【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

アグリジェント放浪2011 『 2500年前の世界へタイムスリップ~ 』

2011年09月12日 | 旅三昧!釣り三昧!
PALERMOよりファブリチオのクルマでシチリア島を縦断、約120キロ程南下した所に、目指す街アグリジェントはある。

途中の車窓は、広大な見通しの丘である。道は『チーズの通り』と称される通り、放牧された羊の群が見える。黄褐色の台地に、ポツンポツンと点在するオリーブ畑、たまにブドウ畑があった。

トスカーナ郊外で見受けられる風景とは、同じでようで何かが違う。

それは、台地の色と木々の種類だ。サボテンが赤い身をつけている。食べると美味いとファブリチオが云う。

アグリジェントの神殿の谷は素晴らしかった。今から2500年前に建造されたものである。世界遺産になるのもうなづける。



ギリシャ人によって作られた神殿の数々は、かつて訪れたアテネのパルテノン神殿と類似しており、変わらぬ時代に作られたのであろうと察する事ができた。

唯一の違いはその色のみ。



パルテノン神殿が地中海海底の大理石を用い建造されたと異なり、アグリジェントは石灰岩だろうか茶褐色の風合いであった。

地の利が悪い為か、世界遺産でありながら、観光客が少なく、そのための土産屋やレストランもほとんど存在しない。

そういう所が尚更、アグリジェントのオレの中のイメージを美化させたのであった。

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