まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

白山禅定道 その1

2017-10-08 | 山歩き

10月5日出発。白山禅定道(旧越前禅定道)を行き、南竜山荘で泊まり、翌日は別山からチブリ尾根を下るというルートに挑戦。初めて白山に登頂させてくれた仲間と同行。

しかし、無理のない行程にしたものの、市ノ瀬から出発し、一日9時間歩くことになる。今までの登山で、一日に長く歩いたのは、白山をその日のうちに頂上へ行って室堂に泊った時と、黒ボコまでの、モッコウバラさんとの日帰りでゆっくり9時間歩いたことで、その実績だけで行けるのだろうか心配だった。天気と仲間に助けられ何とかたどり着けることを祈り出かけた。

今までの山行きで、幸いにも筋肉痛になったことがないということは強みではあるが、体力がある筈もなく、上へ行けば心拍数は上がりっぱなしで、しんどいことは予想できた。

食料や飲み物は仲間に持ってもらい、わたしのザックは少しでも軽くという配慮をしてもらった。

さて、6時50分市ノ瀬で登山計画書を提出。

白山遭難の碑にお参りし出発。

禅定道というからには、修行のような登山道なのではないかとドキドキする。真夏にはにぎわっていた白山も、この時期は車は殆どない。まず目指すは、木立の間から見える「六万山(ろくまんざん)」。次に「指尾山(さしおやま)」を経て、慶松平まで4時間かかり、ようやく観光新道へ入る予定だ。

わくわく吊り橋。

いざ行かん。

林道を経て、一旦道路に出て、控えめな道しるべ「白山禅定道」の登山口を見つける。

途中で見つけた塚?山田さん?ちゃうやろ。何ですか?疑問を残したまま通り過ぎる。

 

いつも思うのは、登り始めって足が動かないのに、歩き始めると何となく調子づいてくる。

8時40分「六万山」に到着。そして、下る。当然だが、次の山へ行くには、一旦下るのである。せっかく登ったのに下るのだが、下りながらも白山に近づいて行くのでひたすら歩く。

どこが登山道なのか分からない。岩をよじ登り、すき間を縫っていく。

巨木が多い。巨木に驚いていたら、次々にあるので、これを撮っていたら巨木アルバムが出来そうなので、写真を撮るのを控えた。

木をくぐり、岩をよじ登り

「指尾山」に9時20分に到着。再び下る。

登山道は枯葉が積もってふかふか絨毯のように気持ち良い。巨木、巨岩と変化に富んでいるので楽しい。変化に富んでいるついでに、マムシの日なたぼっこ。刺激を与えないように通り過ぎる。ギャーと思いながらシャッターを押している。

「剃刀窟」(かみそりいわや)がある。泰澄大師が剃髪した場所とのこと。

またまた岩をよじ登り、身体の小さいわたしはそろそろ疲労とお腹が減ってくる時間。なかなか休憩をとらない仲間に必死で着いて行く。

木道にホッとするのもつかの間。

梯子段をよじ登る。きつい・・

おまけに、明日はあの尾根を下るのだと思うと気が遠くなりそう。いや、まだ始まったばかりだ。

次々に現れる梯子段。さて、どうなるのか。