忘却への扉

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状況を把握する冷静さと自制心を

2016-07-29 | 平和を

 【 地 軸 】 2016/7/23 地方紙1面下段コラムより

[ 潜在的な危険を多数はらむ環境を「地雷原」と呼ぶ。比喩的に使われることが多いが、ボスニア・ヘルツェゴビナでは内戦中に埋められた本物が残る地域に一般人が入り込んだ命がけで探したのは、地雷ではなく「ポケモン」。
 ▲欧米などで社会現象になっているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の配信が、きのう日本でも始まった。現実社会を舞台に、スマホに現れるキャラクターのポケモンと捕まえて集める。
 ▲熱中するあまり、規則・マナー違反が相次ぐ現状を憂う。海外では原発敷地や軍用地に立ち入るケースもあった。慰霊施設や墓地で捕獲に走り回る姿も。スマホを操作しながら歩いたり車を運転したりする人が続出し、事故やトラブルが後を絶たない。
 ▲影響は米大統領選の戦術にも。米紙によれば、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官はゲーム上で捕獲に使う道具などを入手できる場所で集会を開催。共和党のドナルド・トランプ氏はゲームを模した動画を公開し、クリントン氏を批判していた。
 ▲党の候補指名を受諾したトランプ氏は「米国を再び偉大にする」と宣言、国の衰退を危ぶむ国民に訴えた。一方では、排外主義的な発言が増悪や差別を助長し、国内外での衝突の危険が高まる。
 ▲そこかしこに埋まる「地雷」を踏まないためには、周囲の状況を把握する冷静さと行き過ぎを慎む自制心が必要だ。大統領候補も、ゲームの利用者も。]

 ( 忘却への扉 ) 本物の地雷原にまで入り込んで「ポケモンGO」ゲームに夢中とはひどすぎる。政府と反政府派や規模拡大したテロ組織や米国と英国と豪国に日本など歯止めなく戦争を金儲けするゲーム感覚で継続する国家や組織に対し、ポケモンGOは個人の責任が重い。
 日本でもゲームに夢中になっての事故や事件が発生し問題となっている。孫たちはどうなのかと心配にもなる。1番年下の孫はスマートフォンを持っていない。他はスマホの活用はしているが「ポケモンGO」で遊んでいるかはわからない(高校生の孫もやっていないと分かる)。
 部活や宿題に縛られゆとりの時間を持てず夏休みや夏季休暇が過ぎていくのもどうかととも思うけど。どうせこれも一過性のものだろう、大の大人が若者を利用し、命を奪い血も流し破壊する戦争やテロのように持続性を持つことはないだろう。