人工林では最大の面積を占めるスギ:杉(スギ科スギ属)は、建築材として重要な樹種の一つであり、樹皮は社寺の屋根に使われたり、葉は線香に、酒樽や杉玉として酒造業にもかかわりが深いなど古来重用されてきましたが、最近は花粉症の元凶として、早春に煙のように花粉を撒き散らす画像が繰り返し放映されたりして、すっかり悪役となってしまいました。
雌雄同株で、雄花は淡黄褐色で枝先に多数つき、雌花は緑色で直径2~3cmの球形で枝先に1個ずつつきます。
最近花粉の少ない品種が開発されたと聞きますが、それに切り替わるのはいつのことやらわかりません。スギ花粉の季節は終わり、今ははヒノキ花粉です。花粉症の悩みはまだまだ続きそうです。