忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

文になる不思議

2009-11-23 | 日々
 病院の受付兼待合室に入る前に、マナーモードにしていてよかった。『痴呆症との関連を先生に聴いてみたらどうか』とケータイにメールが届く。順番待ちでいつ名前を呼ばれるかもわからない、ただでさえ緊張している時に返事を送る余裕もない。
 思ったとおり数分で移動する。まず診察室前の検査室とか手術室への通路の片方ある幾つかのソファーの1つに腰掛けて、看護師さんの指示に従う。毎度のことなのに、待合室とは違った緊張感がある。
 通院も長いので顔見知りの人ができてもいいのに、優しい顔を見れるのは専門医院の関係者だけ。通路での待ち時間の方が長い場合もあって、待ち人は多くて3~4人ほとんど無言で家族の付き人とか気づかう会話を聞く程度。
 私の番になり先生の斜め前の椅子に座る。机は1つパソコンの文字が読めるほどの、先生ともごく近い位置での安心できる会話になる。尋ねたくはないのだが、覚えているうちにと届いたメールの話しをした。
 関連性を聞くのを忘れていた私の問いも間違っていたが、丁寧に話してもらった。現在のところは痴呆症というほどの状態ではないとは理解できる。夏の検査からまだ数カ月、気になれば再検査するが急に変化はしていないはず・・・。
 あの時の1つがそうだったのかとやっとわかる。元々私自身は痴呆症など気にしていない。確かに物忘れや誤解に聞いたこと自体を覚えてなかったりするが、まだものによっては時間はかかるが思い出しもする。このブログを書けるだけでもリハビリだ。