何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

レセコンにはリスクマネジメントが足りない

2008-07-18 22:49:46 | くすり雑感
 薬局においてレセコン使用は当たり前、電子薬歴も増えてきた。以前に比べれば、使い勝手も良くなってきたのは確かであるが、もっとこういった機能があったり、設定ができればいいのにという側面が、リスクマネジメントの視点である。

 入力時の誤りは、それが見過ごされたまま薬袋やお薬手帳に反映されたままであると、服薬指導の誤りや薬学的管理の誤解につながりかねない。
 チェック機能が(活かされてい)ないことは、安全管理が果たされない。

 薬品名(の文字)部分が、通常ワープロでできる程度の文字飾り(フォント、サイズ、色、ゴシック、マーカー、等)が設定できたら、どんなに便利だろうか。類似医薬品の区別が容易になり、誤入力は減るだろう。服薬の確実性は増すだろう。

 そもそも処方せん通りに取り揃えて交付していくことなんて、作業的な部分が多い。事務員が調剤行為ができちゃうくらいだ。薬剤師が、そんな機械的な部分に多大なエネルギーを費やすのではなく、専門的な業務によりエネルギーを振り向けられるようでありたいのだ。

 処方せん通りの取り揃えが出来ないのが調剤エラーであるとして、その数を減らそうなどと躍起になっている時空を脱出したいと思う。薬物療法が適切かつ安全に実施できるかどうかに薬学的知識を活かし、患者さんの服薬管理レベルを上げて、安全を提供できるよう、薬局業務の質の向上を果たしていきたいと思う。

 だからリスクマネジメントに役立つ機能をレセコンや電子薬歴に取り入れ、薬の取り揃え程度は確実に達成できるよう、バージョンアップされることを願っている。
 何を、どう改善したらよいか、具体的な内容を業界に向けて提案していければと思う。
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人生を変える80対20の法則

2008-07-18 21:57:35 | Book Reviews
「人生を変える80対20の法則」 リチャード・コッチ・著、阪急コミュニケーションズ、1998年6月1日

p.103 組織や仕組みが単純なほど、顧客に近づくことができ、経営陣が口を挟む余地が少なくなる。要望をきちんと聞いてもらえる顧客は、自分が大切に扱われていると思う。そうすると、もっとお金を払っていいと思う。顧客にとって、大切に扱われることは、価値の追求と少なくとも同じ程度に勾配の動機になる。

p.111 コストを削減し、製品やサービスの質を上げようとするときに、何よりも忘れてならないのは、コストが同じでも、顧客満足は同じにならないということだ。コストの一部はきわめて有効に使われているが、コストの大半は顧客満足にほとんどつながっていない。生産的なコストが何かを見極め、それに力を入れて、あとは切らなければいけない。
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