羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

時手紙

2012年10月24日 | Weblog
次女との旅は何だかあわわとする事が多発した。
ひとり旅だとゆっくりのんびりしているわたしも
次女のあれも見たい、そこに行きたい、これも食べたいパワーに楽しくつきあう。
しかし二人ともどこか抜けているところが共通点らしく、
いろいろなことがあった。
まず、詳細に決めておかなかったので東京駅で会うのに手間取った。
会ったら安堵して朝食のパンをのんきに買っていたらあやうく新幹線に
乗り遅れそうになった。
蒲郡では竹島が素晴らしく、橋を渡って石段をのぼり、ぐるりと歩いた。



海辺の文学館に着いた頃はかなり疲れていて、
「ここからバス停まで歩くとどれくらいですか?」と情けない顔をした母娘に
同情して、、たまたま居合わせた観光協会の方が車に乗せてくれた。
そして蒲郡の駅前に喫茶店を見つけ、やれやれと腰をおろす。

半分にしたいので、とトーストを注文し「雪んこ」という可愛い名前のアイスコーヒーも
頼んでしばらくすると次女が気がついた。
10分後に出る電車に乗って豊橋に行かないと宿泊地の伊良湖岬までたどり着けない!
間に合わない、マスターに事情を話そう、と立ち上がったと同時に
出来立てトーストを運んできたマスターと目があった。
「電車、間に合わないの!?」と一瞬で理解した彼はラップでトーストを包んでくれた。

蒲郡駅のホームとそこから豊橋に行くガランと空いた列車で食べた小倉トースト(半分)と
店の名がついた「茶太郎トースト」(半分)は予測を超える大きさだったけど、
美味しくて二人とも全部食べた。
「茶太郎」のマスターありがとう!

無事に着いた伊良湖岬は高台にホテルがあって恋路が浜に夕陽が沈むのを見ることができた。

この日、竹島の文学館でわたしたちは十年後の自分に届く「時手紙」を書いた。
十年後もこうして娘と仲良く元気で旅をしていられるといいな。

さてさて二人は翌日もあれあれと同じようなスリリングな旅をして3日後どうにか無事に
帰ってきた。書けたらまたそのうちに・・・。


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2 コメント

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こんばんは~ (すみれこ)
2012-10-25 23:42:52
雫さん、こんばんは。

時手紙、ほんとに読めるといいです。
10年後、次女にはもうこどもがいて、
わたしはおばあちゃんになってる可能性大ですが。

はい。お言葉に甘えてお伺いしたいです。
できれば演奏会の時にでも・・・。

こうして考えてみると「頭痛」もわるくないですね
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おはようございます。 ()
2012-10-25 09:26:27
お嬢様との気のおけない楽しいご旅行、陽光がいっぱいですね。
時手紙」、きっと願いが叶って読めますよ

お先に言われてしまいましたが、こちらにお出での節には、ぜひ、お声掛けくださいね~
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