70の手習いで始めた植物観察、いままでまったく気づかなかった花が、名前を知ったとたん急にあちこちで見えるようになります。
マツバウンランもそんな草のひとつです。海辺に咲くウンラン(海蘭)に似ていて、松葉のように細い葉を持つことからマツバウンランと名づけられたこの草は、北アメリカ原産で、日本で始めて見られたのは1941年京都伏見ということになっています。
春になると、地表の細い頼りなげな葉に似あわないほどの長い(20~60cm)花茎を伸ばし、先端に薄紫の小さな花をつけます。
道端にひっそり咲くのも、風にそよぐ群生が一面紫の波となってゆれる風情も捨てがたいものはあるのですが、名を知った後はあまりにどこででも見られるので、初めてのときの有り難味が少し薄れたのは困ったことです。
マツバウンランもそんな草のひとつです。海辺に咲くウンラン(海蘭)に似ていて、松葉のように細い葉を持つことからマツバウンランと名づけられたこの草は、北アメリカ原産で、日本で始めて見られたのは1941年京都伏見ということになっています。
春になると、地表の細い頼りなげな葉に似あわないほどの長い(20~60cm)花茎を伸ばし、先端に薄紫の小さな花をつけます。
道端にひっそり咲くのも、風にそよぐ群生が一面紫の波となってゆれる風情も捨てがたいものはあるのですが、名を知った後はあまりにどこででも見られるので、初めてのときの有り難味が少し薄れたのは困ったことです。