バンコクが最悪の事態に

BKKが大変な事態となっている。

以前にもここで書いたが、前の政権であり国内に退去したタクシン元首相率いるタクシン派（赤シャツ）と現政府である反タクシン派（黄シャツ）との間での抗争である。

今回のデモの発端は、現政府がタクシンが個人的に所有する財産の大部分を没収することに決めたことが原因となっているようだ。

日本の記者が亡くなったというニュースは周知の事実である。TVニュースでは、政府が繰り出した軍隊はエアガン（威嚇空砲）のみで、実弾は使っていないと報じているのだが、今日現地の親友・SAMMYよりのメールによると、それは全くの嘘で金曜日の夜より、実弾を用い始めたとの話である。

SAMMYから送られてきたメールに添付された写真は、とてもとてもここに貼り付けれるような画像ではなく、悲惨なものであった。そして『これがエアガンによるものと思えるか？』と書いてあった。

既に２０名余りの市民が死亡し、８００名以上の市民が負傷したとのことである。

そしてタクシン派が占拠している場所は、スクンヴィット通りの起点となる街のど真ん中である。

オレは未だに来月の訪タイを決めてはいないが、この状況では日本からのツアーはその殆どがキャンセルとなると考えられ、飛行機を押さえるのは困難ではないと考えている。

しかし状況が状況だけにもう少し見極めたいと考えている。