まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

小さなわたし

2024-09-18 | 弓道
午前中、某大学の合宿に指導に行き、午後3時半からいつもの高校へ行き、夕食後8時から自身の稽古に道場へ出かけた。
指導といっても、どちらの学校も5、6人なので、私の体力に見合う人数なのだが、拘束時間は同じである。
疲れても、弓道衣に着替え、帯を締め袴をつけると、しゃっきっとするのだが、帰って来て帯を解くと、風船がしぼむみたいになる。
翌日の仕事では、なるべく疲れを見せないように、ミスをしないように、気を抜かないように。
仕事より、人の対応に疲れる。
年齢の高い元気な方は声が大きい。耳栓をしたいと思うことがある。
そういう時は、たいがい疲れている時だ。
うちの婆様も、耳が遠いので大きい声で、同じレベルで返すには相当の体力が必要だ。
元気な時は、笑顔で返せるが、疲れているときは返事に窮する。
小さいころから、どこにいるか分からないくらい大人しかったのに、今では周りの年寄りに育てられ、大きい声が出せるようになった。
小さいころから、字や絵を大きく描き先生に褒められた。
たぶん願望が表現に現れていたのだろう。
弓は大きく引けないが、身長に対して手の長さが少し長いことが分かった。
しかし、それは胴が長いということらしい。
なかなか理想の姿にはなれないけれど、希望を捨てずにコツコツやろう。



獅子舞

2024-09-15 | 暮らし
お祭り騒ぎという言葉があるので、祭りと言うからには、騒がなくてはならない。
しかし、静かだ。
玄関の掃除と祭りの幕を取り付けるのにひと汗かいた。
脚立を使っても届きにくいのである。
他の家を見ると、突っ張り棒に通している。
次回はそうしよう。



ついでに、埃っぽい玄関に水を撒いてデッキブラシでこすった。
有線放送で「天気予報では午後に雨が降るということなので、祭り行事は神社から公民館に変更します」とのことだ。
午後2時半、強い雨が降り、玄関先はさらにきれいになった。



太鼓の音が遠くで聞こえると、そわそわする。
いよいよ田んぼの向こうに見える。


3時過ぎにようやく近所に太鼓の音がし始め、様子を見に出ると、隣近所の人がみんな外へ出ている。
お互いに挨拶を交わし、よもやま話をしながら待つ。
隣のおにいちゃんが獅子舞の団長で、おかあさんより
「kouくんも出てくれてありがとう」と言われた。
若者不足で高校3年の孫たちにもお呼びがかかったのだ。
太鼓を運ぶ係だった。
うちの婆様は近所の人の前で、大きな声で「太鼓持ちか!!」と、言うのでちょい恥ずかしかった。「太鼓持ち」と言うのは意味が違う。






近所の友達の家には娘さんが祭りのため里帰りしていて、我が家にも夫の妹や姪が来ていてと、界隈はいつになく賑やかだ。
朝5時から町内188軒を、一軒一軒回るのである。
うちの近所で舞うときは、雨も上がり幸い曇り空だった。
途中雨に見舞われたので、太鼓はビニルをかぶせてあるが、ぶかぶか緩んできて打ちにくいと言っていた。
一旦我が家でガムテープの補強をして、出発。4時近くになっていた。
公民館では(本来は神社が最終だが雨のため)8時40分に最後の舞をしたそうだ。




獅子を舞う人や、太鼓の人は大変だったと思う。今日のために何日も前から稽古もしている。
祭りの日が近づくのが、太鼓の稽古で分かるのだ。
稲刈りを終えた田んぼは、草が生えて緑になっている。





マイナンバーカード 更新手続き

2024-09-13 | 暮らし
マイナンバーカードの「電子証明書有効期限通知書」が、届いた。
マイナンバーカードの有効期限は10年と思っていたので、何だろうと思った。
交付を受けた時は「20歳以上・・発行日後10回目の誕生日」とある。
今は20歳は、18歳以上となったわけだが、この頃は自分の都合のいいように記憶する傾向になってきた。
有効期限は、カードの有効期限とは別に電子証明書の有効期間は5年であることが分かったが、電子証明書なので、ネットからでも更新は出来るのだと後で分かった。

