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植物園に咲いていたのはダイサギソウ:大鷺草(ラン科ミズトンボソウ属)です。
サギソウ(07年9月4日記事)に似て大形であることからこの名があります。
関東地方以西の日当たりのよい草地で多少湿り気のある場所に生える地生ランで、高さ50cmくらいになり、地下に楕円形の塊根ができます。茎は直立し、5~6個の葉をつけ、下部の葉は大きく、上部の葉は小さく披針形になります。
8~10月、茎頂に総状花序を立て、白色の花を10個ほどつけます。
花の直径は2cmほどあり、唇弁は前方に突き出し扇形で3裂します。
花の形こそサギソウに似ていますが、全体に太めで、とくに茎の太さが目障りで、清楚さではサギソウに一歩譲るといえます。