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クラウンゴール 1月30日
冬枯れの山道を歩いていると、葉を落としたコナラの枝に大小のこぶがたくさんついているのを見かけました。
土壌中のアグロバクテリウムという細菌が植物の根の上部や茎に侵入、感染した植物のホルモンのバランスが崩れ、細胞が無秩序に増殖してできるガンのようなこぶ状の腫瘍で、クラウンゴールと呼ばれています。
この細菌が植物細胞に送り込む遺伝子の間に、他の遺伝子をはさみ込んでおけば、一緒に送り込んでくれるので、最近のバイテクで、この細菌の力を借りて、有用植物の形質転換などを行なっているそうですから、こわい発癌物質的細菌も、使いようで大いに役立つという面白い例です。