市役所で、更新手続きのついでに健康保険証と紐づけしてもらえますか?と、訊いたら1時間かかると言われた??
「病院ですると、その場ですぐできますよ」とのことだった。
スマホのアプリでもできるらしいし、パスワードさえ分かれば簡単に登録できるようだ。

新聞記事には、マイナ保険証の利用率は昨年12月には4.29%だったとのこと。マイナ保険証による診療や薬剤のなどの情報を活用した病院は3割弱にとどまり、患者の利点は見当たらない。
逆に不具合が起きているという。
医療情報の提供ミスは人命に関わる。
マイナポイントと同様、経済的な利得を与えて普及を促す意味は何だったのだろう。

能登半島地震では、大規模停電や通信障害が発生し、災害時には機能しないことが分かった。
安心安全のために政治があるのかと思ったが、政府とは国民に寄り添った政治をせず、金とポイントに寄りそう政治が好きなようだ。
私たちは、ポイントを貯めるために人生を生きているんじゃない!!
と、言いつつカードをかざして「WAON!!」と、言わせて買い物をすることに慣れてきた。


勉強する猫

2024-09-13 | 小さきもの
娘が猫を飼い始めた。
前にうちで飼っていた猫も、娘が連れてきたものだったが、今回の猫もよも猫で、まるでチョムの生まれ変わりのようだ。
猫は可愛いが、寿命の事を考えるとうちではもう飼えない。
たまに、様子を見てきてほしいと娘に頼まれ、休みの日に小一時間本を読みながら一緒にいる。
最近は、ケージも三段になっていて、トイレはちゃんとそこでするし、いい感じで飼える。
たまに行くので、猫の方が警戒しているようだ。
知らん顔していると、じわじわ寄ってくる。
猫と「坊さんが屁をこいた!」と、やっているみたいだ。
振り向くと、ぴたっと足が止まる。知らん顔していると、また近づく。
振り向くと、さっきよりぐっと近づく。
無理強いせず、テーブルに本を置いてじっとしていると、いつの間にか帳面のスピンを引っ張って舐めはじめる。
そのうちペンで遊びだす。


この勉強つまらん・・・



おにいちゃんの勉強おもしろい?





ここんとこ、ちょっと赤ペンしときましょ。




駅前迷路

2024-09-11 | 暮らし
たまに、早朝に加賀温泉駅へ孫を送って行く時がある。
日々変化する温泉駅前。新幹線は開通したが、駅前はずっと未完成で、先日まで左へ回っていたのが、今は正面へ誘導され、グルグル回って、自分がどこへ行こうとしてるのか分からない状態になる。
誘導員がふたり、あちらとこちらに立っていて、ぐるぐる手を振っているので、なんとか迷わずに戻ってこれるという感じだ。


遊園地のゴーカートに乗っているような感じで、ウィーンと回る。





完成予想図が貼ってあった。




どちらにしても、観光客中心の駅前のようだ。
毎日通う人たちも便利になるだろうか。
新しく出来た駅北側が便利になったのだろうか。
そちらはどうなっているのか分からない。
わざわざ線路をまたいで、北側の方には行かないので、結局こちら側を使うしかない。
美しい駅前になることを心待ちにしよう。
今より良くなることを祈って、安全第一で。


老いるショック!

2024-09-10 | 弓道
北信越大会のお手伝いに朝6時半から出かけた2日間。
その翌日から、勤務、勤務、体育祭終日見学、勤務・夏休み部活指導・草刈・・と、夜稽古・・フル回転していて、ある日、眠くて動きたくなくて、朝起きて、そのままベッドの反対側に倒れこんで起きられない。
ついに、先週金曜にこれではいかん!!と、我に返った。
しっかり眠ることに専念し、9月8日の福井の審査に出かけるために、審査前日も仕事を終えて稽古に行こうと思っていたが、やめて早く寝ることにした。
運転して、道場に無事到着することが先決問題になりそうだ。
殿がいつも言っていた言葉が聞こえた。
「審査会場にちゃんと到着できるかが、心配や」
若い時と同様、予定を入れて、フル回転で一日を過ごすのはもう無理なのかもとようやく思った。

さて、審査当日、夏の着物とはいえ汗だくだ。
常時、小物入れに、ひんやりさらさらするスプレー「8×4」を、入れていたはずと取り出して腕に噴射したが、透き通った液が腕にかかるだけだ。久々に使うので、粉が固まったのかとよく振って再度スプレーして気づいた。
前に審査に行く時、髪の毛が乱れないようにと、入れたスプレー「ケープ」だった。腕を固めてどーする。
幸い襷がけするときに袖はまとわりつかなかったが、甲矢が縁すれすれで中たり、緊張で乙矢は引き切れず残念。
ヘアスプレーでは馬手を固められない!!

