まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

終わりなき探究

2014-10-14 | 弓道

先日、弓道の増渕さんの放送「終わりなき探究」を観た。29歳で全日本選手権で優勝し、天皇杯を手にした後のあくなき探究の様子を撮ったものだ。

わたしも過去に、全日本選手権の開会式で皇后杯を白い手袋で抱え、杯の返還をするという人の横にいたことがある。その方は佐竹万里子先生だった。先生は返還の為に前列にいて、わたしは背が低いということで前にいたのだ。

過去に石川女子が北信越ブロックでで1位から3位まで独占して代表に選ばれ、4番手だったわたしが自動的に石川代表になるという事があった。「長い間やっていると、何かの間違いというものがあるんやね。」と、弟に言われた。まさしく、その通りで、全日本では失をした人より低い点数で下から数えた方が早い点数だった。その後、第一次低迷期に入り、毎年その記録を更新し、今では低迷期から這い上がらず、低迷が普通になったので、低迷期の意味がわからなくなってしまった。

年とともに過去の経験を思い出し(過去の栄光ではない)全日本弓道選手権の天皇、皇后杯のかかった素晴らしい大会に憧れるのみとなった。

今年の増渕先生の大会の様子が映し出されると、おおっ!!先輩が後ろに映っていて、そのことに気を取られた。番組の本筋からそれて、あれやこれやと気が散っているようでは、「終わった探究」である。

相変わらずの、ぬるま湯な弓道人生である。射はその人の人生観を語る。「称号者とは思えない」と、言われふがいないのであるが、幸い角番はないので、つい努力を怠りそうになる。この先、名誉挽回をはからなくてはならない。これは普通では到底払拭できないのではないか。わたしも「終わりなき挑戦」だ。レベルは違うが終わらないことは確かだ。



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