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コキンレイカが咲いていた(一昨日記事)蓼科山の北東部大河原峠へ通じる道沿いで、赤い花のようなものをつけた木がありました。車を止めて近づくと、花と見えたのはカエデ科のプロペラ果でした。
オガラバナ:麻幹花・苧殻花(カエデ科カエデ属)は、北海道と本州奈良県以北の高地に自生し、ミネカエデとともに、最も寒冷な地域に生育するカエデとされています。
材が麻幹(麻の皮をはいだ茎・盂蘭盆の飾りになったり、迎え火などに焚く)のようにもろいということからオガラバナの名がありますが、実際にはそれほどもろくもないそうです。
7月、新枝の先に細長い総状花序を直立し、雄花と両性花が混じった100~200花を開きます。翼果の翼は鋭角に開き、やはり総状に直立します。別名は穂咲楓です。(暑かった8月も今日で終わりです。これで今年の信州の花シリーズも終わります)