通販生活で、健康食品の黒酢を頼んだら、小冊子がついてくる。
その中に「みうらじゅんが選ぶ 老いるショック賞」という記事があり、他人の老いる失敗談を読んで笑っていたのに、自分が襲われた!!
いや、これは生来のそそっかしさで、老いるではないと否定する歳でもなくなったことに重ねてショックだった。






高校の体育祭

2024-09-02 | 暮らし
台風10号は熱帯低気圧に変わり、雨の心配もあったが、予定通り9月1日体育祭は行われた。
孫はスプレーで金髪にして応援団長をする。
私の予定は孫の観戦を優先した。
彼の中学時代は、コロナ期で部活も中途半端、修学旅行もなくなった。
その孫の高校生最後の文化祭と体育祭もどうなることかと迷走する台風に気をもんでいた。
降水確率40%午後に雨が降るという不安はあったものの
曇り空の朝を迎え、お陰様で無事終えることが出来てよかった。
応援の衣装やダンスは今どきの若者。きれっきれのダンス。
みんなダンスがうまく、王子様とお姫様がたくさんいる感じがする。
この王子様とお姫様たちに、良い人生が迎えられますよう。





競技内容だけは昔ながらで、玉入れや綱引き。
借り物競争では、男の子が好きな女の子を引っ張ってくるシーンがあり、おまけにみんなの前でマイクで告白してしまって、グランド中どよめきが。
青春だわね~。ドラマだね~。と、父兄は感動。
親御さんはどう思われたか分からないが、わたしたちは何ともほんわかした気持ち。
残念ながら「ごめんなさい」と、言われたようだが、あっぱれな勇気だ。





リレーも力が入るけれど、一番沸いたのは部活対抗リレー。
各部は、バトンの代わりに部を象徴するバトンを用意する。
バスケットボールやバレーボールは部活のユニホームに着替えて登場。バトンは、それぞれのボール。
弓道部はバトン代わりの的を抱えて走る。テニスはラケットで球をつきながら、野球部もユニフォームでもう一人をおんぶしてバットを持って走る。
一番うけたのは、ボート部がボートを持ってやわやわと二人でトラックを歩いていたかと思うと、急に走り出して応援者たちは、おーー!!、父兄たちは笑い転げる。
テニスは黄色いボールを一杯入れたカートを押している。早く走り過ぎて、カーブで倒れボールがまき散らされて、大勢で拾いに出るという騒ぎ。
テニスボールがトラックにどっと広がると同時に、みんながどっと出てきて、回収はあっという間だった。そのスピーディーさは見事だった。
バレー部の孫も出ていて、テニスボールがこぼれた時は、各部の競技者全員で「拾おう!」って素早い決断だったらしい。
最後は、部の仲間たちがみんな寄ってくるというほほえましい光景だ。




空は曇っていて、暑すぎず観戦できたが、生徒たちは競技も応援も熱かったことだろう。
閉会式の後、心配していた雨が降った。
間一髪だった。








チャイルドシート その2

2024-08-31 | 暮らし
毎週のように金沢へ出かける。
今日も、高速を走りながら、またチャイルドシートのことが頭をよぎった。
首筋にシートベルトがかかっているのだ。
以下のようなことが、ネットに書かれていた。

「子どもを対象に啓発しています」
「大人は自身でシートベルトや座席の高さ、シート角度などを調整できます」
「大人の場合、身長が140センチに満たなくても、体格や骨格がしっかりしています。自分で座席やシートベルトの高さを調整することもできます」
「肩ベルトが首にかからないよう、しっかりと胸骨を通し、腰ベルトもお腹にかからないよう腰骨のあたりを通すように調整してもらいたい」

問題は、シートが首にかかること、お腹に食い込むこと。
大事なのは、やはりそういう状況(事故)にならないことだが、衝撃があったときに食い込まないチャイルドシートを考えたい。お腹の部分にクッション性のあるものや、首にかからないように調節できるものとか。

