忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

どんどんむらに

2009-11-28 | 平和を
 【 どんどんむらの あき 】 作/つちだ よしはる 発行所/宝島社 [ どんどんむらに あきが やってきました。 ことしは おこめも リンゴも ブドウも すごい ほうさくで、 みんな おおよろこび  しています。 ところが……、どんどんむらに たいふうが やってくる ことが、わかりました! さあ たいへん、みんなで むらをまもらなくっちゃ!! ]
 どんどんむらの仲間は、いろいろな可愛い動物たち。のんびり絵本の読める家に来て、今回は動物出て来るのを何冊も読んだがこの本が特に好き。ブドウがつ稲穂にちと絵で描かれている。
 ウサギのジリジリさんの稲刈りには私も体験した人の手で、カマを使って刈り束ね集めてほすところまで丁寧な絵で説明されている。大人の楽しみや思い出まで見せる絵本。
 カバのベッカおばさんのリンゴ園では、4月から10月の取り入れの始まるまでの作業を紹介している。収穫の大切な時期のどんどんむらに、台風が来ると知った仲間たちの助け合いの姿が心強い。
 この日本の強い力を持つ人々に欠けている部分を、どんどんむらは自由で共にで守っている。孫たちが一緒に集まり、隣りの遊びの部屋でにぎやか騒いでいるのも読んでいる間は忘れていた。将来を安心できる日は、来るのだろうかとこの国の人間社会が気になる。