新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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オニグルミ:鬼胡桃(鬼の顔した美味しい実)

2006-06-01 06:02:25 | 植物観察1日1題
芦生の森トロッコ道の入り口にの谷沿いにオニグルミ:鬼胡桃(クルミ科クルミ属)の花が咲いていました。
川沿いなどに生える落葉高木で、大きいものは高さ30mにもなります。
堅果の表面の深い溝を鬼に見立ててこの名があるというその実は縄文の昔から保存可能な食料として利用されていました。
クルミの核は元来2つの殻片の合成したもので、花時の雌花の二つに分岐した柱頭が、クルミの隆起した縦畦につながっています。殻の中身は複雑に分かれていますが、内部の種子はひとつだけです。
雌雄同株で、晩春新葉と同時に、雄花は前年の枝の葉脇から緑色の長い穂になって垂れ下がり、雌花は新枝の上に直立して赤い花をつけます。
何故あれだけ堅い殻に包まれているのか、雄花と雌花の位置関係や花色の違いはどんな意味を持つのか、図鑑で探しましたが説明はありませんでした。