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植物を季節で分けている図鑑では、多くは花の季節に載っていますが、中には花より果実で知られているものは、当然ですが、実りの時期に載せられています。
ハナという名がついているツリバナ:吊花(ニシキギ科ニシキギ属)もそんなひとつです。日本各地に分布する落葉低木ないし小高木で、枝は緑紫色を呈します。
花は初夏、葉脇から集散花序をだし、まばらに径7㎜程の緑白色~淡紫色の花をつけます。長さ5~15㎝ほどの細い柄があり、花盤が発達します。花弁、萼片は5個、雌蕊は1個です。
5つに割れて、朱赤色に包まれた種子が顔を出す果実(05年11月16日記事)ほどは目立ちませんが、ツリバナの花もつつましやかな美しさがあります。