豚コレラの蔓延で、ついにワクチン接種を国が決めましたが、そもそも2006年まではワクチン接種を行い、2007年にようやく清浄国になったという「歴史」を知らずに、有史以来清浄国だったような印象でワクチン接種はリスクが大きいと騒ぐ人は、豚コレラ蔓延を歓迎しているようにも見えますね。
清浄国になった以降に豚肉の輸出が急増して畜産の屋台骨になっている、というわけではないですし(日本産豚肉が世界を席捲なんて話を聞きますか?)、健康被害があったということもなかったでしょう。農水相が馬鹿丸出しの記者のこの手の質問に、2006年までのワクチン接種と、自分自身が健康ですよね、と回答したのは至極当然であり、政府はこの事実を積極的にアピールすべきでしょう。
豚コレラの問題はやはり初動でした。危機感に全く欠ける愛知県の業者と役人が、疑い例が出ている農場からの県外への出荷を許可したことで、収拾がつかない拡散になったわけです。
責任を問うとか犯人探しをしない、という生ぬるいことを言う人も多いですが、これは豚コレラの流行を感じて早期出荷で収益を確保しようとした業者による故意の行動がまずありきで、それを疑い例の発生しているにも関わらず許可した愛知県がダメを押しました。
職務懈怠そのものであり、愛知県は全国の蔓延に責任を負うべき存在ですが、なぜかスルーですよね。
今回の千葉県の台風15号での被害でも、犯人探しをしている場合ではない、と千葉県知事がほざいていますが、対応に問題がなかったかを検証し、責任の所在に関することは明らかにする、ということまで免除していたらただのモラルハザードです。
たかだか10年ちょっとの清浄国待遇を絶対視してワクチン接種を渋っていた勢力も、対策を妨害したわけで、きちんと責任を問うべき対象です。
こうした行政の問題も大きい事象に対し、旧民主党勢力から、安倍政権ガー、民主党政権時代がきちんとしていた、と歴史修正を図る勢力が湧いているのがなんともです。
まあ宮崎の口蹄疫での民主党政権の「他人事対応」がほじくり返されて炎上しているという毎度のブーメランになっているようですが、こういう責任逃れ、責任隠しのモラルハザードを実際に見ていると、犯人探しは、という一見もっともらしい意見は害悪としか思えません。
日本ではこういう時に「前を向こう」「再発防止が肝心」と事象の責任を曖昧にし続ける癖があります。
事象の分析と責任の究明がなくして再発防止は不可能であり、結局は責任逃れ、責任隠しの結果に終わっています。その典型が第二次大戦敗戦時の「一億総懺悔」であり、軍部や政府の責任を曖昧にしようとした所為ですし、近年目立つ現場の努力を盾に、批判するな、感謝しようという組織としては責任を負うべき存在まで「よくやった」と真逆の対応を強いて当然という流れに至っては、何か為にする動きを強く感じますね。
そういう責任逃れ、責任隠しを専らにして責任に向き合わない代表が旧民主党でしょう。
何回選挙をしても、国政地方問わず票が、議席が伸びない。政権与党が必ずしも正しいわけじゃないのに、「民主党よりはマシ」というコンセンサスが社会に確立しているのです。
しかもそれが積極的な旧民主党系への投票忌避の動きになっているわけで、世界的、歴史的に見てもこの傾向は有権者の投票行動としては異例といえるわけで、それだけ有権者を裏切った、だけでなく、その後も反省の色も見せない態度に、有権者の感情がさらに悪化しているわけです。それが劣化する一方の政権与党の行動があっても野党に支持が集まらない原因です。
今回の豚コレラ問題を利用して歴史修正を謀った旧民主党系の所為は、体質が全く変わっていないことを示しています。
清浄国になった以降に豚肉の輸出が急増して畜産の屋台骨になっている、というわけではないですし(日本産豚肉が世界を席捲なんて話を聞きますか?)、健康被害があったということもなかったでしょう。農水相が馬鹿丸出しの記者のこの手の質問に、2006年までのワクチン接種と、自分自身が健康ですよね、と回答したのは至極当然であり、政府はこの事実を積極的にアピールすべきでしょう。
豚コレラの問題はやはり初動でした。危機感に全く欠ける愛知県の業者と役人が、疑い例が出ている農場からの県外への出荷を許可したことで、収拾がつかない拡散になったわけです。
責任を問うとか犯人探しをしない、という生ぬるいことを言う人も多いですが、これは豚コレラの流行を感じて早期出荷で収益を確保しようとした業者による故意の行動がまずありきで、それを疑い例の発生しているにも関わらず許可した愛知県がダメを押しました。
職務懈怠そのものであり、愛知県は全国の蔓延に責任を負うべき存在ですが、なぜかスルーですよね。
今回の千葉県の台風15号での被害でも、犯人探しをしている場合ではない、と千葉県知事がほざいていますが、対応に問題がなかったかを検証し、責任の所在に関することは明らかにする、ということまで免除していたらただのモラルハザードです。
たかだか10年ちょっとの清浄国待遇を絶対視してワクチン接種を渋っていた勢力も、対策を妨害したわけで、きちんと責任を問うべき対象です。
こうした行政の問題も大きい事象に対し、旧民主党勢力から、安倍政権ガー、民主党政権時代がきちんとしていた、と歴史修正を図る勢力が湧いているのがなんともです。
まあ宮崎の口蹄疫での民主党政権の「他人事対応」がほじくり返されて炎上しているという毎度のブーメランになっているようですが、こういう責任逃れ、責任隠しのモラルハザードを実際に見ていると、犯人探しは、という一見もっともらしい意見は害悪としか思えません。
日本ではこういう時に「前を向こう」「再発防止が肝心」と事象の責任を曖昧にし続ける癖があります。
事象の分析と責任の究明がなくして再発防止は不可能であり、結局は責任逃れ、責任隠しの結果に終わっています。その典型が第二次大戦敗戦時の「一億総懺悔」であり、軍部や政府の責任を曖昧にしようとした所為ですし、近年目立つ現場の努力を盾に、批判するな、感謝しようという組織としては責任を負うべき存在まで「よくやった」と真逆の対応を強いて当然という流れに至っては、何か為にする動きを強く感じますね。
そういう責任逃れ、責任隠しを専らにして責任に向き合わない代表が旧民主党でしょう。
何回選挙をしても、国政地方問わず票が、議席が伸びない。政権与党が必ずしも正しいわけじゃないのに、「民主党よりはマシ」というコンセンサスが社会に確立しているのです。
しかもそれが積極的な旧民主党系への投票忌避の動きになっているわけで、世界的、歴史的に見てもこの傾向は有権者の投票行動としては異例といえるわけで、それだけ有権者を裏切った、だけでなく、その後も反省の色も見せない態度に、有権者の感情がさらに悪化しているわけです。それが劣化する一方の政権与党の行動があっても野党に支持が集まらない原因です。
今回の豚コレラ問題を利用して歴史修正を謀った旧民主党系の所為は、体質が全く変わっていないことを示しています。