忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

音がない

2006-03-24 | 日々
 長年売り地の看板があった場所に、造成が始まり基礎工事が行われていた。毎日車や人の動きがあり、作業が進んでいると分かっていた。
 ある朝も平地のままの状態だった。それが何時間か後に見ると家が建っていて、クレーン車がそばにいる。
 ガラス窓まで付いた壁ごと立てて行くプレハブ工法だ。見る場所が変われば、映画の撮影セットの裏側が見える。
 通る機会に幾度か見たが、少し離れているにしても建前の音が聞こえてこない。また地域に馴染まない家になるのだろうか。
 建前も木の柱が組み立てられていく音が少なくなり、町の特徴を残す建物が減っていく。時が経てば町に溶け込む家もにもなるが、中にはいつまでも地域に違和感を持ち続けさせる家もあるのも寂しさを感じる。
 トントンタンタン和風の建物も建ってもらいたい。地域の環境や風景を受け継いで行くことに、家の新築や改築も 大切な役目を果していることに気付く。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