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ヒマラヤザクラは、ヒマラヤ山脈の標高1100~2300mの暖温帯に分布しています。
日本には、ネパールのビレンドラ国王が日本留学中(東大)に熱海市に種子を寄贈され、この種子から育てられた子孫が各地に広がっているということです。
11月下旬から12月にかけて薄ピンク色のオオヤマザクラに似た花を咲かせ、常緑で、正月には若葉がでます。
最近、二酸化窒素の吸収同化能力が優れていることがわかり、緑化関係者から環境浄化木として注目されているとの話もあります。
先年ネパールを訪れた時は、3月で、ウメやスモモに似た花は咲いていましたが、季節が違ったのか、このヒマラヤザクラのような花には出会っていません。
寒期に咲くサクラは概してまばらな花つきなのですが、このヒマラヤザクラは枝一面に咲くうえ若緑の葉が彩りを添えています。冬の景色と爛漫の春が同居するちぐはぐな公園の一角でした。