歩道の声
2006-03-23 | 追憶
なぜだろうと思ってしまうほど、その日の午前中の人通りは特に多いようだ。歩道を利用する人は、朝晩の高校生さえ少なくなっているのに。
ヘルメットを被り自転車に乗った中学生たちばかり、にぎやかな明るい声も聞こえる。行く方向はグループでまとまっている。
しばらくしておそらく時間としては帰り道だろうか、もっとはしゃいだ声と早くなった自転車が走る。それでやっと高校の合格発表の日だと気付く。
ほとんどの生徒が数校を受験して、どこかに合格するのだろう。本命かどうかは別にして、まずは合格おめでとう。
過去の、進学より就職予定の生徒たちの方が元気だった頃を思い出す。もう半々にはなっていたが、就職は先に大人の仲間入りをすることでもある。家のため自分のために、就職を選ぶ時代でもあった。
進学受験も一校だけが当たり前、落ちてもいいなとの程度の気持ち。汽車に乗り就職先へ向かう友人たちの見送りにも行った。いまのような明るさやはしゃぐ声がうらやましくもなる思い出だ。
ヘルメットを被り自転車に乗った中学生たちばかり、にぎやかな明るい声も聞こえる。行く方向はグループでまとまっている。
しばらくしておそらく時間としては帰り道だろうか、もっとはしゃいだ声と早くなった自転車が走る。それでやっと高校の合格発表の日だと気付く。
ほとんどの生徒が数校を受験して、どこかに合格するのだろう。本命かどうかは別にして、まずは合格おめでとう。
過去の、進学より就職予定の生徒たちの方が元気だった頃を思い出す。もう半々にはなっていたが、就職は先に大人の仲間入りをすることでもある。家のため自分のために、就職を選ぶ時代でもあった。
進学受験も一校だけが当たり前、落ちてもいいなとの程度の気持ち。汽車に乗り就職先へ向かう友人たちの見送りにも行った。いまのような明るさやはしゃぐ声がうらやましくもなる思い出だ。