この時期ホタルブクロとともに山道でよく見かけるのがオカトラノオ:岡虎の尾(サクラソウ科オカトラノオ属)です。先っぽが垂れ下がる太く長い花穂を虎の尻尾に見立ててこの名があります。山野の日当たりのよい場所に生える多年草で高さ60~100cmで分岐せず、茎にはまばらに短毛、基部は赤みを帯びます。
花は夏に咲き、茎の上部に一方に傾いた総状花序をつくり多数の小さい白花を密につけ、下の方から順に咲き上がります。萼は5片に深裂し、狭長楕円形、花冠は5片に裂け5個の雄蕊と1個の雌蕊を持ちます。
蕾のときは白色ですが、花が開くと薄紫色の雄蕊で、写真のように全体が色づいているように見えることがあります。雄蕊と花冠が対生するのはサクラソウ科の特徴のひとつです。
方言でイヌノシッポバナ、ネコノシッポと呼ぶところもあるそうです。
アジサイで有名な生駒山のぬかた園地への道で見かけた写真のオカトラノオは、花穂の根元から先端まで咲き加減がちょうどよく、見事な円弧を描いていて、さながら花のティアラのようでした。
花は夏に咲き、茎の上部に一方に傾いた総状花序をつくり多数の小さい白花を密につけ、下の方から順に咲き上がります。萼は5片に深裂し、狭長楕円形、花冠は5片に裂け5個の雄蕊と1個の雌蕊を持ちます。
蕾のときは白色ですが、花が開くと薄紫色の雄蕊で、写真のように全体が色づいているように見えることがあります。雄蕊と花冠が対生するのはサクラソウ科の特徴のひとつです。
方言でイヌノシッポバナ、ネコノシッポと呼ぶところもあるそうです。
アジサイで有名な生駒山のぬかた園地への道で見かけた写真のオカトラノオは、花穂の根元から先端まで咲き加減がちょうどよく、見事な円弧を描いていて、さながら花のティアラのようでした。