「介護用の現場から生まれた大人のチャイルドシート」というのがあった。
介護の必要な小さな老人のためのシートということで、介護は今のところ必要ない人のためには、「チャイルドのような規格の大人のシート」とか、「大人の安全シート」とか、「かわいらしい人を守るシート」とかってネーミングにしたらいいのに。「お姫様シート」とか。わたしに特化すれば「皇后さまシート」とか。ううむ。だんだん良くなってきた。

実際には「カーシートクッション」とか、「ジュニアシート」とかがあるのでそれを考えてもいいかもしれない。

要するに正しい位置で、安全なつけ方をというわけで、決して150㎝未満はみなさんチャイルドシートが必要という話ではないのだが、危険な身長ではあるということだ。
運転席は身長に合わせて高くしてあるが、確かに首筋にシートベルトがかかる。怖いことかもしれない。

さて、明日は小松まで運転だ。
どちらにしろ、車に乗るということは、常に危険にさらされていると言っても過言ではない。

チャイルドシート

2024-08-27 | 暮らし
先日、痛ましい事故があって、チャイルドシートの推奨基準が見直された。
チャイルドシートをしていなかった7歳と5歳の姉妹が亡くなった事故を受けて、チャイルドシートをする推奨基準が変わると、報道された。

今までは、6歳未満はチャイルドシートをすることを法律で定められている。
6歳を過ぎても、身長140㎝未満はチャイルドシートを推奨している。
小学生になると、身長にかかわらずしない方が多いのだ。

チャイルドシートの推奨基準が「140㎝未満から150㎝未満」と、テレビで言っていた。
わたしは148㎝しかない。
単に身長制限を広げればいいというものではないだろう。 
もう少しシートベルトを工夫する方法を考えた方が現実的だろう。
命を守るためには、まず事故に遭わないようにすることだが、さて、150㎝未満は年齢に関係なくチャイルドシートをしてくださいなどと言われたら、運転している身としては複雑な気持ちだ。





鞭声粛粛

2024-08-21 | 昭和のど真ん中
お盆に我が家で娘家族全員が集合。
宴たけなわになった頃、娘が最近観た映画「ラーゲリより愛をこめて」が泣けたという話から、戦争の話になった。わたしも「ラーゲリ・・」は、観た。
二宮一也の好演。高校生の孫たちは「はだしのゲン」を読んだということから、原爆投下と敗戦、特攻の話に発展し、わたしが、「Tじいちゃんは、志願兵になって鹿屋の航空隊にいたんだよ」「K爺ちゃんの兄さんはロシアで捕虜になって、何とか無事帰ってきた・・」という話をした。夫の父親は中国にいた。
高校生の孫達はへぇ~!!と、驚いていた。孫たちにとってはひい爺さんの話だから遠いけれど、私にとっては戦争は知らないけれど親を通して戦争を考える。

そう言えば、父は湯船に浸かって、よく軍歌を歌っていた。
「父よあなたは強かった♪ 兜もとかす炎熱を~」
「うみゆかば~ みずくかばね~♪ やぁまゆかば~草むすかばね~」
そして、時折「べんせい しゅくしゅく ~~~よる かわを~~わたる(鞭声粛粛~夜河を過る~)」を、唸っていた。
小学生だったわたしは、どれも軍歌の仲間だと思っていたが、べんせいしゅくしゅくは、川中島の戦いの詩吟だったことを大人になってから知った。
湯船に浸かっている時しか歌わないし、軍歌にしては「弁慶しくしく~」とも聞こえたし変だとは思っていたが。
この頃はYouTubeで聴けるので、改めて聴くと涼しいのだ。
「川中島吟詠」琴の音と笛の音が、川が流れているような感じで、吟じる声が涼やかなのがいい。
暑いので、聴いていると涼しくなる曲は「美しき青きドナウ」がいいかと思っていたが、吟じる張りのある声と笛と琴、この三拍子揃ったものがいい。
琴の音は、水が跳ねるような涼しさがある。
この渋さがいいということは、年を取ったせいか。
父が吟じていた年をずっと超えてしまった。
いつの時代も戦いがあって、いつまでたっても戦いは終わらない。
すんでのことで終戦を迎えて無事父が帰って来たからわたしがいる。
娘がいる。孫がいる。