新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

マタタビ:木天蓼(見せかけだけではない看板)

2006-06-27 06:04:27 | 植物観察1日1題
谷筋の斜面にマタタビ:木天蓼(マタタビ科マタタビ属)の葉先が白くなって、遠くからでも一目でそれとわかるほどよく目立つています。
やはり同じ時期に茎の先の葉が白くなるドクダミ科のハンゲショウ:半夏至(17年7月25日記事)(17年7月25日記事)と同じように、遠くからでも目立つようにして虫たちを誘っていると思われますが、(17年6月11日記事)ハンゲショウの花は地味なのに対して、マタタビの花は、それ自体、形も大きく美しくて芳香もあり、客寄せの看板などが要らないのではと思わせるくらいです。
雌雄異株で、雄花だけをつける株と両性花をつける株があります。6~7月に開く花は、直径2~2.5cmくらいの白い5弁で、多数ある雄蕊の葯は黄色でなかなかきれいです。(写真は雄花)
果実は塩漬けや果実酒に、木天蓼(もくてんりょう)と呼ばれる虫こぶは鎮痛や強壮の薬に用いられるなどマタタビは猫だけではなく人間にも重宝される木です。