新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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擽れば身をよじり笑う?サルスベリ:猿滑

2005-08-19 06:42:34 | 植物観察1日1題
擽れば身をよじり笑う?サルスベリ:猿滑
夏の花は、花木でも草花でもなぜか花期が長いものが多いですが、中でも百日紅(サルスベリ)は名のごとく花期の長さでは抜群です。
サルスベリ:猿滑・百日紅(ミソハギ科)は中国原産の落葉高木で、高さ3~7m、猿滑の名の通り幹は平滑で美しく花同様鑑賞の対象になります。
花は枝の先端に大形の円錐花序をつくって咲き、花弁は6枚、ふちが繊細な縮緬上にちじれ、基部は細い柄のような花爪(かそう)となっています。
雄蕊は2形あり、周囲の6本は太く長く突き出て先が捩れ、本来の雄蕊の役割を果たします。内側に2~30ほどもある短く黄色い方は虫を誘引する役割です。
夏を代表する花木としておなじみですが、個々の花をじっくり見ることは少なく、複雑な花の形は、なかなか絵にはしにくいようですが、そこはカメラの有難さで微細な構成を容易に写し撮ってくれます。
別名として、百日紅のほか、猿滑(さるなめり)、猿日紅、千日花、盆花、無皮樹、満堂紅、佛相花などがあります。
また、古い本に、樹幹を撫でさすると、くすぐったげに身震いして、梢の葉や花が笑うかのように動くとあることから、怕痒樹、笑木(わらいのき)、擽木(くすぐりのき)ともいわれます。
(お断り:明日からしばらく留守をしますので、8月26日ごろまで休載します)

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1 コメント

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「百日紅は夏笑う」 (稲岡邦彌)
2018-08-02 09:52:52
Facebookに奔放に咲くサルスベリの写真を掲載したところ、友達から「母親から聞いた”百日紅は夏笑う”の意味を問われ、ネットを検索し、貴兄のブログをヒット、回答することができました。
私自身も母親の影響で花木や山野草に興味があり、随時写真をFacebookに掲載しております。
これからは貴兄のブログの記事を参考にさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
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