2013年秋終了アニメ「とある科学の超電磁砲S」最終回の感想文

2013-10-15 20:16:49 | 2013年春アニメ関連

今回は2013年春アニメの本命の一つだった作品「とある科学の超電磁砲S」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Railgun19Railgun20Railgun21Railgun22「とある科学の超電磁砲S」…月刊コミック電撃大王で連載されている、鎌池和馬のライトノベル「とある魔術の禁書目録」のスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は1期から引き続きJ.C.STAFFです。

Railgun23Railgun24Railgun25Railgun26もともと人気のある作品の2期ということで個人的にも気になっていましたが、まず序盤から中盤にかけての展開は少々残念で期待はずれ感が強かったです。

Railgun27Railgun28Railgun29Railgun30主人公の御坂美琴だけでなく、その友達や脇役となる人物達の活躍や日常が描かれているところがこの作品の持ち味でもあり魅力だったと思いますが、全体の3分に2ほどの量を本編の禁書目録でも描かれていた妹達編に使ってしまっていたため、禁書目録のほうを知っている人にとっては結末が分かっているため退屈に感じたかもしれません。しかもほとんどを美琴一人で背負い込んでいて一人で戦っていたので1期とは随分路線が違いコレジャナイ感が強かったです。

Railgun31Railgun32Railgun33Railgun34Railgun35Railgun36Railgun37Railgun38しかしこれこそがこの2期の最大のテーマだったようで、21話で黒子が「私はいつでもここにいますの」からの美琴がついに真実を打ち明けるシーンからの流れは非常に素晴らしく、友達からの助けに応え迷いなく行動していく友人達、そして個別に活動していた初登場となるレベル5の麦野達「アイテム」や妹達の絶妙なタイミングでの登場、2期での敵となった実験動物にすらなれなかった者達との戦いはこれぞ超電磁砲といった流れで非常に面白かったです。最終回での2期後期オープニングから前期、そしてOVA版主題歌に1期のオープニングまで流れる演出は、合計で50話近く放映されたこのシリーズならではの演出でした。

Railgun39Railgun40Railgun41Railgun42作画は良好です。1期のときと違い田中雄一が直接作画監督を務めた回がなかったのが少々残念でしたが総作画監修になったせいか全体的に良くまとまってはいました。BGMもそこそこ良く、21話で美琴が全てを告げたあとに流れたBGMが特に印象的でした。主題歌も良好でしたが、後期はちょっとイマイチで1期ほどではなかったです。

総評

Railgun43全体的な感想としては…お見事!序盤から中盤にかけてのイマイチな展開を最後は見事に覆し非常に面白かったです。序盤から中盤にかけて少しずつ仕込んでいた伏線を後半一気に回収していくのが素晴らしく、これぞ2クールものといったかんじでした。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では面白かったけど少々アクションが派手すぎたのでとりあえずAランクでしたが、妹達編では美琴一人で延々と戦っていてあまり面白くなくBランクまで落ちました。しかし後半の改革未明編はこれぞ超電磁砲といった流れで終わり方も良かったため評価を再び上げ総合では永久保存版のAランクです。

最後の締めは素晴らしく結果的に面白かったですが、やはり序盤の展開が受けなかったのか今期のBD/DVD売り上げは18000枚と、前期の30000枚には遠く及ばず失速した模様です。しかし十分大ヒットだったし、原作も続いているし3期もやりそうな予感です。個人的にも3期には期待しています。


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