先日免許の更新に行った際の講習で、横断歩道における歩行者保護を強調していました。
まあ杓子定規な話ですが、気になったのは、38条の解釈で、
車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。
とある1項本文につき、歩行者がいる場合は徐行義務と教えていることです。
徐行の定義は、2条1項20号で、
車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。
とあり、横断歩道で止まれるスピードとは明らかに違うのですが、実運用がそうだとしたら大変です。
「横断しようとする」も端折っており、横断歩道近辺に歩行者がいたら徐行というのです。
これ、真顔で守ったら交通は破綻します。前々から言ってますが、道交法の制度趣氏A一丁目一番地は、1条に規定されているとおり、
この法律は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする。
でしょう。危険防止は最優先ですが、円滑は無視していいわけではないです。動かなければ究極の安全ですが、じゃあクルマは排除しましょう、というのでは、「かしこいクルマの使い方」と言いながらクルマの排除しか言わないクルマ排除の宗教でしかないモビリティマネジメントの発想と同じです。
一方で停止線での一時停止につき、首を出すな、車体が停止線を踏み越すな、と言ってるそばから、「でもはみ出たからと言ってまず取り締まりはしませんよ」と言ってのけるわけで、実はこのほうが死角から歩行者や自転車が現れて錯綜するケースが多いだけに、とんでもない「講習」です。
免許更新の講習は併合徴収で「悪名高い」安協が担当しているわけですが、安協も何とかとはさみは使いようで、実戦に即した安全教育をするなど存在意義を社会に認められる方向性があるのに、なぜかそうはしないんですよね。県内の死亡交通事故を紹介しながら、R464で4人が死亡、ここには北千葉道路という70㎞規制の道があって、と70㎞規制がさも悪いかのように吹き込むようなインチキ講習はお引き取り頂きたいですね。
そしてこの手の「ありえない規制」は本来ドライバーの圧力集団でもあるJAFが声を上げるべきジャンルですが、全然ですね。かつては道路特定財源の一般財源化という国家によるネコババ行為や、暫定税率や二重課税の問題に声を上げていたのに、ある時から全く声を上げない役立たずの集団に成り下がりました。
まあ杓子定規な話ですが、気になったのは、38条の解釈で、
車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。
とある1項本文につき、歩行者がいる場合は徐行義務と教えていることです。
徐行の定義は、2条1項20号で、
車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。
とあり、横断歩道で止まれるスピードとは明らかに違うのですが、実運用がそうだとしたら大変です。
「横断しようとする」も端折っており、横断歩道近辺に歩行者がいたら徐行というのです。
これ、真顔で守ったら交通は破綻します。前々から言ってますが、道交法の制度趣氏A一丁目一番地は、1条に規定されているとおり、
この法律は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする。
でしょう。危険防止は最優先ですが、円滑は無視していいわけではないです。動かなければ究極の安全ですが、じゃあクルマは排除しましょう、というのでは、「かしこいクルマの使い方」と言いながらクルマの排除しか言わないクルマ排除の宗教でしかないモビリティマネジメントの発想と同じです。
一方で停止線での一時停止につき、首を出すな、車体が停止線を踏み越すな、と言ってるそばから、「でもはみ出たからと言ってまず取り締まりはしませんよ」と言ってのけるわけで、実はこのほうが死角から歩行者や自転車が現れて錯綜するケースが多いだけに、とんでもない「講習」です。
免許更新の講習は併合徴収で「悪名高い」安協が担当しているわけですが、安協も何とかとはさみは使いようで、実戦に即した安全教育をするなど存在意義を社会に認められる方向性があるのに、なぜかそうはしないんですよね。県内の死亡交通事故を紹介しながら、R464で4人が死亡、ここには北千葉道路という70㎞規制の道があって、と70㎞規制がさも悪いかのように吹き込むようなインチキ講習はお引き取り頂きたいですね。
そしてこの手の「ありえない規制」は本来ドライバーの圧力集団でもあるJAFが声を上げるべきジャンルですが、全然ですね。かつては道路特定財源の一般財源化という国家によるネコババ行為や、暫定税率や二重課税の問題に声を上げていたのに、ある時から全く声を上げない役立たずの集団に成り下がりました。