何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

「命」の文字

2009-04-06 22:31:03 | JR西に学べ
菜の花畑に浮かぶ「命」の文字 4月6日9時45分配信 時事通信

JR福知山線の脱線事故現場近くで、満開の菜の花畑に浮かび上がる、緑色の「命」の文字。正体はダイコンの葉。菜の花が散るころには、ダイコンの白い花が咲き、今度は緑の中に白い文字が現れる仕掛け

 4年経っても遺族は故人を忘れることはないが、福知山線の脱線事故を起こしたJR西日本に対して、「命」の花文字でメッセージを送るとは、それだけこの事故の本質をJR西日本側は理解していないのではないかと思えてならない。

 このような行動は見方によっては、今でも風化させてなるものかといった怨念の執拗さを感じさせ、恐いようにも見える。いやそれだけこの事故は起こってみて、起こるべくして起こったと思われ、過去に類をみない人災であることを映し出しているようだ。

 菜の花やダイコンの花なんて繊細で純粋な美しさを持つ花なのに、そこに込められた遺族の無念さとは、似つかわしくもないだけに落差の大きさを余計に際立たせる。当時の上層部、そしてその血筋をひく今の上層部、JR西日本の体質と遺族の思い。

 被害者から見れば謝罪になっていない謝罪や事故補償が、さらに溝の深さを増してしまっているように思われる。
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